先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

福島県及び周辺地域産の作物、魚介などについて、おさらい


震災直後にもいくつかエントリーを書いたけど、あらためて。


風評被害ではない
馬鹿じゃないのに馬鹿だと、盗人じゃないのに盗人だと、いうネガキャンを広められたら風評です、
しかし放射性物質が混じってるのならば風評ではない。入ってる量は問題ではないから…政府が100以下は大丈夫と言ったって、国際原子力業界団体レベルですらろくに統計エビデンスもそろってない曖昧な答弁に過ぎない。「大丈夫だろう」レベル。
放射性物質は、なるべく食べないのが『保険』)
(食べ物も喫煙も、『食べ続ける』蓄積量が怖い=たまーに検査済みの果物を食べてみるのとは訳が違う)
(食べてみると普通だから、こんどは割安なのでそればかり買うようになる=習慣性麻薬、常習性による毒の蓄積量増加)


・福島米は全頭検査だが、野菜や魚介は1/1万程度のサンプリング検査に過ぎない
ホットスポット生息、固有の高いベクレル量の作物に当たる可能性…ロシアンルーレット


よって、たとえば自分は
福島産は今でも、応援などと言って買って食べることは一切無い。
飯舘や浪江に立ち入って放射線量を自分で測ってきたからね。学術関係者による国際調査チームとばったり鉢合わせもしたし。


海産物は宮城産や千葉産でも警戒してる。海洋汚染は水によって広まるからね…とくに海底魚は泥セシウムの影響下に住んでる。
今でも忘れないのは、塩竃さつまあげは、震災年は線量計をくっつけると『反応』していたことだ。0.4が出ることもあったから相当なベクレル量。何度か買ったけど毎度反応があった。他の地域の製品は無反応。


しかしながら、豪雪で大変な山梨産はどんどん買う。シャトレーゼもどんどん買ってる。


福島米は全頭検査だから、線量検査機を通ってきた30kg袋が5ベクレル以下なら
さすがに食べて大丈夫とは思う。
むしろ震災前だろうが魚は核兵器投棄などの影響でベクレルが高いこともあったし、
核実験時代の影響で農産物から数ベクレル出ていることもあった。
…ただまぁ、やはり、
小さい子供がいる家庭では、毎度、福島米を買うのはやめた方がいい。2回に1回とずれば毒は1/2だ。それが「保険」のリスクヘッジの考え方。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140308ddm003040046000c.html

東日本大震災3年:風評と闘う「福島産」 野菜、市場で地位低下/コメ、業務用にシフト

毎日新聞 2014年03月08日 東京朝刊
「私のこだわりさくひんです」と袋にうたった米を大事そうに抱える米農家の男性。産地への思い入れは強い=福島県会津坂下町で2014年2月26日午後0時44分、町田結子撮影


 東京電力福島第1原発事故後、国の基準値を超える放射性物質の検出が相次ぎ、東北や関東の一部の農産物に対する消費者離れが進んだ。中でも、福島産を取り巻く環境は厳しく、産地にとっては今も試練の日々が続く。事故から3年。数値の上では安全を確保しながら、「風評」という見えない敵と闘う現場では、店頭から業務用への販売の転換も始まっている。【町田結子】


 ◇野菜 市場で地位低下

 農産物は原発事故以降、出荷前に福島県による放射性物質のモニタリング検査が続けられている。事故直後は野菜などから当時の国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムの検出が相次いだ。だがその後、畑の表土を削り取ったり、表層と下層の土を反転させたりして農地の除染を行い、基準値を超える比率は下がった。

 野菜と果物では、2012年春からの新基準値(同100ベクレル)超えは12年度が全7271件中7件、13年度(2月末現在)は全5734件中ゼロだ。しかも12年度以降はほとんどが検出限界値(同約5ベクレル)未満だった。各農協などでも自主検査を実施するなど、産地では徹底した安全管理も行っている。

 シイタケやナメコなど原木や菌床を用いた栽培キノコ類では、原木や菌床を管理した結果、12年度以降は検査対象が全て基準値以下。現在、基準値超えが出ているのは、山菜や野生のキノコといった除染できない山林で育ったものに限られている。

 しかしこれにより、福島産の野菜などの価格が震災前に戻ったかと言えば、そうはなっていない。

 JA全農福島が扱った野菜のキロ単価は11年度の312円から、12年度は豊作で流通量が増えたこともあって244円へ大幅に低下。13年度(2月末現在)は324円と今度は大幅に上昇し、震災前の10年度の340円にも近づいている。だが13年度の価格の回復について、全農福島の担当者は「夏場の高温など栽培に不利な気象が重なり、全国的に野菜の生産量が少なかったことが大きく影響している」と説明。福島の販売数量も前年度の95%と減っており、14年度が豊作になれば福島産は途端に価格が下がる恐れがあるという。

 東京都内の市場関係者も「小売業者でも業務用を扱う業者でも、福島産を扱わないところはいまだにある。検査による安全確認の情報が末端まで行き届いておらず、受け入れは簡単にいかないだろう」と話す。

 福島産が劣勢なのは全国平均と比較すると顕著だ。東京都中央卸売市場で震災前も今も4割のシェアを占める主力のキュウリ。震災前は市場で最高値がつくプライスリーダーだったが、12年度には全国平均も下回った。13年度で持ち直した形となっているが、市場関係者の見方では、東北産が出荷ピークを迎える夏場の悪天候でライバルの岩手や秋田の出荷量が福島以上に減少し、比較的安定供給できた福島産の需要が増したことなどが原因という。

 「風評被害は完全には抜けていないですよ」。春からの出荷に向け、育苗ハウスで種をまいていた伊達市のキュウリ農家、橘一郎さん(65)は厳しい口調で言った。JA伊達みらいでは毎年、特産のキュウリが旬となる6〜9月、首都圏のスーパーに女性生産者を派遣して消費者にPRしているが、「福島産はまだ買えない」という声が少なくないという。橘さんは「生活するために頑張るしかない」と声を絞り出した。

 主力のキュウリ以外の品種はさらに厳しい。震災前は全国平均をやや下回る程度だったシュンギクは、震災後一気に低迷し、13年度も平均の約1割安。かつては全国を上回っていたシイタケは、平均の1〜2割安にとどまっている。


 ◇コメ 業務用にシフト

 主食として消費者の関心が高い米。福島では全量全袋検査という徹底した流通管理が定着しているが、消費者の拒否反応は依然根強い。店頭での売り場を失った福島産は、一般家庭以外の飲食店やコンビニなどに販売先をシフトし、産地の見えない業務用として生き残りをかける。だが、ブランドを守り育ててきた生産者の思いは複雑だ。

 福島では原発事故があった2011年、暫定規制値超えが出たが、その後、作物のセシウム吸収を抑えるカリウムを土壌に入れるなどの対策を徹底した。12年から実施している放射性セシウムの全袋検査で、12年産は約1034万袋の99・8%、13年産(3月1日現在)は約1092万袋の99・9%が検出限界値(1キロ当たり25ベクレル)未満だった。基準値(同100ベクレル)超えも12年産で71袋、13年産では28袋と減少。基準値を超えたものは検査段階ではじかれ、市場には流通していない。

 それでも、販売では苦戦を強いられている。

 震災後の業者間の取引価格では、食味が良く業界でも評価が高かった「会津コシヒカリ」さえ、かつては同レベルだった北陸産に60キロ1000〜1500円の差(約1割安)をつけられている。JA全農福島によると、原発事故後、福島産の扱いをやめた小売店が県内外で相次ぎ、単価が安く産地表示がない業務用米に充てる比率が増大。猪股孝二・米穀部長は「震災前は店頭と業務筋が半々くらいだったのが、震災後は業務筋が8割近くに増えた」と変化を説明する。

 ライフスタイルの変化で、外食やコンビニ弁当などの中食に使う業務用米の需要は高まっている。猪股部長は「業務用だからマイナスというわけではない。外食・中食の需要は今や家庭消費量に迫る成長産業で、業務用へのシフトは全国的な流れでもある」と強調する。販売価格の下落は現在のところ、原発事故賠償の対象にもなっている。

 それでも、産地への誇りを胸に米作りに汗を流してきた農家は悔しさを隠さない。米どころ・JA会津みどりの長谷川正市組合長(64)は「長い時間をかけて築いたブランド米を、我々は自信を持って出してきた。スーパーの棚に並べることもできないのは、本当に悔しい」と話す。

客に福島産であることを隠しているのは卑怯だ。


だが、そうまで卑怯をしないと生き残れない…


生き残れない連中は卑怯なことでもなでもやってしまう…
その極致が、暴力団右翼でもなんでも使ってでも世間を制圧して再稼働しようとする電力業界の連中と経産省だ。


「そこまで追い詰められて」
まだ原発で食っていこうとする心理はもはや
たばこがないと生きていけないといった甘えである。肝硬変になっても深酒を続ける姿勢である。
大戦終了間際の、追い詰められた大本営の心情。ひき逃げ犯の逃走中の心情。



そして原発とはいわば
電力ほどのマクロ産業と、原発立地県を
一瞬でジエンドへ導く
=たった一回の大事故で人生が終わる、職業運転手。タクシートラックバイク便等々…


バイク便が東京電力や銀行などへ行くと、
身分の低い小間使いが来たと笑われる。
だが、原発は電力や銀行すら「職業ドライバーライダー」の地位へおとしめる…
電力や銀行や福島県が、一瞬で吹っ飛ぶのだ。
清潔な身なりでエリートで順風満帆のはずが、
カイジカバチタレみたいに汚いことでも何でもしないと食っていくのさえムリになる…
シャープや松下でリストラ追放された連中を笑えない。


まだ原発やるの?
こんどはなに県が吹っ飛ぶの?汚染被災地が都会だったら避難民も破産総額も1000倍ぐらい増えるよね…
仮に大阪京都まるごとが難民になったら受け入れ先「ない」よね。まさにサラリーマン世帯難民がホームレスで路上にあふれるよね…まして茨城の先の東京埼玉千葉だったなら…


 ◇



無駄の被曝。


予定では、汚染水浄化装置アルプスが稼働して、海へ放水できていたはずだった。
いまは装置が欠陥だかアンダースペックだかで半分しか動かないしよく止まる。



無駄でしかない被曝である。

http://www.asahi.com/articles/ASG384W3RG38UUPI001.html
原発作業員1.5万人、5ミリ超被曝 汚染水対策で増加

2014年3月9日09時15分


 東京電力福島第一原発で事故後3年間に働いた約3万人のうち、約1万5千人が5ミリシーベルト超の被曝(ひばく)をしていたことがわかった。作業員の被曝は徐々に減ってきていたが、汚染水問題が発覚した昨夏以降に再び増加。厚生労働省は昨年末に東電を指導したが、被曝対策は今も不十分だ。

 福島第一原発では1日約3千人が働く。「年50ミリ超、5年で100ミリ超」の被曝で働くことが禁止されるが、この限度内でも健康被害が出ないとは限らない。白血病の労災認定基準は「年5ミリ以上」、放射線管理区域は「年5ミリ超」で、「5ミリ」は被曝管理上の一つの目安だ。

 東電の集計によると、2011年3月の事故から今年1月までに働いた3万2034人中、累積で50ミリ超を被曝したのは1751人、うち100ミリ超は173人。5ミリ超は半数近い1万5363人に上った。作業員は数カ月単位で働くことが多く、「累積5ミリ」の人の大半は「年5ミリ」の白血病労災認定基準を満たすとみられる


 ◇


震災直後から何度か言ってきたが
・政府は通常廃炉や事故後廃炉作業にあたって電力の財務面を全面サポートせよ
・同時に、黒字にしにくいユニバーサルサービスを公社や国有にしてきた経緯から、現場の廃炉事業も全面サポートせよ


そのぐらいの余裕を見せないとさ
事故を起こしておいて海外に原発を売るのも気が引けないか?
「万一の事故でも産官共同でこれだけアフターケアします」という意気込みを見せないと。


自衛隊を各国へサンダーバード発進させるのは子供っぽい発想だけど
廃炉・事故緊急作業チームを各国へ派遣すると、グっと大人びて頼もしくなる。
日本はほれ、ロボットとかハイテク素材とか得意だし、世界一の舗装・建設技術みたいに、世界屈指の廃炉や事故後緊急作業もやってみせられるはず。


ゆりかごから墓場まで…みたいな総合商社の発想でないと原発を事業として続けるのは困難かと。


あと、再稼働側に足りないのは
「土下座してでも。お願いする姿勢」
「あとがないという必死さ」
なんか、電力も、政府も、カネとか、影響力とかで、
いつものように高みの見物をするだけで、事を進めてばかりいる…


それじゃ永久に理解は深まらないよ。


ウクライナ国民を納得させたのは、
ソ連崩壊後などで、政府が財政破綻してるという厳しい現実だった。
さらにロシアのパイプライン貿易絡みの嫌がらせも拍車をかけた。


でも、日本政府も、東電もほかの電力も
ぜんぜん困っているように見えてこないし…

影の地下工作と、根回し根回しで、
横暴な権力とか巨額マネーで、
らんぼうにやっちゃえーみたいな、どうせ弱い連中はさからえねーみたいな、大国の軍事侵略みたいな…
「それ以外、している様子がない」


右派とか左派とかいう以前にですね。
それは、人として、社会人の社交辞令として
オワットル気がするんです。


企業人とか、無党派市民とかいった
中流以上上流以下のジェントルでプリンシパルの方々は
永久に納得してくれないよ、それじゃ。
都内の中流以上の人々を多く見てきてふれあってきたら、すぐわかること。
田舎の利権ばかり見ていたら、わからない。


気に入らない市民はみんなサマキだアカだと酷評して弾圧するような
下層市民の集まりのヘイト層…
彼らだけ
「下層荒くれ市民だけが、権力を持ってしまってるかのような」


ひたすら乱暴な、今の再稼働したい勢力の有様では


どれだけ根回ししても弾圧を強めても
理解は深まらず
反発を招いたり
アンラッキーを招いたりと
ろくな結果を得られない…
ちょっと中流以上のサラリーマンや経営者の頭で考えたらわかる…
ただし、【あまりに高すぎる地位の頭】では考えないことが大事。


「好きだ愛してるとあなた口ではたくさん言うけど
ちっともそうじゃないじゃない!」
そう奥さんに見透かされてるような状態。
いくら亭主がなだめても殴っても、冷められて、距離は遠ざかるばかり。


最初の魂胆が間違ってるので
あとはどれだけ策を弄しても駄目になってしまう典型。

http://www.asahi.com/articles/ASG3C5S7HG3CULBJ011.html
原発の6割、審査申請のめど立たず 3割は再稼働困難か

2014年3月11日20時46分


 再稼働に向けた国への申請の見通しが立たない原発が全国48基中30基に上ることが、朝日新聞による電力会社へのアンケートでわかった。当面、再稼働は難しい。うち、13基は国の規制基準を満たすのが難しいとみられる。基準を満たせない原発は再稼働できず、電力会社は廃炉を迫られる。

 東京電力福島第一原発事故を受け、国は規制基準を厳しくした。活断層が原子炉建屋など重要施設の直下にないことや、火災対策の強化などを求めた。さらに、原子炉等規制法で運転期間を原則40年に制限。その結果、老朽化した原発を中心に基準に適合できないおそれが出てきた。

 基準を満たすのが難しいとみられるのは、東海第二(茨城県)、美浜1、2、3、大飯1、2、高浜1、2、敦賀1、2(いずれも福井県)、島根1、伊方1(愛媛県)、玄海1(佐賀県)の13基。

喜び組NHKもそろそろおばちゃんキャスターが声を荒げて読み上げるように…(NHKツイッターのエイプリルフールネタ)


世間には
やりますやりますと掲げまくるけどやらないタイプと
何にも言わないし嫌われ者なんだけどしっかりやるタイプと
まぁ、いろいろいまして。

http://gendai.net/articles/view/news/148600
いくら使った? 被災地元紙を沈黙させた「政府広報」の威力

2014年3月11日 掲載


デカデカ掲載された「政府広報」/(C)日刊ゲンダイ
<復興公営住宅約5000戸の多くについて、一日も早く用地確保にメドをつけます。内閣総理大臣 安倍晋三

 安倍首相が被災地視察のために福島県入りしたまさにその日(8日)、地元紙の「福島民報」「福島民友」の朝刊に“福島県の皆さまへ”と題する政府広報がデカデカと掲載された。

 内閣府によると、この政府広報は「内容こそ若干違うが、被災3県(岩手、宮城、福島)のすべての地元紙に出稿した」という。予算については「担当者不在」との理由で聞けなかったが、相当な金額だと予想できる。

 すると、いつもは復興に批判的な記事が目立つ福島の2紙が、この日はさすがに沈黙してしまった。相馬郡新地町に“30戸だけ”完成した復興公営住宅を紹介した“広告絡み”の記事も掲載し、「隣の物音が聞こえる仮設住宅に比べれば、ここは静かでいい」「仮設より落ち着いて暮らせる」という高齢入居者の喜びの声を伝えているのだ。


まるで「偉大なる首領さまのおかげで」と米の配給を喜ぶどこかの国のようだ。
 もちろん、福島にいた安倍首相も読んでいるはずで、さぞかし気持ちよかったとみえ、「復興が前に進み始めたなと実感することができた」と自画自賛だ。

 だが、福島県内の災害復興住宅4890戸のうち、2月半ばの時点で着工できたのは453戸にすぎない。3年経ってもこのざまだから、ローンで持ち家を建てる世帯は増えているのだ。


■追悼式は東京開催

 安倍首相がもうひとつ、被災地を怒らせていることがある。11日、国立劇場で開催される「東日本大震災3周年追悼式」である。広島・長崎の原爆平和記念式典を東京で行うなど聞いたことはない。現地開催が当たり前だが、内閣府の追悼式準備室は「被害が広範に及び、開催候補地の選定が難しい。海外からの外交団もおりますし、警備上の問題もある」と東京開催を正当化する。

 理屈は分かるが、南三陸町の被災者支援担当者はこう言った。

「被害の記憶を風化させないためには、被災地で行うのが望ましいとの声はあります…」

 ちなみに、南三陸町の佐藤仁町長や南相馬市桜井勝延市長は、東京の式典には出席せず、地元の追悼式に参加する。

五輪開催地決定式へむかう政府専用機には札束が詰まってた…などという皮肉がツイッターやブログに多かったっけ…しかも大嫌いなマスコミをダマシ討ちしたんだよね。


日本各地で、「気づき」は進んでいる。
どうもおかしいぞ、と各方面が…


世襲企業でわかるとおり、日本有数の(=かなり高い位置の)お坊ちゃんがボスになると
なんでもそれっぽいことしかしなくなる。部下たちもそういうことしかさせなくなる。


じっしつ見捨てられた街。
もうからない、税金投入にしても意味が見いだせない…
津波でも原発事故でも、僻地が被災するとそのままにされる…それもまた市場原理、資本主義の日本国である…

http://gendai.net/articles/view/news/148639
岩手・大槌町長が政府に怒り「ここには病院も消防署もない」

2014年3月12日 掲載


復興遅れを訴える碇川豊町長/(C)日刊ゲンダイ
 東日本大震災で803人が死亡、431人が行方不明となった岩手県大槌町(現在の人口は1万2712人)。碇川豊町長に復興が遅れている理由を聞いてみた。

「復興が進んだと言う人もいますが、ご覧の通り、更地に土を盛った程度です。いま深刻な問題は、資材高騰や人手不足による入札不調です。町の入札不調率は今年2月末時点で72件中22件で約3割。業者の入札辞退も7割弱にも達し、増加傾向にあります。いまだに町内には病院も消防署も学校も建っていません」

――被災地では防潮堤や三陸自動車道など大型事業が集中している。「五輪でさらに事態が悪化する」と心配する声も聞きました。

「まず被災地の復興をはかるのが政府の基本的スタンスであるべきではないか。3年経っても被災者は、生活の器(住居)さえ持てない状況が続いています。仮設住宅で肉体的・精神的に限界感が表れている中で、高齢者からは『このままでは仮設住宅がついのすみかになるのではないか』という不安感が出てきています。いかに早くついのすみかを確保できるのかという正念場なのに入札不調が続出している。被災地復興と国土強靭化関連の防災事業や五輪のインフラ整備を同時並行で進めることは可能なのか。国全体の公共事業の総量が限度を上回っているのではないでしょうか」


復興遅れを訴える碇川豊町長/(C)日刊ゲンダイ
■たった20億円をケチる冷酷政治

――震災直後から町長が政府に要請している「命のトンネル」は予算がつかないままです。
「なすびのような形の大槌町は真ん中が丘陵地帯で、その両脇を流れる大槌川と小鎚川の合流地点(河口部)が市街地でした。しかし津波被害で災害危険区域となったため、新市街地は2つの川のやや上流側になる予定で、丘陵地帯に両地区を結ぶトンネル(命の道)を通すのが街づくりには不可欠です。このトンネル(事業費は20億円弱)さえあれば、海側の災害危険区域を通らずに、行き来ができるからです。ところが、国は『浸水地域以外は復興予算は認めない』と難色を示しています。被災地が望む事業を進めるのが復興ではありませんか」

 たった20億円も出さずに、大型公共事業にばかり目を向ける安倍政権。町長や被災者の怒りを直接、聞いてみるといい。
(取材協力・横田一




http://www.asahi.com/articles/ASG3D43XYG3DUTIL00Q.html
大震災関連自殺、増加に転じる 「健康問題」前年の2倍
2014年3月13日19時30分


 内閣府警察庁は13日、2013年に自殺した人の数(確定値)を発表した。東日本大震災に関連する自殺と判断されたのは38人。震災があった11年(6〜12月)の55人から12年は24人に減ったが、増加に転じた。「健康問題」を動機とする自殺の増加が目立つという。

 内閣府などは、仮設住宅に住んだり、避難生活を送ったりしているといった実態や遺書の内容などから、震災の影響とみられる人などについて「震災に関連する自殺」としている

 被災3県では、福島が10人増の23人と2年続けて増え、宮城は7人増の10人と増加に転じた。岩手は4人減の4人で、2年連続の減少。ほかに、福島県から京都府に避難中の1人がいた。年代別では、40代が3人増の6人、50代が8人増の13人、80歳以上が4人増の7人と増加が目立つ。

岩手で減ってると言うことは放射能汚染と無縁じゃない。福島汚染地域=帰還困難地域がらみかもしれない。


トンネル云々が、いかにも中央省庁の思考回路だねえ…ロボットのようにルール遵守。アニメマンガだと四角いめがねがキラーンと光るデコが光るスーツ姿の官僚。


安倍総理も取り巻きの方々も、設計者じゃないから。
トータルバランスがチューニングできないから。
勝てるレーシングマシンは速く走れるだけじゃ駄目。はやく止まれるだけじゃ駄目。すべてが神がかってうまくつながり、ドライバーも扱いやすい、メカマンもいじりやすいと、太鼓判を押す。


まるで、次々に無責任に仕事と手柄だけ取ってくる、営業や社長みたいな…
いっぱい取ってきて会社が潤うはずがむしろ、不渡りや不履行で経営危機に…


国の支配者は、隅々まで全部わかってないと駄目で、隅々まで眺めてないと駄目で。


だからセクショナリズムに陥ったり、私欲におぼれる人は、
日本ほどの経済国のリーダーには向かない。


五輪は黒字倒産する。
被災地は赤字倒産する。
黒でも赤でも倒産が相次ぐだろう。


福島事故原発でも、迷惑がられている…
東京五輪はいわば、ナウシカにおける「溶け始めた巨神兵」=「はやすぎたんだ…」
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140313/1394633415

東京オリンピックにゼネコンが取られる

――2020年の東京オリンピック開催が安倍政権で決まりましたけど、今それをやっている場合じゃないという立場ですか?

廃炉のこと考えると、反対ですね。廃炉にしたって、復興にしたって、まず間違いなく、資材も人材もオリンピックに持ってかれますし。ゼネコンも今は1Fにいますが、絶対オリンピックの仕事をしたいはずです。

それは民間の営利企業であれば、やはりそうですよ。1Fには技術的なメリットもないし。たとえば、1Fの工事を請け負ったとしても、失敗した時の影響ってすごいじゃないですか。マスコミに「ゼネコンの○○社の汚染水タンクが失敗」と叩かれるわけですからね。

――オリンピックのスタジアム作る方が、原発事故の収束作業をするよりワリが良いって話になりますよね