先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

震災後3年目の、第二フェーズ開始

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0726/
シリーズ東日本大震災
動き出した時間
〜"旧警戒区域"はいま〜


2013年7月26日(金)
午後10時00分〜10時49分


東日本大震災から2年余り。復興が進む被災地の中で、唯一取り残されてきた地域が、ようやく新しい局面を迎えようとしている。福島第一原発事故により、『警戒区域』として立ち入りが禁じられてきた9つの自治体だ。去年始まった「避難区域の再編」が5月に全て完了。『帰還準備を進める区域』と、5年以上戻れない『帰還困難区域』とに分けられることになった。
それぞれの自治体と住民は、いま“故郷をめぐる決断”を迫られている。浪江町では、住民の8割が住む地区が「帰還準備を進める区域」に指定された。生活や仕事の再建のために帰る人たち。町の復旧事業課も6月から元の役場に戻る。想像以上に痛んだ家屋やインフラの復旧作業など、復興に取り組み始める。一方、双葉町では、5月末、住民の9割が住む地区が「帰還困難区域」に指定された。故郷を離れざるを得ないと決断する人たち。新しい生活の場を、どこにどう作るのか、住民の間では話し合いが始まっている。
番組では、故郷に戻る人と移住を選ぶ人、それぞれの今に寄り添い、深く傷ついた「旧警戒区域」でようやく動き始めた人々の“決断の重み”を見つめる。




https://twitter.com/ka2nd
The 2nd ‏@ka2nd 10分

みかけの線量だけで、防護服を着るとか着ないとか…がおかしい。原発からの距離、多くの核種の存在、線量計で拾えない汚染、空気に水に風に雨に…どういう形で存在するか見えない汚染…というかマスクだってN95じゃなきゃ意味半減 #NHK


The 2nd ‏@ka2nd 12分

これでもソ連強制移住に比べたら、バラバラにされなかったほうで、選択の自由や財産などが保障されている。ただ基本は東電補償なので政府が強く介入できない=政府の展開がスローであることの理由、というのが真相かつ建前#NHK


The 2nd ‏@ka2nd 16分

いつまでも高汚染地区の自宅に縛られるのはもはや拷問… そして東電からの途切れ途切れの補償にも縛られ…事故後3年目の「第2フェーズスタート」おのおのが前進のための決断を迫られる #NHK


The 2nd ‏@ka2nd 22分

https://twitter.com/ka2nd/status/360755171426447362 …そして逆に、移住先や高台は価格高騰…廃墟と人気集中地区とに分かれますます過密過疎が進む #NHK


The 2nd ‏@ka2nd 25分

やはり、幾度か現地の様子を見てきたとおり、予想通り。「老人だけ残され」「そのノスタルジーによる帰還の意思ばかり」そこに、子孫継承的な生活や経済活動は見いだせない…どのみち土地の経済価値はもう皆無だし消費規模も減って、震災前よりはるかに価値を生み出せない #NHK


The 2nd ‏@ka2nd 46分

浪江町@ 設備やフォークリフト…高レベル汚染のはずだがスクリーニングもスミアもせず、マスク着用してない従業員たちが使ってる…いろいろと甘いな、ノスタルジーだけで汚染地区で事業するべきではない。まして生活は…被曝影響はいつ忘れた頃に発現するかわからない、まだたった3年目 #NHK


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130528/1369664223

「おら、双葉には戻んね。家族をばらばらにし、おとうちゃんを奪った原発がある双葉に戻って来るなんて、おらにはできね」

 仏間のあった場所に位牌をそっと置いた。「おら、家族みんなでまた一緒に暮らせるよう、どっか別の地で頑張ろうと思う。生きてる間にうまくいったら、迎えに来っから。それまで、待っててけろ」


 ◇


こっちのほうが元来的な右翼なんだろうなあ…旧バージョンというか。
だって原子力核兵器=米ソの核の傘=元来日本的には敵、組み伏せてくる列強
…てなわけだろ…
そうやって米ソの流れで半ば押しつけられて、政府が今度は電力に押しつけて…押しつけの歴史だ。
押しつけられた原子力が、原爆の再来を思わせる健康被害や広域汚染を実現しちゃったから、旧バージョンの右翼が動き出すのはむしろ当然…
まぁ、逆に原発擁護の左翼は…さすがにいねぇかwソ連製の原発なら歓迎とかそういう人たちだろうから。


産経はもはや極右機関紙みたいに特化してしまったので、MSNトップページには右翼とは書けず…『民族派自称…反原発派集団が恫喝』だとさ。まるで極左集団であるかのように書いた。こういう言葉の魔術はこないだもやっており、
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130726/1374770881

右翼新聞産経は、まるで非破壊検査が行われていたかのようなミスリード記事…原発援護のためなら嘘でも書く。

(実際には、現地でそんなことやったのかどうかすらまだ不明…産経なので紛らわしく書いて原発擁護)
原子力機構によると、測定時の前後に周辺の工場で放射線を使った非破壊検査が行われており、何らかの原因でその放射線を測定した可能性があるという。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130727/waf13072712010018-n3.htm
 昨年、大飯の再稼働をめぐり、地元同意の議決後、「民族派」を自称する「右翼」集団が各町議の自宅に押し寄せたという。「お前らは将来の子供たちの命をどう思っているのか!」。明るく染めた長髪の男ら数人が恫喝(どうかつ)し、玄関先では押し問答が続いた。

 参院選で多数派とはならなかったものの、反原発の声は依然として各地に根を張っている。そしてときには、抗議やデモを超えた強行な手段に打って出るケースも散見される。

 そうした状況だからこそ原発の審査は客観的に公平であってほしいと、原発の地元や容認派の人たちは思う。男性町議は訴える。「国の独立機関を疑うわけではないが、規制委員会にはぼんやりとした世の中の空気感とは切り離して審査をしてほしい」

 参院選に圧勝した自民党だが、是非が分かれる原発については、争点化を避けたという見方もあった。敦賀市の幹部が指摘する。「自民党がここで地域経済といえば、それはまず原発だった。しかし、(福島原発事故以降)声高に主張できない雰囲気が今の日本にはある。福井の人間はそれを最も肌で感じているんじゃないか」


 ◇


こりゃもう、無理…


たかが人間がセメントで固めただけの構造物だ。自然界そのものにはかないっこない。
今現在でもかなってないのに、あと100年も手つかずで大丈夫のはずがない。100年後の世代には当事者意識もないし詳しい技術者もいなくなってるだろう。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013072902000224.html
福島第一 海抜2.5メートル以下漏出恐れ 規制委 地下汚染水で指摘

2013年7月29日 夕刊

 原子力規制委員会事務局は二十九日の専門家会合で、東京電力福島第一原発で高濃度汚染水が海に漏れる危険性の高い場所とされる地下のトレンチ(トンネル)下の砕石層に関し、海抜二・五メートル以下の部分は地下水が達しており、漏出の危険性がより高いと指摘した。

 トレンチは、海水をくみ上げる配管やポンプを制御するケーブルなどが収められている。事務局が原発の断面図と地下水の実測値などを比較検討したところ、地中の浅い位置にあるトレンチでも、多くは設置の際に下部に敷かれた砕石層が地下水に浸っており、汚染が拡大するルートになる可能性が高いことが分かった。深いトレンチは地下水に浸っている状況という。

 規制委は、地下水や専用港内の海水の分析結果から、海の汚染は続いていると判断。トレンチの砕石層に薬剤(水ガラス)を注入して漏出を防ぐことや、汚染を監視する井戸などを増やすよう東電に求めた。

 2号機のトレンチでは、採取した水から一リットル当たり計二三億五〇〇〇万ベクレルの放射性セシウムを検出。二〇一一年四月に海へ流出した高濃度汚染水が残っているとみられる。別のトレンチでも、タービン建屋地下にたまる高濃度汚染水と同じとみられる汚染水の存在が確認されている。


第二フェーズ開始しなくてよい方面も…


当ブログの[原発]カテゴリーをさかのぼっていくと記述があるけれど
震災直後は線量計片手に全国を飛び歩いた。経産省前のテントがまだマイナーだった頃、そこの左翼がそこではかった線量が2マイクロ超えとかになってて…その日2011年10月25日は、多摩〜霞ヶ関を経て松戸まで計測する道中だった。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111026/1319581243
深夜に庁舎から次々に出てくる職員らが地下鉄駅へ駆け込む風景でおなじみの霞ヶ関…左翼が一人の経産省の官僚もしくはノンキャリのおじさんに声をかけて、ただ線量だけを告げた…なにか心配事の心の琴線に触れてしまったのか、その方は涙もろくなっていた…左翼うざいとかいった、ふだんの役人的な態度は微塵もなかった…内部でもまれていろいろ大変なんだろうなあとは見ていてわかった。箝口令やプレッシャー、事故がらみであっても無くても業務に忙殺される日々…まともに線量の話をしたり機材を見るのもほとんど経験が無かったんだろう。家族のことを思ったりすればどうしても実際の線量が気になってしまっただろう。

http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/weeklyasahi/product/2013071200013.html
原発再稼働マル秘メール 電力幹部と経産官僚あきれた癒着
2013年07月19日
(5200文字)
週刊朝日


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210円(税込)


 安倍自民の勢いをバックに、原子力ムラがすっかり息を吹き返している。再稼働を前提に、経産官僚と東電幹部が盛り上がる。「過去の裏での積み重ねが、一気に壊れてしまう」「新潟県知事でほとほと、まいりました」「夏は猛暑という世論形成はどうなるのでしょうか?……昔のようにお金だけでは世論は操れず……」「猛暑頼み、すがるしかありません」。10通のメールが醸し出す民意無視の感覚とは何か。経産省はなぜ電力会社に肩入れするのか。変わらぬ癒着の実態を暴く。


◇第1章 東電幹部と経産省幹部が交わした、原発再稼働の驚愕マル秘メール
◇第2章 税金ばかり使うもんじゅはガン
◇第3章 電力会社助ける『国家的粉飾』


第1章 東電幹部と経産省幹部が交わした、原発再稼働の驚愕マル秘メール


 経産官僚が気にしていたのは、東電が再稼働を目指す新潟・柏崎刈羽原発6、7号機についてだ。福島原発事故の当事者である東電だけに、再稼働のハードルは高いため、6月に東電幹部に宛てた次のメールでこう危惧していた。

 〈反発、怖いのは御社がKK(柏崎刈羽)で動かれる時でしょうか。一気に世論が高まり、地元もNOというしかない状況になりかねません。過去の裏での積み重ねが、一気に壊れてしまう。そのところ、いかがでしょうか? 巧妙にされておられるとは、思ってはいますけれど〉(経産官僚)

 後に経産官僚の不安は的中した。
 東電は7月2日、柏崎刈羽原発の再稼働申請の意向を表明したが、これに対し、新潟県泉田裕彦知事がこう猛反発したのだ。
 「地元に何の相談もなく申請する。こういう態度で、立地地域との信頼関係を築けるはずがない」
 翌日の新聞、テレビ各社がトップで泉田知事の発言を大きく取り上げたが、それを読んだ東電幹部はメールでこうぼやいていた。

 〈どの新聞もトップで、新潟県知事でほとほと、まいりました〉

 さらに東電幹部は地元の対応については、こう暴露している。

 〈離れたところで地元と話をすると、早く再稼働してもらわなければ困るんだよ、東電さん、とみんな話している。それで、再稼働を申請しますよとなれば、反対だ、地元の同意を要求でしょう、本当に。あなたたち、どうすればいいのって、言いたくもなります。議員さんたち、たいてい、(原発関係の)商売にかかわっている。再稼働しろという、だが、議会になれば、ダメダメ〉

 一方の経産官僚は冷静に事態を分析し、その先の展開をこう予測している。

 〈柏崎は、やはり反発がきましたね。(略)先に地元の了承をとりつけろとの論になるでしょう。それやっちゃったら、永遠に再稼働は無理なことは明白。わが社OB、新潟県知事(泉田氏は経産省OB)、次の選挙はまだ先。つめたいでしょうね、きっと。他の事業者の動向を眺めつつ、申請となるのでしょうか〉

 この予測は現実となりつつある。
 泉田知事は7月5日、説明に訪れた東電の広瀬直己社長に再稼働の拒否を改めて表明し、申請は延期となった。


 本誌が入手した計10通のメールは、いずれも今年5月から7月にかけ、東電はじめ複数の電力会社幹部と経産官僚との間で、『情報交換』として交わされたものだ。いずれも原子力ムラの露骨な「本音」が赤裸々に記されていた・・・

結局、テント前での職員さんのただならぬ表情でもわかるように
原発事故ともなれば、経産省内部も一枚岩のはずがない…
そういう各個人や一派の中に、こうしたメールをリークする義勇が芽生えるのは当然…
かならずしも利権抗争の対立構図だけではない気がする。


記事を読み、かつて遭遇した現場の雰囲気を思い出し…符合する。