先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

折りたたみ20インチ自転車 青梅駅〜奥多摩周遊道路〜檜原街道〜梅ヶ谷峠〜青梅駅 85kmツーリング


※当ブログで紹介の自転車3台は月ごとに部品交換などでカスタマイズされており、最新版はカテゴリー[motogp]を押すと確認できます。


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前回 折りたたみ20インチ自転車 青梅駅奥多摩周遊道路入口まで往復ツーリング
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120828/1346161600


奥多摩周遊道路の登りは、初心者は特に、国道411側からがいいだろう。いきなり檜原側からいくと涙目で挫折しかねない最大10%勾配。あちらを余裕で止まらず登っていくロードモデルはほぼ、レシオをショートにして(リアをショートなスプロケットセットに交換して)あるようだ。店にツルシてあったままイジらず乗ってきてるお姉ちゃんなんかは決まって頻繁に休んでいる。サーキットもそうだが、本気で『勝つ』ためにはまずチューニングとセッティングが欠かせない。根性で無理するだけでは成果が出ないばかりがケガしかねない。


かくいうおれからすると、周遊は、かつてここで最速レベルだったワイスタ他と競り合って楽しんだスポット。自転車でくるのは当然、初めてだ。それにしても驚いたのは、あちこちのつまんないコーナーに転倒の傷跡…オイル、出火痕跡…あんな詰まんねーコーナーでもいっぱい転倒してるほど「最近の周遊ライダーのレベルが著しく落ちてる」ようだから、救急ヘリ出動も増えて、警察のねずみ取りも増えてしまうんだな…この日も走ってるユーザはライン取りもアクセルワークも素人の下手くそしか居なかった…まあ金曜だしなあ。
いまスポーツモデルのラインナップは大型ばかりなので振り回せなくて使いこなせなくて、余計にヘタッピが増えているようだ。大型は部品も維持費も高くて気軽にサーキット走行とかで練習できない。


この日は雲が多く「よし、いこう」と即断。真夏は日差し次第で熱中症もあるのでこういう日がチャンスだ。


前回より気合いの入った本格コース取り。
今回はなるべく余計な立ち寄りはしなかった。けっこうドラム缶橋までもアベレージ速かったなあ。


「ワハハみろ!都市部がゴミのようだ!」(そろそろHDデジカメもほしいな…)


綿手袋は、家電製造現場などで製品を傷つけたり汚さないよう、かつ製品をぬぐって掃除できるよう、使用されている。通気性が良く、グリップ力も中々だ。石けんとお湯で洗って再使用も出来る(ゴシゴシこすると繊維がほぐれてしまうので、押し洗い・モミ洗い・流し洗いで)。便利なのでバイク運転でも使用してる。汗や雨で濡れても、装着してるとだんだん乾いてくる速乾性。


ドリンクはなるべくアイソトニック・ハイポトニック飲料。ミネラル塩分ビタミンが汗とともにどんどん流れていく。水だけ飲んでもすぐ出て行ってしまうし、水や茶にビタミンミネラルは含まれない。せめて明治の塩サポをどんどんかじる。


ちなみに高度が1000m上がると酸素量は10%減る。
月夜見第一駐車場933m、風張峠1146m。
歩いて登山するマラソン型より、息を切らせて自転車をこいで登り続ける方が当然スプリント型であり、酸素消費量は多い。


書き忘れたがタイヤサイズ1.75。ダホン純正のような高価なケブラー製のはゴムが少なく剛性が高すぎるので、ふつうの安いゴムチューブとKENDA的なタイヤでいい…そのほうがガレ場ダウンヒルや下り坂のハングオフコーナリングでもよくサスペンションしてくれる(ホッピングテストすればわかるが)。都民の森から檜原方向へノーブレ疾走するさいのコーナーでもポンポンよくショック吸収していた。
きょうのようにロードオンリーなら1.5に換装した方がこぐのがラクかもね、サス性能は落ちるけど。普通の自転車のリムは1.5〜1.75で対応してる。

参考:きれいなジャイアンhttp://video.google.com/videoplay?docid=-5084913774409153027


ドラム缶橋の終端〜月夜見第一で計算しても平均10kmhをギリギリ割るぐらい(ウチの計算は、小休止や食事で『停車中』の時間は引き算してる)。ロードモデルで6〜8kmhとかいうレポートもネット検索では見受けられるので、それは個人の鍛え方が足りないか、よほど重いハイレシオ・ロングクランクなのだろう(ノンストップで月夜見第二までトップクラスが30分切るとかレース参加レベルで50分切るとか…鍛錬もあるがレシオもちゃんと合わせている…画像の説明文の通りオレのばあいは休憩時間を登坂時間と同じだけかけてるが、それを差し引けば月夜見第一で45分、浅間尾根で60分なので、月夜見第二は50分ちょいか)。
休まずにアベレージを落とすぐらいなら、おれは休み休みにしてアベレージを落とさない方がいいや。体に無理させないし。いわばウサギとカメの前者。童話でウサギが負けたのは慢心して『休みすぎた』だけで、ふつうはウサギが勝つ。なにより…スポーツがしたいならスポーツ車に乗ればいい。体を鍛えるとかいうならむしろこういう厳しい自転車できつい登坂をする方がいい。
ただロードのレポートの多くはどうも機械記録依存らしく、信号待ちで平均が落ちたとか書いてるので、それに準拠すると今回の登坂は5kmhと半減する(=グロス値。かかった時間の半分が休憩なので2で割る)。それにしてもロードで6で折りたたみで5だから、両者の登坂にほとんど差は無いことになる…ただロードだとほとんど休憩せず登り切れるようだが。折りたたみだと登坂時間と同じぐらい休憩wwwほんと36−28Tとか車重11kgとかがほしいわ。かように折りたたみサイクリングは時間はかかるのでロング向きではないし飲食代も余計にかかる。サドルも銀マット仕込むなど改造するかコンフォートサドルに交換するかして長時間居住性をアップしないと尻が死ぬ。スポーツサドルは逆効果なのであくまでバネ付きのタウンサドルがいい。


まーなんというか、ロードモデルが大型スポーツバイクなら、折りたたみシティモデルは原付二種スクーターかな。使い勝手も使い方もよく似ている。スポーツバイクのうえで昼寝は出来ない、食事もできなくはないがキツイ。なんかロードしか居ない周遊ですが、もったいないことです。


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事後のアフターケアが大事だ。
・キレートレモンの小さい濃いガラス瓶の2本買い、就寝のすこし前に1本づつ二晩飲む
梅干し食べて疲れ吹っ飛ぶ、という逸話と同じ理屈。クエン酸効果。
ただし飲んですぐ歯磨きはしない、最低30分後。(歯が溶けて柔らかくなってるため)

http://www.karadakara.com/sindan/step/050.html
http://okwave.jp/qa/q4517546.html
ブドウ糖がエネルギーになるとき、燃えかすの焦性ブドウ糖ができます。
この焦性ブドウ糖が筋肉にたまると一部が乳酸に変化し、疲労の原因となります。
クエン酸は焦性ブドウ糖を分解するので疲労したときにクエン酸を補給すれば回復が早まります。

また、クエン酸にはカルシウムや鉄分などに付着し、より水に溶けやすい状態にして吸収しやすくする効果があります。
この効果は、キレート作用と呼ばれます。


・風呂は熱いのにする。よく熱を通し血行を良くし、つかった筋肉をもんで振ってほぐしていく(乳酸追い出すには血行から)
熱いんで、入ってマッサージしたらすぐあがって水かぶる。自転車こぎも入浴も、のぼせすぎると後が大変。


うちは入浴時に着てたもの手洗いしてしまう。お湯と石けんだけで十分。手洗い手しぼりでも丈夫で壊れにくい化繊のアスリートウェアにしている。洗濯機を使いやすいのは人数が多いファミリー世帯だろう。手しぼりはけっしてねじらないように。強く握りすぎないように。特に化繊では無い綿などは。んでしばらく吊してしずくが出るに任せ、何回かしぼり、んで干す。20分程度の洗濯ですぐ夜のうちに干せる。


・筋肉疲労を取るには筋肉を動かす
翌日と翌々日の筋肉疲労症状が怖いので、キレートレモンを欠かさず、そして散歩や平地サイクリングなどでまったりとクーリングダウンするように同じ筋肉を使う。熱い風呂も欠かさない。


・アンメルツ地獄に甘んじる
入浴後のアンメルツ塗布。足・股の使った筋肉部にまんべんなく。まちがってもついでに腕や肩腰、まして首には絶対に塗らないように。数時間にわたり長く苦しみ眠ることも出来ません…寒冷地獄のあまり毛布がほしくなったり。


・自転車だってケア=OH
100kmちかく走ってきて、登坂も多かったなら、どこかに過負荷がかかり、油も飛散したりダストと混じってガム状になったりしている。山道は水も踏むからこれで油が洗い流されてしまう。
古く固い油の拭き取り、グリスアップ、動作点検…あと空気圧。
つまんない安物でもこれをやると、整備不良の高級車より乗り心地、性能、成果、が上になったりする。いまは大半の自転車にシマノセットが入ってるのが普通だから注油と清掃だけで見違える…90年代では考えられなかったこと。


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結局、上記の処置対策により大して筋肉痛は長引かず通り過ぎたが、
ペダルを踏むあたりが、片足だけ長引いている。踏み方が悪かったかな…モーションを改めるべきかもしれない。どうしても利き足というか、こぐのを止めたときに『ふんばって踏んでる足』が決まっているから…これでもまだシェイキング(立ちこぎ)しないだけマシだろう。コンパクトでショートクランクな折りたたみ20インチではシェイキングは不要だ。