先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

1号機の格納容器内部映像公開、しかし圧力容器内部の深層を見られないと意味は薄い…


先に続報…2015/04に、ロボットカメラが格納容器に入った。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20150410/1428670408




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とはいえ圧力容器までカメラを届かせるのは至難の業…
・人を行かせられない
・内部の様子もつかむ手段に乏しい
ゆえに100年でも廃炉が終わるかアヤシイ、というのが現場作業員からもでてくる話。

http://www.asahi.com/national/update/1010/TKY201210100552.html
格納容器内、湯気立ちこめ高線量 福島1号機の映像公開


【動画】湯気が立ちこめ高線量、福島第一原発1号機原子炉格納容器内の映像公開

写真:原子炉格納容器の内部。格子状の作業用足場の上に、直径1センチほどのボルトが付いた棒が落ちている。奥に水面が見える=福島第一原発1号機、東京電力提供拡大原子炉格納容器の内部。格子状の作業用足場の上に、直径1センチほどのボルトが付いた棒が落ちている。奥に水面が見える=福島第一原発1号機、東京電力提供

写真:原子炉格納容器内の作業用足場のすき間から見える水=福島第一原発1号機、東京電力提供拡大原子炉格納容器内の作業用足場のすき間から見える水=福島第一原発1号機、東京電力提供

写真:事故時に原子炉格納容器を冷やすための水を出す配管。表面がさびている=東京電力福島第一原発1号機、東京電力提供拡大事故時に原子炉格納容器を冷やすための水を出す配管。表面がさびている=東京電力福島第一原発1号機、東京電力提供

写真:原子炉格納容器に機器を出し入れするハッチ=福島第一原発1号機、東京電力提供拡大原子炉格納容器に機器を出し入れするハッチ=福島第一原発1号機、東京電力提供


 東京電力は10日、炉心溶融事故を起こした福島第一原発1号機の原子炉格納容器内をカメラで撮影した様子を公開した。内部は湯気が立ちこめ、機器がさびていた。水も確認され、事故で溶けて散らばった核燃料が冷やされているとみられる。放射線量は毎時11.1シーベルトを計測。11日で事故からちょうど1年7カ月がたつが、中は依然として高い放射線量だった。

 1号機の原子炉格納容器内部の事故後の本格調査は初めて。炉心溶融事故を起こした1〜3号機の格納容器内部にカメラを入れたのは、2号機に続いて2基目になる。

 1号機は東電の解析で、最も燃料の損傷がひどく、溶けた燃料のほとんどが原子炉圧力容器を突き抜け、格納容器に落ちて底にたまっているとみられる。東電によると、表面に腐食はあるものの、見えた範囲では機械が大きく傷んでいることはないようだとしている。


http://mainichi.jp/select/news/20121011k0000m040097000c.html

福島原発:1号機格納容器で11シーベルト 映像も公開

毎日新聞 2012年10月10日 22時44分(最終更新 10月10日 22時57分)

 東京電力は10日、福島第1原発1号機の格納容器内に測定器を入れて調べた結果、最大で毎時11.1シーベルトと極めて高い放射線量を計測したと発表した。計測された放射線は人が1時間浴び続けると高い確率で死亡する線量。格納容器内にたまった水の水位が2.8メートルだったこともカメラで確認、映像をホームページで公開した。

 映像では、格納容器内には燃料の熱で冷却水が蒸発したとみられる湯気がもうもうと漂い、点検作業用の足場や機器類など金属部分が黄土色に腐食していた。溶け落ちた燃料は確認できなかった。

 映像は約2時間で、9日に格納容器壁面の配管からカメラをつり下げて撮影した。(共同)


http://mainichi.jp/select/news/20121013k0000m040065000c.html
福島第1原発:1号機汚染水から高濃度セシウム検出

毎日新聞 2012年10月12日 20時33分(最終更新 10月12日 21時23分)


東京電力福島第1原発1号機の格納容器底部。さびや塗膜片が青色に見えている=東電提供


 東京電力は12日、福島第1原発1号機の格納容器底部を撮影した新たな映像を公開した。また、容器内部の放射性汚染水250ミリリットルを採取して調べた結果、1立方センチ当たり最大3万5000ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

 東電によると、格納容器には約2.8メートルの深さで汚染水がたまり、鉄製の底部には、さびや塗膜片などが散らばっていた。実際の色はグレーだが、写真では光の反射のため青く見えている。溶け落ちた燃料は確認できなかったとしている。

 今回採取した汚染水は、先月採取した格納容器の外側の汚染水よりも放射性物質濃度が低かった。このことから東電は「内部の燃料の壊れ度合いが少なく、放射性物質がどんどん流れ出している状況とは考えにくい」としている。東電は13日、1号機格納容器内に温度計と水位計を新たに設置し、一連の内部調査作業を終える。【中西拓司】


http://gennpatuhanntai.blogspot.jp/2012_10_01_archive.html
格納容器内、湯気立ちこめ高線量 福島1号機の映像公開

確か…40万ベクレルあたり40マイクロシーベルトが計測できるという概算があったような(柏市の件で)…だとするとたった1センチ立方の水で3マイクロシーベルト相当を放出していると言うこと。1メートル立方だと30ミリシーベルト…100トンの水で3シーベルト
たぶん、挿入したケーブルを通じて採取した汚染水は水面の上澄みだから、底に近づくほどもっと濃いわけで…汚染物質や粉なり微粒子だから。金属で重いから。


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保安院体制の廃止後、まだまだ新体制の設計内容について、モメております…

http://mainichi.jp/select/news/20121013k0000m020103000c.html
原発新増設:政令で防止を検討…経産相

毎日新聞 2012年10月12日 22時17分

 枝野幸男経済産業相は12日の閣議後の記者会見で、原発の新増設を防ぐための政省令の改正を検討していることを明らかにした。原子炉等規制法の規定では、許認可権限は原子力規制委員会にあり、経産相は新増設について意見を求められるだけ。原発の新増設の権限をどこが握るのか、民主党政権原子力行政の決定メカニズムがますます不透明になってきた。

 枝野氏は会見で、経産省設置法に定められた所掌事務に「エネルギーに関する原子力政策」とあるのを根拠に、「前(建設)に進んでも意味がないと電気事業者が判断せざるを得ない」(枝野氏)ような政省令改正が可能との考えを示した。改正対象となる政省令は「まだ検討を省内に下ろしていない」として明らかにしなかった。

 この発言に対し、経産省の担当者は「雲をつかむような話だが、原発関連の交付金を支給しないことが念頭にある可能性はある」という。立地自治体への交付金がなくなれば地元の理解を得るのが困難になり、新増設は事実上できなくなる。

 枝野氏の発言に対し、規制委の事務局を務める原子力規制庁は「どの政省令の改正を思い描いているのかわからないし、精査しないと何ともコメントできない」と困惑。藤村修官房長官は同日、「原発の新設増設をしないという原則の具体的適用について、今後検討していくという趣旨と聞いている。何か決まったということではない」と述べた。

 一方、規制委の田中俊一委員長は10日、枝野氏が原発新増設について反対意見を出す方針を示したことに対し、事業者が原発を安定的に運転するための財務基盤があるかや防災上の問題など、安全審査に関する意見だけを求めるとの見解を示した。これに対し枝野氏は「規制法の条文の解釈は、規制委と整理する必要がある」とし、法解釈にズレがあるとの考えを述べた。


朗報

http://www.asahi.com/business/update/1012/TKY201210120545.html
原発再稼働せず、乗り切れる見通し 今冬、節電・融通で


表:原発に頼らなくても冬の電力はまかなえる見通し拡大原発に頼らなくても冬の電力はまかなえる見通し

 【上地兼太郎】沖縄電力を除く9電力会社は12日、冬の電力見通しを発表した。9電力とも原発をこれ以上動かさなくても電力に余裕がある。節電に加え、火力発電をフル稼働させたり、他の電力会社から電気を送ってもらう「融通」をしたりすれば冬を乗り切れる。

 政府は12日、有識者が電力が足りるかどうかを検討する「電力需給検証委員会」(委員長・白真勲内閣府副大臣)の初会合を開き、各電力が見通しを報告した。来年1、2月の電力にどれだけ余裕があるかを示す「予備率」は3.1〜9.4%で、9電力すべてが万一に備えて必要な3%を上回った。

 ただ、北海道電力は火力発電のトラブルが重なれば電気が足りなくなるおそれもある。このため、東北電力などから電力を融通してもらうことを考えている。