先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

引責暗殺されたっぽい富士山の環境省職員

行く年来る年で、川内村の寺社にタンマリと除染した土砂(ブルーシートぐるみのフレコン)が山積みされ、「今年は無事に初詣できるようになり」って…
日本は恐ろしい国だ。まだまだあと100年単位で放射能被曝リスクが高い福島県内でもこと原発に近く高汚染の地域で、
・人が入ったり住んだりしている
・すっかり復興などといって元通りに住んで商業させようとしている…
おそろしい。


おれの余生があと1〜50年といったどこにあてはまるか知らないが、一生、福島には危機意識を持って防塵マスクや線量計を欠かさずにしか立ち入ることは無いだろう。
医学者も指摘しているとおり、いくら現地の放射線量が低く見えても、降り注いだセシウムなどの総量はとても多い。
東京で地表0.3マイクロでも雑草なども同じぐらいだが、福島高汚染地帯ではたとえ地表で0.3でも雑草付近はかるく1.0を超えるのが普通だ。
・基本的に福島は捨てられた(本気で汚染から民を救うことは完全に諦められている、いわば棄民)
・イツワリの福島救済が行われる…やれ雇用だの復興だのと言った商業的事情のみが


ダマされない頭脳レベルをお持ちの方々は、あちらで暮らすのは諦めている。
残留や帰還してしまうのは…いつもマスコミの洗脳や、プロの詐欺に、ダマされやすい流されやすい人々だ。
おれの学生時代の学友もかなりの田舎者で、渋谷からの電話詐欺に引っかかって幸せそうにしていたが…
むこう200年、福島および千葉県柏市周辺で暮らすのはかなりのリスクだ。覚悟した方がいい。23区だって北部東部はけっこうヤバイ。事故直後からこの計測値投稿サイトhttp://hakatte.jp/geigermap/に投稿したり数値をチェックしてるけど、この年末年始でもぜんぜん各地ホットスポット放射線量は減ってないよ。粘土質に固着して固定された放射性物質だから、半減期以外では減らないし、いまはもう大気中を舞う放射性物質は少ないので雨で増えることも無い(横移動で流れてくるか流れ出すことは場所によってはあり得るが)。セシウム137が半減するまで30年。まだ2年。
青梅市の近所のジイサンの家の車庫庭が、雨がポタポタ落ちるトタン屋根で下水にも導水されておらず、粘土質にセシウムが貯まってどんどんホットスポットになって数値上昇してたんで(事故直後)「ブルーシートを敷いてしまいなさい、風による流出を防いだりこれ以上の雨でのセシウム増加を防いだり多少の遮蔽になるから」と助言して、一面がシート張りになってそのまんまだけど、今はもう雨に混じるセシウムは激減とは言え、その汚染土をたとえ除染しても青梅市は引き取らないので、シート張ったままそのままにさせている…福島県内の家庭でも業者や家族が除染した土や草は庭でブルーシートかけられて安置仮おきされたままだしな。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130108/t10014667271000.html
福島に「海の駅」 震災後初
1月8日 20時55分

被災地で震災後、初めてとなるマリンレジャーの拠点、「海の駅」が、福島県いわき市に誕生し、海の駅になったボートショップに8日、認定証が手渡されました。

表明すら無いよりはマシか…具体性はゼロのママでも。
ここらへんは与党よりもむしろ霞ヶ関のウェイトが高い。

http://www.asahi.com/national/update/0108/TKY201301080230.html
原発停止に伴う立地地域の振興策 経産相「検討」を表明
 茂木敏充経済産業相は8日の閣議後の記者会見で、「原発停止にともない、立地地域の経済や雇用に影響が出ている。自治体と意見交換しながら必要な対策を検討したい」と述べ、原発のある自治体向けの振興策を検討する意向を示した。
 茂木氏はこの日、原発13基が立地する福井県の西川一誠知事と会談した。西川氏は民主党政権が打ち出した「2030年代の原発稼働ゼロをめざす」との方針の見直しや、県内にある高速増殖原型炉「もんじゅ」に対する国の位置づけの明確化などを求めた。茂木氏は「将来を展望して、しっかり対応したい」と述べるにとどめた。


手抜き除染の責任として、「祟り魔術工作」で暗殺された流れだな…
議員や大臣ですら、都合の悪いスキャンダル原因になりそうだと次々に自殺させられる。
まして身分の低い一般人はもっと多く殺されていると言うことだ。
裏社会の犯罪工作の闇は深い。右翼創価系が公安など政官財+アメリカとつながったヤミである。

http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000m040028000c.html
富士山遭難:遺体は環境省職員と確認


ふざけんな。見苦しい。

http://mainichi.jp/select/news/20130109k0000m010023000c.html
原発再稼働:方針の明確化要望 福井県知事、経産相


クルクルとひっくり返し続けるだけのオセロでは、日本は何事も二度と前に進まなくなる。
いかにこの幼稚な子供政治ごっこを、辛酸なめてむしろ自発的に抜け出したくなるよう仕向けるかがカギだ。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130108/t10014667361000.html
もんじゅ」研究開発継続も
1月8日 20時29分

下村文部科学大臣福井県の西川知事と会談し、野田政権が「年限を区切って研究に活用したあと、研究を終了する」と決めた、高速増殖炉もんじゅ」について、安全の確保に万全を期しながら研究開発を継続する考えを示しました。

この中で福井県の西川知事は、敦賀市にある高速増殖炉もんじゅ」について、「民主党政権が策定した新たなエネルギー政策では、今後どうするのかという位置づけがあいまいだ。世界的にも注目されている研究炉なので、研究成果をしっかり出してほしい」と要請しました。
これに対し、下村文部科学大臣は、「まず安全性の確保が第一で、万全を期すということだと思う。そのために、新たな安全基準への対応や機器の健全性の確認などをしっかりと行うよう、管理に当たっている日本原子力研究開発機構を指導していきたい」と述べました。
そのうえで下村大臣は、「エネルギー政策、原子力政策の検討の中で、本来の『もんじゅ』の趣旨や目的を踏まえて、着実に研究開発を行いたいと考えている」と述べ、安全の確保に万全を期しながら研究開発を継続する考えを示しました。
もんじゅ」については、野田政権が、去年9月にまとめた新たなエネルギー政策の中で、「年限を区切って研究に活用したあと、研究を終了する」という方針を決めていました。


完璧な対策は無い。
地震津波がこれら施設の1つでも壊せば、また爆発に至る恐れが高い。
原発は、いくら安全策をしてもダメで、電源喪失したら8時間〜一日後には爆発する代物なのだ。扱ってる高エネルギー源がやっかいだから。
これは日本以外、とくに大陸国家には当てはまらない。あちらは地震が非常に少ないし、河畔に原発があって津波が来ようが無かったりする。
とかく世界中でも日本だけは、二度と原発を動かしては行けない国だ。なんやかんやとイイワケして動かそうとする動きには注意したい…あれだけの大爆発と広範囲汚染をやっておいて今更。原発事故被災民の間では「国に棄てられた」という思いが今でも色濃い。国はせいぜい、地方経済のために利用しようとしてくるだけだと被災民のブログやツイッターは口々に語る。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC0800F_Y3A100C1MM8000/?dg=1
原発に非常用冷却施設 新安全基準の原案判明
テロ対策も強化

2013/1/9 2:00


 原子力規制委員会原子力発電所に新たに適用する安全基準の原案が明らかになった。津波地震、航空機の墜落などを考慮した厳しい規制を導入。原発が機能を失った場合に備え原子炉を冷やす施設の新設を求める。防水や防火、テロへの対応でも追加策を示す。一方で時間がかかる一部の対策に猶予期間を設け、電力会社が安全強化の計画を示せば再稼働を認める余地を残す見通しだ。

 規制委は11日に新たな基準の議論を再開し、月末にも骨格を公表する。一般の意見を募った後、7月に新基準を決め、再稼働の審査に入る。

■原子炉から100メートル離す

 新基準は東京電力福島第1原発の事故を教訓に「あらゆる過酷な事故は起きうる」との認識を基礎にする。想定外の事態に陥っても、放射能漏れを最小限に抑える体制を義務づける。

 新基準の柱は原子炉から離れた場所に設ける非常用の冷却施設だ。航空機の衝突やテロで原発が破壊され、通常の冷却装置が機能を失っても別の場所でシステムが働き、原子炉の暴走を止める仕組みづくりを指示する。予備施設は原子炉の建屋から100メートル程度離し、原子炉と同時に壊れないようにする。

 福島原発の事故ではベント(排気)により大量の放射性物質が漏れた点を踏まえ、放射性物質を除きながら格納容器内の圧力を下げるフィルター付きの排気設備を義務化する。規制委は炉心溶融メルトダウン)でも外部の放射能汚染を抑えるのに有効とみている。

 特に日本が抱えるリスクである巨大な津波地震への対策も強化する。原発ごとに「基準津波」を設定し、防波堤や防水扉を整備して建屋内に水が入らないようにする。高台に置いた非常用電源やポンプで冷却を続ける設備も併せて求める。

■再稼働にらみ猶予期間

 原発の設計や火災の指針が改定された1970年代より前に建設された原発では、燃えやすい電源ケーブルを使っていたり、非常用の配管が十分に整備されていなかったりする例がある。新基準は高い耐火性を求める。古い原発は全面的な改修が必要になる見通しだ。

 規制委は一連の対策を再稼働の基本条件とするものの、一部は施設などが未整備でも稼働を認めることを検討する。完成までに数年かかり、大型の原発には数百億円規模の投資が必要になると見込まれるためだ。

 米同時テロなどを契機に欧米は原発を稼働させながら規制を強化してきたが、日本は出遅れた。ドイツやスイスは緊急時に原子炉を冷やす独立した設備を要求。フランスは昨年6月、旅客機などの衝突に耐える建屋で原子炉を覆うよう指示した。米国は原発の大部分が火災などで失われても冷却機能を維持するシステムを求めている。


これだけ具体的な現地取材をしてきたのが、JCASTだけってのが日本の終わりっぷりを示す…政府がアレなんでマスコミが及び腰なのだ。
基本的に、除染業務は「その多くが失敗することは霞ヶ関でもわかってたアリバイ工作」なので…やらないとほら、事故の汚染被害がよほどひどいんだとバレちゃうから…
なんたって昨年5月末にスキマあるマスクで飯舘浪江の山間部、小高の海浜へ現地入りして帰宅後1週間、猛烈な吐き気と食欲不振で寝込んだおれだから(2度目、7月15日にマスク密着で出向いたらなんともなかったから、5月のは『吸い込んだ内部被曝』で急性被曝ショック症状になってたということだ…ちなみに7月は小高=南相馬には行かなかった…事故原発から11kmぐらいの土地には。なので高汚染地滞在時間もやや短かった。5/31に出向いた時の八木沢峠や南相馬・小高は海からの風が強く、地表に積もってた放射性物質がたくさん飛んでいたかも知れないね。うがいはやったけど後の祭りだったようで…)、しかも幼少期にRI治療で急性被曝のつらさは知ってたから、『実情』は嫌と言うほどわかるさ。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120715/


できやしないよ、まともな帰村なんて。したら何世代にもわたって健康被害が出てくるし、そういうの現地民は”事故後2年近くの、現地の空気”から悟ってるから過半数が戻ってこないんで地域が成立できないしな。

http://www.j-cast.com/2013/01/08160583.html
なぜ、このような手抜き作業が起こったのか――。その背景を、原発や除染の作業員を支援する「被ばく労働を考えるネットワーク」の中村光男氏は「責任の所在が不明確」な点を問題視している。

除染に限らず、原発の作業現場には5次、6次と多くの下請け業者が入っている。「除染作業では、環境省はゼネコンに丸投げですし、ゼネコンも下請けに丸投げ。監督者も作業員も下請けでは、いったい誰が責任者なのかわかりません」と指摘する。

放射線物質を浴びるような、健康被害の心配がある劣悪な現場のうえに、作業は手間がかかり、かつ量は膨大。それなのに除染に使う道具や器具は不足し、作業のやり方や器具の使い方などをきちんと指導する人も十分にいないような状況という。

「たとえば、草刈り機は1日8時間使いっぱなしで、刃はすぐダメになってしまいます。なのに、作業員が替え刃を要求しても支給してくれない。仕方なく自分たちで替え刃を買いに行くようなほどです」

作業員、危険手当なく働く意欲萎える?

さらに、中村光男氏は「本来、作業員は日当6000円と特殊勤務手当(危険手当)1万円が支給されるのですが、実際には危険手当は支給されていません」と、続ける。

除染の作業現場は、12年夏に警戒区域が解除された後も避難指示解除準備区域の指定が残るようなエリアで、住民もまばら。住民から「草がきちんと刈り取られていない」「洗浄に使った水が漏れている」といった苦情が環境省に寄せられる一方で、「(除染が終わって)本当に(避難している)住民が戻ってくるのか」といった声が漏れることもある。

こうした精神的、物理的な要因が作業員の働く意欲を萎えさせ、「手抜き」につながった可能性はある。

環境省の除染適正化推進本部は2013年1月7日の会議で、当面、除染現場の工区ごとに環境省の職員を配置すること、委託監督補助員の増強、不正行為に関する通報処理と対応の組織化などの監視強化策を決めた。


http://www.asahi.com/national/update/0109/TKY201301080616.html
「手抜き除染、自覚さえ希薄」 作業員から告白メール

写真:50歳男性から届いたメール(画像の一部を加工しています)


 送信日時は1月4日午後8時57分。朝日新聞福島第一原発周辺で「手抜き除染」が横行していると報じた日の夜だ。

 《確かに「手抜き」は横行していました。しかしほとんどの作業員は「それが当たり前」であり、自分たちが「手抜きをしている」という自覚さえ希薄でした》

 取材班に電子メールを送ってきたのは、福島県田村市の除染現場で昨年11月5日から12月28日まで働いたという50歳の男性だった。文章は整然としている。

 《「はやく作業を終えろ」と追い立てられ、それに抗すれば、仕事を干されないまでも仲間うちから孤立してしまう。氷点下の山間の現場で、そのような状況に置かれる事は心細いものがあったでしょう》

線量計を取り外して、規定よりも多くの被曝をしてでも作業を終わらせろ…』
原発がらみは、原子炉メンテナンスでも、除染作業でも、福島経済のために有害な土地でも帰村を急げとかでも、”ワンパターン”だね。
つまりこれは「人の手に負えない代物」であることを示す。
どうにかギリギリ手に負えるようでも、結局はムリしまくってるから手に負えてないラインに入り込んでいる。そういうクロスフェード状態で原発事故を起こすと、もっとさらに手に負えない領域に深入りしてしまうという悪循環。いわば自転車操業の重度のケースだ。
実務経験の浅い素人が考えるような、とてつもない被曝で体が溶けちゃうとか、原子炉大爆発で中身が全部飛び出して本州丸ごと終了とか、そういうのばかりが手に負えないレベルというわけでは無いんだよ。
むしろもっと怖いのは、人が中々死ななくて、害があるのかないのかわからなくて、現場が隠し事をしながらルール違反を重ね続けて何十年も経過してしまうことなんだよ(危機感が薄いから危機意識や緊張感が育たず怠慢になりやすい)。原発事故があそこまでひどくなったのは、そういう積み重ねのツケが一気に爆発したからなんだ。