先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

関西電力、今年の夏は供給量3%余裕達成見込み 函館市が大間原発差し止めを求め提訴

それでも今年は3%余裕を達成見込みだからすごいことだ。日本だからこそできる。


ちなみにフランスも世界屈指の原発大国だが2020東京五輪の次の五輪までに2/3に減らす計画。


ドイツは2022に全廃決定。現在9原子炉が運転中、旧東独のロシア型原発は優先解体中か…チェルノブイリ事故の絡みだね。80年代建設の原子炉しか動いてない状況…これをしばらく動かしたら全廃。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
建設したけど廃止とか、高速増殖炉も作ってしまったが遊園地にしたとか…・すげえなドイツ人。もんじゅも遊園地にしてもんじゅ君にダンス踊らせようぜ。「ガンダムで遊んでいていいぞ!」http://www.gundam.info/content/12



つまり、日本がドイツを参考にするとしても、
新しい原子炉限定で、あと10年ぐらいしか動かせないし、
規制委の検査(活断層+安全対策設備追加)をもしパスしても、定期検査(分解検査)スケジュールなどの絡みがあるので全て動かすわけにも行かない。
はたしてそれをアテにするのと、はやめに再生エネルギーや市場自由化に対応して電力経営を筋肉質でスリムで柔軟にするのと、どっちかベターか迷う状況である。


大陸には地震がない。震度2でもビビってしまう。M6の地震で大騒ぎ、中世の教会が壊れる。
洪水干ばつ竜巻ミサイルへの対策しかしてない設計が原発

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140328/wec14032812450007-n1.htm
反論し、負け続けた関西電力「見放されたのか」…規制委炎上で批判・叱責、顔真っ赤にする関電幹部
2014.4.3 07:00 (1/4ページ)[若手記者が行く]
原子力規制委の批判を浴び、夏の再稼働がほぼ絶望的となった関電大飯原発(左上は規制委の田中俊一委員長)

原子力規制委の批判を浴び、夏の再稼働がほぼ絶望的となった関電大飯原発(左上は規制委の田中俊一委員長)

 関西電力が瀬戸際に追い込まれている。大飯、高浜原子力発電所福井県)の安全審査が進まず、八木誠社長が、原発が稼働しない前提で今夏の電力需給対策を取る方針を表明する事態にまで追い込まれたのだ。原子力規制委員会に提出したデータが認められないばかりか、審査会合では批判が集中し、審査合格はほど遠い状況で優先原発にも落選。エネルギーの担当記者として安全審査の取材を通し、審査会合で“負け続ける”関電の苦しい今に密着した。


規制委の見解に反論を続けた。その底流にあったのは、原発に関しては技術も知見も規制委を上回るという過信であり、そうした姿勢が規制委の反感を招き、落選したとみる関係者は多い。


http://fkuoka.blog.fc2.com/blog-entry-1109.html
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014032801002563.html

関電、今夏の計画停電回避へ 供給予備率をプラスと想定

 関西電力は全原発が停止した場合の今夏の電力需給見通しに関し、供給力の余力を示す「予備率」をプラスと想定する方針を固めたことが28日、分かった。深刻な電力不足には至らず、計画停電の準備は見送られる可能性が強まった。

 東日本大震災後の夏で、関電が原発ゼロを前提としてプラスの予備率を見込むのは初めて。家庭や企業の節電が定着していることに加え、火力発電所の効率化や他電力会社からの調達を増やすことを織り込んだ。

 今後も他電力からの電力融通をさらに増やし、安定供給に最低限必要とされる予備率3%の実現を目指す。


http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/202520328-1fc7.html
フランス政府、「2025年までに原発20基が不要に」/ルモンド紙(3月28日)
オランド大統領は公約として原子力の利用を2025年までに75%から50%に削減することを掲げている。

徳川幕府大政奉還しても「どうせ薩長ごときに国政は無理」と思ってたし、明治新政府も最初はそう思っていた。


逆らっても逆らわなくても動かせない。
立地条件はサイトによるとは言え、関電の保有するサイトには好条件は少ない…
各地とも海岸に作って取水したり船で荷物を受領する…反面そこの「高台」に建屋を作ると断崖絶壁や山岳=活断層。あるいは福島第一みたいな軟弱地盤を地質改良して造成…


規制委側は、保安院よりはるかに官僚主導でグリップしていく意気込みがある。引責を嫌う公務員体質もあるだろうし、公正な学者も委員として交じる。


結局、利権抗争や政争…下流のゴロを交えて喧嘩できた時代は
事故が起きる前までだった。
落ちぶれ行く日本経済というのも同じことだ。派閥抗争だの華々しかったのは栄華を誇れた時代まで。いま企業で派閥抗争なんてやらない。


喧嘩腰でやっていく時代はとっくに終わっていた。原発バブルも震災の瞬間にはじけた。


震災年、経産省前のテント村あたりで落ち合った帰宅途中の官僚お父さんは、テント村側の事実関係の説明を聞くうちに「泣いていた」。
仕事とプライベートは別だ…内心は線量とか汚染を(家族や実家の事を)気にしながらも仕事に追われている人々である。
もう深夜零時近くて、そういう終電ギリギリで帰宅(タクシー帰宅が報道で騒がれた後、みな駅まで走る走る)…ノンキャリアは書類作成などに忙殺され、キャリアはそれを監督…仕事に追われていれば原発とか放射能について情報を知る時間がない…泣くのもわかる。


 ◇


まさに震災が潮目を一転させた。バブル完全崩壊。幻想から現実へ…


北海道は札幌のすぐ西に泊原発…都市だけでなく、十勝平野や近海など食料生産地帯は全部汚染される。
福島原発は東が海で、半分の汚染は太平洋だったが、原発によっては陸地を広範囲で汚染する…端的に西日本や北海道のは。
東北・北海道がフクシマレベルで汚染されると、日本の食糧事情は急激な悪化へ突き落とされる…
地元はつまり、どこも必死だ…原発に潰されないために。
http://goo.gl/maps/Ce5KN
最低でも、青森秋田岩手北海道は高汚染。渦状に蔓延。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014040300623
大間原発「建設中止を」=自治体初、函館市が提訴−東京地裁
大間原発建設差し止め提訴のため、東京地裁に入る工藤寿樹函館市長(中央)ら=3日午後、東京・霞が関

 青森県大間町に建設中の大間原発は、東京電力福島第1原発事故前の旧審査指針に基づき設置が許可され違法だとして、北海道函館市が3日、国と事業主の電源開発(東京都)を相手に建設差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こした。自治体による原発差し止め訴訟は全国初。(2014/04/03-17:03)


核燃料を加工した治療用ペレットって大変なんだよ。
医師も放射線技師も、装置がある治療室から逃げるように退避する。(経験者語る)
まさにソ連原発の作業員みたいに、患者は鉛のシートやブロックで厳重に覆われる。
それでも照射範囲が広いので健康な部分まで被曝する…
おそらくペレットの装填・交換作業はもっと厳重で大変だろうね…患者は見る機会がないけど。
電子銃や粒子線は細い線をピンポイントだし、撃つ時だけ放射線が出る…レントゲン装置と同じく。エヴァンゲリオンとかのレールガン的なああいう。

‏@kasumin777 4分

フランスは隣国へ売電している上に、核保有国で、軍事大国で、NATOでも多国籍軍でもあり、核原料を各産業で回せるシステムになっている。日本は原子力以外に使いようがない…医療の放射線治療向けはかつては使用済み燃料を再加工して使っていたが今は電子銃や粒子線にシフトしつつあり…