過去10年間で、ちょっと記憶にないことだった。
巨人軍にいきなりふたつも国民栄誉賞…
大人なら国民栄誉賞は政権が与えることは知っている人も多かろう。
そして、王さんを筆頭に、受賞者はそう多くはない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E6%A0%84%E8%AA%89%E8%B3%9E#.E5.8F.97.E8.B3.9E.E8.80.85
それでなくても、アニメ・ガールズパンツァーの大洗イベントに石破幹事長が祝電を送ったり、防衛省が陳列用の戦車まで貸し出したり、ニコニコ動画のイベントに安倍総理が出向いてその戦車に乗ったりと（しかも自宅を出てすぐに追突事故というばちあたり）http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20130427/1366988824
験担ぎの意味でも悪い要素があって、
第96代内閣＝クロ内閣。
白川総裁＝シロ総裁をいじめてインフレ政策を押しつけつつ退陣させつつ、黒川総裁＝クロ総裁という傀儡を送り込んだ。
しかもクロい憲法９６条＝憲法改正の制限条文の”撤廃”のためこれに手をつけて両手を黒くしようという…
まっくろクロすけ…
『神々の暗示』がこうまで色濃く大きく顕現するのは、非常に珍しいことなんだよ。ふつうはもっとひとつふたつが、気づかないぐらいに暗示される程度なんだが…それだけ神々も強い口調でやめとけと諭している可能性が高い。
民主党政権をはじめ左派勢力は、支配者慣れしてないのでたいしたことができないし、小悪事でもすぐボロが出ちゃうので安全装置になりやすい…
日本では右派自民政権は長年日本を牛耳ってきた高齢ベテラン集団…したたかにバレずこっそりと悪事をいくつも重ねては成功するので、じつは危険要因が大きい。
実際、やりすぎというぐらい、滑稽な右傾軍国パフォーマンスを繰り返している。小泉だってここまではしなかった（イチローは小泉に打診され固辞している）。
あまりに白々しすぎて、低レベルすぎて、まるで民主党政権の左派バブル真っ盛りのばかばかしさと『実は共通』していて、だから滑稽なのだ…身内や地元民だけで盛り上がってるしょぼい祭りのようで…
巨人軍こそは読売ＣＩＡ子分そのものであり右翼方の本山であることも大人なら知っているだろう、程度の差はあれ。
そこへいきなり二つも国民栄誉賞、んで授賞式は生放送で、あのお坊ちゃんのまま年をとったような顔つきのアベがバンバン映ると…
なんの冗談かと思った。
今はいいだろう、過熱させすぎの株バブルも、過度のパフォーマンスも、劇薬で有毒ながら、いまはまだ即効性のカンフル剤にはなっている。
だが劇薬は劇薬であり、長くは使えないのは医学常識。医学は万事に通ず…たいていのことには宇宙自然の共通性がある。カンフル剤にばかり依存する安倍政権は、短命政権を約束され、その自覚の元にいまは必死で客寄せパンダを演じきっている…圧倒不利のＴＰＰまで参加約束したりして。
まだ当面、一年総理が続くと言うことだ。
日本というのは医者に行きたがらない年寄りと一緒なので、
あれもこれもとことん焼き付くまで放っておく。
だから政権が進めば進むほど、治るはずがない難病持病を、無理矢理に治していくか、治しているように見せかけるか、するしかなくなる…野田もアベも内心はばかばかしいとおもってるケースも少なくないだろうが、そういうことだ。演じるのであって、素ではないということだ。
各政権はそれだけ無茶をいくつも背負うのだから、寿命は短くなる…無理難題をひとつかふたつどうにかこなすと、次の総理へたすきを渡す…
個人的私見だが、その１スパンがたまたま１年と言うことであるように見える。本当はもっと９ヶ月とか１５ヶ月とかでも政権としてはかまわないとしても、社会と連動するから様々な都合を調整（選挙が絡む場合はなおさら）すると一年ぐらいになってしまうのだろう。
そうでなくても安倍総理は欲張りすぎる。
第一次でもそれで無数の矢を放たれてしまったし、第二次の今もさっそく看板を次々に立てすぎて、じつはものすごい数の矢を射られる準備万端に陥ってしまっている…報道でもわかるとおり野党だって内閣支持率と景気回復傾向によって『黙らされているだけだ』し、それはイオンを筆頭に小売業界の大半がそうだ…投資家・富裕層・ラッキーマンだけの狭すぎる株バブルのおかげで、小売も燃料コストもどんどん締め上げられている…
無理難題をいくつかこなして一年ぐらいで総辞職するか
反転攻勢で無数の矢を射られて炎上してしまうか
これは震災における地盤プレートと同じで、蓄積すれば蓄積するほど、そのレバレッジ効果…バネの反動はものすごくなる。マグニチュードは１違うと３２倍、２違うと１０００倍だ。
だからとことんボコボコにされる前に退陣した方がいいのだ。これに同意してながらく１年で退いてきた節もある。
どのみち、長期政権がやれるような国情では、すでにないのだ。
日本だけが特有の永続デフレに陥ったように、日本固有の内情は先進各国のなかでもやはり異色なのだ。
わかりやすいお手本は、アニメ・グレンラガンの第三部だろう。
月が落ちてくるほどの末期的事態では、いかに政権持続が困難か、公開処刑じみたみせしめとしての政権交代がいかに重要か。
◇
…とまぁ、政治じみた講話になってしまったモノの
個人的に素直に書きたかったのは以下なんだよ。
「あんな半身麻痺で末期老人になった長嶋を、公の舞台に引っ張り出してスポットライトをあびせて…やってくれないほうがよかった」
お迎え間近の寝たきりや半麻痺の元ヒーローなんて視たくはない。それが政治利用だと言うことが露骨にわかるからムカッときたんだよ。
