いちご大福が廃れたのは
いちごゆえである。
いちごは高い。しかし大福に500円もかけられない。
安いいちご大福は、小さいのが入ってるか、あまり風味が良くない奴が入っている。
だから廃れた。いまでもデパートなら高くて美味しいのが売ってるだろうが、それではブームは無理。
食べ物の組み合わせには黄金比率がある。寿司やどら焼きや、ケーキのクリーム比…
じつは、いちご大福の黄金比率は、とても過酷なのだ…
きょう実験してみたが、
奇跡的にワゴンセール200円で買えた、まだまだ鮮度上々だけど仕入れ日付が古い在庫余剰の「あまおう」8個入り
へたないちごの二倍の大きさの割に風味がとても良いのが特徴の品種。ワゴンの割にまだまだぷりぷりのつやっつや、さすが西友カカクヤスク
(パインやメロンのカットフルーツでも良さそう…こちらはワゴンいきになると鮮度は結構落ちてるけど)
これに、安くてうまくないのでワゴンで積まれまくってたいちご大福をチョイス。
いちご比率を実験検証した。
入ってるいちご…小さい!ウズラの卵!しかも風味よくない…こいつだけ取り出して食べる…こういう製品にするから売れなくなるんだよ…
この大福、ひとかじりにつきあまおうLサイズ半分で試す…まだちょっと足りないね…
さっきより小さくかじり、あまおうもう半分に、さらにサイズMあまおう…おお、これぞ黄金比率!
つまり、いちご大福の黄金比率は
・普段かじる一口の、半分量の大福につき、あまおうLサイズ7割以上
これではヤマザキはもういちご大福生産をあきらめるしかないではないか…
これは、たこ焼きにも言える。
たこ焼き一個はまず一回では頬張るまい。
たこ焼き半分につき、タコは実は刺し身一切れでも足りないのだ!!!!!!!!
閉店間際のスーパー。不人気のたこ焼きはまず売れ残ってる。同様に売れ行きが鈍りやすいタコ刺しもまた売れ残っている。
両方を買ってきて、フッ素フライパンでたこ焼きを転がして温める。
ソースやマヨネーズは不足するようなら冷蔵庫のを使うとして
タコ刺しはどんどん補充してゆく。なんだったらたこ焼きの容積より多くなっても構わない。まだ余熱が残るフライパンにしばらく置いて温めるといい。
黄金比率は過酷な戦場なのだ…財布資源が尽きるのが先か、食べて満足するのが先か…これではメーカー作り手は商売にならない。
勝者なき戦いである…