先従隗始・温故知新

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東電再建計画、地元は「NO」


結局
・いかに原発を再稼働させないと不都合があるか
は非常に苦しいイイワケだけど(平身低頭してなお理解を得られない)
・あんなおっかない爆発をして、全国民に放射能の入った食べ物を食べることを強制した原発は、もういらねー
は本能的というか、普通に考えたらわかるだろう的な(変な洗脳をされない限り)


いわば原発再稼働騒ぎは「電力と、原発雇用だけが、困る」のであり、
=NTTの電話加入権が72000円のままでないと困る人々がいる、だけのことだ。NTTは新電電や携帯電話を徹底妨害し、その業界の進化促進を阻んだ。これも政府とタッグになってだ。


原発雇用は、ほかの雇用の受け皿整備を急ぎ、補助金や奨励金など優遇策を出すこと
原発依存を完全にやめるため。次世代複合発電システムの開発進化を急ぐこと(日本の、世界一高品質、世界一品質、の追求姿勢ならばすぐやれる…進化を促された技術の進化スピードは劇的に上がる)


つまり、原発がないと困る人々を駆逐すればいいのだ。ゼロにしていけばいいのだ。
どうせ東電はじめ電力は政府が抱えるしかなくなる。減収や償却のぶんは政府が面倒を見ればいい。つぶれた際の清算事業団もどうせ国がやるのだし。


・どうせ電力自由化は促進され、これによりNTTみたいに旧来電力も落ちぶれたりつぶれるのは不可避
そうなれば、送電線インフラという公共インフラだけを政府なり送電キャリアが保守すればよく、発電・売電側がそれを料金を払って利用するというアメリカの仕組みになる。エンロン事件みたいな過剰投機は日本では起こりえない。


日本政府はいつも、「防衛守備」守りのベクトルを間違える。いくら戦艦大和を修理し続けても戦いには勝てないのだ。イージスでさえ勝てるか怪しい時代に。
田畑を守るのは、そこにハヤリがないからだ。永久に同じく使える。だが日本民族・日本国家が田畑死守で1500年やってきたと言っても、テクノロジーやエネルギーインフラに同じことをやられては困るんだよ…

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120528/232618/
東電再建計画、地元は「NO」


東京電力の総合特別事業計画の前提となる原発再稼働。地元の反発は強く、賛成派さえ声を上げようとしない。東電への不信が経済優先の考えも抑えている。

 柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を含む東京電力の「総合特別事業計画」に、地元の新潟県柏崎市などで反発が強まっている。特に原発再稼働を前提として電気料金値上げをはじめとした計画が立てられたことに原発反対派だけでなく賛成派からも困惑する声が上がり、地元から見る限り計画の実行可能性は極めて低くなっている(左表参照)。

 「再稼働が前提で計画を出されると…。市民から見ると納得しにくい」

 今月9日、国が総合特別事業計画を認定した後、柏崎市原発再稼働賛成派のある市議は顔を曇らせた。

 国が原子力損害賠償支援機構を通じて1兆円の公的資金を東電に注入し、議決権の50.1%を握って実質国有化。家庭向け電気料金の平均10.28%引き上げや、10年間で3兆3650億円のコスト削減などを実行するとした総合特別事業計画の最大のカギは柏崎刈羽原発の再稼働にある。

 計画では、7基ある原発は2014年3月期と2015年3月期に順次再稼働(2号機は2015年秋)する見込みで1基当たり約780億円の発電原価削減効果を織り込んでいる。これができなければ、電気料金の引き上げを行っても計画で見込む2014年3月期以降の営業黒字化は「できなくなる」(スタンダード・アンド・プアーズの電機担当アナリスト、柴田宏樹氏)。そうなれば、電気料金の引き上げ幅や国の資本注入額など、計画の根幹へドミノ倒しのように影響が及びかねないからだ。

 これまでは、「(柏崎市と同じく原発が立地する同県刈羽村との合計で)約4000人の雇用がある。下請け企業や原発従業員らの需要で潤う飲食業も多い。原発の稼働ができなければ地元経済は大打撃を受ける」(前出の再稼働賛成派市議)といった原発立地市町村につきものの声が強く、住民の不安もかき消されていた。

 しかし、今回は状況が一変。特に大きいのは「柏崎刈羽原発を動かすのは、福島の事故を起こした当事者の東電であるという不安」(原発反対派の高橋新一・柏崎市議)だった。もともと、同原発では、2002年に機器の故障などのトラブル隠しが発覚。





 同じく同原発に商品を納入する別の業者も、「飲食など厳しい業界もあるだろうが、ほかは(発電が止まっていても)すぐに仕事がなくなるわけではない。今はじっとしておくしかない」とあきらめ顔で打ち明ける。




知事、市長に対立候補なし

 柏崎市にしても、原発立地周辺市町村に出される電源3法交付金原発の固定資産税など、原発による収入が歳入総額に占める比率は約15%(2009年度)程度。同じく再稼働の動きがある関西電力大飯原発の地元、福井県おおい町の約50%(2010年度)などと比較すると大幅に少なく、毎年の歳入レベルではほかの原発立地地域よりは原発漬けではなくなっている。

 こうした状況を敏感に反映しているのが今年10月に予定される新潟県知事選と同12月の柏崎市長選、刈羽村長選。現職の首長のうち、再稼働賛成派は刈羽村の品田宏夫村長だけ。泉田裕彦知事は「再稼働を前提とした議論はしない」と言い続


原発麻薬中毒者だけが、ギャーギャー断末魔の悲鳴を上げている。いわば麻薬密売人がいよいよ干されるときに等しい。タバコがないと死ぬ死ぬと本気で叫び続けられるのは、ごく少数…そういう「おれにはこれしかない」と思い込んでしがみついてがんばってるかわいそうな連中に、就職先とか受け皿産業とかを早急に増やしてあげねばならない。
・経済はじめ諸問題にあまりに疎い無知な連中は、呆れるほどに変なことを騒ぎ出すが
・あまりに経済にプロすぎる連中もまた、経済という大きな議題であることを根拠に、デタラメな大暴走を断行しようとする…
極右的でも極左的でも、ウエすぎてもシタすぎても、よくない典型。




正しい想像力を持たない連中が事故り、ほろびるのだ。


原発をてこでも使わずとも、雇用も経済も死ぬほど落ち込みはしない。
だが
原発がもしまた爆発すれば、今度は東京・大阪・名古屋といった大都市のうちひとつか複数の、全部まるごと「立ち入り禁止区域」なんてことがおこりえる。日本列島の半分で農作ができなくなりえる。


日本が一気に倒産し、難民や飢餓まで出て、とうぜん日本をアテにしてた製造や消費ニーズもぜんぶ吹っ飛んで、全世界が迷惑を被る。…ここまでひどくなくても、その3割とか半分の被害がすぐ出てしまう。


…そう考えるのが、国際グローバルレベルでのシビアアクシデント想定であろう。軍事レベルのリスク・マネジメントだ。
日本は、甘すぎる。「今度は大丈夫さ、うまくやるもの、日本には神風が着いてるんだきっと大丈夫」


グローバルの世界では、各国の神々の戦争が起きてるんですが…むしろ日本の神様が優しすぎたおかげで日本社会は非常時にとっても弱いし、平和が長すぎたので「永久に非常時などこない」とおごり高ぶって過信してしまったし。


カミカゼをあてにするな。神風の副作用が怖いのは311でよくわかったろう。


…他国なら、とくに核保有国ならば…軍部がそういうシビア想定をして、政府へ提出するんだが…(だから311でも米軍はまっさきに避難区域を独自設定して自国民を避難させたよね)


日本では、軍が弱いことの悪影響が、震災時にはことごとく裏目に出た。でも日本で軍の増強や権限強化をほしがるのは「神風!軍国!監視社会!」みたいな軍オタク・軍カルト信者、の阿呆ばかりときている…


日本国における、軍事・インテリジェンスの、知的レベルが低すぎて実質ぜんぜん機能していないこと…これが過剰に低レベルな民衆・民意の増長を止められない一因でもある。

重要なのは、チェルノブイリもスリーマイルも「オペミス」だった点。ついで設計欠陥だ。
だが福島は「天災」しかも大津波、そして大地震、が原因だ。しかもどちらも頻繁にやってくる地震大国だ。
チェルノもスリーも大陸内陸にあり天災では壊れなかった。


日本で二度と、原発の火を入れてはならない。
9:40 PM - 6 6月 12 HootSuiteから


 ◇


政府の政治的・商業的なアナウンスを信じてしまい、疑うことを知らない、別ソースの情報を取らない…かわいそうな人々だ。
このメーカーの社員は、幾度も飯舘村など立ち入り禁止区域スレスレの場所へ立ち入って、線量を測ったり、体調がおかしくならないか、自分で確かめてきたんだろうか…警戒区域内への立ち入りで体調急変から死者が出ているのに…放射能放射性物質について、なにもおわかりでないように見える…それでは福島応援野菜ばかり食べて衰弱をすすめ入院した大塚キャスターと同じだ。一説には那須野菜ばかり食べ、疲れを押して被災地慰問を繰り返した皇族も…


同情だけでは身が持たない。
帰りたい、応援したい…気持ちだけで突っ走って、遠い将来に被曝病を発症したり、突然死したり、しないように気をつけてもらいたい。
かくいうオレも、こないだ飯舘村浪江町で高汚染地帯を計測してきた帰り、翌日から翌々日にかけ急激に衰弱した。まだ一回だけだから被曝影響という確証はないが、いわゆる全身性の急性放射線障害に近い症状だった。ふつうに坂道を含めいつもの散歩をしただけで、へたりこんでずっと居眠りしてしまった…そうしないともたず、二日ぐらい寝たりサボったりしていたし、軽い吐き気がたまに出た。マイクロシーベルトレベルでは起きないはずではあるが(ミリシーベルトレベルの原発作業員でもピンピンしてるが)、浪江町立ち入りの被災民が急死した前例もある…福島県内全般で微増傾向らしいが。
内部被曝の影響なのか、線量計では発見できないホットスポットの影響なのか…

http://www.j-cast.com/2012/06/07134910.html
八王子のメーカーが福島に工場進出 避難区域「指定解除」で決断
同社は工場を11月までに稼働させる方針だが、「できるだけ早く稼働したい思いはあります」という。雇用は50人規模を予定しており、「男性、女性とも適材適所で考えていますし、できるだけ地元の方を採用していきたい」と話している。

菊池社長は、川内村と同様に原発事故で大きな被害を受けた福島県飯舘村の出身。同社は飯舘村にも主力工場を置いている。同社によると、川内村への進出はそもそも原発事故前の2010年に事業拡大のために計画。11年秋の操業を考えていたが、震災と原発事故で中断を余儀なくされた、という。

その後の遠藤村長の「帰村宣言」や、川内村の避難区域の指定解除を踏まえ、同社は「村からの提案などもあり、あらためて検討し直して決めた」と話している。



さぁて黒TERRAの使い方もだいぶ習熟してきたし…
予算が集まり次第、また飯舘村に調査旅行に行ってくるぞ〜!
バイク乗車時におけるN95マスクのもっとも効果的な着用の仕方とか、いろいろ研究材料は多いんだよ。前回はフルフェイスで行ったがマスクがずれやすい…今度は半ヘル&密閉ゴーグルでいってみる、こっちのほうがズレない。


今回の遠征の帰宅後に、また嘔吐や衰弱が出るようなら、これは急性放射線障害であることがほぼ確定する。それもまあ、人柱として検証だな。