先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

このやり方は、無理がありすぎないか?


・公権力ヤクザのものすごい『殺気』を広範囲に放ちながら、つまりものすごいビビらせながら、執拗に追い立てる
・極限まで焦らされた人間が、動物本能的に危機感を募らせて逃げてしまう(事故らせるためにビビらせてる構図)


いくら国際社会に横並びとはいえ…これでは
・追いかける警察権力がムチャしすぎてるのにも関わらず、正当化され、むしろヒーローみたにされやすいという矛盾
・追跡即事故即死に至りやすい(少年もふくめ)


もうちょっと、やり方を見直して、21世紀なりのやり方を再設計して、いいのではないかな。


それでなくても交通反則がらみが、警察と国庫の資金源としてアテにされすぎている…
だがこれから日本は次第に落ちぶれ、みな所得・蓄財や雇用に余裕が無くなっていくのだ…
(逃げる人間が増えたのだとすれば、組織犯罪の一味よりも、所得や雇用に余裕をなくした一般市民では無いのか)


きょうだけで…


パトカー追跡事故:欄干に激突、22歳男性死亡 札幌(毎日)
警官26m引きずり医師逮捕 交通取り締まりで傷害容疑(時事)


 ◇



以下はより強く非難されるべき「いつもの卑怯なやり方」だ。

http://mainichi.jp/select/news/20120521k0000m040144000c.html
国交省:バス安値運行を見直しへ 安全守れる運賃制度に


総務省が2年前、バス会社の9割は正規運賃を受領していないという調査結果に基づき、国土交通省に改善を勧告していたことが分かった。しかし、改善が間に合わず、事故を起こしたバスも正規運賃の3割引きで運行していた。国交省は作業部会を設置し、安全を十分担保できる運賃制度の確立を目指す。


・バスが側壁に刺さって真っ二つになった事故の原因は
・バス運転手の過労居眠り運転と
・高速道の側壁がまるでギロチン状になっていたこと(居眠りしながらキュウリスライサーを使ってたので指をすっぱり、状態)


のふたつだ。両者はともに重過失で裁かれるべきである。


だがこの事件では、まるで姉歯事件のように、原発事故のように、いつも見受けられるパターンで
『役所の過失は丸ごと隠蔽、ぜんぶ民間の仕業として一斉報道』


腐っている。これは腐っていると断じていい。


おそらく側壁の一斉点検と改修工事についても、目立たなくなった頃にこそっと発表するだろう。
しかも役所がまるでかっこよくて、しなくていいことまできちんとやってる、かのように見せかけて。


役所と政治家の仕事は、『規制と規制緩和とを両方、きちんと監視&マネジメントする』こと。
規制緩和したから事故になったなら、
じゃあ規制緩和した市場を管轄監督監視していた役所は何をやっていたんだと、それが筋だ。


逃げ腰の政官に、明日はつくれない。よく映画ドラマで見かける「最後の最後まで物陰に隠れて、逃げに逃げて、正体不明の黒幕をやり続ける人物」が、そのまま役所なり政治家となりはてている。


まるで個人がやると悪で、組織がやると正義に化けるかのようだ…一人殺せば殺人犯で百人コロスと英雄的な破綻論理。


http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120430/1335716595
ガードレールと防護柵の継ぎ目を数えながら「隙間がこんなにたくさんあるとは……」


 ◇


追記
やはりやや遅めの発表。


・優先度が元々低くはある
・騒ぎが収まった頃に発表し、「国交省の落ち度、失態」という風評を回避する

http://www.asahi.com/national/update/0523/TKY201205230663.html
高速3社、防護柵の隙間埋める方針 5100カ所

 関越自動車道で起きた高速バス事故を受けて、東日本、中日本、西日本の高速道路3社は23日、全国の高速道路で見つかったガードレールと防音壁との隙間をすべて埋める方針を明らかにした。隙間は3社で約5100カ所見つかっており、17億円程度かかるという。

 大型車の交通量が多い区間などで工事を優先し、来年度までに約4300カ所でガードレールを取り換えて防音壁まで延ばして重ねることで隙間を埋める。残りも順次交換する。ガードレールなどの防護柵の設置基準が見直された1999年以降は、ガードレールと防音壁を隙間なく重ねている。

 群馬県警によると、事故現場では、見直し以前の古いガードレールにバスがぶつかり、隙間から防音壁にめり込む形で停車したという。