先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

折りたたみシティ自転車20インチ 2号車FLYWAYで東京・風張林道ノンストップ登頂


前回は一昨日…
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121012/1350002789
多摩サイ 折りたたみシティ自転車20インチAmourの48T化で往復走破


前々回はその前日
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121011/1349960802
折りたたみシティ自転車20インチ 2号車FLYWAYで東京・御嶽神社の参道ほぼノンストップ登頂


『誰でも的な激坂仕様』を追求する、プロジェクトスタンスなカスタマイズ自転車で方々を乗り回している昨今。


ローディのように鍛えたり、体の方を自転車に順応させる敷居の高いのではなく
MTBで遊ぶレベルの、自転車の方でカバーしていく方向性。…ただこれは止まりそうな極低速を淡々と長時間漕ぐことは要求される…余計なことをするとふらついただけで足をつく。力任せをやるとあっというまに心拍と呼吸が急上昇してバテてしまう。
「誰でも」だからダンシングなどしないで、上半身傾きと尻移動による重心移動のみで急勾配にも対応する。きょうも一切立ち漕ぎはしてないし、ミニベロ系まして折りたたみモデルに立ち漕ぎする乗員スペースもなければそんな重心の余裕もない(むしろ重心の急変動を制御しきれずふらついたり転倒することも…これまたシティモデルと同じぐらいハンドルが高くて近いからね立ちこぎすると脚をハンドルにぶつけたりと)。


出かける前、AmourとFLYWAYともディレイラー調整…まではよかったが、後者のブレーキワイヤーを張ったのはまずかった。
まだリムにゆがみは残ってるし、乗ってるうちにまた悪化しているので(初期ゆがみ)
ずっとリアブレーキがタイヤ一周ごとに引っかかっていた。


土日は嫌だな。林道で作業があるといけないから仕方なく日曜にしたが
クルマクルマクルマ…バイクバイクバイク…ローディローディローディ…人人人…
すいてたのは、閑古鳥が鳴く檜原村都道だけ。藤倉までのあすこは本当に不人気だね。


とかく、思ったより退屈な(整備が行き届き、設計がよすぎる)風張林道でした。激坂というのは東京御嶽神社のあのレベルだと思う。楽しむとか、醍醐味とかいうレベルは。これでもきょうは2時間寝たかどうかというもんのすごい寝不足であまりに力が入らなくて檜原村役場のT字路までに何度か帰ろうと思ってたぐらい『不調』なんですけどね…何人のローディは、役場前の商店の自販機のイスでへたばってるわたくしを見かけているのです。風張林道までに、食べたり、居眠りしたりして、どうにか少し体調を整えられたのが救い…じっとしてても冷や汗が出ることがなくなるぐらいには。


おそらく和田峠もローディがひしめくばかりで、たいしたことは無いんだろうなあ…各ブログみてても和田の方がゆるいと言うし…まあそりゃロードで39−25とかで漕ぐと激重でしょうがねえ…ロードは急坂でも漕げばどうにか進んじゃうマシンだからみんな無理しても登れちゃって、いつのまにかそういうものとしてまかり通っていると。
何度か書いてるように、私は軽いギアだとか重いギアだとかはパーパスや趣味性の違いであり、ロードで重く漕がないとヒーローじゃないとか邪道だとかいう論調は『主観』に過ぎないと思っていますよ。だったらNSRでオフロードを走れと言うことになりかねない。

写真は、ハンドルのベルにひっかけ固定したポーチを開けっ放しにしてデジカメでいつでも走行しながら撮影できる(停止しなくていい…デジカメや財布など貴重品は落とさないようワークマンでワイヤとカラビナ買ってポーチに取付け、デジカメはストラップをそこに固定してる)。ドリンクも500ペット2本入れてあるのでいつでも飲める(モンベルの7リットルポーチは余裕で入る、昔のロード用ハンドルバッグ並みに)。
それができるぐらいに余裕であるのが20インチ22−34T登坂のメリット。苦痛な鍛錬ではなく、ある程度余裕で楽しめるポタリング・レジャーである。


間違えて7sメガレンジいれてしまってるのでトップギア14Tが使えない…現地へ行くまでの42−16Tでの巡航はとても遅くストレス…時間もかかりすぎる。
はやく6sのメガレンジを買わないと…48Tの流用もしないと。


 ◇


帰路は周遊道路を411側へ下り、おっそいバイクは直線で抜いてコーナーで引き離したりと…細いタイヤのロードではできないハングオフライディング芸当。約10年前はここのローリングで最速連中と互角に走ってたからね。
せっかくだからとドラム缶橋を渡って釣り人たちに道を譲ってもらいつつ、小河内神社へ参拝。あとはゆっくり漕いで帰るんだがやっぱり42−16Tは軽すぎる…時間かかる…寝不足なんだよ勘弁しろよ…でも軍畑駅前の激坂はノンストップで登って、風張林道との感触の違いを確認してから帰った。


1号車Amour、2号車FLYWAYともサイズや設計が似てるが、こいつらが小柄の多い日本人にはモアベターと感じる。48−14Tで最適、12Tいれるとちょっと重いと思う。8s導入で48Tに11−32Tとか絡ませるとおもしろいかもしれないけど。とにかくアメリカ白人向けの大柄な車体…ダホン・ボードウォークD7の52−12Tは、重すぎる。まったく坂がない地域でしか役に立つまい…多摩サイで48−14でローディに追走できるんだから十分だよ。


しっかし中国製なんでアムール(黒竜江)ってとこがニクいネーミングだねw日本製だとタマガワって名付けるのかな。中国でも黒竜江沿いをポタリングするんだろうか。


 ◇


2012/10/17追記


やっと色々とFLYWAY用のパーツがそろった。
まずは6sメガレンジのシマノTZ30。これでトップギア14Tが使えるので現地に向かうのが速くなる。
チェーンも4リンク詰めたいが、これはすぐにはできない。
次にSR XCTの48-38-28Tモデルから48Tだけを移植。これで多摩サイでもローディに追走し、53km走破が2時間半ぐらいで無理なく可能になる。


あとは調整。前後輪とも横ブレをさらにスポークで調整して小さくし、Vブレーキを狭くオフセットできるようにする。さらにブレーキパッドも一度緩めて位置を再調整。けっこうアタリ角が傾いたり、上下ズレしていた。


仕上がってきている。あとはAmourにテクトロキャリパーを入れてみるぐらいか。