先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

名門も多いが、舌禍の名人も多い、そんな第二次安倍内閣


というのは週刊誌がおさらい的に報じてはいるが、周知の事実で…


ナチス麻生をふくめ、次々にこうなるだろうことは発足時の顔ぶれでわかっていた。
名家名門を自負すると言うこと=居丈高になり=貴族的リーダーシップを見せようともする=欧州王政国家の身分階層格差(カースト的)社会とおなじ構図になっていく。
…しかし現代日本は公家や王族を否定した後なので、下層市民社会の体裁をとっているためそういう貴族的な振る舞いや言動がすぐ舌禍と認定される。
当人が古い名家を自負するほど、戦後日本では舌禍とされやすい。
わかりやすいのは、イタイイタイ病発覚当時の三井鉱山のインタビューへの応答の映像だ。あれが旧来の日本のカースト的階層社会における名家名門の姿…つまり公家と武家の。ちょっと昔までは、一家の大黒柱=おとうさんだってああだったのだし。


ノーブレスオブリージュとは、貴族は普段は豪勢に派手に暮らしても、有事には率先して面倒の解決へ赴き死んでくるという契約である。英国では今もこれが残っているので貴族の家の者は下層市民への蔑視も態度もすごいという…隠す必要がない。日本では敗戦によりこれがGHQに解体され、名家も名ばかりで無能化されてきて今日がある。日本が本当にまた有能になられては困るので霞ヶ関永田町に平民に至るまで牙を抜かれてきた、大国に逆らえない弱腰が染みつくようにと。だがこれは立場的にも地政学的にも弱い国なんだから仕方がない。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2013081100150
中間貯蔵「福島自ら行動を」=石原環境相が発言、地元反発も


 石原伸晃環境相は11日、福島市で開かれた東京電力福島第1原発事故後の復興策を話し合う会合のあいさつで、放射能汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設について、「福島県をはじめ皆さんが、自ら行動するという認識をしっかりと持っていただくことが重要だ」と述べた。
 中間貯蔵施設は政府の責任で設置するとされている。環境相の発言は、福島県に責任を負わせるものと受け止めかねられず、地元の反発を招く可能性もある。
 会合には、政府側から環境相根本匠復興相が、地元から佐藤雄平同県知事らが出席。佐藤知事は会合後、環境相発言について記者団に「(同施設建設は)直接的には国が対応すること。責任を持って、丁寧に説明をして進めてもらいたい」とくぎを刺した。建設候補地の一つである大熊町の渡辺利綱町長は、「早く建設したいというのは分かるが、位置付けとしては迷惑施設だ」として、政府に丁寧な対応を求めた。(2013/08/11-18:56)


あーそういや親父の誕生日だわ…いやなひだねぇ…旧態依然の武家公家・軍人をまねた権化のような人物だった。まねてるだけだから始末が悪い…いまの世襲名家政治家も似たようなもんだが。


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更迭が固まったか…いわゆる「ゲンダイぐらいしか報じられない裏事実」系。
いくら長期政権やりたいなどとほざいても、一寸先は闇…保守でも革新でも強硬派が政権になってあれこれ強行するほどスキも多く生まれ…悪い意味で第二次アベは民主鳩山内閣のテンプレになりそう…右と左の鏡写し。

http://gendai.net/articles/view/syakai/143943
ナチス発言に居直り 麻生財務相に「8月末」更迭説

2013年8月10日 掲載


「謝罪しない」「辞めない」は通じない

<9月のG20サミットがポイント>

 ナチス発言をしながら、「大臣を辞職しない」「謝罪もしない」――と、居直っている麻生財務相。閣僚からは「発言を撤回したから、これで一件落着じゃないか」(古屋圭司国家公安委員長)などと能天気な発言も飛び出している。

 しかし、麻生大臣は8月末までに辞職に追い込まれる――という見方が徐々に広がりはじめている。ホワイトハウスは、いまのところ沈黙を守り、欧米メディアの報道も抑え気味だが、9月に入ったら、批判が強まる可能性が高いというのだ。

「いま欧米が沈黙しているのは、8月だからです。まず、バカンスのシーズンだということです。東京駐在の外国メディアの記者も休暇を取っている。しかし、ユダヤ人人権団体のサイモン・ウィーゼンタール・センターは、〈ナチズムの犠牲になった世界のすべての人々に対して謝罪が必要〉と、あくまで謝罪を要求している。ナチス問題に敏感な欧米各国が、このまま麻生大臣の居直りを放置するとは考えられない。いずれ批判を強めてくるでしょう。そのタイミングは、8月末だろうとみられています」(外交関係者)

 ポイントは、9月5日からロシアでG20サミットが開かれることだ。安倍首相も出席する。サミット前に「なぜ、安倍首相は麻生大臣を更迭しないのか」という声が強まるだろうと予想されているのだ。

「いま外交関係者が心配しているのは、ナチス発言の後、首相がわざわざ雑誌〈WiLL〉の花田紀凱編集長と2回も会食したり会談していることです。花田さんは、かつて月刊誌マルコポーロの編集長時代、〈ナチ ガス室はなかった〉と題する記事を掲載して大問題になった。その花田さんと2回も会うのは、ナチズムの犠牲者を挑発しているように映りかねない」(永田町関係者)

 しかも、麻生大臣のカウンターパートであるルー米財務長官は、厳格なユダヤ教徒だ。安息日には一切仕事をせず電話も使わないという。暴言を吐きながら、「謝罪はしない」「辞職もしない」と開き直っている麻生大臣では、日米財務相会談もスンナリいかないだろう。

 心ある日本人も即刻、麻生大臣をクビにすべきだと思っている。海外からの圧力が強まる前に、安倍首相は更迭すべきだ。


職業政治家と、職業役人だけに、寡占支配を代行させるシステムも、100年以上経過すればすでに実態に合わないな…清朝末期に無意味な王宮の瓦に莫大な予算を投じていた慣例と同じだ。
べつに国際社会のスタンダードが間接民主制の議会政治だからって、日本が次世代型の統治システムを試作したっていいんだが…(絶対に旧来の右翼左翼自民民主にやらせるわけにはいかないが)


まずは民間登用の推進と権限強化と地位安定策、あとは兼業議員の導入から。
小作人が小学生の息子も稲刈りに動員するほど忙しくしかも極貧で、えらいお金持ち先生に政治を委任するしかなかった時代とは違うので、
むしろ兼業議員や役所機能の民間登用推進で、カネはかけず、兼業で一般人が関与を深めていく…ほうがなにかとスムーズでマッチだ。
じっさい、ツタヤ図書館など、民間と融合したことで躍進した行政サービスもいくつかある。しごと館がつぶれてもキッザニアは満員御礼だ…警官や消防官も体験できる。

http://gendai.net/articles/view/syakai/143945
「サヨナラ、民主党」 落選議員が次々と首長選にくら替え

2013年8月10日 掲載


海江田新体制グラグラ

 昨年の衆院選で前職156人が大量落選した民主党で、離党→首長挑戦の動きが続出している。

 宮崎1区で落選した川村秀三郎(64)は、来年1月の宮崎県知事選に立候補する意向を固めた。民主を離党し、無所属で出馬する予定で、近く正式表明するという。

 岐阜1区で落選した柴橋正直(34)も、来年2月に任期満了となる岐阜市長選に色気満々。民主党岐阜県連代表を務めていたが、参院選敗北の責任を取るとして、直後に県連代表辞任を表明し、今月3日には離党も表明した。

「市長選に備えて、早めに離党して民主色を薄めようという魂胆でしょう。岐阜1区の自民の対立候補は、野田聖子総務会長でした。柴橋さんは野田さんと裏で話をつけて、現職市長からの後継指名を得られるよう画策しているともっぱら。現職の岐阜市長は65歳で3期目。4期目を目指すか、勇退するのか、微妙なところですからね」(地元記者)

 落選議員たちがこぞって首長を狙うのは、民主党がお先マッ暗で、次の衆院選で復帰できる可能性がほとんどないという事情がある。しかし理由はそれだけじゃない。カネだ。

「与党時代の政党交付金がまだ150億円も金庫に残っている民主党は、衆院選の落選者を“暫定支部長”にして、毎月50万円の活動費を支給し、参院選への協力を求めてきた。しかし参院選が終わったことで、これから支部長の“整理”を始めるつもりです。つい最近も『支部長を50人まで減らす』というウワサが流れ、党内は大騒ぎでした。支部長を外されれば、月50万円の活動費ももらえない。だったら『民主党には愛想が尽きた』『国民の支持がない』などとテキトーな口実をつけて離党し、市長転身など次の道を探した方が得策という判断なのでしょう」(民主党事情通)

 落選議員は150人以上もいるだけに、この先も首長転出の可能性を探る動きは続きそう。だが、人生はそう甘くない。すでに今年4月のミニ統一選で、寺田学(秋田1区)が秋田市長選に、川口博(秋田2区)が秋田県小坂町長選に出馬したが、いずれも落選した。

 民主党に残るも地獄、逃げるも地獄……。

次のフェーズ:サヨナラ自民党


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プーチンにもブッシュにもみえるノルウェー総理

http://rocketnews24.com/2013/08/12/358827/
まさに現代の暴れん坊将軍!? ノルウェーの首相が “国民の本音” を聞くためにタクシー運転手に変装していたことが判明


2013-08-12_152257
権力者が民衆のために身分を偽って街にくりだす……貧乏旗本に姿を変えて悪を成敗する『暴れん坊将軍』など、弱い民衆のために動く姿はまさにヒーローだ。

そんな時代劇を思わせるカッコイイ政治家が現代に現れた! その人物とはノルウェーの首相のイエンス・ストルテンベルグ氏。国民の本当の声を聞くためにタクシー運転手に化け、街中を走り回ったというのだ。
 
・首相がタクシードライバーに変身!
ストルテンベルグ首相がタクシードライバーになって有権者の声を聞いていたことがわかった。 Youtube などで公開された動画を見てみると、実在するタクシー会社の制服、身分証をつけた首相が映し出されている。サングラスをかけたら誰なのかわからないくらいだ。
 
・首相「国民が真意を話す場所、それはタクシーだ!」
それにしてもなぜ、タクシードライバーになろうと思ったのだろうか。ストルテンベルグ首相は、「私は国民が実際にどう考えているのかを聞くことが重要だと思っている」と考えているそうだ。

だが、有権者の真の思いがわかる場所はなかなかない。そこで「国民が真意を話す場所があるとしたら、それはタクシーだ!」という考えに至り実行したのだという。
 
・さまざまな話をする有権者
ストルテンベルグ首相の思惑通り乗客は様々な話をした。たとえば、環境問題、教育問題、企業トップの給料が高すぎるなどである。また、一部では「あれ、この角度から見ると首相に似てない?」とツッコみを入れる利用者もいたという。
 
・首相の運転は8年間ぶり
この「お忍びタクシードライバー・プロジェクト」は、全てが順調にいったようだが、動画を見ていると車が急にガクンと止まるなどヒヤッとするシーンも。なんと、ストルテンベルグ首相は運転に8年間ものブランクがあるというのだ! 「今まで乗ったタクシーの中で最悪だわ」という乗客もおり、首相はドライバーには向いていないのかもしれない……。
 
・選挙戦のキャンペーンと批判の声も
ノルウェーは9月に総選挙が行われる予定で、今、選挙戦の真っ只中だ。しかもストルテンベルグ首相率いる与党は劣勢だという。そのタイミングで動画が公開されたことに「あからさまな選挙キャンペーン」という批判も出ているそうだ。

彼らの意図はわからないが、せっかくこのような機会を設け有権者の生の声を聞いたのだ。是非とも国民の声を政治に生かしてほしいものである。