先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

速報 松戸7μ、江東区東陽町1.2、永田町0.6、日枝神社0.7、経産省脇0.9


※これは、雨どい出口付近地面への計測器密着による
地表面ゼロm線量調査=ホットスポット探索です。空間線量調査とは違います。
(夕方までに、画像映像付きで、仕上げます。夕方でかけて朝帰りなので…)完了


つくづく、
・空間線量
・地表線量
両輪であると思い知らされる…セットであり欠けてはダメなのだ。
政府や保守側は前者だけで済ませゴマカシそうだ。
革新側は後者だけで追求しそうだ。
どっちも欠陥勢力である。この場合。


一気に青梅街道と五日市街道と6号で測ってきた。


永田町までは、どこの神社や公民館の「土壌垂れ流し雨どい」で計測しても
ほぼ同じ0.5〜0.8ぐらい。空間がどこで測ってもその一割であるように。


経産省前には「浜岡原発反対」ののぼりをたてた左翼がテント陣を張っており
声をかけられたあげく、帰宅途中の中年官僚(ノンキャリかも)殿に線量計の数値をご確認いただいた。
なんというか、嫌々では無く、むしろ個人的には気になって仕方が無かったようで、かなり熱心に御覧になっていた。
左翼がたが使ってたガイガーはドイツ製のガンマスカウト Model 950http://www.measureworks.co.jp/gammascout.htmとかいう黄色いやつ。それで歩道の植え込みから2μ検出って言ってたけど本当かいな…
Soeksで一カ所測った限りでは0.86だったが、ガンマスカウトはパンケーキ端窓型ガイガーだから過剰反応で2μはありうるな…(つまり実際の値とは乖離)
(2012/06/25追記…今考えると2マイクロぐらいは事故直後を考えるとむしろ普通…霞ヶ関上空も3号機の爆発雲の通過時は、地表1mでさえ1〜2μsvだったという。そのころの浪江町津島あたりは地表1mでも100μとかそれ以上とも言われる…4月に入っても25μが普通だった…降ってきてすぐだと高くてもしばらくすると雨で流れて低くなったりするので、なんとも言えない…それらはすべて下水処理場の汚泥になったり、河口付近の泥と結合している)


松戸での7μも、最初は1〜2μだったのだ…少しずらすと一気に増えた。


明らかに線量が「あれ?」という位に変化したのは江東区から。つまり永代橋で川を渡った先。
青梅〜永田町まで、大体同じ感じ。非常に恵まれた土地だと痛感…(特に東陽町〜松戸を計測したら)


多摩地区:
土壌に雨どいから垂れ流して、地面がセシウムをフィルタリングで『集積して』、最大1μ


江東区より北東:
コンクリの上で(大半のセシウムは下水に流れちゃうのに)1μ
東陽町は、商店街の屋根つき歩道の、雨どい配水管出口の数値。


永田町日枝神社では、職員と警備の方と立ち会いで計測。
簡単な除染などの説明をする。


松戸はあまりにヒド過ぎて、夜中4時頃だが近所の方が帰宅してきたのですかさず報告。笑みはあったがかなり驚嘆されていた。
駅前でもココイチの従業員に、あと新聞配達員にも、5μということで教えてやった。
・全然学んでない感じと
・しかし、すごく気にはしてる感じと


松戸でも7μスポットは希有な条件であった。
1 風よけの無い河川敷付近に高い線量のセシウムが降雨。
2 古い民家の雨どいが垂れ流したコンクリには亀裂がありドロがたまり、そこに一年草が植生
3 その一年草ベタ付けして計測すると7μ…この草はかなり内部被曝してるはず
4 砂利の駐車場の雨どい出口では、2μ
5 コンクリ歩道垂れ流し雨どい出口では1μ(東陽町と似てる)


あるところにはある…しかも松戸の河川敷、空間線量が0.3〜0.4の地域がある…
そこらへんでは、のどが痛くなってくる…よく報告される症状だ。


そういう高い線量の地域で地面への下敷きにする紙袋は
3回も使うと高線量になってしまい計測値が高くなるので、捨てる。立ち寄ったコンビニで捨てさせてもらう。


…とかく「すごいことになっている」のは嫌でも理解。
元来的に、松戸や柏の一部の地域は「住まうべきでは無い」環境下にある。
ましてさらに高線量の地域は…


以下は画像
随時追記…量が多いいいい完了

金山神社 東村山

田無の商店、土壌垂れ流し雨どい出口で0.6出たので事情説明し除染と雨水流路変更を提案。

井の頭公園

宮前の春日神

雨どいがあったトイレから向かいの都庁を撮影

舗装沿いの大理石プレートに花粉のように線源塵芥が付着し高い線量、見た目も汚い…経営元に電話し除染を提案

半蔵門の公園の滑り台出口直下の砂

永田町の料亭の裏口、ぽたぽた雨滴を垂らす場所

日枝神社…結局は警備員に相談、職員に来てもらい現場検証(最高値は職員さんが撮影時の0.86)、除染や雨水流路変更を提案

日比谷公会堂…この直前に経産省脇で0.86http://hakatte.jp/spot/21025

築地の路地裏 近くに24時間営業の500円ヅケ丼弁当あり(つきじ喜代村

永代通り、橋の手前の公園の、隣接?する建物の雨どい二カ所


ここから様子が一変…東陽(公開されてる幾つかの線量地図の分布通り)石原3丁目交差点付近の屋根歩道の雨どいからも0.7前後を検出。

事業所の雨どい

松戸…駅近く
ほか駅前通り交差点を左折したほうの民家でも同じ値

土手の方…おそらく測定サイト界隈では最高線量
工夫して、地面に置いてる測定器をミリ単位で縦横移動に角度変更し、線源を特定していく。
この数値でも最高値とは限らないのだ…この付近に長居すると次第にのどが痛くなってきた…6μ線源にかがんで接近し続けたのだ…劣化ウラン弾に等しい線量だ。(まあ手足は実効線量の係数が低いんだが)
なんせ、空間1m線量も、風が吹く度に0.3〜0.4になるような地域である…
通常より0.2は多い。松戸の中でもかなり多いんだ、ここだけ。


最高値は6.72。デジカメの電池が切れかかってて撮影に悪戦苦闘、帰投を決めた。


最高といっても手打ちの時点での値であり、じっくり計測を試行錯誤すればもっと出るかもしれない。
ここは駅方面に行く前にもさらっと測ったが、そのときは4μ台だったのだ…
画像の2回目計測時、路肩の端っこの方に線量計を押しつけていけば行くほど跳ね上がった。


基本、詰まってたり折れ割れてる雨どいは線量に変化が無い。
よく上を見てチェックしてから測定したい。金山神社も右のは折れてて左は無事だった。


関連
http://hakatte.jp/member/gaogai
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msa=0&msid=216896075475772757370.0004af5254669affdb05e


 ◇


今回調査で判明したのは
・都会と片田舎以降では、降り注いだ線源の総量が異なり、
 除染の概念が異なる。


明らかに新宿より東は、多摩地区より総量が激増している。
3月の短期間に気流で特定方向へやってきて、雨で降り注いだ量だ。


・片田舎〜田舎は、露地が多く、
 雨どいやトタン屋根が垂れ流すと『天然のセシウム吸着装置=アレバやサリーと同じミニチュア版』になってしまう…
 古い民家も土壌への垂れ流しはやめて、雨水溝下水道へ流路変更すべき。
 (川へ流れる雨水溝だと、民家の雨水流路切り替えが相次ぎ流量が増えた際、上水道の線量が上がる可能性)
 また、地べたへのじゅうたん敷きもNG…立派にセシウム吸着フィルターだ。


・都会はほとんどコンクリで覆われている。だから多摩地区とおなじ線源総量なら、地表線量は少ないのだ、が…こちらは降り注いだ総量が多い。


なので多摩地区の土壌がセシウムを吸着し貯め込んだ線量
=23区内のコンクリ路面に雨どいが垂れ流した線量


コンクリなら、セシウムは駐留できず、かなり下水へ流れていってしまうのだ。
青梅市内でコンクリ路面ベタ置きで計測しても0.03とか0.13ばかりで正直おもしろくないのでやらない)


なのに、
・多摩地区の土壌濃縮セシウム
都心部のコンクリ面残留セシウム
線量が同じか、もっと高い…


松戸柏あたりからはもう『別格』である。兆候は江東区からだが…
諸外国なら立入禁止区域がぽつぽつ、もしくは全域に発令されてるはずだ。


 ◇


ひとまず結論
「こんな大きな商業施設の、ぶっとい雨どいが土壌垂れ流しなんて事は今後、あってはならない!言語道断!」
典型的な、土壌によるセシウム吸着フィルタリング濃縮である。
http://hakatte.jp/spot/20306
12μsv
千葉県柏市豊四季
フィットネスクラブ・ゴールドジム




どんどんみんなでこういう地表高線量を測って、
測ってガイガーなどで公表しまくり、


自治体が除染本位で動くように重い腰を上げさせないとならない。
水俣病イタイイタイ病を野放しにしているような信じがたい現状を打破しないと。


素人の自分がニワカ知識だけで除染方法まで付近住民に提案している…
もっと自治体がパンフ化してくれないと困る。文科省の動きがそもそも鈍く及び腰だ。


自治体絡みで大規模な機材や人員を派遣するなら、そういう充実した除染作業はまた別の方法となる。