先従隗始・温故知新

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実質、「棄民、棄地域」、という決意表明なんやね…南相馬市の一部


そうは堂々と言い出せないから
「決まりは守ったもーん、決まり通りだから戻るのが正解だもーん、汚染地へ戻る前提の協力は惜しまないしー」
と、そういうわけだ。役所とか支配ってそういう姿勢を改めない。
放射能汚染なんて底なし沼だから、律儀にトコトンケアしていたら国ですら破綻してしまうから。


けっして安全でも安心でもなかった震災直後だからこそ、役人が咳払いして睨みながら「安心安全なのです、コホンコホン」
と、おまえら大衆がこれに従わないと日本経済が潰れるだろうが空気読めよ…的な空気を飛ばしてくるというあれ。


表明された言葉通りに受け取っていたらバカを見るパターンだが
はなから自己破産とか免責に等しい相手なので、どれだけ追求してもムダに等しいという…


汚染食品を食べたり
汚染された地面を歩かないといけない
毎日毎日、毎年、毎10年、一生…へたすれば赤子から老後まで。
そこまでして、上述のように国家や東電にまで堂々としらばっくれられてまで
「そこまでして、安い安いという割には実際安くない原発の電気がほしいですか」


って話。


震災直後の数ヶ月間、じぶんで線量を測っては役所へ通って申告や苦情を重ねてた人なら、わかっている。
「0.23以下ですから安全です除染はしない!」
「あんたが測ったと言っても、うちは制式採用されたアロカのサーベイメーターではかってるんで。あんたのは個人用の趣味レベルでしょ」
とにかく、逃げ口上だけが充実していた、窓口に普段見かけないゴロツキまで配置してた、あの当時の役所の様子を知っている。
都内の23区や多摩地方でもそうだった。
とにかく逃げる逃げる逃げる…逃げないのは汚染度が高すぎて観念するしか無いごく一部の市区のみ。
南相馬なんて、程度問題の差でしか無い。言われてるひどい言い草は全く同じ。

http://www.asahi.com/articles/ASGBC4TS9GBCUGTB002.html
南相馬市の特定避難勧奨地点、国が今月末に解除方針

2014年10月11日21時04分


 東京電力福島第一原発事故で局地的に放射線量が高い「特定避難勧奨地点」に指定された福島県南相馬市の全152世帯について、国は今月末に指定を解除する方針を固めた。政府の原子力災害現地対策本部は11日、住民への説明を終えたが、「線量がまだ高い」と反発が出ている。同本部は解除条件などを詰め、今月下旬に最終決定する。

 特定避難勧奨地点は、国の避難指示区域外で年間積算放射線量が20ミリシーベルトを超える恐れのある世帯を指定し、子どもや妊婦を中心に避難を呼びかけたもの。同県伊達市川内村の計129世帯も指定されていたが、線量が低減したとして2012年末にすでに解除された。南相馬市内だけが除染の遅れなどから解除できず、住民約720人の約8割が3年近い避難生活を送ってきた。

 国は7月から現地で線量調査を実施。測定を拒否している1世帯を除く全世帯の測定地点で指定基準を下回ったため、解除の方針を決めた。

 住民は説明会で「農地や森林の除染は手つかず。指定基準より高いホットスポットが多く残る」「事故前の線量に下がるまでは子どもを連れて戻れない」と反発した。国側は、子育て世帯への賠償を今年度末まで配慮する▽避難生活からの復帰に対する支援を強化することなどを提示し、理解を求めた。