先従隗始・温故知新

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マクドナルドよ、逆だ逆


グローバル化が足りないんじゃない…それをやった西友ウォルマートはカカクヤスクしかやれてない…


マクドナルドに足りないのはむしろ、モスのようなローカライズの不足だ…
ハンバーガー店には風情がない。アメリカの店そのものがあるような、落ち着きのなさ。
そうでなくても回転率を上げたくて長居させない…喫茶店にも勝てない。


実用的すぎて簡素で風情がなく
よって味も素っ気もないのに、ただ安いだけで魅力を感じない…


安倍政権は、マクドナルドをむしろ沈没させてしまった。今後もこのような事例は相次ぐだろう。
関連エントリー
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130826/1377495123

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF2700E_X20C13A8000000/
日本マクドナルド、事業会社社長にサラ・カサノバ

2013/8/27 9:58 (2013/8/27 13:20更新)


 日本マクドナルドホールディングス(HD)は27日付で傘下の事業会社、日本マクドナルドの社長兼最高経営責任者(CEO)にマクドナルド・カナダの女性幹部社員、サラ・カサノバ氏(48)を招く人事を決め、発表した。原田泳幸会長兼社長(64)はHDの会長兼社長と事業会社の会長にとどまり経営戦略に専念する。外国人の社長を招き、海外の商品政策やマーケティング手法を積極導入する。

 カサノバ氏は現在、カナダ法人に在籍しながら、マレーシア・シンガポール法人のリージョナルマネージャーに就いている。同日記者会見したカサノバ氏は「海外で培ったグローバルな経験で、日本の事業を発展させたい」と語り、原田氏は「私が指名した。後継者を育てるのも大事な責務だ」とした。

 これまでマクドナルドの米本社・海外法人出身者が日本法人の会長やCEOに就いても、国内の営業を担う社長になることはなかった。原田氏は引き続き経営全般に責任を持つ。

 サラ・カサノバ氏 90年マックマスター大大学院修了。91年マクドナルド・カナダ入社。04年日本マクドナルド執行役員マーケティング本部長。カナダ出身。


マクドナルド、止まらぬ客離れに漂う手詰まり感 (2013/8/13 6:00) [有料会員限定]
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マクドナルドが1000円バーガー 1日限定で3種類 (2013/7/2 11:03)


http://mainichi.jp/select/news/20130827k0000e020207000c.html
 原田氏は27日の記者会見で傘下の事業会社社長を退くことについて「退任ではなくマネジメントの強化だ」と説明した。ただ、日本マクドナルドの販売は低迷しており、今後はカサノバ社長の下、米本社をはじめ海外の商品・マーケティング手法などを積極的に導入、業績の改善を目指すとみられる。


これだと、ただマクドナルド・バブルが崩壊するだけになるな…
華々しかったNTTの凋落、NTTを蹴落としたドコモが今度は凋落…ああいう縮小スパイラルでしかなくなる。
モス的なローカライズ、ホームワークス的な都市部高級戦略…そういうものへポートフォリオできないならば、マクドナルドはどんどん店を見かけなくなっていくだろう。吉野家ですら築地市場店では国産牛の500円牛丼を出す。


これはいわばPBとNBの関係だ…いくら安くてもPBのお菓子や缶詰に群がる客は居ない…マクドナルドに感じる地味さや影の薄さはもはやPB同然なのだ。スマホはそんな高機能でもないけど「装丁」がかっこいいので夢中にさせてくれる…後楽園で充分だけどやっぱりTDLでしょ、というわけ。
80年代のマックはドナルドファミリーのコントがおもしろく、遊具が店にあるのはすごいことだった。
いまは枯れた遊具があるだけ、玩具を出してくるだけ…それじゃ後楽園だ。TDLのようにキャストたちが夢中にさせてはくれない。ハードだけ陳列してスタッフは内務に多忙では…寂れた商店街の老舗と同じだ。人々はストーリーやイベント=ソフト面やサービス面を求めている時代だ…賑やか楽しげなデパ地下やイオンモールの方が行きたくなる。マックはけちってでも週末に豪勢に使おうとする。普段使いはイオンスーパーでケチっていただき、週末やオフにイオンモールで派手に使っていただくのが岡田クオリティなのである。


ウェンディーズにはやめに倣え…http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BA
もはやバーガー事業は儲からない…カフェの方がよほど儲かるのだろう。

http://gendai.net/articles/view/syakai/144247
 とはいえ、原田氏をトップから引きずり降ろしたからといって、マックに明るい展望があるわけではない。カサノバ新社長は海外の商品政策、マーケティング手法を積極導入するらしいが、劇的に復活するのは難しそうだ。

「本日より『時間外・退職金』なし」の著書があり、マックの経営と賃金体系を細かく取材したジャーナリストの田中幾太郎氏がこう言う。
「原田氏があらゆるオプションを試したことで、マックは万策尽きた感があります。低価格商品、無料キャンペーンで新規顧客を呼び込みましたが、顧客がそれに慣れ、客単価が下落した。ならば、と逆転の発想で高額商品を投入したものの、カンフル剤になるどころか、せっかく掴んだ顧客がサーッと引いてしまったのです。カサノバ新社長の経営手腕は未知数ですが、これを立て直すのは容易ではありません」

 そこで、言われているのがリストラだ。日産のゴーンにしても、ソニーのCEOを退任したストリンガーにしても、会社に乗り込むのと同時に、大幅な人件費カットに乗り出した。

「実はマックは業績が好調な07年からリストラを始めています。直営店をフランチャイズ化し、FC店に転籍、出向させることで人件費を圧縮しているのです。この5年間で正社員は4997人から約半分の2775人まで減らしました。恐らく、カサノバ氏は実績を上げるためにリストラを加速させるでしょう。それでも追いつかなければ、早期退職の募集ということもありそうです」(田中幾太郎氏)

 社員は戦々恐々ではないか。


http://www.fukeiki.com/2009/12/zensho-pullout-wendys.html
ゼンショーは、2002年にダイエーから同事業を取得し、首都圏を中心に09年10月末時点で71店舗を展開。

しかし、同業他社と比べ事業規模が小さいことに加え、価格競争による体力消耗が激しいことから、経営資源を主力の牛丼事業等に振り向け高収益化を目指す見通し。

牛丼ともライバルで戦う上に、ロッテリアなど強豪ライバルも多く…牛丼の方がまだ寡占市場という感じ。