先従隗始・温故知新

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折りたたみシティ自転車20インチAmourで、奥多摩の小河内ダムまで90分切った



きょうはポタリングではない。むしろTTでありアスリート。


しかも6sの6速シバリ。40−14、レシオ2.85
最近はこの自転車のディメンションや、それに従ってどういうポジショニングすればいいかなど、だいぶわかってきた。
要はかなり後輪過重な設計なので、登坂では特に前輪加重を増やし前傾で伏せるコトを意識する。ケツも浮き気味になるので効果抜群。
そうすると姿勢が姿勢なので倒れかかるようになり、支える格好でペダルに体重がかかる=ダンシング効果。


かなりハンドルは後ろに来ているので(ダホンなどはそれの対策としてくの字バーにして前へ移動させている。)
バーではなくブレーキのボディを持つことになる。シマノ製のこれはちょうどアシストバーにしてくれと言わんばかりの形状をしている。


・始点はほぼ青梅駅 2:15
奥多摩駅まで55分(20km区間 平均時速21kmhぐらい)3:10
小河内ダムの先で85分(7km区間 平均時速14kmh)3:40
奥多摩周遊道路入り口手前の自販機で100分(6km区間 平均時速24kmh)3:55
やっぱ平地ばっかりの湖畔が一番速い。
青梅駅奥多摩駅は、高級ロードバイクでも無理しないペースだと40分台かな。それ以上も出せる人はいても『アブナイ』っしょ…
帰路は冷え込む…小河内ダムの温度計も手持ちの温度計も「18℃」…青梅市街地では22℃に戻ってたけど。通気性のいいウェアだと汗は乾くけど寒いし、厚手の綿シャツだと汗をたっぷり吸って通気性悪化するし…難しくなる季節だ。真夏と違って全力疾走できるけども。


http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/pedal_rpm.html#keisan
平地ではケイデンス120(32kmh)ぐらいでがんばる。路面や傾斜次第で150近い(40kmh)ときもある。まあ帰りの下りの60~70kmhに比べたらかわいいもんだ。バイクでコーナリング、ブレーキング、コケ方は極めてるのでノーブレーキで行く。
疲れるんじゃないかと思うだろうが、実は疲れない。疲れる(やたら筋肉つく)のはスポーツ車の重い段である。スポーツ走行テクでもなるべく軽い段で走って疲労を減らすのは常識。
なので登坂での6速(レシオ2.85)シバリはややキツかったよ。


登坂ではシットダンシングによって効率化する。スタンドダンシングするほどクランクが長くない155mmなので。
シットダンシングだとリーンアウトっぽく車体を振るので自然とハンドルも左右に振れるのでジグザグ走行になり坂の傾斜がゆるくなり漕ぎの重さも軽減される。
いわゆるスラロームだな、あるいはスイッチバック


今後の予定…
軍畑駅奥多摩駅までの「駅前激坂ぜんぶ走破」ツーリング。
軍畑駅前を筆頭に、白丸駅などあっちは各駅激坂。べつに道中の別の激坂も登ってもかまわない。
「えーこの自転車は〜各駅激坂でーございマース…ただいまコルナゴ特急の通過待ちのためー3分少々ー登坂いたします…発車まで〜もう少々お待ちください…」


じつは激坂登坂については、有用なテクを知らない人が多い。


みんなバカの一つ覚えでロードでやってくるので、ロードスポーツの常識しか知らないのだ…かわいそうに。
ロードは今やデジタル化されてる。心拍数だの呼吸だのと科学的な要素を箇条書きする。
こぎ方にしても「ペースは一定が常識」とか「ロードの重いレシオでも根性で踏めるようにする」とか…外様のロードが、激坂という専門外に、ロードの常識で挑んでいる。
だが
MTBで『遊ぶ』レベルで言うと、これらのロード常識は役に立たない。
・自分の体力や筋力に合わせたレシオを、マシンにインストールすべきだし
・登坂で一定のこぎ方?マラソンではハッハースー、激坂では『2回転こいで1秒止まる』だろ
バイクのオンロード走行の常識にも通じる。サーキットレースでどこでも全力だと途中周でバテてしまう…へたすれば失神だ。ふつうは、直線、S字の切り返しなど、ふとしたタイミングで『脱力して吐息』完全に全身がラクする瞬間を作る。
モトクロスレースだっておなじというかむしろ足を真横にまっすぐ出しっ放しのモトクロスこそ休みどころを覚えないと途中でリタイアだ。初心者は休み方を知らなくて草レースでリタイアしやすい。関連する筋肉を全く鍛えてないからというのもあるけどね。


かりに20%の激坂を登るとしよう。一直線走行で、一定のこぐ速さでは、よほど鍛え上げないとリタイアだろう。激坂ってすげーねで終わってしまう人が多くなる。でなくてもすごくチェーンをいじめる。
でもけっこう重い1.xのレシオでも、車重15kg近くても、1〜2m間隔でジグザグすれば軽くなるし(小径必須…ホイールベースの短さもあり、切り返しがクイック)、2回転で1秒ごとに「脱力しつつ吐息」すると常に呼吸や心拍=体調を立て直せる。
バイクの実技練習でも、MTBやトライアルやBMXでも、必要あらばどんどん停まるだろ?だから足をつかない限り、1秒脱力するときに停まってしまうんだよ。バランスを崩さないように常に練習しておく…大型バイクで練習すれば自転車なんて余裕だ。
ジグザグだと山もバイクで登れるんだよ!…なんてのは80年代にガチャピンが実演していた。ガチャピンなんでもできるんだぜ…


とかく激坂やるならひとまずの目標は…『東京・御岳山を、吉野街道の鳥居〜御嶽神社の境内まで、ノンストップ走破』でしょ。
やれ根性だの鍛錬に頼ってもいいけど、やはりメカなんだからテクをどんどん覚え、レシオ変更や軽量化などもどんどんやったらいい。


・久々に、ハイキングコースになってる登山道などをクロスカントリー
一台でオンオフ両方はしるのはフルサイズではほぼ不可能…MTBだと細いロードタイヤに履き替えないといけないし…するとこんどはオフが走れない。
結局、車重15kgでタイヤ1.75(安いタイヤの方が柔らかくてグリップする)で前歯車40Tでオンオフ両方いけちゃうのは20インチということになる。ミニベロでもいい。


最後に、GIANT FUURIと比較する。もし買って仕様変更したら「FUURIGUN 激坂”男”仕様」と地味めにステッカー・カラーリングしようっと。男闘呼組だぜいw