先従隗始・温故知新

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空飛ぶ折り鶴 Flying paper crane


ベースはニコニコのこれ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18620294


あちらはあるある大辞典みたいなBGMですが
うちはタイトートップランディング序盤の曲で。うまく飛ばないとどんどん減点しますwhttp://goo.gl/E6ASVZ


  ◇


これに、さらに航空力学の設計最適化を加味。
・翼面積、縦横比率の微調整
主翼角の最適化
・頭部と尻尾で前後重心と空力抵抗の最適化


大事なのは風洞的空力抵抗を減らすこと。前面投影面積
背部の風船みたいなとこはいったん膨らませて、全部凹ませて潰してしまう。これがなかなかの補助翼になる。
しっぽは少し前方へ立てたほうが重心が前に移動する。頭部は機首なので低く流線的にして抵抗を減らす。ミサイルや戦闘機のドリル部分である。


好みでウイングレット角をつける。主翼は逆V字が揚力が安定して飛びやすい。


はっきりいって一番おなじみの、あの折り方の紙飛行機ぐらいには普通に飛ぶ。
見ての通り、戦闘機型であって、いつまでも滞空する飛び方ではなく、ささっと直線的に高速移動する飛び方。


ツルさん攻撃的だった!


こういう形状が複雑な奴はけっこう繊細。折り紙飛行機全般に言えること。
下手な左右上下フラクタルの不整合がフラップ左右の違いみたいな作用になってしまう。
くちばしの角度や向きだけでも操舵作用になります。航空力学的に各所を工夫し続けないといけません。
発案者さんの作例はピシッっと綺麗に折ってあるので強度も保たれ左右不整合も少ないんだと思われる。




微妙な折り目で整流効果が激変し、飛び方や滞空時間、速度がだいぶ変わる。
おなじ主翼でも、きっちり折って薄くするのと、わざとアバウトに折って厚く硬くするのでも変わる。
先端部(頭部)をコンコルドのように折るのは効果が高い。
そのままでは失速するデルタ翼を、左右フラップを上げてランディングのように下ろす飛ばし方もできる。
紙飛行機は動力がなくグライダー・カイトであるので主翼は面積大で逆V字に下げ気味、ウイングレットは下側、前後重心は前面傾倒になる。


空母