だいたい、二輪盗難がひとつの地域で急増・常態化するときは
クルマに社名無記名のバイク買い取り業者や、廃品回収車がよく巡回している。
そうでなくても、脱法スレスレで、ないような低い値段で買い取ろうとするのがバイク出張買い取り業者＝企業舎弟つまりヤクザの常套手段だった。表社会ではそのように堂々と悪事を行いつつ、裏では深夜に車両盗も行うという…
http://mainichi.jp/select/news/20120618k0000e040176000c.html
ヤード:盗難車保管に悪用 愛知県警が実態把握と摘発へ
毎日新聞 2012年06月18日 14時15分（最終更新 06月18日 14時27分）
ヤードに立ち入り調査する愛知県警と県や市の職員ら＝愛知県小牧市で２０１２年６月１４日、岡大介撮影
「ヤード」と呼ばれる自動車解体作業場が盗難車の保管場所として悪用されるケースが多発し、愛知県警が実態把握と摘発に力を注いでいる。県や環境省などとの合同立ち入り調査にも乗り出した。同県は自動車盗難が全国最悪。県警は盗難車転売の「中継地点」にならないよう監視を強めている。【岡大介】
◇ランクル専用同県岡崎市大樹寺の工場地帯にある倉庫に５月２９日、捜査員が踏み込んだ。中にはトヨタの四輪駆動車「ランドクルーザー」（ランクル）４台があった。いずれも同県春日井市などで盗まれた車だった。県警は車を倉庫まで運んだとして少年２人を盗品等運搬容疑で、倉庫番をしていた男２人を盗品等保管容疑で現行犯逮捕。今月１３日には、倉庫の借り主の岐阜県可児市、無職、田口操容疑者（４７）を同容疑で逮捕した。
倉庫などからは、ランクルに装備されている電子ロック式の特殊防犯装置「イモビライザー」を無効にする「イモビカッター」が見つかった。ランクルの部品も多数見つかり、愛知県警は、この倉庫が盗難ランクル専用の保管・解体場所になっていたとみている。
ヤード:盗難車保管に悪用 愛知県警が実態把握と摘発へ
毎日新聞 2012年06月18日 14時15分（最終更新 06月18日 14時27分）
ヤードに立ち入り調査する愛知県警と県や市の職員ら＝愛知県小牧市で２０１２年６月１４日、岡大介撮影
ヤードに立ち入り調査する愛知県警と県や市の職員ら＝愛知県小牧市で２０１２年６月１４日、岡大介撮影
拡大写真盗難車を集める「ヤード」はこれまで人里離れた場所に置かれることが多かった。だが今回の事件のように工場地帯の倉庫を使うケースが増え始めているという。捜査関係者は「工場地帯に紛れることで摘発を逃れようとしているのかもしれない」と警戒する。
逮捕された少年らは、愛知県瀬戸市のコインパーキングから自らランクルを運転して岡崎市の倉庫まで運び込んでいた。ナンバープレートには偽造品が取り付けられていた。春日井市から瀬戸市まではどのように運ばれたかは未解明だ。
◇立ち入り７カ所
愛知県や環境省との合同立ち入り調査は、１４、１５日に実施され、警察官ら約４０人が同県小牧市と春日井市のヤード計７カ所を回った。解体や中古車買い取りの行政当局への届け出の有無などを調べ、経営者からの聞き取りも行って、不正な車の売買がないかを入念にチェックした。県内の１１年の自動車盗認知件数は４年連続で全国ワースト。今年も５月時点で１６８６件と全国最悪だ。捜査関係者は「ヤードが盗難車の中継地点となることを防げば、転売に至る『ビジネスモデル』が崩れ、自動車盗減少につながる」と話す。
