先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

安倍フィーバーに限らないが

まがいものなら、コケなくてはならない。
本質に満ちているなら、成功せねばならない。


嘘から出た誠になることもあろう。


とかく、ただ足を引っ張るだけにはしないことだ。(コケさせてはならない)
が、過剰な追い風や応援も不要。(成功させようとしてはならない)
ありのままに。


以下、比較的、冷静に安倍政権を観察している識者記事を引用。
原発再稼働うんぬんは、経済学者でしか無い人々は知見が偏っているので、無視していい。経済脳で考えたら確かに再稼働しないなんておかしいとなるだろうから…殺人がべらぼうに儲かるなら、殺人で儲けないのはおかしいとまで極論に到達しかねない)
素っ裸の人が必需品をそろえると膨大な金がかかる。そこからさらに中流、上流で、通用していくためのリプレイスにはもっと金がかかる。経済成長は『それだけ』だ。
すでに金持ち物持ち、なんでも安く買える今の日本に、もう成長の余地は無い。大人になったら背は伸びないんだから内面を磨いたり、大人なりのことをするしか無い。
ホルモン剤を飲んで国民全員3m超の巨人になるか?
毎日三食、特上の寿司だけを食べるか?

http://agora-web.jp/archives/1509494.html

期待水準と生活水準を下げることが必要

私は、「低下する経済成長、行き詰まる資本主義」で、(1)フロンティアの枯渇 (2) エネルギー制約(エネルギー産出の絶対量が今後減少する) (3) 技術革新がエネルギー革命でない、という三つの要因から、先進国は、今後、非常に低いかマイナス成長に陥ると予測した。 

一方、ノースウエスタン大学教授のGordon氏は。「米国経済は、もうイノベーションでは救われない」で同じように技術革新が経済成長に結びつきにくくなっていることを主張し、やはりアメリカ経済は実質年1%程度の低い成長に留まることを予測している。

米国の経済成長の先行きは暗い。政策によって解決するのは困難だ。それを疑う人は相応の反論を示す必要がある。

 

とGordon氏が述べているように、アメリカのみならず、今後、先進国は高い成長をすることは望めない。 技術革新が、世界経済のパイを大きくしないのは、ほとんどの技術革新が一人あたりの使用可能エネルギーを拡大しないからだ。 例えば、Gordon氏が挙げる、Googleの自動運転自動車は、実用化すれば確かに便利だが、既存の自動車が自動運転車に置き換わるだけで、世界経済全体のパイは大きくならない。 今の世界経済は殆どゼロサムゲームになっているということだ。 高い経済成長は最早望めないことを覚悟すべきだ。

また、ここまで財政危機が深化した状況では、 生活水準を下げ、増税に耐えることがどうしても必要だ。 現在の我々の生活水準は、持続可能でないことを認識することが必要だ。
  
現実的な対応は、現在ある均衡を、望ましい方向に動かすように、経済の基礎条件を変えてゆくこと、即ち、潜在成長率を上げてゆくことであり、それが望ましい。 

国を開き、移民を受け入れることで、生産年齢人口の減少や、市場の縮小を防ぐ、ことを考えるべきだ。 エネルギーの大半、食糧の半分以上(カロリーベース)を海外に依存する国が、国内市場を海外に閉ざしても破滅を招くだけだ。 日本は単独では成り立たない国なのだから、海外との連携を強め、国際社会で一定の役割を果たしてゆかない限り、未来は閉ざされる。国際分業の一端を担うことで、多くの国と経済を地続きにしてゆかないと、生きてゆけない。


要はリフレ政策と土建優遇策では、ろくでもない未来100%ってこと。

http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65772848.html
 輪転機安倍が輪転機をぐるぐる回せばいいみたいなことを本音なのか冗談なのか言っていたそうだが、インフレにするだけならこんなに簡単なことはない。無制限に刷るだけでもやがては円の信用が無くなって、円安になることによってインフレになるだろう。もちろん円の信用が無くなって起きるインフレを制御できるかどうかは別問題だ。しょせんは紙切れである以上、一度失った信用を取り戻すのは簡単なことではなく、場合によっては日本ではドルが主流になって、円は誰も使わなくなる事態もあり得ない話ではな。そうなったらインフレを止めることはほとんど不可能になることだろう。
 そして国土狂人化計画と称してばら撒く予定だそうだから、急激な土建屋の膨張によって人件費が大きく上がってしまう。どういうバラマキを行うのかは知らないが、実際の公共投資の多くは天下り官僚の仲介した土地の買収など費用に使われることになるが、どうも国土狂人化計画は用地の買収などではなく新しく作りなおすことが中心だそうで、それだと毎年20兆円のほとんどが土建屋にいくことになるから、この業界の肥大化は相当なレベルに達するのではないかと思われる。おそらく最初の年は、人手が足りなくなって入札に参加する企業もゼロみたいな事態にまで陥ることも想定できるし、これに対応するために人をどんどん雇っていくようになっていく。
 このように土建屋が肥大化することによって集票力となって、自民党はインフレになってもバラマキをやめることができずに財政が発散して輪転機安倍の真骨頂によって最後は直接に日銀引き受けをやるようになることは十分に想像できてしまう。あげく、国債暴落による銀行救済のためにインフレが発生していても輪転機をぐるぐる回し続けてインフレが止まらなくなっていくことも想像できる。

何度も言ってるが、『なんでも反対、野党さん』のノリで政権交代が続くだけでは逆効果だ。
アメリカは共和と民主でつぶし合いなどせず、基本は継承的、進化的だ。それぞれの得意分野を延ばす方向性が重視されている。…翻って日本はただ子供のケンカでとことんつぶし合いに終始していて国際社会の笑いものだ。

http://www.fnn-news.com/fujitv/
安倍内閣が本格的に始動し、民主党政権が進めた目玉政策などの見直しが進められている。
下村文科相は28日の会見で、朝鮮学校について、学校が朝鮮総連の影響下にあり、拉致問題に進展がない中、国民の理解が得られないとして、高校無償化の対象にしない方針を決めた。
文科省では、これまで朝鮮学校の無償化の適用について検討を行っていたが、28日、その根拠となっていた省令の規定を削除する改正案を発表した。


また茂木経産相は、閣議後の会見で、民主党が鳩山政権時代に打ち出した、2020年までに温室効果ガスを25%削減するとの目標を見直す考えを示した。
茂木経産相は「多くの原子力発電所が停止し、LNG(液化天然ガス)や石炭火力への依存は、当面の問題として避けられない」との認識を示したうえで、25%削減目標を見直す必要があると述べた。

民主側は、畜生と思うこともあろうし、内心ありがたいと思う部分も出てくるだろう。いずれにせよ、冒頭に書いたとおりだ。


 ◇


各方面の、極右と相容れない識者らが駄目出ししてるだけなのに、掲載しただけの新聞社が謝罪させられてるという…ここでもう安倍内閣の短命さが約束されている…しかも自陣営の非道ぶりによって。
ってか極右媚びでなんと株数を維持するようになった産経なんて真逆の意味で同レベルだけど…極右賛美と左翼非難がひどすぎて浮動層もあきれて購読しなくなったよね…


…知らない一般人のために言っておくが、「ネット上で数が多く見せかけるサクラ工作」「抗議の電話の数が多いように見せかける工作」は、選挙で同一人物が複数回投票に行く工作よりもカンタンだから、横行しているよと。集中的にかかってきてるからむしろ大半が右翼勢カルト宗教勢=2ちゃんねるカキコミ工作員の仲間、だと業界人にはバレバレ。ちなみに2ちゃんねるは自称・便所の落書き。でJCASTは実は右翼擁護系で産経に似ており、ゲンダイと東京は左寄り。

http://www.j-cast.com/2012/12/28160077.html
東京新聞中日新聞が2012年12月27日付朝刊に掲載した安倍内閣に関する特集記事が、「最低すぎる」「便所の落書きレベルだ」と読者やネットユーザーから厳しい批判を浴びている。

各界有識者に新内閣の印象を閣僚人事などから語ってもらうという内容だが、「ネトウヨ内閣」「厚化粧内閣」など紙面の大半を否定的な評価で埋めてしまったからだ。中日新聞名古屋本社には27日だけで100本近くの電話が殺到し、担当者は頭の下げっぱなしだったという。
「『敗者復活』の『逆戻り』」「『改憲』狙いの『厚化粧』」

「安倍新内閣 名付けるなら」というメーン見出しの特集記事にコメントを寄せた識者は、慶応大教授の金子勝さん、エッセイストの北原みのりさん、作家の宮崎学さんら計10人。それぞれのネーミングを紹介すると、「戦争ごっこで遊びたい『ネトウヨ内閣』」と名付けたのは北原みのりさん。宮崎学さんは「国防軍オタク内閣」と評し、政治評論家の森田実さんは、閣僚メンバーに極右が目立つとして「極右はしゃぎすぎ内閣」と名付けた。

慶応大の金子勝教授は甘利明氏を経済再生担当相に起用したことを問題視し、脱原発に逆行する「逆戻り内閣」とネーミングした。高崎経済大の國分功一教授は、憲法改正や日銀法改正に絡む安倍首相の発言などから「学力低下内閣」と命名し、元沖縄県知事大田昌秀さんは「新内閣は『改憲内閣』になりかねない」。人材育成コンサルタント辛淑玉さんは、党役員に女性を起用してタカ派の素顔を隠す「厚化粧内閣」と指摘した。

このほか、作家の高村薫さんはそこそこの優等生を集めた点で「そつなくまとめてみました内閣」、脱原発デモ主催者の松本哉さんは「まぐれ敗者復活内閣」「期待度ゼロ内閣」、市民団体「子供たちを放射能から守る福島ネットワーク」世話人の椎名千恵子さんは「福島圧殺内閣」と名付けている。

ちなみに東京新聞のサブの見出しは、太い黒文字で「『敗者復活』の『逆戻り』」「『改憲』狙いの『厚化粧』。中日新聞のレイアウトは、右手を挙げて官邸入りする安倍首相の全身写真の周りを「ネトウヨ」「改憲」「学力低下」などのネーミングが取り囲んでいた。


「記事擁護の電話は皆無だった」

東京新聞中日新聞東京本社発行)と中日新聞によると、物議を醸したこの特集記事は、東京新聞特報部が取材・執筆した。特報部の記事は東京新聞だけでなく、中日新聞にもレイアウトや一部見出しを変えて掲載されており、発行部数270万部を誇る中日新聞の名古屋本社には掲載日の27日早朝から抗議の電話が殺到した。

名古屋本社読者センターによると、電話は27日だけで100本近くになり、数は減ったとはいえ28日も相次いでいるという。ほぼすべてが怒りの電話で、「よく書いた」という声はほとんどなかった。「余りにも偏った記事」「評価する声を敢えて無視したのか」といった意見が多かったという。

発行部数約55万部の東京新聞への苦情電話は27、28日を合わせて10本程度だった。東京新聞特報部に「なぜ否定意見ばかり載せたのか」と質問したところ、「他にも多くの人に依頼したが断られるなどしてこの10人になった」と回答した。「結果として『バランスを欠いている』と指摘されれば否定はできないし、もう少し(表現について)オブラートに包むべきだったかもしれない」とも答えた。

一方、この記事を巡っては当然のようにネットユーザーも燃え上がった。

便所の落書きレベル」「ユーモアに昇華させるセンスも無いのか」「マスゴミ…さすがに品がなさすぎるぞ」「中日新聞命名するとお下劣新聞だ」「赤旗のほうがなんぼかマシだ」「中日新聞、徹底的に叩くぞ」。

こうした意見がネットの掲示板やツイッターに途切れることなく書き込まれた。

「思想の左右は置いておくとして、いくらなんでもこれは報道ではないだろう」「この新聞壊れてしまったの?」「さすがにこれは言論の自由を履き違えてはいないか」

と言論機関としての基本姿勢に疑問符をつけるコメントも多かった。

記事を評価する意見はないかと目を凝らして探したものの、見つけることはできなかった。


http://gendai.net/articles/view/syakai/140303

創生「日本」から10人入閣 これが「均衡人事」の正体だ!
2012年12月27日 掲載


官邸は全員がメンバー
 町村派4人、岸田派4人、額賀派3人――。安倍新内閣は各派閥のバランスを取った「均衡人事」といわれているが、実態は違う。右翼的な思想を共有する“ウラ派閥”が多数派を形成しているのだ。

 安倍が会長を務める超党派議連「創生『日本』」に所属する議員が、ナント10人も入閣した。内閣の半数以上を占める大勢力だ。

創生日本は、自民党総裁選でも積極的に安倍氏をもり立てた。事実上の“安倍派”です。もともとは自民系の保守派議員59人が立ち上げた勉強会。平沼赳夫のように離党して他党に移る議員が増えて、結果的に超党派になりました。今では自民党、維新の会、新党改革みんなの党と、あちらこちらに所属議員がいます」(自民党関係者)

 07年のスタート時から、今は「維新の会」の平沼赳夫が最高顧問を務めている。「保守の結集」や「戦後レジームからの脱却」を理念に掲げる右翼集団だ。

「安倍首相は、創生日本の会長代理を務める古屋圭司国家公安委員長に、副会長の下村博文を教育改革を主導する文科相に就けた。さらに山本一太副幹事長を沖縄・北方担当相に据えるなど、右翼政策の要所を創生日本タカ派議員で押さえています」(前出の自民党関係者)

 麻生太郎副総理や小野寺五典防衛相らも「創生『日本』」のメンバー。中でも、初入閣の新藤義孝総務相稲田朋美行革相は昨年8月、竹島に近接する鬱陵島の視察を強行しようとしてソウルの金浦空港で入国拒否された“いわくつき”だ。さっそく韓国の聯合ニュースが「極右性向を持つ側近議員を閣僚に登用し、右傾化が加速」とカミつくなど、近隣諸国は「創生『日本』」がハバを利かせる組閣人事に神経をとがらせている。

 党役員人事を見ても、高市早苗政調会長塩崎恭久政調会長代理、鴨下一郎国対委員長は3人とも創生日本の副会長だ。

 官邸人事はもっとロコツ。菅義偉官房長官はじめ、加藤勝信世耕弘成の両副長官、さらには首相補佐官木村太郎礒崎陽輔衛藤晟一まで、全員が「創生『日本』」のメンバーで固められた。

「政治家本人の資質なんて二の次。気心の知れた創生日本の仲間を集めた“タカ派お友達内閣”なのは明らかです。平沼氏が入閣しなかったのが不思議なくらいですよ。取り巻きしか信用しない度量の狭さは、5年前からちっとも変わっていません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 これじゃ、今回も官邸崩壊は早そうだ。

安倍政権の手下の右翼を名乗る、アンチャンワルや、右翼気取りでうまくそそのかされて挑みかかってくる中高生のワルガキ…
要はネットで右翼左翼やったつもりになってる、ガキが多い。数集めのために素人やアマチュアを多数集めていると、連中の幹部自身が言っていた。


…そういう意味でも、まずこの政権は長続きしないだろう。ガキのけんかっ早い「やんのかおら、ぶっころすぞ」的な幼稚な追い込み工作に依存するようでは…

つまり民主政権も同じだった。アナログな中高年はインターネットとかよくわかんないから、2ちゃんねる・ニコニコ筋の奴らに丸投げしてしまうのだ。丸投げしてる相手はいくらハイテクとか新手のノウハウを持っていてもガキばっかなのだから、うまくいくわけがない。

…うまくいかない理由や要素が、非常に酷似しているのが民主政権と安倍政権である。日本では、政界が新しさを求めると何でか2ちゃんねる・ニコニコしか選択肢が無いらしい…絶望的だ。食中毒になるメシしか食えないような環境といえる。


…政治系エントリーでは最近毎度言ってるが、「衆院解散後から」やたらに暴力団抗争が急増している…あきらかに自民政権になることをみこんでの駆け込み需要だろう。

http://mainichi.jp/select/news/20121229k0000e040150000c.html
発砲:64歳男性が撃たれケガ 犯人は逃走 奈良・生駒
暴力団関係者が事件に絡んでいるという情報もあるという。


 ◇


安倍がリフレ発言したあたりで勘づいて、持論として、政治系エントリーで毎度述べているが
安倍内閣は、わざと日本をますます落ち込ませるための役割
・かつ、左に懲りさせた民主政権の次の、こんどはミギを懲りさせるための失敗確定政権
・ひいては増税も意味が無いとわかっているうえで、じつは日本破壊作戦


…ってあたりの仮説を、補強する京大教授の答弁。
http://mak55.exblog.jp/17415936/
http://www.youtube.com/watch?v=MnUBGj-itBU


なんで原発なんか死守するの?ということが、理屈ではおかしいとわかってても、政党幹部や政権メンバーが頭を空っぽにして同意を求めてくるように…(実際は旧西側陣営が核戦争手段を死守するためでしか無いなんて、言えないから)


意味が無い増税とか、意味が無いリフレや公共事業とか…かならず「いえないウラの真相」があると疑うべき。そのレベルならば国家情報インテリジェンスレベルと言える。
間違ってるとわかってても役所としては、お仕事してます的にやらざるを得ない…以上の、もっと大国がらみのなにかウラがある、のかもしれないよ。


意味が無い政権交代、中身の無い安倍への期待=世間のマインドをリセットし、期待というマインドの麻薬効果を狙ったモノ。もはや新政権発足にはこの麻薬効果がオフセットされている。で政権末期にはいつもどおり「なんでできないんだ、失望」とブーイングで満ちるというのも予定通り。