先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

…これは…「原発事故汚染による避難地域の解除は、今後は除染も原則しませんので、『住みたいかどうかは自己責任で』どうぞ」という”温情”なの?


よく取り過ぎかしら。


方々が責任はうまく回避しつつ、
住民がたにも、暗ににおわすことで暗黙の説明はしている、と…

http://mainichi.jp/select/news/20140224k0000e040240000c.html
避難解除:「官僚は頭がいいんです」、判断押し切る 福島


毎日新聞 2014年02月24日 15時06分(最終更新 02月24日 16時54分)
福島県田村市都路地区の避難指示解除をめぐる住民説明会であいさつする冨塚宥暻市長(中央)。右は赤羽一嘉原子力災害現地対策本部長=田村市で2014年2月23日午後1時32分、須賀川理撮影


 「4月1日解除」の政府判断は突然、あっけなく住民に言い渡された。福島県田村市船引町で23日開かれた都路地区東部の住民に対する「避難指示」の解除をめぐる住民説明会。会合が2時間を過ぎようとした時、それまで黙っていた官僚たちがせきを切ったように一斉に「4月解除」を語りだし、再考の余地なしという構えを住民に示した。会の流れを経済産業省の職員はこうふり返った。「ま、官僚は頭がいいんですよ」

 政府と市側の計14人が居並び、それに対する形で住民約100人が会場に詰めかけた。冒頭、冨塚宥暻(ゆうけい)田村市長と赤羽(あかば)一嘉(かずよし)・原子力災害現地対策本部長(副経産相)がこれまでの経緯を話し「住民の方々のご意見を拝聴したい」と口をそろえた。

 その後、環境省が「再度一律に面的な除染を実施することはいたしません」と住民が求める再除染を却下し、相談窓口や相談員が個別に対応すると説明した。飲み水の安全のため一部住民が強く望んだ井戸の掘削についても「検査で1リットル当たり10ベクレルを超えるケースについては個別に賠償する」という対応で、住民が安心を得るための国の策に大きな進展はなかった。

 住民からは「森林除染を一切しなければ森を生活の糧にしていた者への補償はどうなる」「子供が本当に安心して暮らせる基準を示してくれ」「安全にすべき場所でなぜあえて危険物を燃やす焼却炉を計画するのか」と、避難指示の早期解除を認めない声が続いた。

 ところが説明会が始まって1時間半も過ぎたころ、昨年夏から長期宿泊している住民が「心配はいろいろあるけど、このまま帰れないと心が壊れる。国、東電にお任せして(今後の対応を)信じるしかない」と発言。「帰還派」の声が相次いだのを見計らうように司会役が「では解除の時期について」と意見を住民に求めた。すると、小滝沢地区の副区長が「私の地区では5人が田植えを予定しており、(1月に)4月解除が望ましいと提案したら、別の住民に脅しともとれる言われようをした。この際、国の判断を」と提案した。

 これを受けるかのように、黙り通しだった原子力災害現地対策本部の熊谷敬・副本部長が一気に「4月解除」の方針を言い切った。


 「避難指示は憲法22条の居住の自由を阻む例外的な規制で、我々は帰れる方の権利を守りたい」と、これまで一度も触れられなかった憲法を初めて持ち出した。さらに「住民とは昨年夏からすでに7回の意見交換をし、国を挙げ、できるだけのことをしてきた。4月1日をめどに解除するのが適当と考えている」と告げた。

 熊谷副本部長が述べた「7回の意見交換」のうち4回は4地区に分けた個別会合だ。住民側から見れば、国と接した機会は説明会3回と地区の個別会合1回の計4回に過ぎない。住民は「国、市は十分な説明をしていない」「解除は全員が帰れる状況をつくってから」と反発した。

 しかし、復興庁、環境省の官僚も「4月1日解除」を前提に話し始め、最後は赤羽本部長が「国の判断として」4月1日解除の方針を表明した。冨塚市長も追認する形で3時間に及ぶ会合が終わった。

 最初に反対意見を語らせ、中盤に賛成意見が出たところで帰還派の住民に解除を提案させ、政府側が「4月解除」の方針を一斉に言い渡す−−。「解除反対」が半数以上とみられる住民たちは「国の判断」で押し切られた形だ。会合は当局への不信感という禍根を残すものとなった。

ツイッターを見てるとわかるけど
原発誘致政策の頃と同じひな形で
原発事故後の福島民も、右翼と左翼で分断されてしまって
「代理戦争」
させられちゃってるからね…
右翼側「左翼側は国民の声を無視するのか」
左翼側「右翼側は以下略」
ループしてばかりで終わりが無い。本題はどんどん有耶無耶に…ケンカだけに明け暮れる。


少なくとも右翼側と、そことつながる省庁スジは
「右翼方の意見と同じではない市民は全員赤で左翼」
という古い歴史的なレッテル工作に余念がない。
右も左も知らない一般市民が次々にサヨクと言われて
なんだかわからずポカーンとしてるうちにいろいろ嫌がらせされたり罵られるようになる。
要は勢い任せで容赦がない…昔からそうだ。


端的な例


実際に2012年に郡山駅前で幾人かに聞き取りをしたけど
「こういう人目につく場所で(放射能被害系のことは)言えないんです…察してください」と親切に促してくれた人もいたっけ…。
見た目以上に、現地はピリピリというか負の衆人環視環境だ。


なんせ、実はちっとも悪くない菅総理が、
原発反対というだけで
米国を含む政治力も手伝って悪者扱いにされすぐに潰されて、早々に歴史の教科書にまで文科省のお墨付きで「菅総理のせい」と明記されてしまった…たしか2012ねん版から。なかなか法改正をしない政府なのにずいぶんスピード追記だ…


総理や財界人すら潰されまくったのだから
一般人は推して知るべし…


総理になれる可能性はもはや能力ではない…



情報操作…


発言者本人=官邸補佐官の弁明


右側メディアのJCASTのウソ偏向報道

http://www.j-cast.com/2012/02/28123686.html?p=all
事故現場でバッテリーが必要と判明した際、菅氏が自分で携帯電話を通じて担当者と話し、必要なバッテリーは「縦横何メートル?」などと質問し、やりとりを続けた。その現場にいた関係者は「首相がそんな細かいことを聞くのは、国としてどうなのかとゾッとした」と証言したという。周囲の官僚らに不信を抱く菅氏の「イラ菅」ぶりが伝わってくる逸話だ。


当時はこんなウソデタラメばかり横行してた…


それに、その後の吉田原発所長への報道やネットのインタビューが何度かあったけど
彼は総理が邪魔だったとか、忌まわしく思っているとか、一度も言ってなかった。
原子力専攻卒で原発の知識も多少はある菅総理は、しゃしゃり出てくる部分があった反面、むしろ頼りになる部分があったのが実情なのだから…
むしろ、東電本店の重役は、官邸や省庁の指示で動かない所長の方をうざったがって怒鳴りつけていたが…
おかげで、所長としても本店への不信感は絶えず匂わしていた記憶がある。
本店がトンチンカンなものを送り付けてくる反面、総理自身が専門知識による理解力をもって現場をフォローしていた部分があった。部分があったのは事実だが、政治的圧力がこれをもみ消した。公民の教科書にも悪口だけがさっさと追記された。


だいたいが事後検証からも、総理が来ても来なくても、原発の水素爆発はひとつも回避できなかった。


電源を失って6時間もすれば確定(将棋の詰み)していたのだから…これは設備構造的な理由でもある=蓋を開けて燃料を取り出してあった点検中の4号機すら水素爆発した理由がそのひとつ。いわば巨大な水素充填ペットボトルのようになっていた。核燃料も8時間後=23時頃には全部溶けていた。翌朝に総理だろうが誰が来ようが関係なかった、せいぜい爆発までの時間が30分とかせいぜい2,3時間変わったぐらいだ。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120731/1343660438


 ◇


ある日、朝起きてTVつけたら「原子炉が沈んでしまった」なんて緊急報道だけはかんべんしてくれよ…太平洋の魚が食えなくなるのか、何日も外出できなくなるのかは知らんが。
こわいのは大地震続きでの液状化だ。
たしか東京駅も同じ理由で常に地下水を組み上げてる。


とにかく、アルプス開発が失敗したのが痛手。半分しか稼働できてない。
もっといいやつを開発するのか、増設なり改良なりで対応するのか…
・汚染水タンクを減らすこと
・浄化水を海へ放水すること(通常から原発は一部汚染水を浄化し放水してる)
このフェーズにはいらない限り、スタートラインですら無い。

http://gendai.net/articles/view/newsx/148186
福島原発の貯水タンクから高濃度の汚染水100トンが漏水していた問題だ。

 事態を20日に公表した東京電力によると、原発敷地内の「H6」というタンク群の1基(容量1000トン)で、ふたと側面の継ぎ目付近から漏水し、周辺の地面に流れ落ちているのが確認されたという。東電は「海への流出はない」なんてノンキなことを言っているが、冗談ではない。

 漏水に含まれる放射性物質ストロンチウム濃度は1リットル当たり2億4000万ベクレルで、国の基準値のナント、400万倍だ。「海に流れていないからOK」で済む話ではないし、敷地の地中に染み込んだこと自体も大問題なのだ。

 もともと福島原発の下は大量の地下水でユルユルだという。そこにどんどん水が入れば、プラントはグラグラになってしまう。

「67年に発行された『土木技術』(22巻9、10号)の『福島原子力発電所土木工事の概要』を読むと、福島原発は地下水が豊富で、地盤がもろいかが分かります。著者は当時の佐伯正治・東電福島原発土木課長で、〈土工事にとって最も重要な問題は排水処理である。当所でもこの問題には大いに悩まされた〉と振り返り、福島原発の設置工事は湧水続きで難しかったことが記されています。地盤についても〈湿潤化した場合泥土化してゆるくくずれやすくなる〉とも書いています」(科学ジャーナリスト

 民主党辻元清美衆院議員は、昨年10月の経産委員会で福島原発の地下水問題を取り上げ、〈地下水の水圧に押され(略)建屋が浮いてこないように1日850トンもの水を汲み上げて(略)防いできた地層〉と指摘していた。これが本当なら、福島原発はプールの中に箱が“浮いている”ようなもの。汚染水のダダ漏れで“プールの水位”が上昇を続ければ、ある日突然、福島原発は敷地ごと“崩壊”しかねない。原子炉ごと海に向かって倒れ込み、誰にも制御できないまま沈んでしまう危険性もある。


 ◇



セシウムは化学的に泥とよく結合して、川や池や海の底にたまっている。
原発付近の海も、いくら水面の水を採取しても調査の意味が無い。


35万ベクレル以上が池に貯まるような『土地に住みたいか?』近隣を含め。
双葉町はまだわかる。問題は二本松より南の本宮市だ…ホットスポットは点在している。原発爆発の汚染雲がどこで雨を降らせたかによるから。
郷愁ノスタルジーは捨ててくれと言わざるをえない。ぜんぶ自己責任にされる。病気になっても気のせいで因果関係不明で片付けられる。

http://www.asahi.com/articles/ASG2G014KG2FUGTB00Y.html

福島のため池に高濃度汚染土 10万ベクレル超14カ所

2014年2月25日07時28分


写真・図版37万ベクレルの放射性セシウムが検出された明戸石池。近くに住宅や集会所が並ぶ=福島県本宮市高木


 福島県内の農業用ため池576カ所の底の土から、1キロあたり8千ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出されていたことが県などの調査でわかった。うち14カ所は10万ベクレルを超えていた。国はため池を除染対象外としているが、農業用水を供給している池や住宅街にある池も多い。汚染土の農地流出や住民の健康被害を不安視する県は、国に汚染土の処理を求めている。

 8千ベクレルを超える汚染土などは、国の責任で処分する指定廃棄物に相当する。また、環境省は県内で発生する除染廃棄物のうち10万ベクレルを超えるのは2千分の1以下と推定している。

 県によると、県内の農業用のため池は3730カ所。県と農林水産省東北農政局は2012年2月〜昨年12月、地域のバランスを考えて選んだ計1939カ所の底にある土壌を初めて調べた。

 その結果、東京電力福島第一原発事故で住民が避難した国の避難指示区域内では108カ所(調査対象の41・2%)、事故後も水田や畑にため池の水を供給している同区域外では福島市伊達市などの中通り地方を中心に468カ所(同27・9%)から土1キロあたり8千ベクレル超のセシウムが検出された。10万ベクレルに達した池は区域内で9カ所、区域外で5カ所あり、最高は区域内にある双葉町の大南廹(おおみなみさく)ため池(39万ベクレル)だった。


 ◇


日本は世界でも有数の富んだ国とはいえ
いつこのような国情となるかもしれない。


ここまでになったウクライナでも、チェルノブイリ事故原発廃炉は進めていかざるをえない。


風車やソーラーに廃炉はない。
万一の重大インシデントもない。装置の規模も小さく、物騒な原子力も使わない。
フェラーリは速いが事故ると悲惨だ。
無難な安全面を突き止めるとビッツどころか小型スクーターや、ひいては自転車に辿り着く。
人々はフェラーリを褒めて自転車をけなすことはない。それぞれの利点と扱いやすさなどを挙げるだろう。


人に原発は荷が重すぎる。国民全員にフェラーリは荷が重すぎる。


廃炉事業自体がおいしい産業になることはない…ギリギリの黒字達成もハードルは高いだろう。
しかも事故原発廃炉は、事故で散々国家や世界中へ『経済的な大穴』を開けた後の話だ…

http://www.asahi.com/articles/ASG2S61MPG2SUHBI03C.html

深刻なウクライナ経済危機 頼みの綱はロシアからEUへ

2014年2月25日01時02分


写真・図版24日、キエフの独立広場で、治安部隊との衝突で死亡したデモ参加者の遺体が入ったひつぎが運ばれた=AP


 欧州か、ロシア接近か――。国の将来をめぐる論議が政権崩壊に発展したウクライナが今後直面するのは、危機に陥った経済の再建という課題だ。トゥルチノフ大統領代行は23日、「ウクライナ債務不履行の寸前」と発言。ロシアに頼れなくなった同国経済をどう支えるかは、欧州連合(EU)にとっても深刻な問題となる。

 「2014〜15年で350億ドル(約3兆5千億円)の支援が必要だ」。ウクライナのコロボフ臨時財務相は24日、こう訴えた。親ロシアのヤヌコビッチ政権が崩壊したことで、ロシアからの総額150億ドル(約1兆5千億円)の支援が見込めなくなったためだ。

 ウクライナの政府債務(借金)は総額700億ドル(約7兆円)超で、今年中に100億ドル(約1兆円)超の返済が必要とされる。

 しかし、政府の台所は火の車だ。国営ガス会社への補助金などが重荷で、毎年の政府の赤字は増える一方。赤字を埋め合わせなければいけないが、国内政局の大混乱で国の信用が落ち、投資家から新たにお金が借りにくくなっている。

 さらに、主力の鉄鋼産業が新興国との競争にさらされて伸び悩み、景気も悪化。12、13年の経済成長はほぼゼロで、失業率は8%台に上る見通しだ。


http://mainichi.jp/select/news/20140225k0000e030158000c.html
米国:ウクライナに経済支援を約束 ロシアの影響力封じ

毎日新聞 2014年02月25日 10時34分(最終更新 02月25日 10時40分)


それほどヤバイ原子力発電の核燃料のゴミを
日本政府はカミングアウトした…「将来的安全性を担保できる場所は日本のどこにもない」


=「どっかの自治体が万一は核燃料と共倒れの覚悟」で引き受けるか、ぜんぶ海外で引き取ってもらうしか無い。
まさに小泉・河野が言う、ゴミの行き場がないというやつだ。
いまはたまたま選挙結果ごときでバブリーな追い風がある原発推進側も、
そいつらの暴走のせいでまた数年後に事故が起きる可能性は高くなる。
無反省が伴わないと原発などもはや動かせないからだ…
あわや爆発で、汚染漏れがあっただけで住めばラッキーだが
福島よりもっとひどい爆発で、瞬時に日本が終わることもある。そう312のあの時に誰もが一瞬は覚悟したあの気持ち。
パチンコギャンブラーすぎはしないか。あるいは一瞬の暴走運転で全てを失うバカ。

http://mainichi.jp/select/news/20140225k0000m040142000c.html
核のごみ処分地:科学的絞り込みを断念 経産省の作業部会

毎日新聞 2014年02月25日 07時05分


 原発から出る高レベル放射性廃棄物を地下深く埋める最終処分場について、経済産業省の作業部会は24日、適地の選定基準案を示した。立地不適地として、火山の半径15キロ圏内▽活断層の周辺▽過去10万年間に300メートル以上隆起した地域−−などの基準を示し、候補地から外すよう求めた。だが、この基準に該当しない適地は国土の7割に及ぶとされ、科学的基準による絞り込みは事実上、不可能との見解を示した格好だ。


 ◇



これは、朗報…


ザンネンなことなのだが、朗報…すくなくとも子どもとその家族や子孫にとって。


福島や近県にこだわるな。はばたいていけ。
住めば都、環境の変化が思わぬ転機をもたらすこともあろう。

http://www.minyu-net.com/news/news/0226/news6.html
福島・大波小が休校へ 原発事故で児童減に追い打ち


 東京電力福島第1原発事故の影響で児童の転校が相次いだ福島市の大波小が、本年度で休校することが25日、分かった。同校は現在、在校生が6年生の男子1人だけになっており、この6年生が3月で卒業し、今春の入学予定者も他校への入学を希望したため、新年度の在校生はゼロになる見通しとなった。放射線量の影響だけでなく、少人数での教育環境に対する保護者の懸念も転校に拍車を掛けたとみられる。
 関係者によると、学区内の入学予定者2人の保護者が25日までに、市教委に学区外入学を申請した。
 学校がある大波地区は市内でも比較的放射線量が高く、自主避難などで地区外へ転校する児童が相次いだ。同校によると、児童数は原発事故のあった2010(平成22)年度当初で41人いたが、11年度は自主避難に伴い、児童が8人減少した。また、10〜12年度は卒業生が多かったため、児童数が急激に減った。阿部正明校長(55)は「原発事故が、児童数の減少に追い打ちを掛けてしまった」と無念さを口にする。
 除染などで放射線量が下がり、自主避難先から戻った家庭もあるが、児童数が多い学校に学区外通学させるケースも多いという。
(2014年2月26日 福島民友ニュース)


映画ドラマ・アニメの感涙は所詮、作り話の感涙だなあと。
今も無人の現地(津波被災、放射能汚染のどちらでも)へ行くと、その地区に滞在するかぎり涙はおしよせる。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140228ddm041040051000c.html

思い重ねて:東日本大震災3年 最後に津波知らせてくれた地元紙記者 スーツ姿で×印、忘れない 命の恩人の記事、肌身離さず

毎日新聞 2014年02月28日 東京朝刊
「一生背負って生きていく」。阿部清さんは慰霊碑の建つ丘から海を見つめた=神保圭作撮影


免許証ケースに入れて持ち歩いている熊田由貴生記者の顔写真付きの新聞記事=神保圭作撮影


 「命の恩人の顔を忘れないように」と、小さな新聞記事を免許証ケースに入れて持ち歩いている。東日本大震災津波で亡くなった福島民友新聞社の熊田由貴生(ゆきお)記者(当時24歳)が相双(そうそう)支社(福島県南相馬市)に着任したことを伝える2010年4月の顔写真付きの記事だ。同市鹿島区の大工、阿部清さん(63)は、それを寝る時も離さない。【神保圭作】

 あの日、阿部さんが海辺の烏崎地区の自宅に軽トラックで戻る途中、100メートルほど先の路上に長身のスーツ姿の青年が立っていた。頭上に掲げた両腕で「×」を作っているのを見て、すぐに津波だと気付いた。Uターンして高台に逃げ込んだ直後、眼下を濁流が通り過ぎた。

 1カ月半後、地区で取材していた1人の新聞記者が犠牲になったと知人に聞いた。スーツ姿の青年は首からカメラをぶら下げていた。「間違いない」

 あの時。一緒に逃げる余裕は本当になかったのか。抑え込んできた恐ろしい疑念が、頭をもたげた。

    ◇

 当時、私も南相馬市を中心に取材していた。熊田記者は一つ年下で人なつっこく、明るい笑顔が印象的だった。入社2年目だがフットワークが軽く、取材の現場にはいつも彼が先にいた。最後の生き様を取材しようと11年5月、郡山市に住む両親に会った。福島民友を通じて連絡を取ってきたという阿部さんの存在を教えられた。

 南相馬市の親戚宅で避難生活を送っていた阿部さんは、うつろな目をしていた。「車を走らせるのを5秒でも遅らせていたら、荷台に乗せて逃げられたのではないか。見殺しにした俺はひきょう者だ」。消え入りそうな声だった。

 私と会った後、阿部さんは熊田記者の両親を訪ねていた。「前途ある若者の代わりに私が死ねば良かった」。すると一緒に話を聞いていた祖母が手を握りしめた。「孫の分まで長生きして」。小さな背中を丸めた姿に、涙が止まらなくなった。

    ◇

 今年1月、南相馬市仮設住宅で阿部さんと再会した。今も路上で「×」を出しているスーツ姿の青年を夢に見るという。時々、手で顔を覆いながら、思いをはき出した。

 烏崎地区の住民たちは、2年前に地区内に建てた慰霊碑に改めて地区の犠牲者の名を刻む。発生から3年たつ震災の風化を懸念し、話し合って決めた。もうすぐ刻まれる58人の名前の中には、熊田記者の名もあるという。地区の人間ではないが、住民たちが「住民の命を救った若者がいたことを後世に伝えるべきだ」と提案した。阿部さんは両親に会い、「熊田記者が生きた証しになる」と説得し、承諾を得た。

 阿部さんは碑の建つ場所へ案内してくれた。海の見える丘だった。「熊田記者を犠牲にして生き残ったという事実は、一生背負って生きていかなければならない」。海を眺めながら、唐突に誓いを述べた。その横顔は苦悩に満ちていたが、目に強い光もよぎった。


サンプル統計学的に見て、これは氷山の一角。


見つけにくいものほど、消費者の口に入りやすい。


福島原発近海は確か、海流の関係で汚染は南下しやすかったはず。犬吠埼沖合などでも検出される。
http://www.dailymotion.com/video/xph6a4

http://www.asahi.com/articles/ASG2W6F08G2WUGTB00W.html

福島沖の魚から基準上回るセシウム 試験操業後、初検出

2014年2月28日00時09分



 福島県漁業協同組合連合会は27日、同県いわき市の沖合での試験操業で取れた魚から、食品の基準(1キログラムあたり100ベクレル)を超える濃度の放射性セシウムが検出された、と発表した。流通はしていないという。2012年6月に同県沖で始まった試験操業で、基準を超えた水産物が取れたのは初めて。

 県漁連によると、27日に同市四倉沖で取れたユメカサゴ4匹をすり身にして検査したところ、1キログラムあたり110ベクレルのセシウムが検出された。県漁連は同日に取れたユメカサゴ13・2キロの出荷をやめた。また、26日に同県相馬市沖などで取れ、同市内で販売されたユメカサゴ33・5キロからはセシウムは検出されなかったが、自主回収を始めたという。同県沖での試験操業の対象となる水産物はミズダコやコウナゴなど31種類。ユメカサゴは13年5月から対象に加わった。


http://df504.blog110.fc2.com/blog-date-201104.html
これまでの日本政府は
水俣病などの公害病の患者の認定については,
簡単に認めてこなかった。
東京大学卒の御用学者による
「科学的な因果関係を認めることが出来ない。」
という理由だ。

この地域に10年後20年後に
ガンや心臓疾患等が多発する可能性は無いのだろうか。

時間をおいて発生した病気について
原発事故との因果関係を科学的に証明するのは難しい。
なぜならば,実験できないからである。


 ◇


じいさんばあさん老夫婦は、戻りたいの一点張り、
残り少ない人生だし無下にも出来ない。
でも実際に戻ってみたらもう公共インフラ・サービスや商店や来客や…
いろいろと「現実は甘くない」を生活で実感して
再度離脱する世帯が3割は出るだろうから…3〜4割というラインは5年と持たないと思うよ。


実際に飯舘浪江楢葉など各汚染無人地域を見ていて実感している。
田舎の人々は国づくり、街づくりの厳しさを知らないのだ。自分の村の囲いの中のイメージしか無い、いわば低学歴・低身分に甘んじる人々だから。


チェルノブイリ周辺にもいる「非合法の帰還民たち」とおなじで、自活的にほそぼそやるしか無い。
多少は公共側のサポートもあるというだけ。
いなかぐらしセカンドライフ移住組と、基本的に何も違わない。
同人とか趣味のメンタルな領域だ。「老人かわいそう、好きにさせてやろう」、【それだけ】だ。
だから福島市などあちこちで学校の生徒定員割れ、維持困難の事態が相次いでる。


結局、こうした僻地現住民は、利権の思惑で原発を抱え込まされて、利権の思惑で望郷をそそのかされて
ろくなことにはならないのさ。


…と、厳しい側を言ってみた。

http://www.minyu-net.com/news/news/0301/news6.html
「楢葉に戻る」40.2% 13年から3.1ポイント減


http://www.minyu-net.com/news/news/0301/news7.html
川俣・山木屋住民「戻る」35.4% 「戻らない」上回る

上回ったのは数学の話でしかなくて


出て行って二度と戻らない移住世帯があまりに多いってことでしょ…
そこを浮き彫りにする「はっきりした数字」で出しちゃうと被災自治体はますます苦境に立たされちゃうからオブラートで包んでる。


いまも福島県内の人口と産業は、ネズミの引っ越し現象が続行中である。
かわいそうの情緒面だけで助けて支えてやれるのは、最初だけ。CMが終われば皆段々と冷めて現実に目覚める。


そうでなくても岩手宮城の大津波被災地区でさえ、「普段から儲からないから」片付けが終わっても放置プレイが続行中だというのに…
もっと厄介な放射能汚染被災地なんて、価値や優先順位の上でどう判断されてるか…わからないと。わかってよ。


案の定、県外移転組の8割近くは戻ってこない。移転じゃなく移住。
子供がいると余計にそうなる。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140307/t10015804881000.html

福島 自主避難者74%戻らず
3月7日 18時09分


原発事故の影響で、避難区域以外の福島県自治体から全国に避難している自主避難者について、今後も元の地域に戻ることは難しく移住や避難先での定住を検討している人が74%に上り、中には、いったん福島に戻ったものの、再び避難しているという厳しい決断をした人もいることがNHKが行ったアンケートで分かりました。

原発事故の影響で、国が居住などを制限するために指定した避難区域以外の福島県自治体から県外に避難している自主避難者は、少なくとも2万5000人に上っています。
NHKでは、事故から3年になるのを前に、全国にある自主避難者の支援団体などを通じて、アンケートを行い、307人から回答を得ました。
その結果、今後の生活拠点をどこにするのか尋ねたところ、「もともと住んでいた地域」が26%だったのに対し、「今、避難している地域」が59%、「全く新しい地域」が15%で、今後も福島県に戻ることは難しいと考え、移住や避難先での定住を検討している人が、合わせて74%に上りました。
その理由について複数回答で尋ねたところ、「被ばくの影響への不安」が61%、「放射線への不安」が49%、「自分の心身の状態が変化した」が38%でした。
また、移住や避難先での定住を検討している人の中には、避難先からいったん福島に戻ったものの、再び避難した「再避難者」が14%、含まれていることが分かりました。
福島に戻った理由については「家族との離ればなれの生活に疲れた」が30%、「家族や知人に戻るよう言われた」などが11%で、「再避難」した理由については、89%が被ばくの影響が心配になったことを挙げていました。
自主避難者の支援に取り組む「福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク」の共同代表の河崎健一郎弁護士は、「事故から3年がたっても被ばくに対する不安が解消されていない。地元に戻る人も移住する人に対しても自主避難者の選択を尊重し、寄り添ったきめ細かな支援が必要になってくる」と話しています。


自主避難者の65%「家計苦しい」

今回のアンケートで、「家計の状況」について尋ねたところ、「苦しくなっている」と回答した人が全体の65%と、3分の2を占めました。
その理由について、複数回答で尋ねたところ、「交通費」が75%と最も多く、次いで「蓄えの変化」が62%、「収入の変化」が55%などとなっています。
その一方で、原発事故の前に暮らしていた地域に「戻りたい」と回答した人は15%だったのに対し、「戻りたくない」、「戻りたいが戻れない」が合わせて85%に上りました。
国はおととし、「原発事故子ども・被災者支援法」という新たな法律を作っていて、みずからの意思で避難した自主避難者も支援の対象になっています。
自主避難者は高速道路の一部無料化や、避難先での住宅の無償提供などの支援を国から受けられます。
河崎健一郎弁護士は、「避難する権利が法律で認められているのに、長引く避難生活で経済的に限界を訴えている自主避難者が多いので、きめ細かな支援が必要だ」と話しています。


37%「家族関係が悪化」

今回のアンケートでは自主避難者のうち、夫婦が離れて暮らす世帯の37%が、時間の経過とともに、「家族関係が悪化した」と感じていると回答しました。
このうち、夫を福島に残し、福島県自治体と避難先で「二重生活」をしている世帯は、129世帯に上ります。
その理由については、複数回答で尋ねたところ、「職場・仕事の都合」が97%と最も多く、次いで、「避難や放射線への考え方の違い」が25%などとなっていて、家計を維持するために、夫が福島に残るケースが多くなっています。
二重生活を続けている人に時間の経過とともに、家族関係に変化があったか尋ねたところ、「良くなった」が6%、「変わらない」が57%と回答したのに対し、「悪くなった」と回答した人が37%でした。
具体的な変化については、「会話の量」について、71%が「減った」と回答したほか、「悩みを相談する頻度」について、「減った」と回答した人が60%でした。
一方、「ありがたいと思う気持ち」が「強まった」と答えた人が51%などとなっています。
さらに、事故後、離婚したり、離婚を検討したりしている人が23%いました。
河崎健一郎弁護士は、「長期化する避難で夫婦の間に放射能や仕事に対する考えの対立が出てきているのではないか」と指摘しています。

地区により3〜7割が移住した中で
その8割が戻らないと決心し、いったんは戻った人でも何割かがまた出て行くという寸法。


けっきょく、
福島県の都市部でもいいから現地にしばらく滞在し溶け込んでみると
「箝口令」
で息が詰まることに”戦慄”する。


たしかに霞ヶ関や永田町=中央中枢の手下の、右翼や左翼の工作の影響はあるのだけれど
それ以前に


汚染地に住んでるという『重圧』を抱えた当事者の”住民”が、自発的な感情も伴い、
箝口令を率先したり
強がって大丈夫大丈夫を強弁したり、しまいにはキレたり…「なんだ文句あんのか、危険を押し売りするのか」などと…


その件で、以前は仲良かった近所同士や同僚同士がケンカする…
ずっと気まずくなる…二度と戻ってこないかつての日常。


なんかもう、ちょっと1〜2日滞在して住民ぽい身なりで溶け込んで歩いてみただけで
その異様さにいやでも遭遇し、
なんだか怖くなってしまう。
…ましてそういう『日常』で何ヶ月も何年も暮らしたらノックダウンしてしまうだろう…


そう、日本のお得意芸だ。
はっきりと言わないが、ニオワシはしてくれる。
みな、個々が「気づき(気づかされ)」、我慢できなくなった順に去って行く。


…それは、中高年に病気の発症を認めさせる手順にそっくりだ。
頑固親父、頑張り屋のお母ちゃん、なかなか認めたがらない。
認めた瞬間に心が折れてしまうのが怖いのだ。一気に弱くなるのが見えているからだ。
いわば家の土台が崩れてしまうから。


そして、被曝(および被曝への不安)も、成人病の軽からぬ病状も
頑張り屋さんが我慢を続けるほどに、致命傷となる損な仕組みだ、だって被曝も疲労心労および病気発症の強力な手助けなので…低線量の長期的影響はいわばサイレントキラーなのだから。


火事で丸焼きにされたら一気に死ぬのが高線量被曝でこれはチェルノブイリ事故で対応に当たった多くの兵士が実際に見本となった…
低線量被曝はいわば毎日欠かさず強い日差しで日焼けをし続けて皮膚がんになるようなもの。喫煙飲酒不摂生がいきつく結果と似た要因。いわば喫煙と飲酒が重なると相乗効果で発祥を招くように、被曝と何らかが合致すると強烈な発症効果を持つ可能性がある。
むろんこれにエビデンスはない…統計がないからだ。
あくまで医学的な見地で推測を述べている。自身がラジエーションセラピー経験者であることも踏まえ。


もうひとつ参考に…日本政府もを含め米軍や中ロなどは
「電磁波を発射し、照射範囲の敵勢力を衰弱させる、意識朦朧とさせる、痛覚や眠気などを常に感じさせる」
非公開技術を有し、一般市民相手にも使うようになって久しい。


つまり通常の電磁波周波数帯ですら、そこまで人体を衰弱、混乱させられる。
ましてガンマ線は超超高周波数の電磁波だ…テラだかペタのヘルツの。より細胞への貫通力と威力が強い。
・各国政府の汚れ仕事の実行部隊=右翼左翼などによる、人工的な電磁波を浴びせられて衰弱して発症するか
大自然そのものに広域にばらまかれた融解核燃料の微粒子によって、天然の電磁波を浴び続けて衰弱して発症するか…


人工的な電磁波はさすがに照射範囲は数十mってとこなので、回避できなくはないし、
人が相手だから反撃次第では沈黙もさせられる。


しかし自然界の広域へばらまかれた「高周波数の電磁波発射物質」は、どうにも回避しようがない。
水にも土にもどこにでも浸透し固着している。どこにでもあって逃げ場がない。
いわば大自然と戦う愚行だ。


かたや自民党と電力は裏で汚い工作と金を動かして、再稼働を相次いでやりたいともくろんでる。
日本全国に、福島からの移住者がいるだろう。今後も増えるだろう…
また移住先まで事故で汚染させられる可能性がある。怒っていい。
おなじぐらい老朽化した原子炉。おなじ形式や近い形式のも多数…
いわば安全面は言いつくろうのが精一杯で
経営破綻が怖いから窒息しそうだから、テロリストみたいに強硬手段で再稼働を焦ってるだけだ。
でも原油価格の1〜2割上昇はアベノミクスによる日銀の円安誘導オペのせいだが…
しかも貿易赤字で年々ふくれあがってる要因は原油よりむしろ「スマホ


一見して輸出が伸びないようでも、日本企業は今や現地生産や現地店舗出店でがんがん稼げている。
要は日本国自体がもう豊かになりすぎ高コストだから、生産や出店の拠点としては「捨てられちゃった」だけだ。
国内での生産と販売の%が多いスバルなどごく一部のニッチと、円安でしか伸びない日経平均株価、ぐらいしか円安の恩恵はない。
ほかは電力の原油調達を含め犠牲を強いられてばかりだ。食品も円安でだいぶ値上がりした品目が増えた。