先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

関東大地震で、渋谷駅はドミノ倒しで数千人死傷か


設計不備が目立つ昨今…「想定外」の大盤振る舞い。
つまり、想像力の乏しいエリートエンジニアたちと、それをそのまま許認可する役所…

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20131018/254748/
現場を凍りつかせた“防災の鬼”の容赦ない質問

 一番、難しい問題が見過ごされている、と話す“防災の鬼”渡辺氏。

 「それは、いったん外に出した人を、再び中に“入れる”ということですよ。地震発生後の“外”、つまり地上の空間は、もともと駅にいた人だけでなく、渋谷を訪れていた何十万という人で溢れている。

 もし、地上から人々を中に入れたら、完全に無秩序な状態になってしまう可能性もありますね。一時の避難先とはいえ、この空間には1000人くらいしか入らないわけでしょう?

 一方で、この新しい駅の建物は、全部が全部、地震の揺れでダメになるとは思えない。そうすると、なだれ込んできた人々のなかには、駅員さんたちの意図していないところまで、勝手に入っていく人も出てくるでしょう。いつのまにか線路に入り込んで移動しようとする人もいるかもしれない。鉄道事業者としては最悪の事態ですよね。

 東急電鉄だけでなく、この地下空間には東京メトロも入っている。駅全体で見れば地上にはJR東日本京王電鉄もある。そういう複雑に責任者が入り組んだ場所で、いったん閉めたシャッターを再び開ける、という判断は、とてつもなく難しい。高次の判断になりますよ。

 そのことで混乱が起きれば、被害を受けるのは一社だけにとどまりませんからね。じゃあ、その責任は誰がとるのか」

 一瞬、答えにつまる東急電鉄の面々。

 最終的には、みなさんを駅の出口までお送りし、いったん外に出ていただいてシャッターを閉めます。これは、地震発生直後も同じです」

 「外、ですか」と渡辺氏は念を押す。

 「ええ、そうです」と山口首席助役は断言する。

 しかし、と渡辺氏は突っ込んだ。

 「3・11のとき、JR東日本新宿駅でそれをやって、シャッターを閉めましたね。あれには、当時の石原慎太郎都知事が噛みついて猛烈に批判した。 <<