先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

イオンモールの店内をみれば、アベノミクス型のインフレ誘導・株価バブル依存は短期で失敗することがよくわかる

高度成長:
・みんな貧乏、イオンモールどころかダイエーIYすらいけない
・貧乏人がみんなで一斉に豊かになっていく、馬車馬のように働く、自国製品が国内外で世界中でとても売れまくる
・だんだんダイエーIYが売れてきて拡大、ついに「次はイオンモールだ」というところまでくる


いまの日本;
・みんなイオンモールくる…イオン日の出には地元農村民のジジババもいっぱいくるし、着飾ったニュータウン連中も来るし
・16時から十数個限定のチーズケーキを売り出して売り子が盛んに呼びかけるが、『誰も買わない』値段はホールサイズで600円だったかな。
・だけど、向かいでデフレ価格セール開催中のベーカリー、カンテヴォーレは大行列…一個一個包装するので時間がかかってるだけとは言ってもかなり客多し
http://tabelog.com/tokyo/A1330/A133001/13046794/dtlrvwlst/4202555/
http://www.aeon-bakery.co.jp/


いわばアベノミクスってのは、当事者が失敗するのがわかっててもバブルを起こすためにあえてやってるだけ。政治家としては三振戦が終わるまでだませればいいし、数年間ダマして逃げ切れば成果ということにできる。


小泉改革の時は、不良債権処理や民営化をやって、そのために行政改革という下地づくりも次々にやった。
いわば次にくることがわかってたマネーバブルの下地作りを丁寧にやっていたので、きちんと好況に乗っかって上昇トレンドにすることができた。


けどアベノミクスは違う。先進各国的に、もう先のアメリカイギリスのマネーバブルのようなことはできない。いわば世界好況を起こす材料はない。だから各国投資家たちはいらいらが募っていて、ひとまずアベノミクスでもいいやと飛びついてるだけ。
世界好況があり得ないんだから、先進国で付加価値商品を売らないと収益が改善しない日本の大企業には活路が開けない。


「インフレ誘導ぐらいしか、やることねーや、とりあえずやっとけ」
でしかない。


同じものを売ってればどんどん価値は下がる。ついには王侯貴族のごちそうでもいずれ100円になる。デフレにはいろいろな原因がある。
・飽きられ、陳腐化
・値下げ販売努力
インフレ誘導とは、小売りの値下げ努力を無にする面がある。「どんなくっだらない商品でも、自動的に価格が上昇」するので庶民消費にとっては迷惑だ。
スーパーは、景況感がすこし改善したからと油断したのか、おなじ弁当をいきなり100円値上げして売ってるオザムみたいなところもあるが、なんせあすこは安くても高くても売れないでダブついてる…どんな商品でも。
(ちなみにおれは、100円安かったときはたまに弁当買ってたけど、いまは素通り…これが政策インフレ効果です、オザムは政策を間違えたことになる…明らかに昼飯時でもあまり陳列してる弁当すべて減らなくなってるし。対して西友はあいかわらずのカカクヤスク路線を維持)


コストの感覚を、庶民側からも、企業側からも、まっっったくわかってない=当事者経験がない、そんな御用学者や世襲政治家だから。
そりゃ、ズレたことしかやれるわけがない。まさに「パンがなければ以下略」みたいな発言や実行となる。


(ちなみにマリー妃はそんなことは言わず、むしろ原文だと「バケットがなかったら、菓子パンに近いものがあるじゃない」という、全然まともな内容http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88#.E3.80.8C.E3.83.91.E3.83.B3.E3.81.8C.E3.81.AA.E3.81.91.E3.82.8C.E3.81.B0.E3.80.8D.E3.81.AE.E7.99.BA.E8.A8.80


 ◇


中国では、公安や地方自治体のストーカー工作がものすごいそうだ。一人っ子政策に違反した女性と言うだけでものすごい監視網がつくそうだ。さっき民放の報道番組で現地レポートやってた。


おれも小泉政権の頃からこういうストーカー監視の連中に絶えずつきまとわれ様々なイヤガラセや危害をくらうことがもう10年休みなく続いている。これは当時にインターネットが庶民化したのでいろいろ言えるようにあったことが大きい。当時から政府筋は右翼左翼宗教団体などとるんで市民監視網をしいていたのだ、2chだのはその一部である。


アベノミクス政権も、やはり小泉政権とおなじ自公政権だし、なによりよく言われるように「時代が逆戻りした」実態があちこちで言われてるから、ほんとストーカー監視工作にしても「10年前と全部同じで、なにひとつあいつら変化してないな」というのは、毎日毎日、外出先、買い物先へ押しかけてくる馬鹿右翼創価らをみていればわかる。10年前を思い出せば、まるで鏡写しのようだ。


昔に依存する連中に、明日はつくれない…ゆえに日本は座礁して沈没することだろう…
あれもこれもずっと昔と同じでいいんだとか…ずっとおなじ方向へ直進していればいつか座礁するだろうが・・・


あげく「なんでもプロさまだけに任せておけばいい、ほかの奴らは黙ってろ」みたいな排他的な連中が大手をふるうようになってきた…旧態依然だの、既得権益だのがぶり返してきてる証拠だ。
御用学者とか、役人とか言った、独占的職権をもってる連中は、自分たち以外が頼りがいがあると仕事がなくなってしまうので、片っ端から因縁ふっかっけてつぶす工作部隊を要している。


当然に御用学者も役人も非効率的で馬鹿が多いので、世の中がかならずしも有能とか効率的ではなくなってきてしまい、なんでもかんでも公務員だの堅物の御用学者だのが仕切るようになって…そいつらの人数も非常に少ないから目が行き届かず人でも足りなくなって…沈没する。


なんでこう劣化ばかりしたがるのか日本は…1500年も百姓と武家しかいなかったので、戦後経済成長が行き詰まってくると先祖返りしてしまう=野蛮人文化がぶり返してしまう。


殿様ハハー、公家様天皇様ハハーってやってた時代って、稲作とせいぜいわずかな軽工業でしょ…
おなじノリで、ハイテク産業すら行き詰まった時代に、その次の時代を創れるわけが、ねえだろが…


貧すれば鈍する。


『公家と天皇と殿様と木っ端役人だけで、なんでもかんでも国家社会のすべてを、完璧にやってみせろ』ってんだよ。
言葉は乱暴だが、これにつきる。いちばんイデアを突いている。


おそらく国際シナリオ的には、まずは左側の民主党政権に好き放題にやらせてから大転倒させたが、次はアベノミクスをはじめとする右側の自公政権にも大転倒をさせる気だろうと予測する。愚鈍な勢力を片っ端から懲りさせる算段であろうと…でないと国際社会が、より賢く前に進んでいくことができないからだ。


…・まあそんなわけで


アベちゃんとやらが間違えたのは、第一次内閣の時はおれとコンビを組んでたくせに(くまされたと言うべきか…小泉政権末期にあれと組まされると告げられたときに嫌な予感はしてたんだけど)
第二次になって、おれにリフレ批判されたとたんに怒り出して、
このおれにむかって機銃掃射をきょうのきょうまで繰り返してしまったことだな…おれを知る全国各地各方面のああいう勢力やああいう地位の人々=各位は、これを傍目にどう思っただろうなあ。


片っ端から粛正しているウチはいい…だがその最後はヒトラーなり信長だぞ…とかいうとまたアベの手下は「あいつはこんな生意気なこと言ってましたので、半殺しにしてきます」などと大勢でストーカーやイヤガラセをしにくるんだが。


中学だか高校時代、社会科の授業中に恩師にむかっていきなり攻撃的な問いつめをして、返答がなかったんで「俺が勝ったーーー!」と息巻いたと、自伝の自筆書籍に書いちゃうような人間だからな…そりゃオンチのくせに国際社会の壇上で歌いもするわ…恩師いわく「まだ相手は未成年なので大人相手のように本気でやり合って傷つけたくなかった」という…非常に常識的な人だったよ。


おれはボンボンは嫌い。幾人かつきあったことはあるけど、だいたいどっか抜けている。世間ズレが痛々しい。

http://gendai.net/articles/view/syakai/141237
下関市長選で代理戦争 安倍首相絶対に林農相許さない!



2013年3月2日 掲載
 安倍内閣に内紛勃発か――。〈安倍首相VS.林農相〉のバトルが、政界で話題になっている。地元の下関市長選で、激しい“代理戦争”をしているのだ。
 安倍首相は衆院、林農相は参院とすみ分けているが、地元はともに山口県下関市中選挙区時代は、父親同士が同じ選挙区で血みどろの戦いを演じてきたライバルの家系である。

「3月3日に告示される下関市長選で、ケンカを売ったのは、安倍陣営です。現職の中尾友昭市長(63)は林農相の系列。地元の評判も悪くなく、当選確実でした。そこに安倍陣営が地元市議(36)をぶつけてきた。まさに“平地に乱”を起こした格好。おかげで下関市は、安倍支持派と林支持派に真っ二つです」(地元関係者)
 それにしても現職の総理側が、ここまで閣僚に対して牙をむくのは前代未聞のことだ。

「安倍さんはボンボン2世の甘チャンですが、自分に刃向かった人間は許さない。狭量な男です。林農相は、親の代からの天敵のうえ、昨年秋の総裁選に手を挙げて自分と争った。絶対に潰すつもりでしょう。農相に就けたことで、処遇したようにも見えますが、まったく違う。農相に就けたのは、イジメですよ。今回、農相はTPP参加をめぐって本当に大変なポスト。しかも、商社出身の林農相は、ホンネではTPP参加に賛成なのに、農業を守るために立場上、反対せざるを得ない。相当にストレスを感じているはずです」(自民党関係者)

 意外にも、地元下関では、安倍首相より林農相の方が評判がいいらしい。東大卒の林農相には“将来の首相”という期待も大きいという。林本人も、いずれ衆院にクラ替えするつもりだ。安倍首相は、それも気に入らないらしい。
 3月10日に投票される下関市長選がどうなるか。首相サイドが大敗したら、笑いモノになるのではないか。

内ゲバの最後は、二人で殺し合ってサドンデスで一人になること。


…というかアベノミクスってさ、
ホリエモン時価総額世界一を目指すグレーゾーン行為そっくりだよね。
グレーで逮捕収監だから、アベも逮捕収監されるの?
きっとアベノミクス騒ぎもあるタイミングでバブル崩壊とか足踏みとかになって、ホリエモン逮捕の時の取り付け騒ぎみたいな状況に陥るでしょ…その頃には日用品やガソリンなどの物価が上がりすぎてみんな窒息しかかってていらついてるだろうし(製造も小売も売れてくれない、物流は運べない、消費者は買えない…)、企業収益も業績も思うように回復はしてなかろうし。


 ◇


以前からフィナンシャルタイムズは、アベノミクスに懐疑的姿勢を混ぜることを怠らないでいた。
ただ以下の記事はむしろバーナンキ方式万歳とばかりに、もっとやれとしめくくっている…どっちなんだよ。
とかく問題なのは、日本企業は投資は控えるし貯金はしまくると言うことと、もう今後は派手な海外進出もない。そして刷った紙幣は銀行の棚にぜんぶ仕舞われるだけ…基軸通貨として世界中で使えるわけではないからだ…まだポンドだのユーロの方が流通している地域があることだろう。


やれリフレ政策だのと言うワンパターンな切り口は、だから『おかしい』。ローカル…国ごとの固有条件を踏まえていない。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37304



行く手に待ち受ける2つの危険

 ここで2つの大きな危険を予想できる。明らかに相互に関連した危険だ。
「日本のデフレは2011年も続く」、IMF報告

大きな危険の1つは円相場の暴落とインフレ昂進〔AFPBB News

 第1に、新たなアプローチは、近隣窮乏化政策を目指す意図的な試みと見なされる可能性があり、その結果、危険な報復をもたらしかねない。

 次に、これが円を保有している投資家の逃避を促し、円相場の暴落とインフレの昂進をもたらす恐れがある。

 1つ目の方が差し迫った危険で、2つ目の方がより遠い先の危険だ。どちらのリスクも、政策転換を、正常な状態へ戻る確かな出口によって裏付ける必要があることを示している。

 さて、最後になるが、金融政策の抜本的な変更で十分なのか? その答えはノーだ。短期的には、政府は赤字をマネタイズできるし、そうすべきでもある。だが、長期的には経済のリバランス(再調整)を図り、政府が創出した需要への依存を減らさなければならない。

 筆者が2月6日付のコラムで主張したように、政府は最終的に構造的な財政赤字を減らさなければならない。

 これを実現するためには、日本の民間部門が、政府の赤字に対応する構造的な資金余剰を減らさなければならない。こうして、日本の企業部門は長期的に、投資に対する内部留保の余剰を削減しなければならないのだ。

 民間部門の資金余剰を減らさないとすれば、経常収支の黒字を永続的に増やすことになるが、これは世界第3位の経済大国が今、採用してはならない策だ。これを採用すれば、過剰貯蓄に苦しんでいる世界経済を不安定にしてしまうからだ。


ってか、以下のような経済記事は今までに無数にあって、それを数年間でいくつも読んでた人なら『周知の事実』だが…
「にほんの産業の復活?無理無理」(特に家電とか半導体とか言ったあの一連)
無理だからこそ、ギャンブルアベノミクス依存をあえて仕掛けたとも言える。日本車もたしょうは日本にしかできないアドバンテージが国内ビッグ3に残ってるからどうにかなってるが…でも3位のホンダはギブアップを公言し、規格・部品の共通化をばっさり進め国内パーツ下請けメーカーを切り捨てることを発表。

http://diamond.jp/articles/-/32953
日の丸家電敗北の真因

要は「どんだけ高品質でも、マジメにやってきてても、時代の変化に乗り遅れてコケてしまえば敗者となる」


アベノミクスを強引に推進するために安倍政権は右翼や創価のごろつき多数を、少しでも反対意見を言った市民を追い込み工作で脅し、ストーカーイヤガラセを繰り広げさせている。
なんだか高尚な金融政策をやってるように見せかけているが、なぜか組織暴力を派手に頼って国民弾圧を展開している日本政府・自公政権…おかしいだろ?


殴る蹴るによって封建・口封じを行うような産業があるならば、それは最初から『詐欺』なんだよ…最近の言葉だとブラック企業とかいうあれ。


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プラセボ…「〜は健康にいい気がする」

http://agora-web.jp/archives/1522797.html

同時投稿 アベノミクスという偽薬

池田 信夫


きのうは片山さつき氏の政治資金パーティで、ロバート・フェルドマン氏と議論した。会場に来ているのは片山氏の後援会のメンバーが中心なので、当然アベノミクス賛成派。フェルドマン氏も「超強気」というアウェーの闘いを強いられて緊張したが、意外に意見は一致した。
フェルドマン氏も量的緩和でインフレになるとは考えていなくて、大事なのは「期待」だという。株価が上がっているのも日銀の金融政策のおかげではなく、安倍首相の「プロ・ビジネス」の姿勢による期待だ。円相場も同じで、EUが「通貨安競争」を批判するのはお門違いだ。今の円安相場は本来の水準に戻っているだけで、1ドル=100円ぐらいまでは行くだろう。大事なのは、このチャンスに社会保障などの改革をやることだ。

私も同じ意見で、インフレになることは景気回復の必要条件でも十分条件でもない。本質的な問題は、古い産業構造が温存されているために大きな雇用のミスマッチが残っていることで、これを解決しないで物価だけ上がっても意味がない。

アベノミクスはインフレを起こすことのできない偽薬だが、偽薬にも効果があるので、副作用がなければいくら出してもかまわない。だから究極の問題は、現在の財政状況をどう見るかだが、長期金利は0.6%割れという10年ぶりの低水準だ。

これはマーケットが財政に危惧を抱いていないと同時に、インフレも予想していないことを示している。ブレークイーブン・インフレ率は1.3%程度だが、これは消費税率の引き上げを織り込み始めていると考えられる。5%の税率アップで消費者物価は3%ぐらい上がるので、まだ半分も織り込んでいない。実際に上げるのかどうか不確実だったが、景気の好転で確実に上がることが見込まれるようになったのだろう。

岩田規久男氏のいう「準備預金70兆円」という程度は日銀がすでにスケジュールに組み込んでいるので、黒田・岩田体制になっても日銀が予想外の「大胆な緩和」をすることは考えられない。だから偽薬がきくのは、首相に求心力がある今のうちだ。安倍内閣の支持率は75%で上昇中という近来まれに見るいい条件なので、偽薬のききめがなくなる前にTPPや雇用規制の緩和などの「苦い薬」を飲ませる改革をしてほしい――というのが私の結論だった。