先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

かりんジャムをつくる


なんせ、余暇にケーキを焼いたことをWEB日記にしたためると
「ハッピーバースデー!」な鴻上会長にされちゃう特殊な身分なのでw
(ハッピーバースデーとは、某ポニキャ社内でかつて使われた架空の上司の名である…TVアニメ原案者の架空人物みたいに運用されていたらしい)


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121026/1351179998
こないだ、ウドちゃんを見かけた直前に、花梨を拾った。路上だから違法ではない。
誰かがジャムにしていた記憶がある…さっそく自作することにした。


作り方はネット検索で出てくるとおり。ただ、実が拾った1個しかないのでほとんどとれない…
かつてアプリコット・シロップの製造現場にいたので、要領は得ている。瓶の消毒も含めてね。


瓶の煮沸だけど、よく強火でグラグラ煮るとか書いてるけど、あれあんまり意味なさそうよ。大鍋だと、すぐ温度差が出来たり、鍋の放射熱が多かったりで、冷めやすい、熱ムラになりやすい、ってことなんだけど。いわば大鍋は非効率なんですな…
水は沸騰しても100℃なんで、小瓶の2〜3瓶ぐらいなら、そんなにグラグラにしたって無意味。むしろ鍋底の火がかかってる温度が瓶に伝わると100度近い温度差で割れかねない。ゆえに瓶の煮沸消毒はIH対応の厚底鍋にしておこうね。


ウチの場合、今回は多く見積もっても「なめたけ瓶で2瓶」と見込んで、こいつらを牛乳鍋サイズの厚底ステン鍋で煮沸。あくまで弱火で泡が出てればいい。こんな小さい鍋サイズなら熱ムラは起きないよ。というか数分は火を止めての熱消毒でOK。生産ラインではもう瓶じゃなくてペットボトルだけど、ペットボトル製造時点で衛生確保されてるから、ふたと、ボトルの先端を、熱湯に1分ぐらい浸すだけだよ。どうせアプリコットシロップなんて消費期限が1年ぐらいだしね。
んで今回は「なめたけ瓶」しかもさっきまでなめたけが未開封で入ってたんで、つまりプロの製造業者が食品入りで煮沸消毒してすでに『衛生的』なので、そこらのホムセンとかで買ってきた空瓶よりはるかに衛生的なの。
開封してなめたけを器に移して、すぐ洗って煮沸消毒、なかなかベター。
ふたと瓶の煮沸が終わったら(強火5分、弱火5分、火を止めて5分)鍋ぶたの隙間を空けてお湯だけこぼす、即席焼きそばみたいに。あとは瓶も鍋も熱いのでほっとけば勝手にすぐ乾燥する。金属自体が殺菌作用(繁殖抑止作用)があるので、へたに手で触ったり、布巾などの上に移すより、鍋の中に入れたまま乾燥させる方が衛生的。


ラニューを実の30%ぐらいってのが通例らしいが、あんまり甘みもとろみもつかないね…粘っこくするなら上白糖だからなあ、製あんでもね。
結局、なめたけ瓶1瓶にも満たなかったわ…何割かが鍋に「べっこう飴」になってこびりついた 笑
こいつはお湯で溶かして飲む。甘酸っぱい美味。


瓶詰め後の煮沸はせず、瓶の中身を満たすこともしてないので、糖度もせいぜい50%未満では…保存期間は長くて3ヶ月かなあ。一瓶しかないからその前になくなるけどね。