先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

【速報】青梅市の釜の淵(多摩川)で、溺死者発生


(2016/08/追記)
今年も溺水者発生。2013死亡と同じパターン。
8/4
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20160804


今度は溺死。台風翌日で増水と泥水がすごいのに…遠方から若者グループ複数。
8/31
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20160831


(2016/06/02追記)
青梅消防署など、東京都の消防署は「潜水装備は一切持ってません(署からの公式発表)」


つまり、「水上まで」が彼らの管轄です。
溺れて沈むと、かなり遠い拠点からスキューバ隊が来るだけです=とっくに死んでる。
溺れて意識なくなるまで3分、脳死まで10〜15分。
調布から青梅へ潜水隊がくるまで昼間ですいてて90〜120分。


自分はスキンで潜れるので救助要請応じてもいいが、さすがにネット上でTELさらすのはいやだし…うまいパイプがない。
緊急自動車で緊急走行もできないので、遠くにもいけない。せいぜい青梅市内。


 ◇


(グーグルなどの検索で誤爆ヒットしてしまうため、後年の類似事故を、冒頭に列記する)


2015/08/25
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20150825/
青梅市二俣尾 奥多摩橋 中学生の落下死亡 事故?事件? 発生
当日と前日は東京群馬神奈川で3件連続の「中学生、夏休み終了悲観自殺」発生。


2015/01/28
吉野街道は細くて危ないね。駒木町まではまだ拡幅が追いついてない。

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/m20150128ddlk13040015000c.html
交通事故:乗用車にはねられ、77歳男性が死亡−−青梅 /東京
2015年01月28日

 26日午後5時20分ごろ、青梅市駒木町1の国道411号で、車道を歩いていた同市駒木町3の無職、高橋賢司さん(77)が後ろから来た乗用車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。

 青梅署は乗用車を運転していた同市河辺町9、アルバイト店員、鈴木悠毅容疑者(29)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑の現行犯で逮捕し、容疑を過失致死に切り替えて調べている。

こんなのも…アベノミクス不況が進んできたね…

 料金の滞納により電気の供給停止作業をしていた東京電力の社員からバッグを奪ったとして、東京・青梅市の無職・宮澤一宣容疑者(65)が警視庁に逮捕されました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2405023.html
http://goo.gl/maps/nUSxj
ライオンズガーデン多摩川河辺第2


 ◇


以降が本題。


(14:30頃には投稿済み)
(追記 2014/07/23遭難者の件http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140723/1406038270


正午ごろから自宅真上でヘリがバタバタし続けていたので、防災か報道だとはわかっていたが、
青梅消防へ電話で問い合わせると「まだ発見に至らず」とのことなので
現場へ急行、ヘルプに従事した。地元老人のすすめもありダイバー投入を急ぐよう隊員に進言もした。基本的には高台…現場真上の崖上からの見張り係。


このところ
・二俣尾で釣り人が溺死し流されるhttp://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130506/1367831594
白丸ダムのほうでも水がせき止められ深い場所でレジャーにきていた家族が溺死

多摩川で親子溺れる 母親死亡

2日午後、東京・奥多摩町多摩川で遊んでいた、40歳の母親と3歳の次男が溺れて母親が死亡し、
警視庁が事故の状況を調べています。

警視庁や東京消防庁によりますと、2日午後2時半前、東京・奥多摩町多摩川で遊んでいた家族4人のうち、
40歳の母親と3歳の次男が溺れているのを父親が見つけました。

2人は救助されて病院に運ばれましたが、母親は病院で死亡が確認されました。

次男は低体温症とみられる症状ですが、程度は軽いということです。
警視庁などによりますと、現場は、奥多摩町白丸の「数馬峡橋」の近くで、場所によっては水深の深いところ
があるということです。

また、消防によりますと、母親と次男は川に入って水遊びをしていて、父親と長男はカヌーに乗って遊んでいた
ということです。

警視庁が事故の詳しい状況を調べています。

http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1003498481.html

氷川キャンプ場で溺死者

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130818/dst13081818460012-n1.htm
18日午後1時15分ごろ、東京都奥多摩町氷川の多摩川で男性が溺れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認
男性は20代とみられるスリランカ国籍で、河川敷の氷川キャンプ場に遊びに来て

2016/08/10追記
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000080786.html
氷川キャンプ場で川遊びをしていたインド人男性おぼれる(2016/08/06
意識はあり、命に別状はない
深い所で足を取られて溺れた

そして今回の
青梅市・釜の淵でも溺死


(そして翌朝7時にも、上流の和田で水難、ヘリ搬送で青梅総合、その後容態は不明)


いずれも、都会からのレジャー客とみられる。泳ぎ、釣り…


自然の水や山に不慣れなのですから、もっと慎重に願います。
楽しさと危険は隣り合わせなのです。コンクリ護岸された水門近くだとか、上流の淵だとか…深さはヤバさ。
素潜りではせいぜい2mまでしか耳が痛くなったりして潜れない。仲間がすぐそこで沈んでいても助けられないのです。浮き上がるのに思いのほか時間がかかるので自分も溺れかねない。


手前の川は浅くてイージーなので人々でごった返しており、淵も大丈夫だと思って来てしまう。飛び込みをやるヤツも居る。
隣接する釜の淵プールが閉園になったので余計に人が多い…水難対策のためのプールなんだが…


深いところは水も冷たいし、流れが豊かだと水が身体によく当たるのでよく冷えます。自分も荒川源流の早瀬で10mほど転げながら流されたり(千と千尋みたいな)、御岳の七代の滝(釜の淵より15kmぐらい上流)であまりの冷水の冷たさで意識を失いかけたりしたので、大自然における水の怖さは知っている。
数年前に釜の淵近くに引っ越してきてすぐ「ここはいずれ溺れる人が出る」ってのは地形でわかったし。そういうスポットに限ってナメた感じのガキどもが飛び込みを繰り返している…釜の淵の泳ぎスポットって駐車場完備もあって、都会者やナメ系ワル系地元周辺ガキのたまり場で(学生や土建のBBQ水遊びスポット)、むしろ土地の人間は近寄らない…いわゆるロケット花火スポット。
季節や直近の雨量によっても深さや流速が変わるんだよね…小河内ダムがらみで。きのうはその小河内ダムまで自転車で行ってきたがあきらかに吐出量がいつもより増えていたし、事故現場入りしてすぐやや川の水かさがいつもより増してるのはわかった。そんできのうから気温が急に落ち込んでて水も冷たいだろうし…

映像…水難者映るのでご注意
http://youtu.be/xX_XqMgDoxg

ダイバーが捜索開始するまで1時間超(調布から派遣)、
しかし延命リミットは溺水沈没から10分程度です。(呼吸停止による心停止から5分以内)


周知しないと、何も知らない人がまた『アリジゴク』と知らずに訪れて同じ失敗を繰り返す…
そこには人間社会らしい、「知識・経験の継承」がありません、非常に危惧しています。


交通事故多発現場は看板設置などでわかりやすいけど、
水難現場は中々ない…特に上流域のレジャースポットは。「あぶない!」看板設置は用水路とか下流の水門付近ばかりで。


つまり地元住民『だけ』の利害や身の危険に関わるスポットは『警報・看板』が盛んですが、
よそ者だけが勝手に水難していくスポットは地元と関係ないのでなにも警報・表示しない…
ある意味で非常に残酷な事情なのです。都会人やよそ者は勝手に溺れてろと。




夕方に現地を観察しました…駐車場は、横浜Y横浜Y、練馬練馬所沢所沢相模多摩多摩…やっと八王子八王子…ご当地ナンバー(八王子)率2割、おそらく青梅市民ゼロ…ここは多摩川の渋谷でしょうか、川井キャンプ場が原宿で氷川キャンプ場は六本木ですかね…


当事故はローカル扱いでほとんど報じられていません、若者は報道をチェックしません、
よってきょうも明日明後日も、あの崖に登って遊んでる若者多数…対岸も人でいっぱい。みんな事故のことなんて知らない。


事故のことを告げてやると「わかった」とはいうが、しばらくすると「あいつ、うっせー、うっぜー」…
事故多発などという看板は一切ないので、何も知らない人がまたいずれアリジゴクで溺れるでしょう…
まぁ近隣のガキは飛び込みの際に淵に近寄らないことは心得てるけど…淵は上流側なのでそっちへ流されることはないし。
今回の事故は、川崎から来た現地事情を知らない人が、プールでボールを追いかけたつもりで水深5mの淵まで歩いてしまって急に深みで沈んでびっくりする間もなく水を飲んだと…レアケースなんだけどね。


交通事故ならペシャンコ車両の写真を見せればいいのですが
溺死事故は水難ご当人やレスキュー隊の姿しか示せないわけです…

この水難事件とも類似。飲酒水難。25mダイブ。http://youtu.be/-9h7xuDBOgs


(この節、後日追記)

青梅消防とコミュニケーションしたところ
「こちらの地域には、スキューバ隊の配備がないので…『調布』からくる。都内では3隊しか配備がない」
よく「奥多摩周遊道路から消防ヘリ搬送で病院着に2時間かかる」という看板が話題になりますが、
ダイバーの到着から捜索開始まで1時間以上かかると言うことです。
20号と奥多摩街道もしくは中央道調布〜八王子Icで16号経由…緊急走行でも1時間弱はかかるので…(あくまで釜の淵の場合…奥多摩の湖や滝壺だったらもっとかかる)


釜の淵の件の通報が12:30過ぎ、ダイバー検索開始が14:00過ぎかな。対岸から泳ぎだしてポイント到着までも5〜10分かかるので。検索開始したらあっという間に浮かんできていたけど…発見時刻は画像の通り。
多摩川上流は浅いから基本的に深みの水没者は出まいという判断かもしれないが(水難救助隊の主な配備先は河口や海上)、実態とは違いますね。


青梅市管轄の消防隊は1名のみシュノーケルで水面から見てるだけ。深みまでは潜らない。素潜りは危険という判断なのか訓練もしてないらしい(ダイバー隊の底面検索は集団で一気に行う)。


「深みで溺れたら、絶望的と思ってください、1時間以上は川底(蘇生リミットは溺水から10分=呼吸停止による心停止から5分)」
「釜の淵は水深5m、多摩川は青濁により2m以上先は見えない(ダイバー消防士の姿が完全に消える)=ただし増水後の混濁があると30cm先でも見えないし波は荒れ狂っている。」


ねんのため、政府サイドに改善提案をしておきました。
(以上、追記ここまで)


発見が遅く心肺停止や意識不明も確認されたためか、ヘリはさっさと帰投してしまい、
「救急車で青梅総合に救急搬送」というありふれた扱いにとどまった模様…これも最後まで現地に残ってた隊員から聞いた。


きょうダイバー隊がやっていたのは『環状検索』
これですぐ発見された。せまい部分でまだよかった…しかし小河内ダム湖の下流側なのでプランクトンが多く常に青く濁っており真夏はこれが悪化するためおそらく淵の川底は日光が届かず暗い…水深2m付近が陸上から全く見えない状況では、ダイバーでないと水深5m川底の水難者は発見なり到達できなかった。たぶん水中ライト装備して検索してた。

http://www.atlas-web.com/keisatu/suinan.htm
・環状検索〜ブイの周りを1周して溺れた人を探す方法。「ここで溺れた」などいなくなった所がはっきりしてる場合に実施。

・ジャックスティー検索〜ブイ2つを基導索で繋ぎ、周りを1周して溺れた人を探す方法。「流されながら沈んでしまった」等、いなくなった所がよくわからない場合に実施。

最後はフローティング担架で搬送されていった。
現場は消防車数十台に救急車2台以上待機、パトカーも多数。発見後は別の現場へサイレンならして急行する車両も。
序盤は地元第14隊?のスウェットスーツ隊員がシュノーケルで水面やごく浅い水深だけ検索してたが、らちがあかず
終盤に調布派遣のスクーバ隊3名を投入、数分で曳き上げ。(追記:2014夏、調布市京王閣の先にある多摩川の堰付近で潜水訓練中の隊員に聞くと、Q 釜の淵の水深は? A 5mぐらいじゃないのか、とのこと)
ここは川は足で渡れるほど浅い…そのつもりでやってきて装備を間違えたり、溺れたりする。すこし上流にも淵があるがそこも深い。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-rinkou/suinan.html
http://www.ds-bayclub.com/rescue/rescue1.html

http://ops.umin.ac.jp/ops/jijou/jijo_15.html
予後を左右する因子
10分以上水没していたもの、蘇生に20分以上要したものは予後は絶望的である3)。


小児では、救急外来で意識を取り戻したものは全員が後遺症なく退院している4)。逆に、救急外来に心肺停止した状態で運ばれてきた小児の76%は死亡する。救急外来で蘇生できたとしても、小児ICU入室時(来院から平均200分後)までに意識が戻らない症例では全員4)もしくは78%5)が死亡し、僅かに助かった者も全員に後遺症が見られた5)。これにより、体温が正常なら来院から200分で意識が戻らないものはいくら良くても植物状態にしかならない4)。最先端の治療法が試みられても、結果には変化はなかった5)。小児では水没していても蘇生に成功した事例が何例も報告されている。これは低体温で脳が保護されるためであるが、極めてまれと考えた方がいい。

成人になるともっと厳しい。水没していても蘇生が期待できる条件は、40歳以下であること、体温が22-32度であること6)。それ以外は万が一蘇生できたとしても植物状態である。

蘇生に成功しても人工呼吸が必要になった患者の72%が肺水腫になり、14%が肺炎になる。肺水腫になるのは海での事故が多く、プールでは少ない。肺炎については溺れた場所に関係はない7)。肺水腫も肺炎も予後を左右する因子となる。


溺死を防ぐには溺れるところに近づかないことしか方法がない。溺れないために水泳を習うことは全く意味がない。泳ぎを習い自信を持った人間が増えると水に近づく人間も増える。そうすると溺死者も増えることになる8)。


馬鹿な野次馬多数ほど邪魔でやっかいなものはない…


しかしこういうバカ多数は、悪の権力屋と右翼系ヤクザにとって操りやすい、操って兵隊にしやすい『道具』なのだ…
頼むから知ったかぶりして、噂を聞いたぐらいで、言いたい放題言う匿名性の奴らよ「消えとけ」貝のように押し黙れ。
(きょうの現地の野次馬にいたんですよ、ここは田舎者地域だから、「生意気野郎が生意気なことを言っているぞ、真似をして嫌がらせしてやれ」とばかりに、しかも居合わせた子供にまで一緒に嫌味を言わせる悪い大人…両名に怒鳴りつけて黙らせたけどね「お前たちが溺れてても、この一大事の最中にそういうふざけた態度なら、救助しないでほっとくぞ!」しょんぼりして黙ったけどね…田舎者社会における空気読めもいいけどさ、場をわきまえろっていうんだよやっと仏さんが水面に浮き上がってきたばかりの修羅場なんだから…遺族がいたらその場で殺されるぞ…)


以下、医師だから
肺からの排水を考慮しながらやれてるけど
抹消止血による血圧確保もしちゃってるけど
素人にはこうは行かないけどね。

http://resident.minamitohoku.or.jp/i-no-michi/i-no-michi_026.shtml


26.溺水者の蘇生

瀕死の溺水者の蘇生に関ったことがある。

「なんか先生、そういうの多くないですか?」
 自分で引き寄せているわけではない。たまたま遭遇するだけだから仕方ないよ。

医師一年目の夏の週末に、同僚の医師と看護婦で旭川から西に位置する留萌に海水浴に行った。北海道の七月は海水浴に適している気温ではなかったかもしれない。かなづちの僕は日光浴をしていた。ふと気づくと波打ち際が騒がしい。
 まさか溺れたのかな?
「テレビじゃあるまいし、そんなことあるはずないよ」
皆は軽口を言っていた。
しかし、事態は思った以上に深刻だった。
砂浜で『心肺蘇生』が始まったのだ。間違いなく溺水だった。
手伝おう! 僕が言った。
「待てよ、(医師になりたての三ヶ月なので)俺らじゃ何もできないよ」
でも、このまま見ているわけにはいかないだろう?
僕はそう言いながら、すでに走り出していた。同僚もすぐに一緒に付いて来てくれた。
学生のときから、これから医師になろうとする医学生なのだから、救命する機会があれば、必ずその処置に参画するようにと教わってきた。テレビや小説じゃあるまいし、そんな場面が来るとは夢にも思わなかった。しかし、いざ実践となると膝が震えたよ。
 ようやく点滴ができるようになっただけの駆け出しの新米医師に、当然救命の経験などあろうはずがない。しかし、実際には目の前に「死にそうな人」がいる。
「かっちゃん!」仲間が呼び掛けるが応えはない。その蘇生の手をかけているのはまったくの『素人』なのはすぐに理解できた。青年は脱力していて、息もしていない。
溺水 = 死。
そう考えざるを得ない状況だった。どれくらいの時間溺れていたのかもわからなかった。でも超急性期。若い男性であった。蘇生をあきらめる理由は見当たらない。逆に何もせずに立ち去ったら、僕の心と肩には一生、後悔の念が居座るだろう。蘇生をして助からないかもしれない。でも何もせずに助かるはずもない。
「(どこまでできるかわからないけど…)僕たちが代わります」
 まずは体位の変換。頭は砂浜の上にあった。脳への血流を確保するために、皆の力を借りて体位変換。頭を低い海の方に向けた。さあ、心臓マッサージ。手が震えていた。意を決して胸骨を圧迫すると、口から海水が溢れ出した。肺の中はほとんどが海水で詰まっていたのだ。心臓マッサージを続けても、このままでは血液を酸素化することはできない。まずは肺の中の海水を出すのが先決。肺に空気が入るように、肺を押し海水を出す。押すたびに海水が喀出される。僕はその状況を皆に伝えながら、蘇生を続けた。
それを見て、まわりの野次馬たちが「そうじゃあないだろう」「押し方が違うんじゃないのか」と好き好きに言っている。素人がいい加減なことを言ってほしくないものだと思っていた。すると堪らず、看護師の一人が「この人たちは医者です。勝手なことを言わないで下さい!」と大声で彼らの声を制したのだ。言ってくれるじゃあないか。心でそう思いながら、手は休めない。
 まわりの人垣の中から「私も看護婦です。何かお手伝いできますか?」と言ってくれる方がいた。医師は四人、看護師も四人ほどいたので、「大丈夫です」と答えたが、その後もその方はすぐそばで待機していてくれた。斜位体位変換をしながら、左右の肺に溜まっている海水の喀出を促すように心がけた。心臓マッサージも続けた。
 看護師に手足を上げてもらって、そのあとバスタオルで付け根を縛ってもらった。頭への循環血流を優先させるために、末梢への送血を遮断するのだ。学生のときに習ったことがある。「いざというとき」手足を一本縛るだけで、点滴一本分(500ml)ぐらいの効果はある。
 我々はかわるがわる黙々と蘇生を続けた。
それからしばらくして、青年から「ふー」とため息が出た。
「助かるかもしれない!」
初めて顔を上げると、まわりは黒山の人だかりになっていた。
「救急車を呼んで下さい!」
それまで誰も救急車を呼ぶ手配をしていなかったのだ。慌てていたせいか “110番に電話して下さい”と言ってしまった。
「119番ですよね」
…お願いします。
 20年以上前の話。その当時は携帯電話などなかったので、誰かが近くの民家まで走ってくれて、電話をしてくれたようだった。後で振り返れば、最初から救急車を呼べばよかったのにとか、最初から手足を縛ればよかったなどと思いつくのだが、その時は頭が真っ白になっていて、『無我夢中』であった。
 間もなく救急隊が駆け付けてくれた。すぐに対応してくれるのかと思いきや、その当時の救急隊はあまり手際がよくなかった。結局、我々でその青年を担架に収容し、救急車へ乗せることになった。成り行きで僕も救急車に同乗し、救急病院へ同行した。
 病院についてもなぜか救急の当直医は出てこない。まずは点滴を看護師に作ってもらって、僕が静脈確保。すると真黒い濃厚な血液が引けてきた。それでも医師はまだ来ないので、気管内挿管までした。すると残りの海水もかなり排出したが、その頃には自発呼吸もできるようになり、暴れてすぐに自己抜管されてしまった。
 そのあとようやく当直医が、のそのそとやってきた。
「あとは変わります。自発呼吸はあるようなので、挿管はしなくてもよさそうですね」あなたが来る前までは…喉まででかかった言葉を飲み込んで、“よろしくお願い致します”と引き継いで、退室した。
 救急室から出ると、そこには警察が待ち構えていた。一瞬怯んでしまった。
 何も悪いことはしていませんよ!
「たぶんそうでしょう。事件を疑っているわけではありませんが、一応状況を伺いたいのです」
 事情を説明をしたあと、警察の方に丁寧に現場の海水浴場までパトカーで送ってもらった。確かに海水パンツだったし、病院から出るのは恥ずかしい恰好だった。もしそこで「御苦労さま」と解放されたら、海水浴場がどこかもわからなかった。
海水浴場には仲間が待っていた。皆ぐったりしていた。
「ふー、とんだ海水浴だったね」
もう帰ろうか。
「そうだね」
お昼を過ぎたばかりで、まだ帰る予定の時間ではなかったが、皆もう精神的にも疲れてしまって、それ以上、海水浴場に残る理由はなかった。早々に帰路についた。

 また、いつもの忙しい研修医としての毎日が始まった。

秋になって大学病院に見知らぬ人が尋ねて来た。
「その節はお世話になりました」
話を聞くと海水浴場で救命した「かっちゃん」だった。その時は救命で精一杯で、顔を覚えていようはずもない。でも、足取りもしっかりしていて、見た目はすっかり元気になったようだった。重症の肺炎を併発し、治療は大変だったようだが、脳機能障害の後遺症もなく回復したということだった。どうして我々のことがわかったのか不思議に思って聞いてみると、警察から聞いたということだった。そう言えば、住所と名前を確かに記入した記憶がある。いまなら個人情報で教えてもらえないかもしれないが…。でも、ともかく我々の初期治療が効を奏したということだろう。もし最初の素人集団の手当てであれば、救命すらできていなかったかもしれない。もしできていも脳機能に障害が残っていたかもしれない。お礼にとウイスキーを頂いた。“医師として当然のことをしたまで”と辞退したが、わざわざそのお礼のために来てくれたのだから、無下に断るわけにもいかない。
「蘇生がうまくいかなかったら、すでになかったかもしれない命ですから、大切にして下さい」と伝えて、見送った。隣には「かっちゃん」と叫んでいた…と思われる女性も一緒だった。

 そのあと、『蘇生チーム』の医師と看護師でそのウイスキーを開けて、その苦労を労った。

 大学での駆け出し医師の主な仕事は、指導医の後ろについて「金魚の糞」となっていろいろな医療現場に立ち会い、見学させてもらったり、体験させてもらうこと。カルテに記載すること。そんな中で、自らの手で一人の青年の命を救えた。医師としての使命を実感した最初の出来事でもあった。

「かっこいい!」
ちょうど、君らの今頃の話だぜ。同じような処置ができるかい?
「無理っす! 絶対!!」
 そんなこと自慢にならんだろ! やらにゃならんのだ。そういう時は!
「はい…」

総合南東北病院 研修医募集専用サイト
〒963-8563 福島県郡山市八山田7丁目115

人工呼吸最優先という旧来のABC法を推奨する救急外来もある。
まだまだ蘇生法も発展途上か。
どうもやはり、「溺水の場合の蘇生法」は、肺からの排水と肺への酸素補給を優先すると予後が良い場合があるようだ。
ただそれを迅速に可否判断し開始できる人が少ない。

http://kekimura.blog.so-net.ne.jp/2012-09-27
救急科専門医の独り言
 2010年ガイドラインで最も大きく変わったことは、心肺蘇生の手順がABCからCABに変わったことです。人工呼吸よりも早く胸骨圧迫を!と言うことです。

 しかし、溺水では低酸素の改善が最も重要とのことで、ABCのままです。こちらにありますのでご覧ください。




https://ja-jp.facebook.com/otsuer/posts/446346612055069


大津市民病院救急診療科
2012年8月9日 ·

 溺水レビュー 
 救急診療科藤原です。今週の抄読会では、Drowning. N Engl J Med 2012;366:2102-10. を読みました。
 溺水の定義とは「液体に潜水・浸水することで呼吸器系が障害されることで生じる過程」とのことです。逆に言えば、呼吸器系が障害されなければ溺水ではないようです(水難救助)。
 溺水することで大量の液体が肺に流れ込み、それが肺胞サーファクタントを洗い流してしまい、肺のコンプライアンスが低下します。真水でも塩水でも大差ないようです。


 興味深いのは、CPRの際、最近流行のCABではなく、ABCで蘇生を開始することが良いようです。つまり、レスキューブリーズをして胸骨圧迫、そしてまた換気という順番です。特にレスキューブリーズについては空気が肺胞まで届きにくいので、5回行うようにということでした。胸骨圧迫のみのCPRは推奨されません。


 また、溺水後の心リズムはほとんどAsystole or PEAであり、Vfはほとんどみられないようです。そのため、水遊び場にAEDを置くことはコスト的に議論されているという箇所が面白かったです。
 もちろん、「なぜ溺水したか?」が大事であることは言うまでもなく、外傷、てんかん不整脈が原因で溺水することもあるので、それの検索も必要です。
 ICU管理です。レスピはARDS管理に準じて行うべきで、24時間はウィーニングは不要ということです(たとえ血ガスが良くても)。これは肺障害が十分に改善するのに時間がかかるからです。大体の患者が低体温で来院します。蘇生のために復温し、蘇生が成功した後は脳保護のために低体温療法を行います。核心温を34-24℃にします(結構下げますね!!)。
 CPRを中止する基準は低体温の患者が復温され、心停止が20分以上継続するまでです。
 当院は琵琶湖が近いのですが、個人的には溺水の人を見たことはまだありません(ルアーが指に刺さった人は時々来るのですが)。ある資料では、琵琶湖の水難事故は平成23年で7件発生し、そのうち無事救助が2件、死者は5人となっていました。結構死亡率高いんだなと思いました。皆さんも気をつけましょう!


当エントリーたちあげてすぐNHKと民放報道各社へメールしておいたのでNHKもすぐ記事にできたようだ。
…やはり、よその土地の、都会の人だったね。釜の淵とのつきあい方を知らない。
NHKのヘリ到着は40分遅かったね…すでに隊員がブイを撤去作業してるシーンしか映ってない。
そしてたとえ最初からダイバー投入してても救命不可だった…『10分限度』だから…どんなにはやくても到着から発見まで30分〜1時間は見ないと…浅瀬でとっとと発見され陸揚げされない限り助からない…
すぐそこの火事場に飛び込めないのと同じことか、玄関先ぐらいなら何とかなるけども奥の間では…。
人間、火災は大変なこととわかるが、水は侮りがちだ。

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20130827/4070351.html
青梅の多摩川 大学生溺れ死亡
08月27日 17時53分


27日午後、青梅市多摩川で友人と川遊びをしていた、神奈川県の21歳の男子大学生が溺れ、死亡しました。
27日午後0時半すぎ、青梅市駒木町の多摩川で男性が川に流されたと、警視庁に通報がありました。消防が救助にあたり、男性はおよそ1時間半後に近くの水の中で見つかり病院に運ばれましたが、午後3時すぎに死亡が確認されました。
警視庁によりますと、男性は、川崎市に住む21歳の男子大学生で、27日は午前中から友人といっしょに川に遊びに来ていたということです。
これまでの調べによりますと、男性は川の中で友人が投げたビーチボールを追いかけていたところ溺れたということで、警視庁が当時の状況を詳しく調べています。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130827/dst13082719590009-n1.htm
多摩川で大学生溺れ死亡
2013.8.27 19:58

 27日午後0時半ごろ、東京都青梅市駒木町3丁目の多摩川で、川崎市の男子大学生(21)が溺れたと119番通報があった。消防が約2時間後に川の中から大学生を引き上げたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

 青梅署によると、大学生は午前中から友人と河原でバーベキューをしていた。川に入ったビーチボールを取りに行き、深みにはまって溺れたとみられ、同署が詳しい状況を調べている。

現地で「アルコール入ってたんじゃないか」という話も…(ウラは取ってない)。酔ってると血管拡張で冷えやすくなるし判断力も落ちる…
ボールの行った先が『淵』だったら、行くのはあきらめてください…たかがボール。


なまじ多摩川は浅いので油断してビーチボールを追いかけていって、いきなり3mとか5mの水深に足を取られたかと…渦巻きなど水流が体を下へ追いやろうとする場合もあります。荒川の方がいかにも危なそうなのでみんな用心している気がします。


発見されるされないの明暗…多摩川上流ぐらいならどこに沈んでるのかもわかっちゃうからね…荒川上流だと流量二倍だからそうはいかないが。海は沖に出ていたら絶望的。

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20130827/4065591.html
九十九里で大学生が行方不明
08月27日 18時29分

27日昼前、千葉県の九十九里の海水浴場で男子大学生が海に流され、行方が分からなくなり、海上保安部などが捜索を続けています。27日正午前、千葉県白子町の中里海水浴場で、男性が海に流され行方がわからなくなったと警察に通報がありました。
海上保安部によりますと、行方がわからなくなっているのは埼玉県上尾市の10代の男子大学生で、沖合およそ30メートルで溺れているところを友人の男性が発見しましたが、そのまま海に流されたということです。
現在、海上保安部などが巡視艇やヘリコプターを出して捜索を続けています。
男性は27日午前10時ごろから、大学のサークルの友人3人と海水浴場に遊びに来ていたということです。


以下引用部分は、某所より転載…
納得。たとえ転入市民でも頻繁に川に入りあちこちの山や川をうろついてれば下手な地元市民より詳しくなるけど。
逆に言えば、地元歴の長い住民でもサッパリ川遊びすらしたことがなければ、よそから遊びに来る市民と同じってこと。今の子供は山も川もサッパリこないよ町中でDS画面ばっかみてて。太陽の子風の子広場もいつも閑散…なんのためのMTBだ、みんなして乗ってるけど…「青梅市内学童だって、成木小以外は川も山も疎遠、成木小児童だってあんま見かけない」ってな程度。河童の川流れにはほど遠い。非常に無難な…成木川だの林道の源流だのの浅瀬でたまーに見る程度。多摩川なんて家族連れで行く子がたまに居る程度だろう…大半が東原公園プールやサマーランドだな。
せめて釜の淵公園でももっと下流の、鮎美橋あたりで地味に遊んでほしいとは思う。水量によってはサンダル短パンで川を歩ける。
青梅一小、一中は釜の淵を含む学区。JR青梅駅の北が一小、青梅街道沿いにすこし上流に行くと一中。
二小はすこし下流多摩川沿いで、いま建てかえ工事中。

一小一中は誰も釜の淵の川で泳がない。
そして余所もんや新町辺りの新参が流されるとみんな口の端を吊り上げる。


2小も同じ。でも一部のやつらは泳いだり・・・
そんなことしてたら1小の人で亡くなった人がいたことがあった。
何度怒られても川はプールなんかよりもはるかに魅力的だっ
たよな。生き物たくさんいるしね。
でも遊んでいた仲間たちは危険な場所をよく知っていたけどな。
地元出身の先生たちも、そっと危ない場所や川遊びのテクニックみ
たいなものを教えてくれたりもしてたし。

基礎知識として
・膝上にきたら危ない
多摩川でも膝上はすぐ
・あとは体重と、流速と、川底のヌメリ具合による
・歩きモードだけで乗り切ろうとすると流される…いざというときはめいっぱい息を吸って泳ぎモードに瞬時になれるように


 ◇


一回の過ちで絶命した若者が居れば、
過ちを繰り返してもピンピンして、謝罪も学校任せというヤツも居る…


大自然で調子に乗ると負傷したり最悪は絶命で、人間社会ではそこまでいかないという見方もできる…

西友で女子高生が食品陳列棚に上がりネット投稿

スポーツ報知 8月27日(火)7時4分配信


 スーパーの西友は26日、河辺店(東京都青梅市)の店舗で都内の女子高校生2人が店内の冷蔵庫に入るなどの不適切な行為をしていたと発表した。同日深夜の時間帯を臨時休業として、店舗の清掃や商品の入れ替えなどを行うとしている。

 同社によると、不適切な行為があったのは23日未明。2人は食品の陳列棚に上がり、ポーズを決めたり、商品かごの中に入るなどしていた。こうした行為の画像をブログなどに投稿。同社は外部からの指摘を受け調査を行っていた。

 2人が通う高校によると、西友のほか、アルバイト先のピザ店でも不適切な行為を繰り返し、画像をインターネット上に投稿していた。同ピザ店も25日付で、食材の入れ替えなどを行ったことを発表している。

 高校は「今後、事実関係を明らかにした上で、店に謝罪するなどの対応を取りたい」としている。

この西友は河辺店だろうけど、以前も店員が刺されて深夜休業したことがある。


このばかどもはたとえ数千万の賠償を背負ったって、やりなおすことはできる…
しかし大自然はあまりに大きすぎ、一回の些細な失敗すら見逃してはくれない…

http://www.j-cast.com/2013/08/30182644.html
ステーキ店閉店で多額の損害賠償が…
複数の企業が「バカッター」への反撃を検討している(写真はブロンコビリーの発表文)


東京都のブロンコビリー足立梅島店の18歳従業員が、「バカッター」写真を投稿したのは2013年8月5日だ。キッチンの大型冷蔵庫に体を突っ込み、おどけた表情を浮かべた1枚はたちまちツイッター上で炎上、翌6日には店舗の休業、さらに12日には閉店が決まり、さらには、

「不適切な行為を行ったアルバイト従業員に対し、本件に関する損害賠償の請求についても検討しております」

という発表までもが出た。迅速かつ厳しい対応に一部では「やりすぎ」との声も上がったが、ブロンコビリー側の姿勢は揺らがない。担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「現在検討を続けている途中です。やるならば、すべてひっくるめて、という話になりますから」。ちなみに「女性セブン」の9月12日号によれば、問題の店員は「怖くて外に出られない」と、家に閉じこもっている状態だという。

ピザーラ西友で暴れたバカッターも賠償検討

このほか「悪質」との声が高かったのが、宅配ピザでおなじみの「ピザーラ東大和店(東京都)で起こった騒動だ。ここでは複数の店員が、キッチンの冷蔵庫やシンクに入るなどの「ご乱行」を行っていたばかりか、近所のスーパー・西友河辺店にも乗り込み、商品棚に乗る、冷蔵庫に入る、買い物カゴに体を突っ込むなど、暴挙の限りを尽くした。

問題発覚後の25日、ピザーラ東大和店の営業を停止、保存食材の廃棄や清掃消毒に追われる羽目となった。さて、この時点では「厳正な処分」としか発表されていなかった「バカッター」店員たちはどうなったかと尋ねてみると、

「該当する関係者は全員解雇です」(運営会社フォーシーズの担当者)

ときっぱり。損害賠償も、当然検討しているという。

西友も27日、「心ない若者が(中略)不適切行為を行い…」と、公式サイトで騒動について報告した。同様の騒動に巻き込まれた会社の多くが「お客様の不適切行為」と表現した中、なかなか厳しい表現だ。この「心ない若者」のおかげで、棚の撤去に買い物カゴの洗浄など今週一杯大忙しだったと、こちらの担当者はげんなり。対処もひと段落付いたということで、これから被害届の提出を考えるという。
東京スポーツなどはブロンコビリーのケースに関して、専門家の「請求額2000万円、実際には500万円前後を支払うのでは」という見方を紹介している。これはさすがに特殊だが、いずれにせよ「バカッター」若者たちの多くは当面眠れない夜が続きそうだ。


 ◇


それでは、水難者さんの死亡も確定いたしましたことで、あらためまして


合掌


・1分の遅刻は、相手の命を軽く見た証拠。


・1分遅刻というのは、相手を軽く見ていた証拠だ。
待ち合わせの約束をした相手のことよりも、
つい自分の都合を優先したことが1分遅刻の本質である。
時間というのは、誰にとっても命の断片だ。


・挨拶するかどうか、いちいち迷わない。


・結婚するかどうか、いちいち迷わない。
1秒迷ったら、それは運命の人ではない。


・指示された雑用の理由を、いちいち聞かない。
雑用の理由なんて相手から教えてもらうものではない。
つべこべ言わずにさっさとやって、自分で気づいていくものだのだ。


・返事のレスポンスとその人の好感度は見事に比例している。


 ◇


2年前にこういうのも出た。なんとなく覚えている。
ほらな、やっぱ酔ってるだろ…クルマではなく自分を運転し間違えた。

mainichi.jp/area/tokyo/news/20110808ddlk13040132000c.html(既に記事削除)
7日午後3時過ぎ、青梅市駒木町3の釜の淵公園で、多摩川に面した展望台(高さ約20メートル)から埼玉県の男性(29)が飛び降り、
せり出したがけの斜面で全身を強く打って間もなく死亡した。

 青梅署によると、男性は勤務先の同僚3人と正午前から河川敷でバーベキューをし、ビールや焼酎を飲んだ後、
午後3時前に1人で展望台に登ったという。同署は男性が酔った勢いで川に飛び込もうとしたとみて調べている。【和田浩幸】

ソース 毎日新聞 〔都内版〕飛び降り:展望台から 男性が死亡−−青梅・釜の淵公園 /東京




36 名前: 多摩っこ 投稿日: 2011/08/09(火) 11:36:45 id:TMR6QlmA
うわ〜… 俺も去年 釜の淵に行った時も同じように飛び込んだ人が
出っ張りに足ぶつけてなかなか浮いてこない事故に遭遇したわ 目の前で
1分半くらい?したら浮いてきたので その怪我人の連れと両脇つかんで助けたけど
飛び込みはマジで危ないからやめた方がいい 水面下が出っ張ってるので超危険
度胸一瞬 怪我一生 運が悪ければ仏様

再度掲載…ロシアの25mダイブ水死。http://youtu.be/-9h7xuDBOgs
20mにもなると、もし頭から突っ込むと気管支から肺まで一瞬で水が浸入すると言われる。着水時に腹部がつぶれて血管は圧迫され内臓も衝撃で一時的に機能低下するとか。


以下は地元民のレクチャー
http://kerokero.org/blog/blog.cgi/permalink/20110814211144



半月ほど前にも秋川で同じような溺死があった。
ここは釜の淵から歩いて行くのはちょっときついが、自転車で余裕の距離。
秋川の方が浅いしぬるいという油断もあったんだろう。
溺水から何分後に陸に引き上げられ、どういう救命処置を受けたのかの記録がないが…陸に引き上げるまでの、病院搬送までの、それぞれの時間は短かったはず。
ただ病院搬送後の心肺停止確認が通報の2時間後…これは釜の淵の件と大差ない。


…クルマでやってきてBBQするからには酒も入る…酔うと暑く感じて入水する…
土地の人は知ってるような現場の固有条件を、遠方から来た人々は知らない…
プールなら危険箇所の周知徹底がされるけど、何年たっても自然スポットは放置のまま。地元民は死なないし地元自治体も怒られないのでずっと放置プレイ。公営プールで溺れると教委や首長が記者会見で謝罪だからね…


誰でも潜ろうと思ってればめいっぱい息を吸ってから潜るが
そこに深みがあると知らないで居ると呼吸しながらいきなり潜ることになって、瞬時に気管支と肺が水で満たされ、つまり浮きもなくなるからよく沈んでしまい、早々に溺水確定=意識喪失状態になってしまう。流れのある川の深みから、息を吐いてしまった状態で泳ぎだけで水面に出るのは訓練が必要だ。けっこうあせりが増していくぐらいに時間もかかる。


秩父の荒川源流で急流に流されたことがあるが、数秒で浅瀬に引っかからなかったら死んでいただろう…リアル千と千尋だった。『リアルめんまhttp://www.anohana.jp/になるところだった…女子供は軽いのですぐ足をすくわれる。
なので多摩川での着衣歩行訓練では、いかに川底へしっかり体重を乗せるかが大事で、膝下ではもう危険が伴う。上流方向へ流れに逆らって歩けない場合はもう流されると思った方がいい(登山中に背中が後ろへ反ってしまうに等しい)。あわてずゆっくりと浅い方へ避難するしかない…できないほどの状況ならかなり危険だ。サンダルはかかとなしは論外…サンダルが流されないようにつま先が踏ん張る努力が無駄・邪魔になる。…場合によりしっかり息を吸って止めて、しばらく流される方がましかもしれないが、下流側の状況判断は広範囲なのでかなり難しい。とにかくあせったら負け。しかしどんどん体温は低下し体力筋力が奪われていく。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00251769.html
猛暑の夏休み、川遊びをしていた女性が溺れる水難事故が起きた。
東京・あきる野市の秋川で、川遊びをしていた30歳の女性が溺れて、救助されたが、13日午後4時半現在、心肺停止状態となっている。
午後2時20分ごろ、あきる野市雨間の秋川で「30代の女性が溺れている」と、通報があった。
警視庁などによると、都内在住で30歳の女性が、秋川に架かる東秋留橋の下で、川遊びをしている最中に、およそ3メートルほどある深みにはまって、溺れたという。
女性は、近くにいた人に救助され、東京消防庁のヘリコプターで病院に搬送されたが、心肺停止状態となっている。
現場の河川敷では、多くの行楽客がバーベキューやキャンプを行っており、女性は、家族や友人と川遊びなどを楽しんでいたという。




11. 名無しさん@13周年 2013/08/13(火) 17:02 id:VEWp2RHD0
またBBQで酒飲んでカッパに引き込まれたんだな。
季節を感じる事件ですね

29. 名無しさん@13周年 2013/08/13(火) 17:07 id:OISRAxIj0
>>11
うん
流体は必ず上昇流と下降流が発生する
流れや温度差、密度の差から生じる
プールみたいな安定して所とは思いもよらない
とくに下降流は重力も寄与するので生じやすい
泳げる人でもつかまってしまう


61. 名無しさん@13周年 2013/08/13(火) 17:21 id:PDf7lHV20
海よりかなり危険だろうな
まず、水温が全然違うし。

まあ、海での素潜りで魚介ハンターを自負する俺でも(密漁じゃねえよ
川では流れと水温のダブル効果で溺れる可能性があるかもしれん。

川は海での水深10mくらいの水温になる悪寒
当然素潜りで魚介ハントする時は夏でもスーツ着るっす。


130. 名無しさん@13周年 2013/08/13(火) 18:11 ID:7VhV8Nj20

冷たい多摩川本流と違って、東京サマーランドの横を流れる、支流の秋川はあったかい。
予想だけど、ベロベロに酔っ払っていたんだと思う。

>>1
支流の秋川は、多摩川j本流と比べれば、細い川なので、
水深3mの淵があるとは初耳だ。


62. 名無しさん@13周年 2013/08/13(火) 17:21 id:SM2GkJnd0
サマーランド代ケチったばかりに…


69. 名無しさん@13周年 2013/08/13(火) 17:25 id:rUxc2URjP
海底と違って普通の川底は凸凹だから川遊びは膝水深から先に行ってはいけない

79. 名無しさん@13周年 2013/08/13(火) 17:30 id:VWmBJbEOP
>>69
あそこは川を掘る工事やってるから、膝の水深の一歩先は水深3mとかありえる


 ◇


青梅市からの回答。


国交省管轄というわけなんだね。
国の直轄だと地元意識は薄く、ローカライズされた対策はされにくい。

釜の淵で水難死亡事故発生の件について、貴重なご意見をいただき、
ありがとうございました。


多摩川を管理しております国土交通省京浜河川事務所多摩川上流出張所に、この件について報告したところ、多摩川に限らず河川は自由使用、自己責任が原則であり、事故等は個人の責任になります。


管理者としては、水難事故防止のため、注意を促す看板等の設置を、現在、検討中とのことでありますので、ご理解をお願いします。
2013/09/13


海なし県だと、自然の中で泳ぐ機会もないのか。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130918-OYT1T01088.htm
「海なし県」埼玉、水難事故ワースト1の理由


 全国の海や河川でこの夏(7〜8月)に起きた水難事故で、内陸にある埼玉県の発生件数が35件で最も多かったことが警察庁のまとめで分かった。

 統計が残る2007年以降、「海なし県」がワースト1になったのは初めて。同庁は「記録的な猛暑となり、日差しの強い海よりも、『涼』を求めて川に足を運んだ人が多かったからでは」と分析している。

 同庁と埼玉県警によると、同県内での水難事故はいずれも河川で発生。次いで多かったのは神奈川県と静岡県で、ともに29件だった。

 昨年まで水難事故が最も多かったのは、いずれも海水浴場を抱える県で、07年は静岡、08年は新潟、09、10年は千葉、11、12年は静岡だった。

 一方、埼玉県は、海岸はないが、県の面積に占める河川の面積の割合は3・9%で全国1位。記録的猛暑で多くの人が川辺を訪れたとみられる。荒川ライン下りで有名な長瀞(ながとろ)町には6〜8月、昨年比15%増の約95万人が訪れた。8月には同町にバーベキューに来ていた男性(35)が酒を飲んで川に入り、溺死するなど、同県内での水難事故の死者は5人に上る。
(2013年9月18日22時38分 読売新聞)


『飲んだら泳ぐな』、かな。泳ぐなら飛び込むなら飲むな。
せめて浅瀬しかない、釜の淵からすこしばかり下流の、人がやたら多いスポットにしてほしい。深くても1mちょい。7mの淵どころか淵がない。

某所
2013/08/28


後片付けさえすれば、河原でバーベキューして酒飲むのはいい。

でも、川に入るな。女は酔った男を「行け!」なんてアオるな。

地元民だから知ってんけど、酒飲んで川に入ると、

どーせ、おぼれて助かんねーんだよ。身体能力、関係ない。


「川の神様よ、俺、酔っ払ってんだ。手加減してくれよ。」

なんて自然相手に通用しない。


人工呼吸する側の地元民の迷惑を考えろ。

死にかけで紫色になった酔っ払いって、クセーんだぞ。

人工呼吸するとこっちはスゲー体力消耗するし。

しかも、バーベキューで焼肉の臭いがすごいし。

2chでもスレによってはもっとひどい。毎度だけど…
メシウマだのこいつバカだだの罵詈雑言で終わる。




毎年毎年…夏場は毎月や毎週…これが多摩川上流だ。
あなたがた、知らないだろ?知らないで遊びに来るだろ?
http://www.youtube.com/watch?v=bNotwUr-BZU
水没から10分で岸辺に引き上げても溺死することあるのに
これだけ悠長に収容してる時点で…溺死のシビアさを察してもらわないと。
タブー意識ばかりひけらかして、なかったことにする「テーブルクロスかけてごまかし」じゃ、現地住民側は困るんだよ本当に。
いや溺れる人だって困るハズなんだ、溺れてもどうせ助けてもらえるとか甘えた考えでいるんだから。




荒川の水難事故対策でも、
当ブログエントリー関連でおれが消防や青梅市国交省へ呼びかけたのと同じようなアイデアが出ている。

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20131021/5383101.html
荒川の水難事故防止で協議会
10月21日 16時16分


この夏、埼玉県の荒川上流でおぼれるなどして死亡する事故が相次いだことを受け、流域の自治体や警察などが事故防止のための協議会を設立し、レジャー客に対する効果的な注意喚起の方法を検討していくことになりました。
水辺のレジャーで人気がある荒川上流の長瀞町皆野町では、ことし7月から8月にかけ26件の水難事故が相次ぎ、3人が死亡しました。
このため2つの町と川を管理する埼玉県、それに警察や消防などが、事故対策を強化するための協議会を設立し、21日、初めての会合が開かれました。
会合では、事故の多発地点に注意を呼びかける看板を設置していることや、警察のボートによるパトロールなどこれまでの取り組みが報告されました。
その上で出席者から川の危険性がレジャー客に伝わっていないとして、川の構造をチラシなどでわかりやすく伝えることが必要だといった意見が出されました。
また、酒を飲んだあと、川に入っておぼれるケースが多いことから、注意を促す効果的な方法を検討していくことになりました。


新潟の海岸でも同じような事故が発生。


だいたいが溺れるのは「都会からの観光客」ばかり。まさに自然が珍しいので『怖いもの知らず』=ペーパードライバーと同じ。
地元民というのは開放感にひたりに来るばかりではなくて、地元で注意喚起や教育を受けることが多い。何が危ないかを覚えさせられるので危険箇所の見分けが付く。
だが観光客というのは全て自己管理自己責任でやってきて、おもいっきり開放的になるから…


けっきょく、毎日毎日ヤクザや政府エージェントと「殺すぞ」の脅迫の応酬で、日々殺して殺される修羅の日々を送るようなろくでなしの人生よりも
ちょっと川や海に遊びにきた都会民のほうが、はるかに高確率で死にやすいという現実。
サメに食われるのは年間10人だが、蚊で死ぬ数は人間が人間を殺す数よりも多いという統計もある…小さいと思って油断するから。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140504/dst14050421420013-n1.htm
「兎が跳ぶ」高波だった 「住民なら近づかない」 離岸流起きやすい地形 新潟・上越の5人死亡
2014.5.4 21:42 (1/2ページ)[事件・トラブル]


懸命に行方不明者の救助活動にあたる救助隊員ら=4日午後3時19分、新潟県上越市上越タウンジャーナル提供)


 ゴールデンウイーク(GW)後半の4日、新潟県上越市柿崎区の上下浜(じょうげはま)海水浴場で子供を含む5人が流され、全員の死亡が確認された。事故現場周辺は、多くの家族連れや釣り人らでにぎわう温泉街だが、地元では離岸流が起こりやすい浜としても有名だった。「住民なら近づかない高波だった」。県外からの観光客がその危険性を知るはずもなく、GWで行楽ムードの浜は一気に暗転した。

 「誰か助けて」。空気を切り裂くような女性の声が波打ち際に響いた。


 地元住民らによると、5人が波にさらわれた場所は、砂浜から海へ入るとすぐに水深が深くなる「すり鉢型」の地形で、高波の日は強い引き波が起こる海岸だった。3日から風が強くなったという。


 大きな白波が海岸に打ち寄せる高波を、地元では「兎が跳ぶ」という。海岸沿いで理髪店を営む南雲義美さん(72)は「今日は朝から兎が跳んでいた。あの波では大人でも足をすくわれてしまうから、地元の人間だったら決して近づかない」と話し、心配そうに海上保安庁による捜索を見守っていた。


こういうことを書くとまた、縁起でもないとか、考えろとか、いうのが一定数湧いてくるが
川や海の神様は、生贄を欲しているのだ。
バカなことをやってると気づかないイキモノはどんどん死ねと、いうのが弱肉強食を司る自然の神である。
つまり現状のまま「問題」を注意せず放置しておくと
ところてんをつくように、いつまでも次の犠牲者が増え続ける。
縁起でもないとか罵っていいことを言ったつもりでいる人々はしかし
実際は生贄を欲する神様を援護したに過ぎない。
要は知恵のなさである。浅学だからいくら考えても考えても、いっこうに真実にたどり着かないのだ。
知恵知識経験が充実した人のやることは時に、一見すると非情に見える。しかし最も効果的な対処法であることが多い。


 ◇


翌2014年、
まだ梅雨なのに続発している、生徒の溺水死亡事故。


子供に、完璧に川や海というものを熟知しろというのは無理…
熊や猪に、人間に撃たれるような場所へやってくるなというに等しい。


あまりにうかつに、簡単に死んでいく。
大雨で増水中なのに遊びに行く、いわばバカだ。


浅くて簡単な多摩川上流だって、足を取られる歩行訓練に適するほど、水面が膝を超えたらあっけなく流される。
ましてコンクリで覆われた用水路形状の川とか、大人が見るだけで身震いするほど広い木曽川のコーナーアウト側とか…
ものを知らない奴はむちゃくちゃをする…

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/197550
小1男児 遺体で発見 松戸の春木川
2014年06月10日 11:22
欄干の外側を歩き、へりに座ろうとしていたのを近隣女性が目撃。自宅ベランダから声をかけたところ、しゃがむような姿勢で落下し、流された
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140606/k10015039841000.html
ふだんは30センチほどですが、雨の影響で当時はおよそ1メートル60センチまで水かさが増


http://mainichi.jp/select/news/20140611k0000m040126000c.html
木曽川3人不明:「川にだけは行くなと…死にに行くようなもんだと言うと、『分かった』と答えていたのに」涙ぐむ遺族ら
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140611/201406110946_22689.shtml
現場から約400メートル下流の中央付近で、水深約8メートルの川底に沈んでいる岩田君の遺体を発見。堀川君は同3時10分ごろ、高下君は同5時ごろ、いずれも岩田君が発見された場所の近くの川底で発見された。
https://goo.gl/maps/00IG0



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2014/06/15
まただ…多摩川からも近い、長瀞の荒川…
多摩川は狭くて浅いけど、荒川は太くて深いから…昨年も死者が出た。
多摩川奥多摩町へいくとダムのせいで深いところがある。


もう頼むから、都会から川遊びに来た人たちは、酒は我慢して泳ぐか、飲んだら川に入らないでくれ、せいぜい10cmの浅瀬砂浜でもあれば別だが…

6月14日 20時42分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140614/k10015226081000.html
14日午後、埼玉県長瀞町の荒川で、会社の同僚らと川に飛び込んで遊んでいた男性がそのまま流されて行方が分からなくなり、警察と消防が捜索しています。

14日午後1時20分ごろ、長瀞町井戸の荒川で、千葉県柏市の27歳の会社員の男性が川岸の高さ3メートルほどの岩の上から飛び込んだあと、そのまま流されて行方が分からなくなりました。
警察と消防がおよそ50人の態勢で日没まで捜索しましたが、男性は見つかっていません。
警察によりますと、男性は午前中から会社の同僚3人と共にバーベキューや川遊びをするため、岩場近くのキャンプ場を訪れ、ビールなどを飲んでいたということです。
現場の川は先週からの長雨の影響で、ふだんより水量が多く、飛び込んだ所は深さ4メートルほどで、流れも速くなっていたということです。

青梅市より上流側の、普段のやや渇水多摩川ですら、
歩いて渡ろうとか、上流へ向かって歩こうとすると、すごく怖い。油断すると足を取られるのがわかる。
せいぜいひざ下でもだ。膝が沈むともう一気にヤバイ。
立てないということは、流されるってことで
川はまっすぐ流れないので、洗濯機みたいにもみくちゃにされて溺れるってことだ。救命胴衣で水面に居続ける意味がそこにある。


そんなイージー多摩川ですら、7mの深い淵があるだけで酔っぱらいが溺れて死んでしまった…
まして荒川は…
とにかく、川を舐めるな。


おれは既往歴から、3mも潜れない。耳が痛くなってしまう。
たとえ目の前で溺れても、深いと助けられない。つまり自力で浮かび上がることがデキなかったら1時間後に調布からくるダイバーが引揚げるしか無い=とうぜんに既に死んでいる。


2014/07/28
あんなイージーなレジャースポットでも溺れるとは…23区の子か?http://goo.gl/maps/jr9QZ

http://www.asahi.com/articles/ASG7W5G3NG7WUTIL01B.html
各地で水の事故相次ぐ 少なくとも11人が死亡
2014年7月27日22時13分


 厳しい暑さとなった27日、各地で水の事故が相次いだ。川遊び中に流されるなど全国で少なくとも11人が死亡した。

 午後1時ごろ、東京都あきる野市小川のバーベキュー場「秋川ふれあいランド」から「子どもがおぼれた」と119番通報があった。警視庁によると、バーベキュー場前の秋川でいずれも都内に住む7歳の男児2人がおぼれ、1人はまもなく死亡が確認された。もう1人は意識があるという。男児2人は、知り合いの家族同士で一緒にバーベキュー場に訪れ、川遊びをしている際におぼれたという。


 熊本県多良木町球磨川では、「水遊び中の親子3人がおぼれた」と110番通報があり、5歳の娘は近くにいた人たちに救助され無事だったが、両親は流されて死亡した。

 県警によると、死亡したのは同町多良木の酪農業源嶋光義さん(37)と妻みどりさん(45)で、水死とみられる。親子3人で川で遊んでいたところ、ビニール浮具に乗っていた娘が川に落ち、助けようとした両親が流されたとみられる。

 愛媛県西条市の加茂川では、同市大町の県立高校2年、増田達允さん(17)が遊泳中におぼれた。レスキュー隊員に救助されたが、間もなく死亡が確かめられた。

 鳥取市鳥取砂丘そばの海では、中国人とみられる男女3人が流された。男性2人が亡くなり、女性は意識があるという。神奈川県真鶴町兵庫県京都府、鹿児島県、沖縄県の海でも釣り人や遊泳中の人が死亡する事故が起きた。

   ◇

 気象庁によると、この日は山梨県大月市で全国最高の38・8度を記録するなど、関東から九州にかけて計56の観測地点で最高気温が35度以上の猛暑日になった。

2016/08/08
今年も…http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20160804/1470232884


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奥多摩周遊道路には「事故を起こすと通報を受けてからヘリで青梅総合病院到着まで、二時間かかる」と看板がある。


青梅市の釜の淵も「ここの5m淵で溺れると死体になるしかなく、1〜2時間後に調布からスクーバ隊がご遺体を引き上げに来ます」と看板を建てるべきだ。


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救助作業者およびレジャー客向けに
釜の淵の地形マップを作成しました。


現地でダイビング訓練している本人が作成したものです。


水温は、正午過ぎ頃で、猛暑日でも22〜23℃、残暑で20℃。初秋で18℃。(御嶽は2℃引く)
しかも日没して肌が熱せられなくなると同じ水温でも冷たく感じる。



http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140816/1408100253




2015/08/04
夏の風物詩で、全国的に岩場飛び込みで最低でも一人は死ぬ。
ほとんどが土地の者ではない。近隣の都会からくるレジャー客で学生が多いが、酔った成人男性も多い。


川海の溺水における意識不明の重体で、意識が回復することは殆ど無い。
だいたい救命医療が数時間〜3日ほど手をつくして死亡宣告が来る。人工呼吸装置が通される頃には脳死で脳がパンパンに腫れて頭骨を圧迫しておりこうなると蘇生不可能。さほどでなくても肺炎や感染症との戦いが厳しい。
ギリギリ蘇生できるラインは溺水で姿が見えなくなってから15分程度。溺水者の適切な蘇生法は普及しておらず対処が悪いケースが圧倒的である。CPRはABC、頭を低く足を高くで肺の水を排水する、なのでABが先。肺に空気を満たさないと心臓に酸素が行かないので心マしても無駄なのだが、CABでCPRする例が多く無駄に終わる。
心臓発作はCABだが、溺水はAirBreathCompressionだ。

http://mainichi.jp/select/news/20150804k0000m040166000c.html
岩場から飛び込んだ学生重体 岐阜・白川


3日午後6時ごろ、岐阜県白川町下佐見の佐見川で、川遊びをしていた三重県四日市市ときわの男子大学生(20)が川底に沈んでいるのを一緒に来ていた同級生が気付き、引き揚げた。大学生は病院に運ばれたが、意識不明の重体。

水深約2メートルで、川幅約30メートル。大学生は同日昼すぎから、愛知県の大学に通う同級生3人と一緒に川岸でバーベキューをした後、高さ約1メートルの岩場から飛び込んで遊んでいて、姿が見えなくなった


http://www.asahi.com/articles/ASH8365GKH83TIPE02T.html
中2男子生徒、川でおぼれ重体 福岡の室見川


過去には都内随一のバカ高校偏差値40、多摩高で飛び込み失敗の死亡事故、管理不行き届きによる第一小(多摩高予備軍)の死亡事故も発生している。
教師も親も田舎者の無責任体質で、右翼左翼や地域部落社会の集団抗争が大好きな土地柄なので子供も一緒になって羽目をはずして暴れたり親とともに抗争に加わることが定着している。
そういう土地では、一緒になってバカや悪いことをしてる時はいいが
校内で溺死者が出るなどすると、手のひらを返されて「しーらない、先生悪くないもん」すっとぼけられて終わり、遺族が抗弁すると今度は自分が村八分リンチを食らって潰される、救いようのない閉鎖的陰湿部落社会。

http://arita.com/ar/?p=197
1999年のプール事故関連・裁判の状況


 東京都立多摩高校にて6月28日9時過ぎ体育の授業中、高校1年生男子O君が飛び込みで頸椎骨折。青梅総合病院に救急車へ搬送
7月5日頭蓋を開けて牽引手術。9日になって腹部に水が溜まり死亡。死亡病名は十二指腸腹膜炎。被害者は水泳が得意な方だったが、事故直後には意識があり飛び込みに失敗したことを友人に告げていた
 7月13日学校側はPTAに対して説明会を設けたが、故意に事故当日の体育教師を出席させなかったり、事故は起こり得るので今度のことで水泳授業等を止める訳にはいかない等ということを強調した模様


7月23日東京都青梅市立第一小学校で5年生女生徒が排水口に吸い込まれ死亡。
被害者の異変に気付いた生徒の通報で教師らが排水口から引き上げた時には意識不明で呼吸心臓とも停止していた。人工呼吸や心臓マッサージを行い、救急車で 青梅市立総合病院に搬送したが、夕方死亡。
 事件後、学校側はPTAに対して事件の説明を行っているが、原因追及・責任の所在等が全く不十分。ちなみに東京都自身のインターネットサイトでは事故内容を死亡件数で載せるのみで、例年と状況が同じであるかのように書いている。


2015/08/13
嗚呼
やっぱり今年も出た…
昨年は奇跡的にセロだったが。


当ブログのリンク元一覧に、急に「釜の淵 青梅」みたいな検索結果が急増してたんで、調べたらこれだよ。


自分も慣熟のために(水難救助訓練)、ダイビング装備で3mスポットからはよく飛び込むけど
飛び込み定番の場所から勢い良く横方向へ飛び込まないと、岩が突き出てるので、
「岩に頭をぶつける」のはわかるわ…
足をすべらせると、後頭部側へ回転しながら落ちそうだしな。


自分は救助訓練でしか泳がないので
夏休み開始直後、お盆、夏休み最終の日曜、9月、はすこし注意して現地を見まわっている。
とはいえ個人でやってるので、事故発生すぐに緊急通報も受けられないし…できることは限られるけれど。
ダイビング装備っていうのは、水没し行方不明の溺水者の早期発見用の装備なの。昨日の事故は転落なのですぐ居合わせた人々だけで救助はされてるっぽい。


ちなみに一昨年の溺死発生後、自分が行政に陳情し、現地に横断幕を設置してもらった。あの赤字の幕はそういう経緯で自分が実現させたもの。でも事故る人は読んでて注意しててもなお事故るんだよ。
つまり、いくら注意してても「万一」があれば重傷、重体、溺死になりやすいぐらいには「危険な場所」なの。
横田基地の米兵はパワフルだからひょうひょうと登っては飛び込んでを繰り返すが…地元の少年たちも「あれは別格」とビビってる。


注意:釜の淵で飛び込む際は、常連の定番スポットから飛び込むように。
足場がしっかりしてるのですべり落ちない。
へたに濡れたビーチサンダルなど履くとずり落ちるので、ダイビングシューズでないなら裸足の方がマシ。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00300031.html
川に飛び込もうとした男性、岩に頭をぶつけ重体 東京・青梅市
08/13 06:18
http://youtu.be/lkpXRhjjrHA


川に飛び込もうとした男性が、岩に頭をぶつけて、意識不明の重体となっている。


目撃した人は、「あっちから上がって」、「飛び降りていったんだよね」と話した。


12日午後、東京・青梅市多摩川で、高さおよそ5メートルの岩場から川に飛び込もうとした男性(20代)が、足を滑らせて岩に頭をぶつけ、そのまま転落した。
男性は、一緒に遊びに来ていた友人らに救出されたが、意識不明の重体となっている。

これは溺れてはいないのですぐ助けはしたんだろう。
たしかパトカーは急行してたし救急車も向かってたが、消防はこなかったし。