先従隗始・温故知新

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河川溺水者サルベージの民間ダイバー


条件
多摩川など、西多摩地域青梅市近辺
・水深10m以内
・水温18度以上(だいたい6月下旬〜10月初旬かな)
・流れが速くなく、スキンダイバーが容易に活動できること
・緊急走行はできません


前提として
・人は溺れて沈んで1〜2分で意識を失い、「15分でほぼ致死確定」します
・川の上流の消防署は、一切潜水道具を持っておらず、やりません
=遠く(多摩地方だと調布市)のダイバー隊が呼ばれて1〜2時間ぐらいできます=致死確定は何分でしたっけ
・近くの民間ダイバーを呼べた場合、それよりは速く引き上げできるかもしれない=しかし15分経過前はまず無理


基本、深みに沈んだ人を救助するのは「死体引き上げ」であることを、ご認識下さい。
医師が診断するまで死亡ではないと、法律が定めてるだけです。


故事を教訓に、見てるだけはつらいので。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130827


連絡先はTELを表記したいが、いろいろ難しい。
消防署や消防団が取り次いでくれればいいけど、彼ら公務員は排外的で、よそ者参入を嫌う。


現状、ここのコメント欄に書き込んでもらってそれがメールで届く、ぐらいしかご用意できない。

http://mainichi.jp/articles/20160410/k00/00e/040/127000c
毎日新聞2016年4月10日
北海道新得町新得消防署は15日から、民間のリバーガイド資格者ら6人を河川の水難事故に限定して出動する「機能別消防団員」に任用する。地元のガイド会社でラフティングツアーなどを担っている人たちで、河川に関する専門知識や技能を救助活動に生かしてもらう。同消防署は「民間のプロのガイドを機能別消防団員にするのは、全国的にも珍しい」としている。

 機能別消防団員は、能力などに応じて特定の活動だけに出動する消防団員。消防団の人員不足を補完する狙いで、総務省消防庁が2005年に新制度として打ち出した。道内では広尾町が民間ダイバーを海難事故対応で任用している例などがあるが、全国的に制度の定着は進んでいない。



・ちなみに溺れた人にAEDは無意味


以下の新聞記事は、記者も素人なのでよく理解してないけれど
べつにAED使ったから蘇生したわけじゃない。
溺れてすぐ救命措置を開始した、
心マと人工呼吸を行った、(人工呼吸が一番大事)
からすぐ息を吹き返しただけ。


AEDが効果あったかはわからないんです、
わかりっこないし、溺れるのは心臓発作と違い酸欠だから電気ショックが効くわけがない。冷水に落っこちて心臓発作になったなら別だけど。


AEDで助かると思い込んでると、AEDくるまで無駄だと思ったり、なにもしないこともあり得る。
心疾患の発作はともかく、(特に夏の)溺れではAEDはなくていい。


溺れた時はABC、エアー ブレス コンプレッション。気道確保、人工呼吸、心マ。という優先順位。
心疾患の発作はCAB、コンプレッション、エアー、ブレス。
ね、心疾患は心臓を刺激するのが先。発作だと心拍が完全に止まってないので除細動となり、電気ショックで刺激して心拍の復元を試みる。
電気ショックは心拍の異常痙攣をやめさせるものなので、溺水の呼吸停止で心停止するとまったく動いておらずAEDは意味が無い。溺れてすぐだと呼吸が止まっても心臓がぎりぎり動いてることもあるのでこれもAEDは必要ない。


ってか、川遊びスポットにAEDなんかないよ、走って行っても近くて数百m、へたすると数km先のコンビニや公共施設。
どうしてもAEDほしかったら監視員付きのプールや海水浴場にしとく。
川で泳ぐって、監視救助員がおらず救命措置もできず、溺れたら死ぬってことだから。

時事ドットコム:AED、おぼれた女児の命救う=一時心肺停止、監視員らが使う−新潟


AEDで女児助かる、新潟

 26日午後1時半前、新 潟市鳥屋野総合体育館プールで、同市中央区の保育園女児(5才)がおぼれる事故があった。女児は一時意識不明になったが、同館の監視員らが自動体外式除細 動器(AED)などの蘇生(そせい)措置で回復。監視員と救急隊の連係プレーで一命を取りとめた。

 新潟東署によると、25メートルプールを泳いでいた女児が体をばたつかせて沈んだ。目の前にいた母親(34)がすぐに跳び込んで救助したが、引き上げた時には呼吸をしていなかったという。

 監視員の女性(24)が、事務所に設置されているAEDを即座に女児に装着。AEDの指示通りに、広川俊司館長(43)と2人で人工呼吸と心臓マッサージするなど、市消防局の救急隊が到着するまで約3分間、蘇生措置を行った。

 その後、救急救命士の人工呼吸で女児は息を吹き返した。監視員のとっさの対応に、新潟東署幹部は「初動の対応が良かった。もう少し遅かったら駄目だったかもしれない」と評価した。

 同館でAEDを実際に使ったのは初めて。広川館長は「シーズン前の6月にも講習を行っており、マニュアル通りに対応できた」と話した。
新潟日報2008年7月26日