先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

高橋洋一くんを論破してみる


・もう何十年も物価はおおむね安定
・金融政策でインフレターゲティングしたら、長期金利が急上昇したじゃないですか、黒田総裁釈明沙汰に…


・財布が大きくなっていく成長時代はインフレが当たり前(子どもの背丈)
・成長が終わるとデフレ維持で当たり前(大人の身長)
・つまりインフレデフレには、相対的と絶対的があるけど、洋一くんは混同している…
 貧困国のデフレはそれは悲惨でしょうけど…日本はもう世界有数の資産保有国=価値は停滞して倍増せずすぐ飽きられる。成功体験のゴールを通過してしまってる。


・「市場のスキにさせてくれ、介入してくれるな」という苦情も、アベノミクス以降増えてきてます…輸入資材コスト高が主な理由…TPPもよくない


・通貨も商品なので、客の使い道は様々で、付加価値も個性がある。
 日本円はドルが倒れる=同時株安になった時などに、真っ先に資金が避難する先である=価値が上がって円高に。
 政権の政策発表や、日銀のオペレーションなどに、大口投資ヘッジファンドが難色を示すとこれもブームが去って大暴落へ転じる。
 商品なのだから、ブームが去れば在庫はだぶつく…この概念は金融の学者や官僚は余り意識しない部分。
 基軸通貨では無いのだから世界各地に大きな需要はなく(吸収されない)、どんどん刷れというのをやると、円安に転じたときに大いに余ってしまう。
 いわば牛乳生産のごとく、不利で理不尽な側面を持つ。
 アップルみたいに世界中を相手にアルファヒットしてないので、羽振りのいい立場では無い…

高橋洋一『この金融政策が日本経済を救う』


※要旨


・金融政策の目的が何かと言えば、これはもう本当に単純で、物価を安定させること。


・簡単にいうと、名目金利がゼロでも、金融政策でインフレにすれば、実質金利がマイナスになって、不況から脱出できるというもの。


消費者物価指数は、基本的に世の中に出回るお金の量によって決まる。
それは、それぞれの国の金融政策に左右される。


・わかりやすく言えば、国民全体の財布の大きさで消費総量は決まり、財布が大きければ、一般物価は上昇し、小さければデフレが続く。


・現在の非常時において、国の果たす役割は重要。
平時は市場、非常時は国家というのが、世界のほとんどの経済政策担当者のコンセンサス。


・いまの円高は単に欧米と日本の通貨量の差。
量の多いものは安くなり、少ないものは高くなるのは自明の理。


家畜飼料は助成するんだ…イカ漁船の燃料費はしてやらないんだ…いくら株価バブルで景気がよくなったような数字マジックを達成しても、あちこち助成=生活保護だらけになるんじゃねえ…
しかもこれ、物価2%達成どころかその政策スタートしたばかりの現時点、だからねぇ…あちこちの業界がつぶれちゃうよ、今後2%達成なんてやったら。右翼政権のはずが極左破壊活動やってるのと同じ。

http://www.asahi.com/national/update/0621/TKY201306200520.html
高騰の家畜エサ代、緊急助成へ 農水省7〜9月に実施


輸入トウモロコシをはじめとする家畜のエサ代が円安などで高騰している問題で、農林水産省は20日、畜産農家への緊急助成を7〜9月に実施する方針を固めた。助成額は少なくとも50億円を見込み、農水省所管の独立行政法人農畜産業振興機構」の緊急対策資金を充てる。

 輸入トウモロコシや大豆を使う配合飼料が対象。これまでも、農家と飼料メーカーが基金を積み立てて高騰分を補ってきたが、原料価格の高止まりや円安による値上がりが止まらず、基金不足に陥るためだ。基金は銀行などから1千億円を借りており、さらなる借金も難しいという。

 配合飼料の価格は7〜9月分が1トンあたり平均約6万8千円になる見通しで、昨年7月と比べて約1万円高い。従来のルールでは、農家に1トンあたり約5千円を補助する仕組みだが、基金の現状では2400円分しかまかなえないという。


アベチャンが苦労もして努力もしてるのは知ってるんだけど


そんなのは、バブル以降に段々と雇用・フリー・経営の立場・環境が悪化してきている日本では
『誰でも通過儀礼
何人かに一人はしているし、
優秀、都市勤務、などの条件によって確率はさらに増す。


それとやはり、アベチャンはボンボンだ…下層市民からのたたき上げでは無い。
庶民からのし上がる苦労から来る「ホンモノの輝き」がない…日本だって輝くベンチャーからのし上がった企業のトップは、やることなすこと隙が無い。


・ボンボンだと、あれしなきゃだめ、アノヒトとしかくっついては駄目…とにかく束縛が多い…おばあちゃんも侍従もみんなうるさい
・名家ボンボンは政財界の大物がすぐ動いてくれやすいので、人事や経済政策などは豪華になるが…逆に言えば「旧態依然の満漢全席」


アベチャンをほめるおべっかは簡単だが、それはじいさんの岸をほめるに等しい…井上信治なんかもそうだ(地盤は継承。家は医者。東大卒から官僚出身の議員…後釜議員として無難すぎる)。
伝統とか名家を標榜すると言うことは、そんな何十年や百年の昔を引きずって続行すると言うこと…
だから本田宗一郎は、身内人事は一切いやがってやらなかった。血縁をわざと絶ったのだ。
豊田章男社長もアベチャンとソックリな創業家ボンボンだが…やはり決済がいまいちズレており、アキオのおかげでいいことがあったという話は少ない。


アベチャンやアキオのレベルでどうにかなる日本ではもうない。


彼らが死にそうなぐらいすりきれても、旧態のトップであるから無駄な消耗ばかり多くなる。


つまり日本自体が、老朽化した工場や社屋である…
おなじ業務を、老朽工場と、最新工場と、両方でやった経験があればわかると思う…
人も、設備も、理不尽で、時代に合わず、無駄ばっかりだ…老朽工場は。無駄に疲れたり関節を壊したり。暗い3K職場はとことん意地悪いヤツが多い。
かと思えば、最新鋭工場もライバル企業同士で設備メーカーが違うために明暗が分かれ、A社のは設計が悪くてケガしやすかったり大汗かいたり…B社はすべてが合理的で働いていて楽しい…返本取り扱い工場でそれを大いに痛感した。最大手のあすこと、2番手のあそこで、ぜんぜん違う…ベターな方の企業でも、古い工場に行かされると地獄を見る…はやく新しいあっちの工場に行きたいと痛感する。


維新の会は、無理して古い政界に挑んだのでうまくいかなかった。


新興ベンチャーがちいさな政党を立ち上げて、そいつらが与党になっても合理的にミニマムパワーハイパフォーマンスで、さっさと国家経営をしていけるようであってほしい。自民や民主から顧問を招聘してノウハウ指南や調整役だけお願いする…まさに超党派。新旧や立場ではなくカフェテリアプランであるべき。
本当にそんなことが実現したら、まさに明治維新のようにみんながカルチャーショックを感じるだろう。
本当にそんな日本独自の仕組みが可能となると、資本主義陣営や議会政治の古いシステムに行き詰まっていた各国がまねをしようとするだろう。


ある程度、小国のような身軽な政権システムが必要だ。北欧やシンガポールなどは小国だから機動的だ。
ゴーン改革も、マンモスのような日産をアリが指揮統制しつつ、キリンのようにたくましく細くした。


閉めに繰り返すが、アベチャンの一定の努力と、レベルは、認めている。
だがもう…勝海舟徳川慶喜である…感情抜きで言える。
日本の政官財は、時代錯誤にまで時代逆行してしまった。民間だけが先行して時代に合わせていても、それは〜〜商会とか、せいぜい薩長にしかならない。


極めつけは、オバマのあのオーラ、輝き、威風堂々のリーダーそのものの姿…
彼もシュワちゃんも、米国のトップレベルの多くは下層貧民出身で、かつ移民だ。
よそ者嫌いの閉鎖体質…田舎じみた日本の中枢には、この輝きは絶対に実現しない。今のままではね。
端的には、医者の家柄で官僚出身で地盤は引き継ぎに過ぎない井上副大臣の覇気のなさ…あれは坊ちゃん的な後継シャチョーや議員の代表格だ。「あれがいい、あれしか駄目」が老獪渦巻く日本の政財界の価値観である…ああいう無難で大人しそうで名門っぽいのしか有力にしていかない…これでグローバルで勝てるわけが無い。アメリカやフランスなど移民社会では老いぼれや生え抜きが強いと言うことが無い。


小川榮太郎『国家の命運:安倍政権、奇跡のドキュメント』


※要旨


安倍晋三は一度、地獄を見た男である。
言うまでもなく、前回総理大臣だった時の、病気による突然の辞任だ。
安倍内閣が10年分の仕事を一人で成し遂げたという有識者の評価は定着している。
教育基本法の60年ぶりの改正、防衛庁の省昇格、憲法改正のための国民投票法の制定、
公務員制度改革の本格的なスタート。
この挑戦が、マスコミや霞ヶ関という虎の尾を踏んだ為に、
バッシングの嵐を一身に受け、退陣に追い込まれた。


・地獄はまだ終わらない。
安倍は、辞任後、数ヶ月で体調を回復し、少しずつ活動を再開する。
東京駅で新幹線を待っていると、
「安倍かよ、どの面下げてこんなところに出てきたんだよ、向こう行けよ」
と罵声が飛ぶ。

飛行機では、
「スチュワーデスさん、あそこに安倍がいるだろ。
一緒の列に座るの嫌だから、席を替えてくれよ」
と聞こえよがしな嫌味が安倍の心を抉る。

安倍の若手秘書、初村滝一郎は、あの日々を、
一億人全員を敵に回したような弧絶感だったと述懐する。


・だが、安倍は耐えた。
安倍は耐えることができた。
安倍の中で曙光が見えたのは、辞任後に地元選挙区に初めて戻ったときだった。
地元で待っていたのは、人の列、そして温かい声援と拍手だったのだ。


・そして、隠忍自重の日々がくる。
安倍は内省を重ね続けた。
自らの失敗の原因を冷静に見つめ直し続けた。
一方、政策の勉強も、以前に増して重ね続けた。
日本の真の課題は何か。


・安倍の気品や温和な風格を、人の良い柔弱さと勘違いしてはならない。
今の安倍の穏やかで突き抜けたような明るさと自ずから表れる威厳は、
地獄の火に焼かれて生還した男の強さに他ならない。


・退陣後の5年間、安倍はひたすら自重し、落選議員の地元に頻繁に入って応援し、
選挙区でも、元首相としてはあり得ないほど、小さな会合にマメに顔を出し、
裏方、下支え、反省に徹してきた。
有識者とも議論を重ね、政策の勉強を深めてきた。


・出遅れたとはいえ、総裁選に出馬表明した安倍は、実に晴れやかだった。
事態も直ちに動き出す。
出馬表明の翌日早々、麻生太郎高村正彦が、派閥として安倍支持を打ち出したのだ。
数は、それぞれ10人、6人と少数派閥だが、領袖が明確に安倍支持を打ち出したのは大きい。


菅義偉によると、麻生に安倍の応援を頼んだとき、麻生は、
「安倍は日本の宝だ。それを分かっているのか。勝たせる自信があるのか」と言われたという。
菅は、
「麻生先生が応援してくだされば勝てます」と答えた。


・権力を掌握したら、祝いも感傷も抜きに、即座に仕事に取り掛かる。
それが安倍の流儀らしい。
総裁選翌日の9月27日には党役員人事を早々と決めた。


・総選挙後の安倍の初動は早かった。
組閣前、既に、安倍は事実上の総理としての仕事を矢継ぎ早に仕掛ける。
総選挙勝利の当日、早くも安倍は、甘利明に「経済財政諮問会議」と「日本経済再生本部」の
2つの組織の設計図作りを託している。


・老練な組閣人事。
第二次安倍政権の組閣は、前回と違い、奇妙なまでに正確、微細に、人事構想が報じられ続けた。
派閥の推薦を受けずに、総理が主導権を取りつつ、人事構想を逐次外に出すことで、
猟官運動を封じ、組閣の方針を議員らに暗黙の裡に伝える。
総理の意向を事前に風評の形で知らせながら、求心力をあげてゆくかつてない老獪な人心収攬術である。


・安倍政権はぎりぎりで間に合った奇跡の政権である。
安倍は、この国を救うために、地獄の底から命を賭して戻ってきた類いまれなる政治家である。


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日本はすでに、庶民層ですらかつての西欧王族よりおいしいものが安く食べられるほど富んだ。資産保有高は世界屈指、中世の王族の料理よりおいしくても100円、便利グッズも何でも安い。
そういう意味では、日本は欧米各国からうらやましがられている。ベルギーワッフルなんか日本のほうがうまいし安いとさえベルジャンから言われる。意外と王侯貴族西洋史ベースの階層社会である欧州各国は庶民の生活が慎ましく、日本は何でもあってしかも安い夢のような社会だという。


欧州若者は質素だが頭がよく勉強するし立ち居振る舞いにしまりがある。日本の若モンは恵まれてばかりでバカ丸出しでしまりがない。
なのでプロサッカーはともかく、学生サッカーの親善試合だとあっちとの実力差がものすごい。プロレベルだとすごい日本人も、一般人若年層はものすごく質が悪い…80年代までと比べ悪化した。=豊かになったことでもある。


金持ち以外は何も買えず持てなかった70年代とは大違い…みんなが実質お金持ち、物持ち。
経済政策的に「もっと富め」などと言い、富むということをよくわかってない庶民層が同意したって、それはピントがずれている。


「答えが無いのが政治と支配」というのはメジャーなこと。世間常識とは異なるが、そういう状態が何十年、何百年と続くのが歴史。

http://ust.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-66dd.html
筆者、自動車関係の仕事をしているので、「胡麻すりか」と誤解を招く恐れのある上記発言は軽々には言い難いところですが、独断と偏見は多少あるものの、良いものは良い、悪いものは悪いと言うスタンスや、独自の評価基準を維持をしない訳にはいきません。


横道にそれましたが、話を戻します。
豊田社長の株主総会での発言、当ブログが日頃言っている事に対し、全く矛盾がないかと言われれば、そこは正直否と言わざるを得ません。一カ所だけ疑問点があるのです。それは「生産性を10倍に上げる」という下りです。

当然気持ちが入って、誇張されているのでしょうが、生産性を上げるという点では本気だと思われます。つまり、日本国内の雇用を守るため、価格競争力で労働コストが低い国に負けないようにするという決意の表れです。


常連の読者の方はお分かりでしょうが、生産性を上げる(無駄を省く=コストを下げる)というのは、言い換えれば量的付加価値の削減に他なりません。トヨタ内の所得が下がらなくても、日本全体で見れば所得(総生産)が下がる方向です。日本の為、会社の為を思ってした事が、日本を衰退させる事になり得るのです。

いや、そうではない、質的付加価値のアップだと言われるなら、それなら価格競争力を犠牲にする事になります。なぜなら、本来その付加価値分は価格に転嫁されるべきものだからです。

そうではない、あくまでも価格は据え置きにすると言うなら、それはもっと妙な事になります。他の国とバランスがとれなくなるからです。例えば日本車が300万円のところ、同クラスのドイツ車が600万円になったりします。

それではドイツが気の毒というものです。ダンピングだ。不公正だと叫ぶでしょう。従って、スタビライザー機能が働き、その分は為替に反映されて行くという訳です。円高となり相対価値が上がります。つまり、この考え方こそが日本のデフレを助長しました。

「そんな事を言ったらどうしようもないじゃないか。じゃあ、一体、日本メーカーはどうすればいいのだ」と言われるかもしれません。

本当に「合成の誤謬」とでも言いますか、正しいと思ってした事が、マクロで見れば必ずしも良い結果を生まないという、困った問題なのです。

この問題は自由貿易グローバル化を肯定するなら避けては通れません。世界平準化作用に乗っかるだけです。では、開き直って積極的にグローバル化を肯定するなら、どういう方法があるでしょうか。

一つは、超高付加価値化です。例えば国内生産をレクサスに特化するなどして、高くて当たり前という路線で行くのです。特に輸出は、さらに超高付加価値にする必要があります。価格帯や価値感で、どの国の、どのメーカーとも競合しないようにすれば摩擦は起きません。台数より売上高、利益率の重視です。


ただ、この方法が日本メーカー全てで上手くいって、莫大な利益を上げたなら、今度は貿易黒字や経常黒字問題に突き当たる事になります。国単位で見れば外貨(対外純資産)をいたずらに積み上げるだけです。反対側に経常赤字国を作り、ギリシャとドイツの関係のように債務問題に悩まされる事になりかねません。

上手くいかないもんです。やはり、国内の購買力を上げて、ガラパゴスと言われようが独自に発展して行くのが世界にとっても平和ではないでしょうか。しかし、それをするには、それに見合った流動性の供給を政府と日銀が担保する必要があります。

つまりアベノミクス、第一と第二の矢です。ここを不退転の決意で充実させ、国民を富ませるのです。第三の矢は、あえて言うならば、前述の超高付加価値レクサスが海外で大成功するようなものではないでしょうか。あくまでもオマケとして考えるべきです。

拡大再生産を推し進めて来た日本の製造業、そろそろ方針転換をしなければ、グローバリゼーションの一つの駒として世界に埋没しかねません。

これは企業のトップだけでなく、政府自体も同じ意識、共通の概念を持たなければ始まらないのですが、全く気配さえ見えない現状を見れば、あちらを立てればこちらが立たずという、製造業トップの憂鬱は続くのではないでしょうか。


今でもアベノミクスにメリットを感じる企業半分、感じない企業半分で、
やはり下層になるほど不満ばかりだ…元々が金融や株価のバブル政策では格差構造が開いていく宿命だからである…


ゆえにこの半々は、永久に改善せずこのままだ。自民は嘘を言ってさも格差は一時的だとかナントカ世間をだますだろう…


実感…
している41%(非公表だがおそらく大企業や証券業ばかり)
してない34%(回答、中小の割合37%)


こういうのは日本ではトータルではマイナスとなり焦げ付いてしまう。元から格差構造の白人各国とは違うから。

http://mainichi.jp/select/news/20130621k0000m020127000c.html
アベノミクス:「効果実感」41%…東海の企業


毎日新聞 2013年06月21日 01時39分(最終更新 06月21日 01時58分)

 帝国データバンク名古屋支店は20日、安倍政権の経済政策「アベノミクス」に対する東海4県の企業の意識調査結果を発表した。国内景気が押し上げられていると感じる企業は41.3%で全国を1ポイント下回った。一方で、効果を実感できないとの回答が製造業の中心である中小企業に多く、同支店は「製造単価が上がらなかったり、円安による原材料高に不安があったりするのでは」と分析している。

 調査結果は、景気押し上げを「大いに感じる」が3.9%、「やや感じている」が37.3%。この二つの合計を業種別にみると、「サービス」が55.5%で最も多く、「建設」の50.4%が続いた。

 「あまり感じない」は23.5%、「全く感じていない」は10.4%だった。中小企業ではこの二つの回答が36.8%を占め、大企業の25%を大きく上回った。

 調査は5月下旬に2530社に対し実施し、有効回答率は44.3%。


 ◇


どうせ米国ルートからの指令でもある郵政株上場。
オトモダチ内閣しかしないアベチャンによって、あっちもこっちもオトモダチイエスマンばかりになってきているのが、そちらのほうが深刻…

http://www.j-cast.com/2013/06/21177777.html
日本郵政の新社長に、東芝相談役で民営化委員会委員長を務めた西室泰三氏が就任した。同社が2013年6月20日株主総会と取締役会を開き、正式に決定した。

就任記者会見で、西室社長は、日本郵政が目指す2015年秋の株式上場について「期限を延ばすつもりはない。できれば前倒ししたいぐらいだ」と、上場の早期実現に意欲をみせた。

西室社長は「8年前に決まった郵政民営化が、1歩も進んでいない。これを進めるのが私に課せられた使命。人生最後の奉仕だと思っている」と述べた。

ただ、現状について、「株式上場を実現する体制がまったくできていない」とも語り、「スピードを持って実現できるようにしたい」と話した。


どうせ中国は一党独裁をいいことに国内市場でやりたい放題だからって
日本まで日経平均操作を大々的にやってる始末…海外にアウトソーシングしたって依頼元はバレバレだ…
ウソばっかりついて、嫌がらせからコロシまで悪い工作ばかりやって
悪くも無い人ばかり悪いと決めつけてはつぶしコロシ
儲かってもいない市場をさも儲かってるかのように偽装する…


こういうのは、どれだけ緻密にやっても、権力をかさに押し通しても
かならず因果応報、雷が落ちてくるモノだ。現に小泉ブッシュ的なバブルも10年と続かず、跡形も残らなくてむしろ大企業は大やけどし、世帯は定収入や失業に苦しむ、後遺症…
日本経済にはまたいずれ天罰が下ることになる…庶民層だからってどこまで「自分のせいじゃない、上の連中のせい」などと言っていられるやら…


インターネット投票でも、マスコミの世論調査でも、かならずこうした各陣営のサクラが水増しを行い、声が大きい工作員数名がまるで数万人いるかのように偽装する…日本株の操作ともなると国際金融マフィアだろう…日本のヤクザや海外マフィアと言ったのが連携してうごめいていそうだ。

http://gendai.net/articles/view/syakai/143039
ハゲタカ株価操作 怪しい1分間

2013年6月21日 掲載


<安倍政権にも好都合>

 あまりにも値動きがおかしい――。20日、株式市場が引けた直後の午後3時過ぎから、兜町がざわつき始めた。「大引け直前に急騰した銘柄がいくつもあった」(市場関係者)というのだ。

 おかげで、日経平均終値は1万3014円とギリギリで大台をキープした。なおさら、怪しい動きである。

「20日は米FRBバーナンキ議長が、金融緩和の出口戦略を鮮明にしたことで、大幅下落も危惧されていました。しかし、為替は予想に反して円安に振れ、株式市場も底堅さを見せた。1万3000円台の死守で、株価反転の期待が高まっています」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 その裏で、「誰かが意図的に株価を操作している」という疑惑が浮上しているのだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資情報部長の藤戸則弘氏が言う。

JR東海の株価は午後2時52分に1万800円台で取引されていたのに、引け間際の1分間で急騰し、終値は1万1500円。一気に700円も値を上げたのです。20日は同じように不自然な値動きをした銘柄が多かった」

 キリンHD株は、取引終了の10分前は1564円だったが、5分前に1575円へ上昇し、残り1分で1669円までハネ上がった。わずか1分間に100円近く値を上げている。
 アサヒグループHDや味の素、第一三共住友電工、イオン、JR西日本……日経平均に採用されている銘柄で、似たような値動きが続出した。

好材料はないのに、残り1分で急騰するのは異常です。株価操作が濃厚でしょう。米SEC(証券取引委員会)だったら、必ず真相解明に乗り出します。ただ、日本のSECはどうでしょうか。株価は上昇したわけだし、恐らく動かない」(市場関係者)

 となると、海外ファンドはやりたい放題だ。
「20日が決算日だったファンドも多い。彼らが保有する個別銘柄の資産価値は、20日終値で算出します。終値が高いと、好決算ということになるでしょう」(藤戸則弘氏)

 参院選を控えた安倍政権にしても、株価はできるだけ高く維持したい。
「日銀のETF(上場投資信託)買い取りで株価を維持できなくなったら、ゆうちょマネーや年金基金を総動員するでしょう。大切なのは終値だから、取引が終わる直前に、高値で大量の買い注文を出す可能性があります」(金融関係者)

 終了間際、「1分間の怪しい取引」は当分続くことになりそうだ。





http://www.asahi.com/business/update/0621/TKY201306210014.html
2013年6月21日13時21分
東京株式市場、一時1万2700円割れ目前


 21日の東京株式市場も米国の株安の流れを引き継ぎ、日経平均株価は前日に続いて値下がりしている。一時は1万2700円割れ目前まで値を下げたが、その後下げ幅が縮まってきている。東京為替市場では、世界的な株安傾向を受けて、比較的安全な通貨とされる円を買う動きが目立っている。

 午後1時時点では、前日終値より73円94銭安い1万2940円64銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同12・45ポイント低い1079・36。午前の終値は、前日より113円27銭(0・87%)安い1万2901円31銭。TOPIXは同16・60ポイント(1・52%)低い1075・21。出来高は13億8千万株。

 米国の金融緩和が縮小すれば、株式市場に流れ込む緩和マネーが細るのではとの不安から、アジア市場も軒並み値下がりして取引が始まっている。市場では「米国発の『世界同時株安』になっている」(大手証券)との声も出ている。


日経速報15:14
日経平均反発、終値215円高の1万3230円


http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXNASFL210QM_21062013000000
株乱高下「円先安観が支え」「落ち着きには時間」
 21日の東京株式市場で日経平均株価が乱高下した。前日の米国株急落を受けて売りが先行したが、その後は次第に買いが優勢になった。日経平均は結局、前日比215円高の1万3230円で終えた。日中の高値と安値の差は627円となり、13日以来の大きさだった。株価が乱高下した背景や今後の相場見通しを市場関係者に聞いた。

以下は、上に引用したゲンダイのスクープのような国策レベルの巨悪を覆い隠しつつ、見せしめも兼ねての、小悪党逮捕劇であろう…セオリー通りに考察すれば。


ちょっと前までは有力議員は手取り足取りでインサイダー大もうけさせてもらい放題だったという週刊誌記事はごろごろあった。警察官だってパチンコ屋に接待されて出玉出放題の台で遊びまくっていたといった記事がこれまた何度もあった。

http://mainichi.jp/select/news/20130625k0000m040072000c.html
相場操縦:「時給100万円」…有名ネット仕手筋逮捕


毎日新聞 2013年06月24日 20時45分

 東京地検特捜部は24日、デイトレーダーで会社役員の杉本満容疑者(39)を金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで逮捕した。容疑は2011年1月末〜2月上旬、東証2部上場の不動産会社株について見せ掛けの注文を大量に繰り返して株価を425円から670円に不正につり上げた後、約13万株を売り抜けたとしている。

 証券取引等監視委員会が昨年8月に強制調査に着手したが、杉本容疑者は今年2月ごろから所在不明になり、特捜部が逮捕状を取って行方を捜していた。栃木県の那須高原を活動拠点にしており、同県内で警察が発見したという。

 杉本容疑者は割安な新興上場企業株などを大量に買い集め、インターネット上で投資家の投機意欲をあおって株価をつり上げる手法で「ネット仕手筋」と呼ばれ、有力経済誌に「暴れる個人」と紹介されたこともあった。捜査関係者や自身のブログなどによると、早稲田大在学中からネットで株売買を始め、一時は3億円の資産を築いたとされて話題を呼んだ。

 11年のブログでは、逮捕容疑となった銘柄の不動産会社について「現状の株価は驚異的な安さ」などとアピール。翌年には「仕手筋のように思われているかもしれませんが、株価操縦的行為はしておりません」との書き込みもあった。ツイッターでは「(投資で)時給100万円」とつぶやき、山積みの札束の写真を掲載するなど好調ぶりを強調していた。