先従隗始・温故知新

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だいたいどんな試み(体制、トレンド)も30〜50年で限界・誤りがはっきりする


だから、よほどレアな永続的対象でないかぎり、50年を経過すればブーム終焉、たたむ時期にさしかかっている。端的には、100年続く企業はほとんど無い。穀物ばかりでも肉ばかりでも野菜ばかりでも偏ってしまう…連作障害も然り。ゆえに原子力産業も斜陽(リスク)がはっきりしており、いかに短期でたたむかがテーマである。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120612/233232/
 グリーンエコノミーは社会進化の必然というのが私の考えです。

 20世紀までの社会は「自動化社会」。自動化を進め利便性、効率性を向上させてきました。しかし環境破壊など負の遺産も抱えてしまったことから、その反省として個人と社会、人と技術、自然とバランスを求める「最適化社会」へと移行してきました。

 ところが「3.11」後、その“最適化幻想”も崩壊しました。これからは自らグローバルに情報を集め、計画し、行動する「自律化社会」に入っていきます。フロントランナーはコストがほとんどかからない生態系サービスや自然のメカニズムを活用する方向に向かう。つまり「自然化社会」に進みます。自然化社会とはグリーンエコノミーそのものです。

 地下資源は枯渇しますが、生物資源は適切にマネジメントすれば保全・増産・改変でき持続可能性が高い。日本は“国丸ごと生物多様性”のサンクチュアリですから、グリーンエコノミーのリソースは十分にあります。注目すべきは「虫」。生物界の75%を占めながら、養蜂、養蚕、食用にしか使われていない「未活用資源」だからです。