先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

労働力を次々に使い捨てにして逃げ続ける悪党・日本はもはや、風前の灯火


日本ぐらいが「工業生産ぐらいしか取り柄が無い」ので、工業がダメになると食っていくのさえ困難になる。大陸ではたとえ途上国でもなんらかの食糧資源ぐらいはある。


日本を日本人が悪く言うのはなかなか無いが(マスコミの悪口は報道規制のフィルターの結果だから)
はっっきりいって、国内のハケン使い捨てといい、国外で安い労働力が高くなってきただけで他国へ逃げ出す有様といい
「悪党 泥棒」
としか、たとえようがない。



日本だって所得倍増などと言って労働争議や賃金アップが繰り返された時期がある。そのときに海外資本や受注が引き上げたら日本は今頃貧困国だった。
卑怯である。自己中心。


中国に限らず、労働コストだけが理由で逃げ出していく日本企業…その末路には飢餓と餓死しか待ってはいないだろう…貧すれば鈍するのだ。
バングラデシュだろうがミャンマーだろうが、逃げた数年後には終わりがやってきて、いよいよ日本は餓死するのだ。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36300
「『労働ほど尊いものはない。労働が自分自身を向上させる』などと教えても中国人労働者は馬耳東風。私は、中国での生産はこれ以上できないと思っている」――。

 中国に複数の工場を持つ日本人中小企業経営者は、こう打ち明ける。賃金の上昇に加え、労働者の権利意識の高まりから、中国での生産体制の維持がいよいよ難しくなってきたのだ。

 中国では2010年以来、各地で労働争議が多発している。中国人力資源部(日本の厚生労働省に相当)によれば、2010年に中国各地の仲裁機関が受理した労働争議案件は128万件であり、2005年の40万件に比べると、わずか5年で3倍以上となった。これは、2008年1月に労働契約法が施行されて以降、法的手段に訴え自分の権益を守ろうとする労働者が急増したことに起因する。

 だが、労働争議件数の急増や権利意識の高まり以上に問題なのは、「労働意欲の低下」だ。2000年代の不動産バブルを目の当たりにしてきた農村出身の民工たちが追い求めるのは「濡れ手に粟」。もはや「額に汗して」という労働観はない。

 日中関係の悪化も「脱中国」に拍車をかけた。日本の尖閣諸島の国有化に端を発した対日制裁は日に日にエスカレートし、中国の日系企業は安定的な生産活動の維持が困難になっている。9月26日には外相会談が行われたが、両国の主張は平行線をたどり、解決の糸口はなかなか見出せそうもない。

 今や、アジア新興国へのシフトは、日本の経営者にとって大きな課題となっている。そんな中で、日本人経営者が目を向けるのがバングラデシュなのだ。


 ◇


他方、中韓もまた使い捨てを続けてきた。
つまり五十歩百歩、合成の誤謬であり、倒れるのは全体、両者である。日中韓すべてが損をするだけ。罰が当たるだけ。ひいては世界経済に直撃する。


いわばこれが「グローバル経済方式」だというならば、各国がそれを適用しているだけならば、最終的にはグローバル経済は、恵まれたデフレ製品に囲まれた生活環境ながら、誰もやつれて笑っていない…そんな社会をもたらすだろう。昔は王侯貴族しか食べられなかったものが西友で100円とか、日本人の大半が一日3時間とか行った半端なパートタイマーに落ちてしまうとか。日本のあちこちが外資に食われ、反撃みたいに日本企業が世界各地へ展開し…カオス。勝者なき…

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20121019/238300/
「プロじゃなかった…」リストラで運転手になったミドルの重い一言


 「どんなお仕事をなさっていたんですか?」と、聞いてみる。

 「生産管理です。あっちではそういう発想がもともとないのか、教えるのに苦労しました。でもね。中国人は日本人よりガッツがあるっていうか、何というか。1つ教えるでしょ? そうすると食らいついてくる。とにかく覚えるのが速いし、一生懸命やる。だから教えがいがある。これじゃ、日本人はかなわんなぁ〜なんて思っていました」

 「そんな中国人ですから、日本語が上達するのも速くて。気がつくと私の中国語よりも上手に日本語を話す中国人が山ほど出てきた。生産管理も自分たちでできるようになった、日本語も話せて本社とも話ができる。となれば、私はお払い箱ですわ。5年前に中国に家族で引っ越した時には、想像もしていませんでしたよ。情けない話ですなぁ」


 グローバル化は、一部の人と企業にしか利益をもたらさない。グローバル化が進めば、中流層の仕事は低コストで雇えるアジアなどの外国人に奪われる。グローバリゼーションの名の下に始まった、労働のダンピング劇。求め続けられる人だけが生き残り、そうでない人は淘汰される。強い者が残り、弱い者が食い尽くされる。


http://biz-journal.jp/2012/10/post_881.html
サムスンから技術だけ盗まれ“用なし”クビ日本人が急増中!?


●買い手市場の半導体技術者

「人材の質が3ランクくらい一気に上がった」。都内ベンチャー企業の社長はこう語る。同社はソフト開発が主力だが、ここ数年、半導体関連ビジネスの事業を拡大している。「昨年まではなかなか人が採れなかった」が、年初以降、「完全な買い手市場」といい、自然と笑みもこぼれる。気になるのは応募してくる層。「ルネサスエルピーダメモリ出身の30代半ばまでが多い。会社に切られたというより、会社を見切った人が多い」と指摘する。

 ルネサスなどからの流出組が駆け込むのは、ベンチャー企業だけでない。ルネサスの競合である米フリースケール・セミコンダクタは、今秋までに、年初に比べて自動車向け半導体の技術者を3倍に増やした。「市場には人があふれているからね」と同社関係者はささやく。


●米インテルエルピーダ流出組に食指
 前出のベンチャー企業社長によると、もうひとつ大きな変化があるという。

 サムスンなど韓国企業に在籍する日本人からの応募が、急に増え始めたというのだ。社長は「履歴書を見ると、日本の一流電機メーカーに在籍した後、サムスンに転職したケースがほとんど。韓国企業に引っ張られたが『用なし』になったのでしょう」と推測する。つまり、サムスンが技術を盗むために引き抜いたが、盗み終えたため、彼らを雇用していく積極的理由がなくなったというわけだ。

 彼らは数カ月の猶予を与えられ、その間に職探しに奔走しているという。このベンチャー企業とは別の半導体設計会社の幹部も、「韓国からの『逆輸入』技術者が採用に応募してきた」と語っており、出戻り組は増えているようだ。国内の半導体関連市場は、ルネサスエルピーダ、そして韓国からの逆輸入組が、三つ巴で椅子を奪い合っている状態というわけだ。

 ルネサスエルピーダが沈みゆく船であることは間違いない。一方、ぬるま湯である日本の半導体メーカーから出て生き残るには覚悟が必要だが、人材紹介会社の社員は「今のタイミングで飛び出すことは正解だろう」と語る。残るも地獄、飛び出すのも地獄ならば、新天地を求めるのは当然。