先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ペルー地震は311震災の予兆だった

まぁおよそ5年周期の話だから、どこまで参考になるかは不明ながら…
(2007ペルー 2013日本)


日本国内も、桜島阿蘇山が噴火しやすくなっている。インド・パキスタンで震災があったばかり。
こういう『連鎖パターン』では、一応の警戒が必要だろう。無視はよくない。


TPPじゃないが、環太平洋で連鎖的にプレートが活発化すると各地で震災が起きやすくなる。
スマトラやNZや四川、そして日本がそうだった。あのころはあちこちで地震が相次いだ。

NHK
ペルー沿岸で大地震 津波の影響なし
9月26日 2時43分


ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと日本時間の26日午前1時43分ごろ、南米のペルー沿岸を震源とするマグニチュード7.2の大きな地震がありました。
気象庁によりますと、この地震による日本への津波の影響はありません。
震源の周辺では津波が発生している可能性があるということです。



パキスタン地震 死者300人超に
9月26日 5時57分


9月24日、パキスタン南部で発生したマグニチュード7.7の地震で死者の数はこれまでに300人を超え、救助活動が続けられていますが、現地では医療チームが武装勢力に襲われたという情報もあり、救助活動への影響が懸念されています。

この地震は9月24日、パキスタン南部を震源として起きたもので地震の規模を示すマグニチュードは7.7、震源の深さはおよそ20キロと推定され、広い範囲で揺れを観測しました。
地元バロチスタン州の当局者によりますと、これまでに328人が死亡し、けが人は500人余りとなっています。
パキスタン政府は被災地への軍の派遣部隊を300人から1000人に増やすとともに医療チームなどと連携して被災者の救助や食料や医療品などの救援物資の輸送に当たっています。
こうしたなか、治安当局者によりますと支援に向かった医療チームが地元の武装勢力からロケット弾などの攻撃を受けたとの情報があるということです。
バロチスタン州には州の分離独立を求める武装勢力の拠点があり、今後の救助活動への影響が懸念されています。
一方、パキスタンの防災当局は25日の会見で救助活動の状況について「救援物資は足りており、十分対応できる」と述べ、現状では外国からの支援は必要ないという認識を示しました。


かなりアウト…
もともとそんな頑丈な製品ではないとはいえ…本気でやるならコンクリ防壁するしかない。

http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130926dde001040067000c.html
福島第1原発:シルトフェンス破損

毎日新聞 2013年09月26日 東京夕刊


 東京電力は26日、福島第1原発の港湾内の放射性物質が海へ拡散しないように設置している「シルトフェンス」が破損しているのを、作業員が発見したと発表した。破損状況や原因などは調査中で、海のモニタリングの数値にも異常は出ていないという。

 東電によると、破損したのは5、6号機の取水口付近。シルトフェンスは港湾内に設置した水中カーテンで、厚さ0・5〜0・8ミリのポリエステルなどの合成繊維製。東電は「5、6号機周辺の放射性物質濃度は低く、放射性物質が拡散する可能性は低い」としている。

 安倍晋三首相は同原発の汚染水の影響について、「港湾内の0・3平方キロで完全にブロックされている」と発言したが、シルトフェンスは0・3平方キロの内側にあり、「ブロック」の根拠の一つとされている。【渡辺諒】

現実は上に引用の通り、シルトフェンスが老朽化で破れている。他のフェンスも海中のは見えないので破れたり穴が拡がってきているだろう。
コントロールされてるとかされてないとか…もはやただの『言葉遊び』
勝手に自分の創作した概念を公言するだけ。それは『政治利権利害思惑』の体現=主観、創作に過ぎないので無視しなくてはいけない。
「おれはあいつはかわいいとおもう「いやおれはぶすだと思う」


東電のはけ口として民主党が開催した会合で山下フェローがカミングアウトしたのに
官房長官は「民主党は圧力的で尋問のようだった」などと詭弁をふるった…
実際は衆参大勝ちしすぎた自民はもはや圧力権力の「気配」が肥大化しすぎており、マスコミにも東電にも圧力をばんばんかけている状態…「コントロールしていると総理閣下がおっしゃってるだろ!」とたたまれたら誰もが物怖じして震え上がって逆らえない。まして圧力が大好きな保守タカ派政権である…


小泉さんは引退後とはいえずいぶん素直で謙虚じゃないか…

http://gendai.net/articles/view/syakai/144799
小泉元首相がまた安倍批判「汚染水は漏れている!」


2013年9月27日 掲載


200人相手に講演/(C)日刊ゲンダイ
 安倍首相は頭を抱えているに違いない。小泉純一郎(71)が、またしても「脱原発」をブチ上げたからだ。しかも、汚染水について「完全にコントロールされている」と豪語した安倍首相の発言を、真っ向から否定してみせた。

 8月下旬、毎日新聞の政治コラムで「脱原発」を訴える小泉元首相の肉声が伝えられ、自民党内が大騒ぎになったばかり。今度は200人の聴衆を相手に「脱原発」の持論をとうとうと語った。

 小泉の発言が飛び出したのは9月24日。雑誌「PRESIDENT」の創刊50周年記念フォーラムのゲストスピーカーとして1時間講演した。

 なぜ、自分が「脱原発」を訴えるようになったのか理由も明かした。
〈大震災の後、NHKで放送された「10万年後の安全」というドキュメンタリー番組を見たんです。衝撃的だった。自分なりに勉強して、原発はゼロにすべきだという結論にいたった〉

 極め付きは「汚染水」についてだ。
〈いまだに漏れている。どこから漏れているのか、どっちに行くのか、大丈夫なのかさえ分からない。現在も3000人の作業員が汚染水処理のために働いている。ヘルメットして、マスクして、防護服を着て〉

 名指しはしていないが、「コントロールできている」と発言した安倍首相を批判したのは明らかだ。毎日のコラムでも〈総理が決断すりゃできる〉と、安倍首相に「脱原発」を迫っていた。

 最近の小泉元首相は、人に会うたびに「脱原発」を唱えているらしい。

 9月16日、主賓として呼ばれた披露宴の時も、最後まで5時間も式場に残り、挨拶にきた議員ひとりひとりに「原発をやめるべきだ」と説いていたという。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「小泉さんは、自分の発言が安倍首相に伝わると分かって発言しているはず。真意は『早く原発廃止に踏み切った方がいい』というアドバイスであり、同時に『最後通告』でしょう」

 財界に取り込まれた安倍首相は、原発推進に完全に舵を切っている。この先「小泉VS.安倍」がどうなるか見モノだ。

事故原発視察、5,6号機の廃炉要請…こすいた「アリバイ作り、パフォーマンス」の後で急に
安易な再稼働シナリオを動かしてきている…危険だ。


何が黒字化だよ…あれだけ世間に大迷惑をかけ損害を負わせておいて。道義的にはとっくに倒産してるべきだが、それもまた世間に迷惑をかけるから命拾いを黙認されてるだけだろうが。再稼働定職を食べたいだなんて図々しい。
古い電力はそりゃ原発でも動かさないと黒字なんて無理だろうよ。だからこそ新電力がそれ以外のパワーソースを主軸としてどんどん黒字を増やして大きくなれるんだろ。

http://www.asahi.com/business/update/0928/TKY201309270555.html
東電に800億円融資継続へ 銀行団、柏崎刈羽の申請で


 東京電力に融資するメガバンク3行などの銀行団は27日、10月末に返済期限を迎える約800億円の融資の借り換えに応じる方針を固めた。この日、東電が柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎市刈羽村)の再稼働に向け、新規制基準への適合審査を申請したことで、収支の改善に向けて一歩前進したと判断した。
東電は事故後、2年連続で経常赤字となっており、融資を続けてもらうには黒字化の道筋を示す必要があった。

一部の原発作業員も憤慨している。

http://twitter.com/sunnysunnynismo
sunnysunnynismo Sep 28, 10:28pm via Twitter for Android

なにか国が前面に出るだよ。なんも変わらんじゃないか。何も変わらんじゃないか。


[sunnysunnynismo] sunnysunnynismo Sep 28, 10:24pm via Twitter for Android

ぶっちゃけ、全部、出来レース


[sunnysunnynismo] sunnysunnynismo Sep 28, 10:23pm via Twitter for Android

経団連か。。。 @yujinfuse: アレレ…東電だけじゃなく、政府まで安全よりも経営になっちゃってる(゚o゚;;

柏崎刈羽原発、来春再稼働容認へ 東電の経営危機が復興の妨げに(産経新聞


Happy11311 Sep 25, 8:26pm via Twitter for Android

今日の面談内容見ると、具体的な質問をぶつける知事に対し、抽象的な答えを出す社長…
これじゃあ、話は前に進みそうにもないでし(-_-;)
泉田知事は相当勉強してるでし。

泉田新潟県知事と東電廣瀬社長との面談http://togetter.com/li/568738

泉田「一千億円かかるから先送りと言ったが、なぜ遮蔽壁をやらないと?」廣瀬「やらないというのではなく、会計厳しかったので発表を先送りしただけ」


泉田「六千七百億使徒未定金あるのに、なぜ国からカネをもらうか?」「金額についてアルプスなどは計算に入ってていない」泉田「ならば未定金の内訳出すべき」


フィルターベントで排出される放射線量、新潟県での試算は250ミリシーベルト。これは健康に影響のある値です。と泉田知事


泉田「まだ試算してないのか?」廣瀬「もちろんした。大きな数字」泉田「我々試算した。260ミリシーベルト。千分の一でも健康に支障がある値」廣瀬「それは敷地境界」


泉田知事、勉強量が全く違う。廣瀬社長は口のうまさでかわしているが、テクニカルなことは全く解っていない。泉田知事の試算・260mSVという数字は全く知らないだろう。 s_seaside 2013-09-25


泉田県知事「柏崎刈羽の事故のときの状況を見ておられますか」社長「噂で…」県知事「道路が寸断するんです。敷地境界でじっとしているのは例外的と言われるがそうではない。被曝する」


泉田「柏崎刈羽火災事故時の街の様子知ってるか?2007年、緊急自動車が到着しない。車の中でじっとしていたら被曝しちゃう。でもベント必要になったらどうする気だ?」


 2007年、新潟の地震 緊急車両が通れないためクルマは止まらないといけない クルマに入っていただけでは防護できない 泉田氏


柏崎刈羽原発は…2007年の地震のときは…物資が到着しなかった…と…渋滞について指摘…泉田知事


泉田知事「そういう状態で、ベントしなければならないとなったらどうするんですか」東電社長「そのケースは屋内退避が有効で…少しでも早く避難を呼びかけて…自治体とも協力して…」


冷却材喪失事故が起きたとき2時間でメルトダウンするが、2時間でどうやって避難するのでしょうか。と泉田知事


さきほどから泉田知事に何かと指摘されると「当然そういったシュミレーションも考えなければならない」と答え続ける廣瀬社長。用意していないシュミレーションが多すぎるよ。_kuco_ 2013-09-25


福一の原因さえわからないのにどうして安全が語れるのか?規制庁の新基準は規制基準であって安全基準ではない…泉田知事


泉田「事故検証、福島の事故なぜ起きどう推移した?4つ聞きたい。1、メルトダウンまでの進展予測が生かされなかったのは何故?どう対処する?」


 やろうとしたら地震津波 人力でホースはこんだらジャックがあわず.. 訓練でやったことのないことで..  広瀬氏


廣瀬「余震、津波のなかやったことのないことをやる中、生かせなかった。なかなかできなかった。柏崎は防潮堤含めどうやって生かしていくか、それなりの対策打っている」
泉田「どんな対策を?」廣瀬「消防車運転したこともなかった。そういうことも含め」…泉田「ベントしないと圧下がらない。避難確認せずベントの判断するのか?」


泉田知事「結局ベントしないと圧力は下がらないわけですが、避難確保できない段階でベントをするんでしょうか?」さきほど泉田知事は400人の避難訓練でも渋滞した、と説明。


Q  非常事態宣言がでないとベントできないのか 宣言なくてもベントができるのか どっちなのか A うんぬん 広瀬氏


泉田知事「1号機のときは、政府からの判断を待って、圧力があがってしまった。ベント判断をどうするのか。今回の規制基準でそのへんを定めたものはあるのか」


廣瀬社長、ひたすらポジショントーク。立場に対する同情は得られても、一人の人間としての信頼を失うだけだ。人は会社の論理だけで生きていける訳じゃない。mahachishougo



「2時間で逃がせなくてベントするのか、対策はあるのか」「読んでおりませんからわかりませんが…」
(泉田県知事の規制基準に、ベント判断についての質問についての、記述があるのかに対して)東電社長「そこまで(規制基準を)読みこんでなくて」


「余計な人が余計なところで口を挟まないように」ってすごい発言を廣瀬 kiyokostar
余計な人が…余計なことで口を挟まないように…現場を重視したい…廣瀬社長


泉田知事「2時間で避難しなければならない事態が起きる可能性もあるわけで、住民避難が完了していない段階でベント判断はどうするのか?」廣瀬社長「もちろん住民の避難の状況も見ながら、屋内退避も含めてですね検討しまして...」屋内退避!? _kuco_


 爆発したからキリンで注水できたが、そうでない場合は、誰が命をかけて注水しにいくのか 泉田氏


東電社長「我々も対策する」泉田知事「4号機は線量が高くで爆発前は入れなかった。そういった事態のときは命の危険があっても、行けというのか。250㍉SVを超えたらどうするのか」


 それについては法律的にどうしていくか決まっていない 自衛隊の特別支援などもあり国と相談していく 東電広瀬


広瀬社長、姿勢が変・・・sosorasora3
手振りが激しくなってきた。暴れだすか? 244mewmew
情けないね。。。しどろもどろもええとこだね、廣瀬社長サン。Froggy_mz


泉田知事「3号機は注水失敗している。対策は?」東電社長「柏崎についてはしっかり対策をとった」泉田知事「急ぎますか?」東電社長「急ぎ、チェックしてもらいたい…」以上要確認。


会談終わり。泉田知事、東電の安全対策納得いきましたか?の記者からの問いに、「これから」と。


第二フィルターベントも含めて、知事の事前了承をという話か?→ 社長「いや、第二フィルターベントは、まだ設計もしてない」


http://gendai.net/articles/view/syakai/144828
新潟・泉田知事は“変節”したのか 裏にネガキャンと歪曲報道
2013年9月29日 掲載


あくまで“条件付き”/(C)日刊ゲンダイ
 新潟県の泉田知事の「承認」を受け、27日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に向けた安全審査を申請した。「再稼働へ前進」と伝える新聞やテレビを見ていると、「もう決まり」みたいだ。泉田知事は“変節”してしまったのか。

「そんなことはありません。『承認』したのは県議会対策の面が強い。『新潟県はシロウト。まずは専門家に安全性を見てもらうべき』という議会の言い分には反論しづらいのです。知事は再稼働にしっかり“条件”を付けています。しかし、マスコミは記者会見でも『(申請を)認めるんですね』という部分ばかり強調していて、再稼働ありきで外堀を埋めようというムードなのです」(知事周辺)

 泉田知事V.S.メディアは今に始まった話ではない。今年7月、東電の再稼働申請を知事が拒絶した後、メディアの泉田包囲網が狭まっていったという。経産省や官邸が知事のネガティブキャンペーンを展開したからだ。

「泉田知事は元経産官僚です。資源エネ庁などが記者クラブの記者に対し、『知事は官僚時代から変人だった』『官僚で出世できずに辞めたので、その腹イセで再稼働をジャマしている』というリークを相当やっていました。原子力規制委員会の田中委員長も、記者会見で泉田知事の態度を『個性的』と揶揄(やゆ)した。新潟県の世論の6〜7割は再稼働に反対だったのに、東電を拒絶する知事の方がおかしいと孤立させたのです」(マスコミ関係者)

 今回の「承認」にあたって、東電が安全対策で“歩み寄った”と報道されているが、それも怪しい。原発のフィルター付きベント(排気装置)をもう1基、地下に増設する方針を突然打ち出したが、東電は「詳細設計はこれから」(広報担当)と白状しているのだ。

原発規制委の基準では、ベントは1基だけでOKです。2基目をつくるには、お金も時間もかかる。今回申請した安全審査で安全だと認められれば、東電は2基目をやらない恐れがあります」(元経産官僚の古賀茂明氏)

 東電が再稼働申請を急いだのは、金融機関からの融資の借り換え期限が迫っているからだ。安倍の「コントロール」発言じゃないが、東電の“歩み寄り”も口からデマカセなのか。これに乗っかるメディアも同罪だ。


泉田廣瀬会見の詳細http://shionooto.blog.fc2.com/blog-entry-70.html


泉田知事:最悪の場合。
廣瀬社長:では、全部出ると
泉田知事:全部。
廣瀬社長:全部出るという場合には、当然その、100%のものが出ますが、今我々のこの仕様はですね、とにかく100テラベクレルに抑えると。いうことで、あの、この、フィルターベント作ると。いうことでやっておりますので、もちろん、それの仕様に適ったものが実際できるかどうかということがまさにこれからの審査の対象だと…
泉田知事:あの、100テラベクレルって、出す方の感覚なんですけど、住民の皆さん心配しているのは、どれだけ被ばくするか。受ける側を心配してまして、実際100テラベクレル、これあの、新生(?)ですよね。積立てたらもうちょっと出ますよね。
廣瀬社長:あのー
泉田知事:千回出たら千分の一になって、もっと出るんですけども、それが甲状腺等価量。等価線量というとどれくらいになると見込まれていますか。
廣瀬社長:これはですね、あの、もちろん風向きや、それから、あーどの段階でどこにいらっしゃるのかということも総合的にあの対策を採らなければいけないと思っておりますので、知事がよくご指摘されているように、逃げら、たとえば霧が深い日にたまたま運悪く風のない日に、というようなこと、最悪の状況を考えた場合には、おそらく逃げるよりも、堅牢な建物にしっかり入られた方が、ま、ま、数時間風がないといっても、そんなに長くそこでずっとこう止まっているということはないですので、どんどん拡散していくわけですから、そこのことはしっかりシミュレーションをして、で私どもとしてもですね、もちろん新たにそうしたその、完全なその、被ばくを防げるような建物を新たに建設するということもあるかもしれませんが、全部が全部というわけでなければですね、今ある建物の中でコンクリート製のですね、それぞれの建物がこの中にいた場合どれくらい被曝するのかというようなことを我々の方でたとえば測ってですね、で、ここであればこういう状況であれば、ここにいればこのぐらいのことで防げると。まあ、そういったようなことも当然これから、あのー私どもの、何て言うんでしょうか、知見も使わせていただいて、えー、これからぜひ実際に皆さんといろいろなことを検討していかなければいけないと。
泉田知事:まだ、試算はされてないですか。
廣瀬社長:いや、もちろん試算はございますけども、
泉田知事:ええ。
廣瀬社長:そのー
泉田知事:どれぐらいですか。
廣瀬社長:いや、あのー、それはかなり大きな数字になってしまいますんで。それはあの全部全部ということであればですね、それは100%出ますので、フィルターベントぐぁー千分の1にしてもですね、大きな数字になりますが、そこがどういうふうに拡散するのかと。いうことのシミュレーション、それはいろいろなパターンがあると。思いますので、まあそこはそれでいろんなケースを考えて、いろいろな対策を打っていかなきゃいけないと思います。
泉田知事:我々、試算してみました。260mSvです。えー、これ健康に影響のある値です。つまり千分の一っていうのがどういう意味があるのかと。いうことになるとですね、少なくとも健康に影響のある値で。という可能性があるということだと思っています。


泉田知事:柏崎刈羽原発が2007年に火災事故を起こしたときの
廣瀬社長:はい。はい。
泉田知事:街の状況はご覧になってますか。

廣瀬社長:あのー。
泉田知事:柏崎刈羽の。街の状況。
廣瀬社長:3号機のあの、ヘアー付き(?)の。
泉田知事:そうそうそう。
廣瀬社長:もちろんその、噂っていうか話でしか私、あの、聞いておりませんけども、確かに街でも大変な混乱があって、で、消防自動車ももちろんなかなか駆けつけられなくて、もちろんあの、発電所よりも優先すべき駆けつけなければいけないところもたくさんあって、いうことは聞いております。
泉田知事:あの、道路がですね、段差ができて、通行できないところが複数出るんです。で、一斉に非難しようとしてですね、車が渋滞で動かなくなるんですね。あの、道路がちゃんとして、400人が避難する訓練でも渋滞するんですが、そこでですね、道路が寸断をして動かなくなるんで、緊急自動車も進めないんです、という状況になるんです。だから、敷地境界でじっとしていて動かない場合例外的だっていうふうに思われるかもしれませんけど、全然そんなことなくて、あの実際に柏崎刈羽のですね、原発が火を噴いた2007年の地震のときは、物資を運ぶ車が到着しないんですよ。緊急自動車が到着できないっていう状況になるわけで、
廣瀬社長:はい。
泉田知事:じっとしてないといけない。
廣瀬社長:はい。
泉田知事:車の中で。
廣瀬社長:はい。


泉田知事:車の中ってご存じの通り、ほとんど放射性ブルーム避けるものがないんですよね。実際それでじっとしてたらやっぱり被ばくしちゃうねと。いう状況になったときに、次にオペレーションの質問なんですが、そういう事態で混乱しているのに、ベントしなければいけないっていうことになったときは、どういう判断されるんですか。
廣瀬社長:もちろんその、今そこに至る前に、どういう段階で避難の呼びかけをするかというのがかなり決定的に大事だということは私どもも認識しております。もちろん今のような状態になってから、さあ逃げてくださいと。いうふういうふうに申し上げても、まさに知事が仰るようにですね、えー相当な混乱をするし、物理的になかなか、あー避難できないことがあります。そのケース、もちろんそのケース当然考えておかなければならないと思いますので、そのケースは屋内退避のほうがむしろ安心で、で屋内退避の施設をどのくらいの、まあ割合で、あの、持っていくかというようなことも当然シミュレーションしなければいけないと思っていますけれども、ですけども、まずはその少しでも早く、避難を呼びかけるといいますか、避難をアナウンスするということについては、今我々も本当にあの真剣に考えておりまして、今までのようにそのいわゆる15条通報のようなもので本当に間に合うんだろうかと。もちろんあの状況にもよると思いますけども、それ、そうしたことをしっかり考えてですね、でこれもまた私どもだけで決めても、いけないわけで、えー自治体の皆さん、県ももちろんのこと、皆さんとそうしたことで訓練もしなくてはいけないと思いますが、まあそうしたようなことでやっていかなくてはいけないと思ってます。


泉田知事:あの、冷却材喪失事故が起きたときに、最短どれぐらいでメルトダウンされるかってご存知ですよね。
廣瀬社長:はい。
泉田知事:どれぐらいですか。
廣瀬社長:2時間。
泉田知事:2時間ぐらいね。
廣瀬社長:はい。
泉田知事:メルトダウンに至っちゃうわけで、
廣瀬社長:はい。
泉田知事:で、地震がたとえば起きて複合災害があったときに、2時間でどうやって避難するんでしょうか。
廣瀬社長:ま、まずはそのー我々今回、柏崎においては、あのご存じと思いますけど、巨大な池というかプールを作って、
泉田知事:ええ。


泉田知事:あの、3月11日当日、5時(?)の段階で、吉田所長は消防注水の検討指示出されているんです。
廣瀬社長:はい。
泉田知事:進展予測もですね、出されて、メルトダウンていうことを認識されている。
廣瀬社長:はい。
泉田知事:にもかかわらず、これ着手するのが一晩
廣瀬社長:そうですね、
泉田知事:経ってからなんです。
廣瀬社長:非常に時間かかってます。
泉田知事:今の説明だけでは理解できないところがあって、というのはですね、先程の質問と一緒なんですが、結局ベントしないと圧力下がらないわけですから、避難確認ができない状態でベントの判断するんでしょうかっていうところです。
廣瀬社長:ええ、
泉田知事:それはどういうふうに整理されるんでしょうか。
廣瀬社長:ですから、先程も申しましたように、まあベントの判断の前に、どのくらい前にそうしたあの、皆さんへの通報ができるかと。いうことだと思ってます、まそれは、あー状況にもよりますし、えー何でもかんでもあの、通報すればいいというものでももちろんないと思っておりますので、それはしっかり状況、おー、シミュレーションしてですね、で、それぞれのどの段階、できればなるべく早くですね、あのーお知らせすると。いう形に、今柏崎の訓練でもですね、ま、そうしたことをいくつか、ま、やるようにしておりますけども、ま、そうしたことを積み重ねていくと。いうことだと思っております。
泉田知事:3時35分か37分かどっちかでステーションブラックアウトですけど、で、その後ですね、実際ベントができるようになるためには、やはり非常事態宣言が出ないとできないんですか。なくてもできるんですか。
廣瀬社長:ま、そのじょう、状況にも、まあ、まさにステーションブラックアウトと、まったくない状況でどういうことができるかというのも、まさに訓練でいろいろやらしていただいてますけども、あのーとにかく繰り返しになりますけど、どうやって早く、そのー把握をして、で、皆さんにお知らせするかということ、そこにひとえに尽きているというですけども。
泉田知事:もう一回申し上げますけど、2時間で逃げないといけないケースが有り得るんですよね。だから、それで決断をして住民避難が終わっていない場合に、ベントを求められた場合は、どういう判断になるんでしょうか。
廣瀬社長:…あの、判断ていうのは、私どもの判断ですか?それとも
泉田知事:そうです。つまり機械を、より多くの破壊を避けるために、もうしょうがないって形で廃止するっていう決断を取られるか、住民避難が終わっていなければベントは避けるっていう判断になるのか。
廣瀬社長:もちろんあのー、当然その、住民が十分に住民の皆さんが皆さん十分に避難できるっていうその時間的猶予ですね。限りなくたくさんとって、でたくさんの方が避難されたということ、ま、屋内隊ももちろん含めてですけども、確認をして、その上でのベントの判断というのが理想的であると思っておりますが。
泉田知事:あの、1号機のときはそうやって、政府からの了解を待ったお陰で、原子炉の圧力が上がり過ぎて、それでベント弁が開かなくなったっていうのがあるわけですよね。待っちゃったらベント失敗するんじゃないんですか。
廣瀬社長:えー、ですから、もちろん今回の逃し弁等々ですね、そうしたことの対策はもちろん、改めて採っておりますが、ただ、あのー根本的なところはまさに知事の仰る通りで、いつ、早く、どういう段階でどういう確認をしたうえでそうしたことをお知らせするかとうことだと思ってますので。
泉田知事:今回の規制基準で、その辺定めたものってあるんでしょうか。
廣瀬社長:えー、ちょっと私いま、そこまであのー読み込んでおりませんからわかりませんけれども、


泉田知事:あの、3月11日当日、5時(?)の段階で、吉田所長は消防注水の検討指示出されているんです。
廣瀬社長:はい。
泉田知事:進展予測もですね、出されて、メルトダウンていうことを認識されている。
廣瀬社長:はい。
泉田知事:にもかかわらず、これ着手するのが一晩
廣瀬社長:そうですね、
泉田知事:経ってからなんです。
廣瀬社長:非常に時間かかってます。
泉田知事:今の説明だけでは理解できないところがあって、というのはですね、先程の質問と一緒なんですが、結局ベントしないと圧力下がらないわけですから、避難確認ができない状態でベントの判断するんでしょうかっていうところです。
廣瀬社長:ええ、
泉田知事:それはどういうふうに整理されるんでしょうか。
廣瀬社長:ですから、先程も申しましたように、まあベントの判断の前に、どのくらい前にそうしたあの、皆さんへの通報ができるかと。いうことだと思ってます、まそれは、あー状況にもよりますし、えー何でもかんでもあの、通報すればいいというものでももちろんないと思っておりますので、それはしっかり状況、おー、シミュレーションしてですね、で、それぞれのどの段階、できればなるべく早くですね、あのーお知らせすると。いう形に、今柏崎の訓練でもですね、ま、そうしたことをいくつか、ま、やるようにしておりますけども、ま、そうしたことを積み重ねていくと。いうことだと思っております。
泉田知事:3時35分か37分かどっちかでステーションブラックアウトですけど、で、その後ですね、実際ベントができるようになるためには、やはり非常事態宣言が出ないとできないんですか。なくてもできるんですか。
廣瀬社長:ま、そのじょう、状況にも、まあ、まさにステーションブラックアウトと、まったくない状況でどういうことができるかというのも、まさに訓練でいろいろやらしていただいてますけども、あのーとにかく繰り返しになりますけど、どうやって早く、そのー把握をして、で、皆さんにお知らせするかということ、そこにひとえに尽きているというですけども。
泉田知事:もう一回申し上げますけど、2時間で逃げないといけないケースが有り得るんですよね。だから、それで決断をして住民避難が終わっていない場合に、ベントを求められた場合は、どういう判断になるんでしょうか。
廣瀬社長:…あの、判断ていうのは、私どもの判断ですか?それとも
泉田知事:そうです。つまり機械を、より多くの破壊を避けるために、もうしょうがないって形で廃止するっていう決断を取られるか、住民避難が終わっていなければベントは避けるっていう判断になるのか。
廣瀬社長:もちろんあのー、当然その、住民が十分に住民の皆さんが皆さん十分に避難できるっていうその時間的猶予ですね。限りなくたくさんとって、でたくさんの方が避難されたということ、ま、屋内隊ももちろん含めてですけども、確認をして、その上でのベントの判断というのが理想的であると思っておりますが。
泉田知事:あの、1号機のときはそうやって、政府からの了解を待ったお陰で、原子炉の圧力が上がり過ぎて、それでベント弁が開かなくなったっていうのがあるわけですよね。待っちゃったらベント失敗するんじゃないんですか。
廣瀬社長:えー、ですから、もちろん今回の逃し弁等々ですね、そうしたことの対策はもちろん、改めて採っておりますが、ただ、あのー根本的なところはまさに知事の仰る通りで、いつ、早く、どういう段階でどういう確認をしたうえでそうしたことをお知らせするかとうことだと思ってますので。
泉田知事:今回の規制基準で、その辺定めたものってあるんでしょうか。
廣瀬社長:えー、ちょっと私いま、そこまであのー読み込んでおりませんからわかりませんけれども、

現実はこっち。

http://www.asahi.com/business/update/0928/OSK201309270168.html
関電、今冬の節電目標なし 原発ゼロでも余力3%確保へ


http://mainichi.jp/select/news/20130928k0000e040219000c.html
毎日新聞 2013年09月28日 12時28分(最終更新 09月28日 13時12分

 東京電力は28日、福島第1原発の放射性汚染水を浄化する多核種除去装置「ALPS(アルプス)」に不具合が見つかり、汚染水の処理を停止したと発表した。同装置は27日未明、約2カ月ぶりに試験運転を再開したばかり。

 東電によると、27日午後10時37分、最初の処理工程で生じる沈殿物を含んだ汚染水を排出する過程で不具合が見つかった。運転再開から停止までに約100トンの汚染水を処理したという。不具合の原因は調査中で、復旧の見通しは不明。

原発なしでもどうにかなっちゃうし、あると事故後は悲惨すぎるし(被災民も事業当事者も)
関電や中電は東京進出できちゃうし。


どうやら、ITシステムや大型プラントで多い「初期バグ」らしい。
カットオーバー直後や最終テストではよくあることで、だんだんとつまらんケアレスミスは激減する。
この程度なら、機能上は問題ないのかもしれない。設計上や生産上の欠陥だと目も当てられないが…

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130929/t10014898821000.html
汚染水設備停止 ゴム板が排水口塞いだか
9月29日 17時33分


東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の新たな処理設備で、流れる廃液の量が減り、試運転を再開して一日足らずで処理を停止したトラブルで、設備のタンクの中を調べたところ、点検作業で使うゴム製の板が剥がれているのが見つかり、東京電力はこの板がタンクの底の排水口を塞いだのが原因とみて調べています。

福島第一原発では27日、1か月半ぶりに試運転を再開した「ALPS」と呼ばれる汚染水の新たな処理設備で、汚染水から取り除いたウランなどの放射性物質を含む廃液の量が保管容器に送る配管の部分で通常より減るトラブルがあり、東京電力は汚染水の処理を再開から一日足らずで停止しました。
東京電力が配管の上流側にあるタンクの中をカメラで調べた結果、点検作業の際、タンクの底を傷つけないよう仮設のはしごの下に敷く厚さ3ミリほど、20センチ四方の大きさのゴム製の板が1枚剥がれているのが見つかったということです。
東京電力は、この板がタンクの底の排水口を塞いだのがトラブルの原因とみています。
「ALPS」のほかのタンクでも同じような不備がないか調査を続けているため、汚染水の処理は今も停止したままです。
「ALPS」は汚染水処理の柱とされ、東京電力は、設備を増やして汚染水の処理作業を来年度中に完了させる目標を立てていますが、トラブルが相次いでいて予定どおりに進むかは不透明です。


以下、再稼働なしでも節減徹底で黒字化は可能だが、それは柏崎原発に予算かまわず安全策を盛り込むこととは矛盾するという二律背反。
というか、甚大被災インシデント発生源と判明してしまった原発を、動かさないと赤字になるようなマンモス昭和企業じたいがもう、時代遅れということだ。”東電の遺体”を踏み越えて他の電力は収益源を変更して転身できるとは思うが…いわば東電は重罪人として磔の運命にある…

http://mainichi.jp/select/news/20130929k0000e020101000c.html
東電社長:再稼働頼らず「黒字」 年度内値上げ否定

毎日新聞 2013年09月29日 07時43分(最終更新 09月29日 08時46分)

 東京電力の広瀬直己社長は28日、毎日新聞のインタビューに応じた。被災地の除染や福島第1原発廃炉などにかかる費用について「東電1社が負い切れるものではない」と述べ、国に追加支援を求める考えを示した。今年度中に柏崎刈羽原発新潟県)の再稼働が間に合わなかった場合でも、年度内の電気料金再値上げは行わない考えで、設備修繕の先送りなどで「(経常損益の)黒字化は達成できる」との見通しも明らかにした。

 原発事故で必要になった▽被災者への賠償▽廃炉・汚染水対策▽除染−−の費用は、政府が資金を立て替えるなどの支援をしているが、原則として最終的に東電が返済する仕組み。広瀬社長は「電力全面自由化後も活発な企業活動をやっていくためにどうするかが大きな課題だ」と述べ、一部の費用負担を求めることも視野に、国に追加支援を求める考えを示した。

 東電は27日に原子力規制委員会柏崎刈羽原発6、7号機の安全審査を申請したが、審査には半年以上かかるとみられ、年度内の再稼働は厳しい情勢。広瀬社長は再稼働が間に合わなくても「コストダウンを続けることで黒字化していけるし、していかないといけない」として、2014年3月期に3年ぶりの経常黒字を確保する方針を表明。審査や地元同意が難航し、年単位で遅れるような見通しにならない限り、値上げは避けられるとの認識を示した。

http://namaenaki.at.webry.info/201404/article_41.html
 「原発で事故が起きたとき、どのくらいで放射能が出てくるのでしょうか。東日本大震災では、全電源喪失から8時間半でベントの判断をしています。国会事故調では、それでも判断が遅かったと指摘しています。ということは、数時間のあいだに逃げなければ間に合わない可能性があります。ところが実際には、緊急車両ですら通るのに半日かかってしまう。住民が制限時間内に逃げられず、健康に影響のある被曝(ひばく)が避けられないケースがおおいに起こり得るのです」

 ――どうしたらいいのでしょう。

 「新潟県からは、いわゆる核シェルターのようなものがないと避難しきれないと提案しています。さきほど申し上げた道路の問題に加えて、例えば夜中に事故が起きた場合はどうするんでしょうか。数時間で全員に連絡して圏外へ避難させるなんて至難の業です。高齢者、お子さん、病気の人もいる。逃げられるはずがないんです」

 「さらに、線量が高くなってくると、避難に必要なバスの運転手さんの手配もできません。原発の構内で働く人でも、浴びてもよい放射線量の上限値は法令で定められています。実際に事故が起きると、この上限値を大幅に超える線量を浴びる可能性があります。そういう場所へ運転手さんを派遣しようと思っても、できません」

 「実際、東日本大震災の時は、福島からSOSをもらって新潟からバスを派遣したんですが、やっぱり民間の人は線量の高いところへは入れないんですよ。法令で入っちゃいかんことになっているわけで」

 「緊急車両もたどり着けない、バスも派遣できない。そういう状況で、どうやって避難するんですか」

 ――それで核シェルターを用意するわけですね。集落に一つのシェルターをつくるようなイメージでしょうか。



 「さらに、直下型地震では通信回線も途切れるんですよ。携帯も通じません。交通も通信も途切れるなかで、どうやってヨウ素剤服用の指示を出すんですか。それなのに、指示を届けることは自治体任せです。30キロ圏内は事前配布もしません。いざ事故が起きてから『取りに来て下さい』といって、並んで取りに来てもらっている間にメルトダウンが起きて被曝(ひばく)したらどうするんでしょう」


 「新潟ではいま、福祉施設など施設全体を順次『核シェルター化』して、放射性物質が中に入れないように作り替えています。無理に避難するよりは、そのほうが安全だと思うからです。ただ当然、未来永劫(みらいえいごう)そこにいるわけにはいきません。いずれ救助に行くことになります。誰が行くんでしょうか」

 「規制区域になった場合、消防が行くんでしょうか。消防署員は自治体職員ですが、放射線量が高いところに突入するような装備もないし、訓練も受けていません。放射能に対しては民間人と全くいっしょです。じゃあ自衛隊が行くんでしょうか。それとも特別なレスキュー隊をつくるんでしょうか。そんな法体系や組織の整備やコンセンサスが必要なのに、国は何もやらないわけですよ。原発災害が起きたら『即時避難』というだけです。極めて無責任だと思います」


 「私は中央防災会議でずっと『一本化してほしい』と発言しています。民主党政権では平野達男・復興大臣が法改正をすると発言したのですが、政権交代後、検討対象から外れてしまいました。自民党は震災のとき当事者ではなかったので、あのときいかに混乱したか、実感が伴っていないように思えます」

 「このままでは、いざ何かが起きたとき、指揮系統がばらばらになって避難がうまくいかずに大混乱した東日本大震災の失敗を繰り返しますよ。避難指示を出す権限は、自然災害では市町村長、原発災害では官邸。どうしてこれで住民をきちんと避難させることができるんでしょうか」


 「ちなみにアメリカでも以前は、日本と似たような事業者任せの規制でした。ところが1979年のスリーマイル島原発事故で大混乱した反省から、事故が起きることを前提に、政府も軍も出て対応する体制に変えました。さらに9・11同時多発テロの後は、原発に航空機が突っ込んできたらどうするのかという観点から再び規制を変えていきました」

 「ところが日本は、あれだけの事故を起こしながら、あいかわらずサイトの中のハードの性能だけをみれば『安全』ということにしてしまって、何かが起きたときにどうするかを考えない。この差は大きいですよ。安全神話はそのまま残っているのです。間違っています」

それこそ北斗の拳のトキみたいに、
我が子だけを核シェルターに入れてあげて、親は外や自動車内で我慢して過ごす…
事態が現実になりかねない。




前のエントリーでも言ったが
ベント装置がいくつあろうが


・せいぜい8時間も停電すれば燃料はメルトダウンし、あちこちの配管が破損して汚染水は建物や地下へ流出し続ける
・震災後などは冷却水と外部電源の確保は絶望的(原発だけが混乱してるのではない、あちこち大渋滞やインフラ破断)
・むしろベント開放しっぱなしだと建物が爆発で吹っ飛ばず、作業員が一切立ち入れないぐらい建屋内が高い汚染に
2014追記
ロボットによる映像検証により、3号機主蒸気管開閉弁接合部が水漏れしてることが発覚
地震の強い揺れによる、蛇腹やフランジの破断…津波ではなく
=大地震が起きただけで、原発の建屋内部は、原子炉から漏れた高汚染の蒸気で満たされ、立ち入れなくなる…水素爆発で吹き飛ぶまでは


・ベント装置は循環水やフィルターを交換せねばいずれ無効になる=汚染物質スルーで大気へ だが緊急時にそんな危険なことはできない(フィルターだからものすごい高い汚染量、爆発の危険のなかでの交換作業、数週間もすれば尽きる交換フィルター)
2014追記
NHKスペシャルが取材…海外研究施設での実証実験や、福島1号機ベント当時のモニタリングポストのデータ等から
「ウェットベントしても、原子炉内の汚染湯は2千℃の核燃料金属により煮えたぎっててほとんど蒸気ばかり来るので、水を素通りしてしまって無駄、ドライベントになっていた」
フィルターベントは気泡を細分化する装置はあるが、蒸気ばかり来ては、キャパオーバーにより、排気ガス汚染度がドライベント同様になることに変わりはない。東電PDFhttp://www.tepco.co.jp/news/2013/images/131219c.pdf


けっきょく、爆発した福島原発と同じか、もっと悪くなる要因も出てくる。


ちなみに福島事故原発は今でも、ベント煙突は汚染量が高すぎて人は近づけない。10シーベルト以上、25シーベルト付近。ウェットベントが成功していればもっと1万分の1ぐらいに低いはずなのだ。

http://mainichi.jp/select/news/20130928k0000m040066000c.html

柏崎刈羽原発:東電「第2ベント装置完成は3年先に」

毎日新聞 2013年09月27日 20時40分(最終更新 09月27日 23時01分)

 東京電力は27日、柏崎刈羽原発6、7号機で新たに設置計画に盛り込んだ第2フィルター付きベント(排気)装置について、完成は「3年程度先になる」との見通しを明らかにした。

 第2ベントは、新潟県泉田裕彦知事が、当初計画のベント装置の耐震性を懸念したことから、東電が設置を決定。県はこれらの耐震強化策などを受け、東電の原子力規制委への安全審査申請を条件付きで認めた。経営再建のためには今年度中の再稼働が望ましいが、県の理解を得る決め手になった第2ベント完成はその後を想定していることになる。東電は「従来計画のベント装置も耐震性は十分」と、第2ベントなしでも再稼働可能との見解を示した。

 東電はこの日の安全審査申請後、同原発で記者会見。第2ベントの完成時期が3年先になることについて「適切な設置場所選びなどに最低でも数カ月かかる。装置本体の製造にも、県の事前了解や国の認可が必要」なためと説明した。

いや…福島だってベントやECCSは作動はしましたよ。
ただ一両日中、2日以内に、外部電源や必要部品を確保する手段がなかっただけ。ECCS作動は2日が限度だから止まっちゃった。
上述したように、震災後は全国大混乱で原発に手が回らない。電線も水道もなにも修理してられない。
消防車は来てくれるけどあれは放水用で小型で非力。超大型の高圧ボイラーへ注水するような加圧ポンプではない。いずれ水素爆発確定。


トレーサーって…海へ流すには『相当膨大な量』を流さないとキャッチできないぞ。
人体のPETじゃないんだから…
凍土壁はたしかにダメだ。コンクリを先陣の堰にして金属などで多重防護にすべきだろう。
ただ地下水は、ためると地盤上昇と氾濫、くみだすと地盤沈下や崩落。
地下水は地下水なのだから貯めたり止めたところでかならずどっかから漏れて海に行く。
永久に水がたまってる湖などない。あふれかえってしまう。
核燃料処分については、原発事故の件は経産省はものすごく弱腰逃げ腰なので…
結局は自民など政党も、管轄官庁も、逃げて回った末に再稼働だのという弱腰政策になってしまった。けっして率先思惑ばかりではない。自分の責任で銀行や電力をつぶしたくないだけ。

http://mainichi.jp/select/news/20130928k0000m040069000c.html
汚染水対策:自民党小委「コンクリート壁へ変更を」提言

毎日新聞 2013年09月27日 20時44分

 自民党福島原発事故究明に関する小委員会(村上誠一郎小委員長)は27日、東京電力福島第1原発の汚染水対策で、政府や東電が検討している凍土遮水壁について「コストが非常にかかる」として、コンクリート壁などへの変更を求める提言書をまとめた。近く安倍晋三首相に提出する。

 提言書は「地下水が原発の地下を通過しないように恒久的な対策を確立すべきだ」と強く要求。原子炉建屋から安定同位体(トレーサー)を流して海洋で測定するなど、原発から漏水が起きていないかどうかを抜本的に調査するよう求めた。

 一方、提言に盛り込む方針だった「使用済み核燃料の最終処分法が確立するまで、原発の新規建設を見送る」との表現は削除した。党内の反発を受けたためで、処分方法について「可及的速やかに経済産業省が方針を策定すべき」だとの表現にとどめた。


http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130928-OYT1T00201.htm
汚染水対策の凍土壁、海外専門家は拙速を懸念


 東京電力福島第一原子力発電所廃炉に必要な技術開発を主導する「国際廃炉研究開発機構」(理事長・山名元(はじむ)京大教授)は27日、海外の専門家による汚染水対策の検証会議を開いた。

 専門家らは国と東電が汚染水を封じ込める切り札と期待する凍土壁について、技術的な実現性や止水効果などの検討が不十分との見解でおおむね一致。東電に対し、新型処理装置による汚染水浄化と海洋放出など実現性の高い対策から優先的に取り組むべきだと指摘した。

 同機構は今年8月、廃炉を前倒しで進めるとの政府方針に沿って、政府系研究機関と電力業界などが設立した。国内外の技術情報を集めて、研究開発の作戦を練る役割を担い、廃炉工程や汚染水対策の検討にも影響力がある。
(2013年9月28日19時37分 読売新聞)

http://gendai.net/articles/view/syakai/144823
東電社長ノラリクラリ 衆院の汚染水審査はまったくの「茶番」
2013年9月28日 掲載


 まったくの「茶番劇」だった。27日、衆院経済産業委員会が開いた福島原発の汚染水問題をめぐる閉会中審査。参考人で出席した東電の広瀬直己社長は冒頭、「本当に申し訳ない」と陳謝したものの、その後の野党の追及にはノラリクラリで、反省には程遠かった。

 東京五輪招致に影響する――との政府・与党の思惑で日程が先延ばしされ、ようやく実現した閉会中審査。汚染水対策をめぐる東電の後手後手対応や、安倍首相が“国際公約”した「コントロール」発言の真偽などを追及すると期待されていた。

 だが、そもそも、安倍が外遊で不在の中で開かれている段階で、この日の委員会は緊迫感ゼロ。最初に質問に立った自民党委員は「もはや東電だけの責任ではない」「安全神話を推進してきた側(政府)にも責任がある」などと東電擁護論を展開するばかりだ。東電の対応を疑問視するどころか、逆に「国に何を期待するのか」なんてご用聞きしているから話にならない。

「東電の汚染水対策に470億円もの国費が投じられることに批判の声があるのに、さらに甘い汁を吸わせようなんてとんでもない。この先、一体どれだけの税金がつぎ込まれるのか分からない状況で、責任の所在を曖昧にしたままでいいのか」(科学ジャーナリスト

 質問らしい質問をしたのは民主党馬淵澄夫議員ぐらい。馬淵は首相補佐官当時に東電と地下の遮水壁設置を協議した経緯を説明。協議を前に進ませるため、遮水壁の基本設計着手をプレス発表しようとしたところ、直前になって、東電が「1000億円レベルのさらなる債務計上を余儀なくされる」「市場から債務超過に一歩近づいた(略)との厳しい評価を受ける可能性が大きい」と“抵抗”し、見送られたことを明かしつつ、広瀬社長に「国費がなくても遮水壁をやるのか」と迫った。

 だが、与党をバックに広瀬社長はシレッとしたもの。馬淵の質問には真正面から答えず、「しっかりと判断したい」とはぐらかすだけ。他の野党委員からも同様の質問が出たが、「ケチって、やること(遮水壁)をやらなかったんじゃないかという批判の声があるが、そんなことはない」と開き直る始末だった。

<凍土壁案復活の経緯も明らかにすべき>

 ジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「『原子力ムラ内閣』と呼ばれている安倍政権を味方につけた東電は記者会見でもノラリクラリです。国会の委員会では、馬淵案(凍土壁)がなぜ途中で立ち消えになり、なぜ、今になって再浮上したのか。『やっぱり遮水壁が必要』というなら、先送りした当時の判断は間違いだったということ。誤った判断を誰がしたのか。東電はそういう経過をつまびらかにするべきなのに、ふざけています」

 自公で数を握る国会では、野党の質問なんて痛くもかゆくもない――。東電のそんなナメた態度が許されるなら、委員会なんて無意味。この先も、汚染水問題はヤミの中だ。


原発立地自治体も、なまじ福島原発の顛末は知ってるから
東電と『具体的な』避難策とか協議していけば行くほど、「怖くなって」きちゃうんじゃないかな…
ベントするから屋内退避とか…車に乗ってる人は実質見捨てるとか…


ベント=水素爆発並みの高濃度放射性物質を放出。爆発と違わない。
むしろ煙突は狭いから、圧力抜きのためには【いつまでも開けておかなきゃならない】。爆発みたいに一瞬では済まない。
外部電源喪失=停電後2時間もすればメルトダウン開始=2千℃以上の高熱で金属が溶けてマグマになってる…いくら水を注水しても追いつかず、ベント開けっ放しでずっと放出するしかない。しかしベントフィルターはいずれ交換時期が来る…誰がやるんだそんな高い汚染されたものの交換を。
ベントしてても建屋内に水素を含む蒸気が漏れ出せば水素爆発する=ベントフィルター交換作業も命がけ。
爆発しなかったらしなかったで今度は建屋内に濃い蒸気が充満したせいで、人が出入りもできないぐらい高い放射線量で汚染される。廃炉作業ができない。福島二号機…


そんな状況で、人々は車の中に何時間閉じ込められるのか…知らずに外気を導入して走行してしまった人は明暗別れて予後が悲惨…
おれ、東京の多摩地区だったけど何日間外へでなかったっけ…爆発後3日以上1週間ぐらいだったような。自室だからいいけど車内とかまして他人の建物の中に厄介とか…ストレスもさることながらメシとかどうすんだか…車じゃ被曝量がヤバイなら誰かの家に飛び込むしかないでしょ。
たしか1週間目ごろに、いつも不眠不休で原発事故報道と津波報道とそればっかりTVみるしかなく、2ちゃんやツイッター原子力関係者とそれ系の議論ばかりで、こんな感じの原発事故系のブログばっかり書いてて、TVCMもACばっかで、ついに発狂して絶叫した記憶。自宅だから1週間もったけど。


かように怖いんだよ、大変なんだよ、原発とのつきあいは。
被曝は怖いけど米とか野菜が切れてるから風邪用マスクして雨具来て買い物に行くしかなかった(次もしまた爆発事故ったら常備のN95マスクする)。スーパーは品薄大行列真っ暗、帰宅したら着衣は玄関につるして室内へ持ち込まず、全身とくに鼻腔と喉を洗浄して除染…『300kmはなれた東京ですら』爆発後2ヶ月は外出を極力控えるべきヤバイ大気放射能汚染だった…毎日原発からあらたな放射性物質がモクモクとまき散らされていた。汚染が高い23区にはN95マスク着用で出向いた。

http://mainichi.jp/select/news/20131002k0000m040116000c.html
東京電力:柏崎刈羽原発で専属チーム設置

毎日新聞 2013年10月02日 00時05分

 東京電力の広瀬直己社長は1日、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎市刈羽村)に設置を計画中の「フィルター付きベント(排気)装置」に関連し、装置使用時の住民の避難計画作りなどで地元自治体に協力するため、専属チームを社内に設ける方針を明らかにした。

 必要なデータなどを提供し、窓口は地元に置く。

 同原発の安全審査申請をしたことを報告するため、同日柏崎市長と刈羽村長を訪問した際などに語った。広瀬社長はチームの任務について「(住民の)屋内退避も考えなければならず、(原発周辺に)現存する建物内での被ばく量予測なども課題」と話した。


 ◇


福島のタコが市場流通し始めた。要注意…
モラルとは、いちど一カ所がユルミ出すとあれもこれもユルミ出す。
複合性の毒は始末に負えない。医師も手の施しようがない。


タコ・イカセシウムだけは低く出る性質がある…http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120804/1344007112

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130928/4862731.html
福島沖のタコ 築地で取引再開
09月28日 19時51分