先従隗始・温故知新

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劇場版999第三作、ボトムズ赫奕、劇場版攻殻機動隊2に共通する失敗


・キッチリきれいに終わった本作の、蛇足のような無理筋の続編展開


ヤマト2から学んでないパターン。商業的事情が優先とか、当時ほどうまく人が集まらないとか。


あとは原作者やコアスタッフの老化。おおむね65才以上は皆ダメみたい…宮粼駿のように徹頭徹尾、自分流の作品ばかり作ってない限り。


だから結局、偉大なる当時の作者やコアスタッフはことごとく失敗し、
当時のファンだった世代がアニメーターになって作るリバイバルのほうが成功している。


ヤマト2199
銀河鉄道物語
ペールゼン・ファイルズ、復活編、孤影再び
SAC、ARISE
ガンダムUC、ビルドファイターズ


・若返り
・好きこそ物の上手


大事だよねって言う話。




ヘタすると原作者は
アニメが大嫌い
玩具も大嫌い
アニメらしくない文芸的芸術的な映像がやりたい


そっちへ迷走しちゃうのでね…学園闘争前後の世代は。


むしろ戦中世代…鬼太郎の水木みたいな世代の方がルーチンワークで長続きする。アンパンパンやなせとか。
宮粼駿もじつは戦中に子供だった世代。
富野由悠季は宮崎と同級だが、才能や機会がいまいち恵まれずジブリのような自分専用の環境をもらえなかった。




リベラルだ権利だ学芸だと元気にやった団塊は確かに「庶民大学生第一号」世代で
社会のインテリ化を進めた原動力だったが
反面、モンクレの元祖、権利とわがままがごっちゃ、アダルトチルドレンな大人…負の側面も大きかった。


これは戦前かつ維新後、粗野で野蛮人の農漁民しか大衆がいなかった日本社会において、近代軍隊がしつけと教育(標準語や礼儀や常識など)とを両立した役割と同じ。しかしその軍隊が60年すると腐敗の温床、敗戦の原因となった。


元来、モノ言う大人は厄介なのだ。
それが左右を問わない、権力側とヤクザ側を問わないのは
第二次安倍政権がもたらした社会風潮で明瞭となった。