先従隗始・温故知新

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折りたたみシティ自転車20インチAmourで、成木ヒルクライムのコースを登頂 青梅広域登坂トレコース一例

(以下の自転車は1号車で、月ごとにカスタマイズしています…2013春時点で8s 52−11〜32Tです。現在の2〜3号車は東京御嶽神社ノンストップヒルクライム仕様です。詳細は上の[motogp]リンクを押して確認)


奥多摩駅だのと遠くまで行かなくても、青梅駅スタートでいい周回コース一例。
自分の実力や体調に応じてコースを組み合わせる。


・青梅一小わきの激坂(軽くウォーミングアップ)
勝沼神社への激坂(第2ウォーミングアップ)
以上はノンストップで。ジグザグOKだがクルマに注意。
いずれの登坂も、縦貫道ならアップダウンして引き返してもいいし、登頂したら引き返してもいいし。
・青梅坂トンネル…小曾木街道
・中山通り…上記の小曾木街道ルートで聞修院を通過し、左折すると木の葉パンの十字路(自販機あり商店あり)を右折する(住宅地なので配慮すること、ダウンヒル厳禁)
軍畑駅のところの都道の登坂&JR軍畑駅正面の激坂
これは、先に国道411を西進して軍畑駅前から先でもいいし、先に青梅坂トンネルで新旧いずれかの吹上トンネルを通過して都道軍畑線へ行ってもいい。
都道梅ヶ谷峠、および途中で右折して牧場までの登坂
・梅ノ木峠4kmコース(抜ければつるつる温泉〜五日市駅方面)
御嶽神社への登山道、ケーブルカー滝本駅まで(都内屈指の激坂…達人ならそのまま神社の境内まで登山道で…)
ここらへんは国道411、軍畑の交差点をからめて組み込みやすい。梅ヶ谷峠は何kmか戻るけど。
だから無理と思うなら組み込まず、いけると思うなら組み込めばいい。
・成木ヒルクライムコース(集落の山道で、傾斜的には梅ノ木峠に近いがやや長いか)
全部一日で走破したら達人だね…


吹上トンネルはロード700cだと旧トンネルは悪路なので厳しい。
林道や未舗装がからむならクロスモデルや、折りたたみモデルでタイヤ1.75のほうがMTB的に使えて汎用性が高い。


 ◇


きょうもきょうとて、激坂トレーニング。
どうせロードモデルでなかったら遠征的なことは難しい。近場を周回するなら山々の登坂がいい。
上のコースメニューのうち、以下の組み合わせで周回した。
勝沼神社登坂でスタート
・旧吹上トンネルから成木街道
・まずはそのまま小沢峠をトンネル入り口まで登坂してUターン
・次に、成木ヒルクライムコース登坂(さすがに10回は休憩)
・成木コースの道中、和田浄水場の激坂をノンストップ登頂、これを登り時と下り時と2回やる
・帰路も旧トンネル経由で、厚沢通りへ
笹仁田峠から適当に市街地ポッターリング。
はっきりいってロードほど登坂は軽くない。かならず抜かれるし時間も長くかかる。だが、だからこそトレーニングになる。しかしママチャリほど重くもきつくもない。


成木コース=林道は貸し切り。一台も自転車いないが、路面は濡れて台風で落下した枝葉だらけで湧水により川もできてる…
ジグザグすると路肩が苔なんでスリップダウンしたりした。


台風きてるので市街地入りしたら降られた。晴れたら注油整備しないと。
ぬれた車体を拭いて屋外保管。安い自転車はよくさびるので拭くことが肝心。


きょうも出かける前は注油整備。週に一回やるとフリクションロスが減るしチェーンの滑りがよくてディレイラーの言うことを聞くようになるし、何より走行中の雑音が減る。
ひとつ上級のモデルに乗ったかのように平地も登坂もラクになる。
旧式BBなのでWAKOSスプレーグリスで済ます…ペダルもボスフリーもディレイラー作動軸も。余分なのは拭き取る。。


脂肪から先に燃やし、疲労を残しにくいVAAMウォーターを運動前に3割ぐらい飲み、走行中に残りを少しづつ飲む。ハイポトニックなのでスポーツドリンクの浸透圧作用である。
翌日以降の筋肉痛が予想されるときは運動後にキレートレモンか500mlのキレートレモンウォーター。
これでメタボな油太りの人はおどろくほど体重が減るかもしれない。


…そろそろ山周辺は寒い。夕方になると20℃を割り込む。
洗いやすい乾きやすいフリースなど持って行く。圧縮できるしくくれるので携行しやすい。通気性があるので汗だくでも蒸れない。
雨が懸念されるときはゴアテックス上着だけでも。これも軽くコンパクトだ。
山は、下りはずっと運動できないから急に冷える。腹を冷やしやすい人はモンベルの7リットルのウエストポーチ(安い)が腹巻き防寒具になる。


ファッションは無視する。ワークマンで売ってる綿手袋のほうが汗も拭けるし整備手袋にもできるし。
ウェアも作業着としてワークマンで売ってるヤツと、自転車専用着と、性能は同等だ。
同じ手法で、バイクの防寒具もディスカウント可能。ライコランドとか行くのばからしくなる。


ロードモデルとおなじケイデンスでも、あっちのほうがずっと軽々しているので先行される。
あちらは車重8〜11kgぐらいか。それよりもタイヤ・リムなどバネ下重量が軽いので回転させやすいのだろう。エンジンで言えば軽量のクランクとフライホイール、あるいはマグホイールだな。
こちらは車重16kgだが、もしロードの乗員は5kg太ってるなら、トータル重量はおなじだ。


おなじトータル重量でも軽々と抜いて行かれるのは、むしろ設計・仕様の問題と言うことになる。
旧来の鉄製コッタレスクランクや、オール鉄のクランク軸にクランクでは、軽々とは回らない。1.75タイヤチューブも重い。クランクセット周辺はパーツ次第でかなり変わりそうだ。
リヤギヤセットやフリーやハブも、ティアグラ以上のコンボなら軽いだろう。折りたたみや子供用の6〜7sのリアギアは外すとゴトンって…重みがある。
まあ、まだロードはDEFYしか試乗してないし、登坂はやったことないので、具体的なことはわからないが。34−28Tレシオ1.21車重9kg台でどんな感じで登坂できるのかねえ。


奥多摩周遊道路でも、成木ヒルクライム林道でも、600m越えたあたりから息苦しくなり、過剰気味に息を吸わないと呼吸が追いつかない。
おそらく空気が薄くなってくるんだろう。平気な人もいるだろうから肺活量の差だと思われる。


優勝者が14分…成木センターから14分か???、ほとんどペースを落とさないな。小型二輪スクーターでも15分で行けるかどうかな。(つまり道交法でいえばレース参加自転車は速度違反速度で走行)10kmを15分以内=平均時速40kmhだもの。平地でどんだけ飛ばしてるんだと。登坂でどれだけハイペースなんだと。モトクロスでないかぎりバイクでも平均時速30kmh台に落ちるぞ…さもなきゃ平地で100kmh近くで飛ばすしかない。


…と思ったらやはりウラがあった。第3回まではスタート地点は林道入り口だったそうだ。http://venus.sportsentry.ne.jp/event.php?tid=18205
成木センターがスタートになったら優勝タイムが13分増しになってる。
主催者ホームページも、ああいうまぎらわしい書き方はどうかと思うね。


いずれにせよ、我がシティ折りたたみAmourでは常盤林道だけでも休憩しまくりで1時間かかるけどねwたとえヒルクライム優勝者でもこの自転車ではノンストップで登れないと思うよ。昨日は黒山山頂で16℃ぐらいだったからまだ汗かかず体も冷やせて休憩が少なかった方。この自転車では真夏のヒルクライムは無理…時間かかるし漕ぐの重いしで、水をいくら担いでいっても足りない。


こいつに乗り始めてわかったことは、「バイクは現地まで急行して昼寝や暇つぶし」なのでヒマをもてあますことが多いが、こいつは短距離でも始終漕いでなきゃいけないので暇つぶしや運動エクササイズだけならむしろいいということ。荷台があるので休憩したら現地で座れる…小径だから低いので可能なこと。


 ◇


翌日、今度は以下のコース組みで巡回。
青梅一小わきの激坂でウォームアップ>青梅鉄道公園行きのスイッチバック坂>旧吹上トンネル>都道軍畑
>小沢峠>有馬ダム>ダム周回道を左回り、国際釣り場まで行ってUターンして下山
山王峠>笹仁田峠青梅市街ポッター
きょうは基本的にノンストップのみ。平地でドリンク休憩はあり。


さすが山王峠はキツイが、飯能側だったのでノンストップ登頂。青梅側は最大10%だが踊り場があるのでむしろラクかも。
有馬ダムまでの坂はジグザグ絡めないと厳しい。ジグザグやると、足付かず1〜2秒徐行や停止して休めたりする…斜面を真横に走ることで勾配が緩むため可能となる。ここらへんはオートバイや自転車のトライアルに近いテクニックだ。
小沢峠ぐらいなら、たとえ14−28T レシオ1.45でも直線ノンストップでないとね。


道中では栗拾いを忘れない。
野栗は普通に拾う。靴でイガをもんで粉砕。
栽培種は…路上にあるのはOK、あるいは出荷できず(虫食い穴とか傷とか)捨てられてるのもOK、生産者さんがいたら一応声をかける。


途中、バテバテなのかやたらヘタレなロードさん、抜いては行くが登坂でおれに追いつかれる。
はっきりいってロードの登坂でおれに追いつかれるのはかなり”恥”…傾斜が小さいほどに恥。


画像を見てもらえばわかるように、Amourはかなり後輪設置点とサドル着座位置が近い…ので登坂では意識して前傾を強めないと後輪が重くて重くて進まない(平地でさえ発進時にウイリーするぐらい)。ハンドルにしがみつくような特異なポジショニングを余儀なくされる。後輪タイヤもツルツルヒビだらけでもう限界だ…冬に備えて来月にはCTBタイヤにする。SR XCTクランクセットへの交換もしてしまおう。青梅市は山間部だからイボタイヤなど「凍結坂道対策」が功を奏する。原付スクーターだとスパイクタイヤが完全受注生産で難儀なのだが。


成木ヒルクライムでは「参加資格:山の下りを練習した人限定」だそうだ…細いロードタイヤはリム打ちしないために高圧で硬いし、ゴム材質も硬いので、はっきりいってコーナリングではグリップがかなり不利だ。ここはAmourの安い1.75タイヤにコーナリング性能で完全に劣るぐらいだ。1.75の安いタイヤはすぐ減るがコーナー性能はスポーツオートバイに匹敵する。…だからこそ、練習必須としているのだろう。スリップダウンでコースアウトして崖下に落ちないために。


 ◇


サラリーマンの週末チャリダーは、火を吐く危険な生き物なんだ。
サラ マン ダー


ほらね。なんかサカモトからそういう名前の折りたたみが発売されてるけど。


 ◇


次回
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121005/1349439717
折りたたみシティ自転車20インチAmourに、SR XCT V2インストールで馬引沢峠と御嶽山神社参道・滝本駅までノンストップ登頂、山頂駅まで休憩あり50分で登頂