先従隗始・温故知新

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あんぽ柿って福島県伊達原産なんだな。もったいねえな…

http://www.asahi.com/national/update/1113/TKY201211130429.html
あんぽ柿、今年も生産自粛 原発事故で捨てるための収穫

【動画】あんぽ柿今年も自粛

写真:柿をもぎ取って集める岡崎靖さん。「がっかりです。今年のは例年より小粒でしたが、甘かったはずですよ」=13日午前、福島県伊達市梁川町浅野哲司撮影拡大柿をもぎ取って集める岡崎靖さん。「がっかりです。今年のは例年より小粒でしたが、甘かったはずですよ」=13日午前、福島県伊達市梁川町浅野哲司撮影

 【笠井哲也】福島県伊達市で、特産の干し柿「あんぽ柿」用の柿が収穫時期を迎えた。だが、東京電力福島第一原発事故の影響で、昨年に続き生産を自粛。とった柿は捨てるしかない。

 岡崎勝衛さん(76)の柿畑では13日、赤茶に色づき、たわわになった実をもぎ取る作業が始まった。長男の靖さん(50)がとった柿があっという間に小さな山になった。

 「がっかりしますよ」と靖さん。それでも収穫しておかなければ、東電から損害賠償を受け取れない。実をつけたままにしておくと、養分を吸われて木が弱ってしまう。


こういう小さな慢心の積み重ねが、いざというときの大事故を起こす遠因となる…
特に工業系では常識。食品工業で言えば不二家事件か。


福島の事故原発も、震災の前年に3号機が電源喪失し、かなりヤバイ位置まで水位が下がっていた。
慢心だろうが、避けられない事態だろうが「万一のことがあると、絶対に復旧不可能になり、大惨事に至る」ような設備や製品を、ましてその大惨事を一度起こしてしまったものを、二度と動かすべきではない。商材としてはあきらめねばならない。
ここは日本だ。世界一の大地震大国、大津波頻発国だ。その海岸線に無数の原発がある恐怖はいまや先進各国の注目の的だ、悪い意味で。

http://mainichi.jp/select/news/20121114k0000m040083000c.html
川内原発:熱傷事故で九電課長ら8人書類送検

毎日新聞 2012年11月13日 21時02分


 10年1月に鹿児島県薩摩川内市九州電力川内原発1号機で作業員1人が死亡、6人が重軽傷を負った熱傷事故で、県警は13日、作業計画を策定するなどした九電の課長ら7人を業務上過失致死傷容疑で、死亡した九電子会社社員(当時29歳)を業務上過失傷害容疑で鹿児島地検書類送検した。

 送検容疑は、8人は定期点検中の10年1月29日、タービン建屋で電源設備を点検する際、危険防止への配慮を怠った結果、放電用のアース線を誤って通電した端子に接触させてショートさせ、高温ガスを発生させた。作業をしていた子会社社員をやけどで死亡させたほか、近くにいた九電社員と別の子会社社員にも重傷を負わせたとしている。

 県警幹部は「九電は利益を追求し、誤った手順書で漫然と作業をさせた」と指摘。通常の作業と異なり、通電した端子と近接した危険な状況で作業させる手順書を作成し、事故につながる原因を作ったとしている。

 九電は「改めて深くおわび申し上げる。引き続き捜査に協力する」とコメントした。

 事故を巡っては、労働安全衛生法違反容疑で捜査していた川内労働基準監督署が昨年3月、「作業員が死亡し当時の状況の聞き取りができない」として立件を見送っている。


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震災被災者の、国政への失望ぶり。

http://mainichi.jp/select/news/20121115k0000m040096000c.html
 「総選挙は歓迎。私たちの明日を信じる気力をそいできたのは、与野党泥仕合だった」。岩手県陸前高田市で養殖業を営みながら、自身が暮らす仮設住宅団地で高齢者支援などに携わるNPO法人代表、佐々木眞(まこと)さん(36)は言った。海へ行く途中で毎朝、自宅跡に山積みされたがれきを見るのがつらい。「政治でなくボランティアの支援でカキ養殖のいかだは作り直せたが、来秋の水揚げ期まで無収入。震災前の蓄えが持つかどうか」

 福島県南相馬市原町区の借り上げ住宅に住むアルバイト、斎藤幸子さん(48)は解散を巡るやりとりに終始する党首討論に「ばかばかしくなって」途中でテレビを消した。「政治家は結局、自分たちのことしか考えていない」

 福島第1原発事故で警戒区域となった同市小高区(今年4月解除)で葬儀業を営んでいたが、休業を強いられ1年8カ月後の今も再開のめどは立たない。「ここ(南相馬)で少しでも生活して、この苦しさを体感してほしい。政治家は『被災者のため』と口をそろえるが、本当に現状を分かっているのか」

 水戸市内で毎週金曜、日本原子力発電東海第2原発廃炉を求める抗議行動に参加している会社員、小峯幹夫さん(60)は「国民はどこに投票したらいいのかわからない。福島のことが忘れ去られているのではないか。国民不在の破れかぶれ解散」と憤った。自らの投票先については「脱原発、東海第2原発廃炉を掲げる政党かどうかが選択の基準です」と話した。