先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

司会中のギャグはサムーかったが、反原発の志は現場で磨いていた元NHK堀


彼の寒いギャグをみせられて「ああこりゃWBSに10年及ばないな」と思ったもんだが…遠い目
山本太郎ほどカリカリにならず、がんばって大成してほしい。ホンモノになればなるほど、元経産省の古賀さんみたいに苦労はするだろうけど。ほほえましいオコサマ偽物レベルのうちはニコニコ笑って見逃される。


NHKっていちばんフクシマ宮城、岩手など被災地にべったりな放送局で現地情報ソースを多く保有してるから、内部でそれを見せ続けられる堀もそりゃたまらんわな。

http://www.j-cast.com/2013/03/21170563.html
「早速、今は渋谷に向かっています。これから上司達と面談です。今日、予定していた番組打ち合わせや週明けの収録がキャンセルになったので、じっくり向かい合って話してきます」

NHK堀潤アナウンサー(35)がこうつぶやいたのは、留学中の米国から戻ってきた直後、2013年3月16日午前のことだった。のちに判明するが、この2日後に堀アナは退職届を提出、NHKを去ることを正式に決める。
きょうの料理」での復帰突如白紙に

堀アナといえば、「ニュースウオッチ9」リポーター、「Bizスポ」総合司会などを務め、お茶の間にもよく知られた人気アナの一人だ。2012年3月からは米カリフォルニア大学ロサンゼルス校に1年間留学、この4月に帰国してからは、長寿料理番組「きょうの料理」(Eテレ)と、美容番組「女神ビジュアル」(BSプレミアム)を担当する予定だった。

一方で堀アナは東日本大震災以来ツイッターを通じ、主に原発に批判的な立場から活発な発言を続けていた。フォロワーは一時最大10万人を数え、拙速な原発再稼動への批判、

「国や組織に期待してはだめだ。もうだめだ。僕らで動こう。僕らで考えよう。僕らでこの国を変えよう。だって、僕らの国なんだからさ」(11年12月)

など、NHKアナとしては異例のかなり踏み込んだ発言も少なくない。そのため、春からの復帰先がいわば畑違いの「きょうの料理」だったことには、ネットを中心に「報道部門から遠ざけられた」と見る人も相次いだ。

そしてこの3月に入り、両者の関係は決定的に悪化する。

堀アナは留学期間を利用し、UCLAドキュメンタリー映画「変身」を制作していた。福島やスリーマイルなどの原発事故を追った内容で、3日に堀アナが完成を発表、UCLA内で上映されたほか、ロサンゼルス市内での市民向け上映会も予定されていた。

ところがNHKは、堀アナに対して上映の中止を指示した。NHK広報部は「映画の内容を理由に、中止を求めたものではありません」としているが、堀アナは3月11日、中止の理由は映画の政治性だとして、ツイートに憤りを滲ませた。


今の日本は太平洋戦争当時と変わらない

「僕がUCLAで作った映画が局内で大問題になり、ロスで米国市民の皆さんが企画した上映会も中止に追い込まれました。『反原発と言われるものは困る』と指摘を受けましたが、事故が起きたことによる不条理な現状を描いているに過ぎません。市民が共有し未来に活かさなくてはならないものです」
「米国市民からは突然の上映中止の通達に『日本ではこれが日常なのか?』と怒りを通り越して驚き理解ができないという声が上がっています。僕が学生の時に研究し太平洋戦争下の状況と本質は変わりません。公共メディアは誰のものか?知る権利を有する市民のものです。表現の自由を有する市民のものです」

さらにNHKが震災直後、大気中の放射性物質の濃度を予測する「SPEEDI」のデータを公開しなかったことについても、「国民の生命、財産を守る公共放送の役割を果たさなかった。私たちの不作為を徹底的に反省し謝罪しなければならない」と主張、自己批判の形を取りつつも、NHKを公然と批判した。

NHKは一連の映画問題を受け、堀アナが出演予定だった春番組の収録をストップした。そして5日後行われたのが、冒頭の面談だ。堀アナはツイッターで、NHKが市民による情報発信(パブリック・アクセス)の受け皿になるとの構想をつぶやき、これを上層部に提言したい、と抱負を述べた。すでにこの時点で、「最後の談判」になるとの覚悟はできていた様子だ。19日には、当人の口から退職が明かされた。

NHKによれば退職後の堀アナは今後、「インターネットを使った次世代の情報発信の方法を確立したい」と話しているとのことで、本人も、

「皆さん。4月に入りましたら新たな形でガンガン取材してそして発信しますので待ってて下さいね」

とツイートしている。一方で、堀アナが急遽降板した「きょうの料理」「女神ビジュアル」の代役は、「これから検討」(NHK)とのことだ。

退職ぐらいで済んだのはましな方で


なぜ原発再稼働スキスキ自民アベが与党に返り咲く時期に合わせて、
NHKキャスターが痴漢逮捕されるべく執拗に”仕組まれた”か
・なぜアベノホットケーキミックス政権発足と同時にNHK原発事故系番組を急減させたか


あいかわらず、犯罪を発生させたり暗殺したりという、工作部隊が暗躍している…味方の政治家が失態やスキャンダルで困ると芸能人を逮捕させたりして騒動の切っ先を交わすための連中が。


…貧すれば鈍するとはよくいったもので、
国家というのは貧すれば貧するほど、ダーティでただの小悪党みたいに堕落してくる…つまり手段を選ばないシーンが増えてきて…


つまり国家社会がそうやって劣化し悪党になっていけば行くほど、プロ悪党はヨゴレ仕事が増えてあちこちで暗躍を見かけるようになり
それに憤慨したエリートもヒラもフリーも、次々に『憤懣退職』していく…


今後の日本は原発補償復興、増税、TPPと、どんどん落ちぶれてスペックが落ちていく一方なので…どんどん劣化して、次々に憤懣で退職されてしまう一方でしょう。
悪党の跋扈がどこでも見られるようになり
義憤で退職する光景もまたよくみられるようになる。


ロボコップ3みたいな?


何かを守るという前提で色々と悪いことを次々にやっていると
結局は、良質で優秀な人材から(しかも創造的で独自的な)次々に出て行っちゃうので、
国とか組織という全体の「総合力」はどんどん劣化し続ける…


とことん劣化し続けたあげく、イエスマンの管理職ばかり残ってしまい老後のことばかり気にしており、原発事故や大震災が起きても、地蔵のように固まってばかりで、総理官邸にとっても、世間大衆にとっても、有事の際にちいとも役立たなかった。


この、『劣化の悪循環』が今後も加速していくと言うこと…つまりいずれエンドポイントで死滅するしかない。それがいつ、なんであるかは、南海トラフとかウン千年に一度みたいなもんで、不明のままである。


統計学的に言えば、100年に一度の地震というのはだいたい100年ごとにくるが、
じゃあ2千年に一回のレベルだともう、2000年ごとにはこない…一生に一度の大幸運や大不幸みたいな、かんぜんなくじ引きになる。楽観していたら突如くる311みたいなのかもしれないし、そうではないかもしれない。ロシアに隕石が落ちてくる確率なんてわかるわけがない。


 ◇


以下、飯舘村が気に入って就農してのんびり暮らしていたら事故になってしまい、
好きが高じて原発大嫌い、飯舘行政大嫌いになってしまった移住組のかたのブログより…そういう境遇の方々が実に多い…
このブログも震災前の記事はほのぼのしているのだが…
おれも二度、飯舘村を巡回したのだがそれだけでも大いに悲しくむなしくなった。あれが現実だ。

http://ameblo.jp/nouka-challenge/entry-11495036421.html
本日の東京新聞2013.3.21


本日の東京新聞には2面に福島県議長のインタビュー記事が載っています。原発事故以前は原発推進派であった議長も事故以降収束がかなわず、甚大な被害が継続する原発事故を目の当たりにして、原発の即時停止を訴えています。しかし、県内には原発の再稼働を願う人々や政治家もおり、その無責任な言動に対して「現場を見てないからだ」と強く怒りの言葉を発しています。

 彼のように過去の考えがどうであれ現実を直視して、対応をどうすべきか新たに考えることが大切です。絆というようなくだらないしがらみに捕まえられて、現状維持に汲々として、その挙げ句に被害をさらに甚大なものにすることは政治家、官僚そして一般市民も控えなければ復興はおろか自立した生活もままならなくなります。

 原発産業は終焉を迎えたのです。炭坑やPCBと同様、そこから脱却していかなければならない情況であることは明かです。そのことに気づかぬふりをして現状の利権に貪りつく連中に議長も嫌気がさしたようです。当然のことです。

 7面には犠牲の灯りのまとめが載っています。避難とふるさとの板挟みになる悲劇、そして悲劇の渦中で意見が分かれてもお互いを思いやる生き方をしている夫婦、それらの事例がいくつか掲載されています。避難か帰還かの争いや安全か危険かの争いは政府が仕掛けた罠に過ぎません。その混乱の中で政府と東電は賠償と収束のためのコストを引き下げることばかりに注力をしています。しかも自分たちの存在をかき消して、住民同士で無益な争いをさせるように誘導しているのです。同じことが避難者と避難先の住民との間でも起こっています。