先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

ソーラーブームも、原発推進側をおとなしくさせている一因か


すでに爆発事故で大迷惑をかけて国を傾かせ複数自治体を立ち入り禁止にして元住民多数に地獄のような生活をさせている、日本中にセシウム入りの料理を食べさせている。そんな原発ゆえに。時期としてもとっくに斜陽衰退であるし。炭鉱みたいに廃れるときは一気だろう。
ソーラーブームは、ブームだからというのもあるが、原発はごめんだという素直な気持ちもかなり込められている気はする。いまさらゲンパツに肯定をほのめかすのは、業界関係者か監督官庁か、そいつらにせっつかれる政治家ぐらいだ。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121112/239310/
導入コストは最近、急速に下がってきている。例えば、神奈川ソーラーバンクシステム(SBS)が提案するプランの中の最安値のものは、工事費込みでkW当たり36万円である。また、一部では30万円を切る案件も出始めている。2年前の半値以下だ。


新しい架台と工法が提案されて、陸屋根工事に革命が起こりつつある。それが「錘固定型架台」である。要するに、ボルトで固定する代わりに架台の基礎の部分を錘(おもり)で固定しようというやり方だ。また、架台自体は折りたたみ式になっていて簡単に展開できる。

 これだと、屋根にやさしく、ダメージの心配がないのみならず、工事が格段に簡単になる。そのため、電気工事などを除き、設置工事自体は素人でも日曜大工感覚で設置できてしまうのだ。元々はドイツの技術である。

 錘の重さは、その土地の想定される最大風速に合わせて決める。また、台風時などに強風が入り込まないように、後部と側面を覆っている。
 この工法は革命をもたらしそうだ。これまでは、「陸屋根は難しい」と考えられていたのだが、これからは逆になるからだ。


もんじゅくん、福島へ
プルトくんは以前から福島に…いやなんでもない)

http://www.asahi.com/national/update/1115/TKY201211150636.html
もんじゅ君のエネルギーさんぽ〉福島に行ってきました
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図:もんじゅ君@福島拡大もんじゅ君@福島

図:もんじゅ君(高速増殖炉http://monjukun.com/ ご隠居(ハイロ)をめざして情報発信をつづける原子炉のキャラクター。原発事故をきっかけにツイッター(@monjukun)を開始し、フォロワー数は約10万人。わかりやすくエネルギー問題を解説した著書に『おしえて!もんじゅ君』(平凡社)、『みんなの未来のエネルギー』(河出書房新社)、楽曲に『もんじゅ君音頭』など。フジロックをはじめ、各種イベントでも活躍中。※JAEA非公式ですもんじゅ君(高速増殖炉http://monjukun.com/ ご隠居(ハイロ)をめざして情報発信をつづける原子炉のキャラクター。原発事故をきっかけにツイッター(@monjukun)を開始し、フォロワー数は約10万人。わかりやすくエネルギー問題を解説した著書に『おしえて!もんじゅ君』(平凡社)、『みんなの未来のエネルギー』(河出書房新社)、楽曲に『もんじゅ君音頭』など。フジロックをはじめ、各種イベントでも活躍中。※JAEA非公式です

図:もんじゅ君のにっぽんエネルギーさんぽ拡大もんじゅ君のにっぽんエネルギーさんぽ


 こんにちは。ボク、もんじゅ君。

 福井県に住んでる高速増殖炉ですだよ。

 ふくいち君(福島第一原発)の事故のあとに、「ボクってほんとに安全なのかな?」「いつまでたっても完成しないのに、1日5500万円も国のご予算を使ってるなんて、みんなのご迷惑だよね…」「早くおしごとやめたいな」って、原子炉である自分のことをなんだかいろいろギモンに思うようになったのね。それで、原発とエネルギーについて情報発信しているの。

 このコーナーでは毎週1県ずつ、日本各地のエネルギー問題へのとりくみや原子力問題の実情についてご紹介して、みんなといっしょに考えていけたらいいなって思っています。どうぞよろしくお願いいたしますだよ。

■福島にいくのは、ほんとはすごくドキドキしたの

 まず第1回は福島県から。

 ボク、今年の8月に「FESTIVAL FUKUSHIMA!」っていう、音楽やアートをとおして福島からいろんなメッセージを発信していくイベントに呼んでもらったの。それがきっかけではじめて福島市におじゃましたんだけど、じつは内心、とってもドキドキしていたんですだよ。

 というのは、ツイッター福島県におすまいの方からご意見をきくと「福島というと原発の話ばかりされてつらい。津波の被害だって大きいのに」とか「じぶんのふるさとが汚れたみたいにいわれるのはイヤなもんだよ」といった声もすくなくなかったの。きっとそれはほんとうにつらいことだろうな、と思うのね。ボクには想像するしかできないけれども……。

 それから、去年あんな事故があって、いまも16万人ものかたが避難したまま戻れないからこそ、原発について話題にすることじたいがタブーっぽくもなっている、ともきくんですだよ。だから、原発のことについていろいろ本を出したりしてるキャラクターのボクなんかが福島にいって、悲しんだり腹が立ったりする人もいるんじゃないかな、と心配していたの。

■「来てくれてありがとう」の、あたたかさとさみしさ

 でも、いってみたらみんなあたたかな人たちばっかりで、イベントで会ったみなさんも「もんじゅ君!」「こんにちはー」って声をかけて記念写真をたくさん撮ってくれるし、ツイッターでも「福島に来てくれてありがとう」「飯坂温泉に泊まっていってくれてありがとう」「福島でゴハン食べてくれてありがとう」っていうメッセージをたくさんもらったのね。

 それでボク、うれしかったの。でも、それと同時に、来てくれるだけで「ありがとう」っていうのは、裏返せば「来てくれる人が減った」「おとずれることじたいがハードルの高いことになってしまった」と感じてるからなんだな、って考えたら、さみしかったよ。福島のひとたちはしょっちゅうそんな悲しいきもちにさせられてるんだなって。

■おなじ福島のなかでも、線量はぜんぜんちがう

 それから、いってみてあらためてわかったけれど、たとえばボクのもっていった線量計ではかってみると、相馬市と東京の新宿区でぜんぜん線量が変わらなかったのね。よくいわれることだけれど、福島県っていっても線量はいちようではないし、もちろん目にもみえない。会津地方なんかは関東とくらべても、線量は高くないの。

 移住したいと考えているひとをお手伝いする活動、こどもたちの転地保養をうながす活動、避難せざるをえなかった人への正当な補償をうったえる活動など、福島をめぐる市民のうごきにはとうといものがたくさんあるけれど、福島に住みつづけているという選択(消極的にそれを選んでいるのだとしても)をたんに否定するようないいかたはしちゃいけないなって、いってみてつよく思うようになりましただよ。

    ◇

 今回はボクが福島をおとずれて感じた気持ちについてご紹介したけれど、次回からは日本各地のエネルギーについてのとりくみや問題についておはなししていくよ。

 どうぞよろしくお願いいたしますだよ。