これでも自分は元・DELLのオンサイトサポートエンジニアだった。
XP機…OptiplexだのD500をいじっていたころはサクサクと分解し組み付けできていたが
どうも近年は設計に劣化が見られる。
Vostro320と言えば、悪名高い一体型デスクトップだ。
モニタが死んでも本体バラバラにしないとメンテできない。
バックライトがお亡くなりになり、予備の液晶と交換作業。
しかし近年は無理矢理に集積率を高め小型化し、スリムな一体型デスクトップを実現してるため
コネクタの品質が悪化していた。かたい、はずしにくい、さしこみにくい…やや中華製っぽい。
小さくなった上に、寸法精度が悪化してる…折り悪くスマホ台頭時期と重なってどんどんコストダウンが進んでいた時期だ。
元DELLのサービスマンが
ふつうにいつもの要領で液晶を交換し(ここまではいい)
コネクタをはめる…最後まで微妙に0.5mmほどはまってない。
ここでまた取り外して点検すればよかったが
微妙な浮きだからとそのまま組んでいって動作点検
交換したパネルが終わった。(サービスマンならわかるでしょ)
真っ白…電気は来てるが信号が来てねえ。終わった。
再度分解…なんと、普通に差し込んだだけでも、ピンが90度曲がって寝ていた。
そのぐらい、集積化で寸法が詰められつつ、しかし精度が落ちてるのだ。
たとえもっと細いマイクロなコネクタでも、精度が出ていればピンなど曲がりはしない。アキバ秋月常連なら分かる話。
LatitudeであればCやDの世代には考えられないほど精度が落ちてる。少なくとも何度かコネクタを抜き差し作業するのはおすすめできない。
ピンが横へ曲がり、隣のピンと短絡し
通電したためパネルの基板のヒューズが飛んだ。テスタでひとつひとつチップを調べればどれがヒューズかわかるから半田で交換もできるが
そこまでしねえよ…スクラップ決定。ばらして金属スクラップ屋へ持ってくと1千円になる。
D505は10年使ったし、交代して引退はしたが今でも動く。データバックアップ機だ。
Vostro320はたった1年半で終わった。
たまたま予備機でE6500もっといてよかったわ。
19インチサブモニタはテレビになってしまうのでKBから遠いし角度も違うので難儀するが
メインモニタが19インチから15へダウンしたが
環境は保つことができた。
もうにどと一体型は使わない。地獄を見ればこころがかわく
こんどはミニタワーの1920のCoreiだな。
別にサービスマン=オンサイトエンジニアだからといって
今のようにコストダウンで精度の低い割に小型化を進めてる仕様では
オペミス率はどうしたって高まる。
サービスマンだから完璧でノーミスなのではなく
たまに壊してしまうが、次々に部品交換しているだけにすぎない。カスタマーセンター側がそういう体制だから。
こと、据え置き機のデジタル家電よりPCのほうが細かいからね最近は特に。
◆
2015/08/29
SATA2より、USB2のほうが高速、という本末転倒。
実測でも5倍の開きが出るのだが、組まれた環境次第では逆転する。
Latitude E6500 2.2GHZ 2GB、これは共通ベース。
内臓SATA2?HDD バッファ8MB 5400RPM 2.5inchよりも
外付けUSB2.0HDD バッファ16MB 7200RPM 3.5inchのほうが
はやい。
同じOS動かしても明らかに速い。
同一メーカーSeagateの、バラクーダとモメンタムである。
つまり、内臓HDDを7200RPM バッファ16MBにすれば、同等の速度か、SATA2転送速度ぶん速くなるか、と予想される。
しかしながら、一回転のセクタが多い3.5インチHDDと違い、2.5インチはシークタイムやリードタイムが不利なので、それでも負ける可能性すらある。
これは世代で解決するかもしれないが…セクタがますます小型化されることで。
ノートの速度向上や熱対策にはつまり、USB外付け3.5インチHDDがコスパが高いようだ。
SSDは高いし耐久性もいまいちだ。