先従隗始・温故知新

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御嶽山の噴煙の拡散は、原発事故のシミュレートに活かせる

粒子サイズ的には、ほぼ水溶液の霧状である原子炉内部からの「蒸気にまじる放射性物質=多くが金属」のほうが
小さく、軽いけれど。
噴煙は、フィルターとか容器がないので大きなクラスタもどんどん飛び出してくる。


当然、風評被害かどうかという「実態」についても参考にできる。
というか原発事故は、災害実態としては他の自然災害とそう差異があるものではない。

http://www.asahi.com/articles/ASG9X5KMPG9XUHMC003.html
気象庁が噴火当日の27日、各地に聞き取り調査をしたところ、御嶽山から100キロ以上東に離れた甲府市内で降灰が確認された。噴火直後に噴煙は火口から7千メートルまで達したとみられ、上空の風にのって広範囲に降った。

特集:御嶽山噴火

 気象庁によると、山梨、長野、岐阜の各県で降灰が確認された。ふもとの長野県木曽町の開田高原で3〜5センチという報告があったが、「うっすら」「微量」というところがほとんど。長野地方気象台によると、28日午後、噴煙の高さは300メートル程度になり、風も弱く降灰は山頂周辺などに限られてきているという。


 農産物も影響を受けた。長野県農政部によると、木曽町や木祖村のハクサイ畑計18ヘクタールで降灰があった。外の葉の根元に灰が付着したケースが多く、いつもより外の葉を2、3枚多く取り除き、根元や葉先を洗って出荷したという。

 信州・長野県観光協会が県内の観光地に聞いたところ、「降灰の影響なし」がほとんどだった。ただ、御嶽山と関連する観光地でキャンセルが出てきているという。登山口に近い岐阜県下呂市の濁河(にごりご)温泉旅館街。6軒ある旅館のうち、「湯の谷荘」ではキャンセルが4件あった。経営者の江間良平さん(70)は「宿泊には影響ないんだが……。入山規制だから仕方がない」と話した。