先従隗始・温故知新

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もはや自動車メーカーは、軽自動車や小型二輪で食っていく時代へ


もう5年前から、デフレ深化を見抜き、社長直訴でさまざまな製品提案や、ラインナップコンセプト提案を行ってきた。だから今の特にホンダ二輪のラインナップは時代の一歩先を行くものになっている。
一例:
NC700シリーズ、単気筒CBR250、PCX、中国生産カブ、など。
こう言ったんだよ。「昔は無理して250や400乗ってた連中は今やバイクが買えないしラインナップはシティモデルばかりで魅力もない。レースする連中もいまは大型ばかりで予算ばかりかかって一部の人しか参加できない。大型スポーツモデル価格ぶんの120万円あれば3台買えちゃうような値段で単気筒か2気筒で出した方がいい、タイバイクから引っ張ってくればいい。それでやるレースも盛り上げたらいい。」とね。


どの業界のどこの企業にも、提案は行っている。自分の言葉がそのまま、あるいはカスタマイズされ、多くの製品が市中に出回っている。IT家電自動車に服飾に物流など多岐にわたる。
こないだも、小型二輪スクーターにも車載出来る折りたたみ自転車(峠の急坂も登れるし平地でも結構速く走れる)をホンダに提案してきたので、あるいは製品化するかも知れない。より小型で安価な製品やオプションをラインナップするという点では自転車もおおいに該当するからね。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121125/bsa1211250701000-n1.htm
ホンダ躍進“軽3強時代” ライバルを驚かせた「Nシリーズ」の完成度


■懐疑的な声

 「本気なのか」

 「N BOX」誕生の約1年前にさかのぼる平成22年秋、全国の販売店向けミーティング会場。1千人を超える販売店のオーナーや幹部が一堂に会した場で、小林浩日本営業本部長(当時)が「軽強化」を宣言すると、会場からは懐疑的な声が上がった。

 無理もない。当時、ホンダにとって軽は生産台数が少なく生産効率が悪い“お荷物”。主力セダン「アコード」「シビック」の輸出で利益を上げ、軽の赤字をカバーする状況が長年にわたって続いていた。


 社内や販売店には、「軽では利益を上げられない」とあきらめムードすら漂っていた。

 だが、長引く景気低迷で、維持費が安く燃費もいい軽の存在感は高まる一方。円高で輸出採算も悪化し、軽で稼げる体質に転換しなければ、いずれ国内工場を維持できなくなることは明らかだった。

 その危機感から生まれたのが、ホンダ初の軽「N360」から「N」の名を引き継いだ「Nシリーズ」の開発プロジェクト。研究開発・生産コストなどを抜本的に見直し、「国内で生産してももうけが出る軽」を目指した。

 第1弾となる「N BOX」は「軽最大級の室内空間」を開発コンセプトに置いた。軽のメーンユーザーである女性から話を聞いたところ、軽にも室内空間の広さを求める声が多かったからだ。

 このため、通常の開発プロセスとは違い、まず「室内空間」の確保を目標に定めたうえで、それを実現するためにエンジンの開発やガソリンタンクなどの配置を決めていった。


 Nシリーズのヒットで部品の調達コストも低下。かつての“お荷物”はいま、フィットの利幅をしのぐまでになった。