先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

東京・神田駅南の植え込みホウセンカの花、いまだ0.35マイクロシーベルト

東京駅ライトアップを見にいく前に、休憩がてら計測。Soeks旧版。


誤差や誤解をなくすため、雰囲気線量(地表1m)を数カ所サンプリング…西多摩と変わらぬ0.17とかいった平常値。(Soeksは安物でGM管被覆がないので0.25ぐらいまでは+0.1程度の高い数値が出る)


だがこのホウセンカは、地中の水をたっぷり吸ってみずみずしいせいなのか、花実の付近は線量が高い。どれも0.33〜0.35をマーク。
これも地面線量との誤解を避けるため、地面ベタ付けの計測をしたが、むしろ低かったりして、0.3超えはなかった。
ちなみに多摩や奥武蔵の山林では、植物をはかって数値が上がるなんてことは滅多に無い。品種によるけどね。…わざわざ高く出るのを探す場合はコケか芝みたいな低い草。


東京駅すぐ脇の路肩は昨年11月計測で0.7〜0.9近いのが出ている。http://hakatte.jp/report/gaogai/
新宿より東は、ところどころにマダラ状にホットスポットがあり、
江東区より東はかなり高いホットエリアである。八潮三郷〜23区北東部〜松戸流山柏我孫子


平和におぼれて忘れるのもいいが、できれば忘れず、たまに思い出してほしい。200年つきあわねばならない。ひとりひとりがいつのまにかガンだの血行不良で体をこわしたり死んでいくのだ。


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爆心から近い福島県内や、あるいは千葉県柏市周辺…ただしい被曝知識をつけるために。
http://t.co/hGmm42IO
チェルノブイリでは、隠蔽が優先され避難させず汚染物を食べさせ続けた期間がある。時代的にも技術が未熟で防毒対応は不十分だった。
・日本は、放射能汚染防毒は徹底している面はあるが、それを過信させて甘えを想起しているマイナス面も大きい。
・実際、被災地の田舎の方では情報伝達が不十分で、また割り切られて、野生キノコ食べて内部被曝数値の桁違いの老人も
・全頭コメ検査機が25ベクレル閾値と言っても、0〜50ベクレル程度のフラクタルな誤差がある。時に0か30か100を引くロシアンルーレット・リスク。


新潟は、原発がないと生きていけない脆弱な地域性でもないので、反対派が強いという。
フクシマ原発をメインに食べてきた、学校も東電の専門学校だった、そんな一発芸の田舎者(失礼)がNHK番組のインタビューに応じていたけど…かなり世渡りに不器用そうな…いかな原子力ムラなどと怖そうでも下流の多くはそういう方々なのです。どこの業界も似たようなモノかな。

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120923ddlk15040040000c.html
柏崎刈羽原発:「原発再稼働やめて」 東電説明会で反発続出 /新潟


「停止するはずだった古い火力発電所を動かしており、電力供給に余裕はない」

・発送電はもともと、余裕の無いものである
・最近はしばしば「隣接電力から融通、あらたに火力を起動して乗り切る」などという報道を見かけるようになった。苦節の際の互助は望ましい姿
・いまが苦節だからこそ、将来への上昇曲線をえがける
・まだ次世代発電装置にも伸びしろがある…派生型や斬新なモノの誕生の余地もある
・節電や、非家電にも、一定の魅力が見いだされてきている。そのような文明・文化・ライフスタイル…節電も趣味やレジャーたりえる


爆発直前のフクシマ第一原発付近、双葉町で地表1m?線量が1.5ミリシーベルト

http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001209210007
 県は21日、東京電力福島第一原発の周辺で昨年3月に測定した空間放射線量の結果を発表した。同原発から北西5・6キロの双葉町上羽鳥で毎時1590マイクロシーベルト

 原発周辺に設置されていた19局のモニタリングポストに残っていた昨年3月11日〜31日のデータを取りまとめた。双葉町山田では16日午前0時に同1020マイクロシーベルト、同町新山で12日午後5時に毎時904マイクロシーベルトだった。

 県によると、原発の北側のモニタリングポストでは12日から、楢葉町広野町など南側は15日から放射線量が上がる傾向があった。

 また、上羽鳥の場合、同原発1号機の水素爆発よりも前の12日午後3時に最大値を観測しており、県は「爆発前から放射性物質が漏れていた」と見ている。今後、風向きや風速など、詳細な分析をするという。

たしか北側:1号機側 南側:3号機側…ならば符合している。当時の風向きも関与してるだろう。
諸説あるが
・ベント説は微妙…むしろ超高温により、RPVもPCVも、エンジンならシリンダーヘッドのガスケットにあたる部分が『溶解』していたという。
ベントのせいもあるし、漏出も大きいだろうと。
おれは昨年12月、東海原発が震災後にベントしたり漏らした現地に行って、あまりに広大な何百mとか1km範囲の土地の地面が1マイクロ、地表1mで0.7という実態を自分で計測し、戦慄を覚え、村長やあちこちに通報した。
東海ではガスケットの溶解はないので、こっそりベントでもかなり漏れるのがよくわかった。
おなじく11月には敦賀原発12km地点の松原高校前でも計測してきたが、やはり広範囲が0.3〜0.5であった。ここまでフクシマの放射能はそんなに飛んでこれない。
しかもおれが現地に行く2ヶ月前(8/10)にモニタリングポストが、敦賀原発ベントを示す異常な高値を示していた。自治体発表はもみ消しを臭わすモノだった。すぐ現地急行して計測した人はおなじ松原高校前で1マイクロだったと測ガで報告。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111120/1321746738
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111213/1323731776




政治家こそは「知ったか素人をするプロ」元々そういう存在です。
女川もフクシマも他の原発でも、震災後に燃料棒ペレットカバーの損傷(クラック)も結構確認されている。大地震で無傷なプラントなんて原発でなくてもほとんどあるまい…

ツイッター抜粋
石破茂氏が仙台で「(民主党は)原発ゼロなどと夢を追うな、女川原発は無傷だった」と街頭演説。いーや、1号機は外部電源喪失、2、3号機の発電機は3台中2台が起動せず。津波は侵入してないのに2000トンも海水汲みだしてる。全然無傷じゃない。


『政治的』になると西側共通、世界共通だ。

ツイッター抜粋
リアルにスリーマイルで避難してきた人と行動してる。その人は避難勧告が遅かったせいで被曝した。去年、原発内の会話の音声記録が見つかった。”今すぐ周辺に警告を出し、我々も避難するべきです”という若い作業員の声の後、重役らしき人物がこういう。”その必要はない。いたずらに不安を煽るな。”


現場へ行け。現場を知れ。ちょっと車で行って話をしたり給油するだけでもいい。

http://medg.jp/mt/2012/07/vol541.html
福祉や介護の中心的担い手であった若手から中年の、特に女性層の抜けた街の実態を思い知らされた。
住人にとってここで暮らすということは、「そうした現実を理解し、限られた条件に合わせた生活スタイルへの転換を強要される」ことであり、つまり、「障害者に対する福祉サービスの決定的資源不足」が、私が被災地診療から突き付けられた最初の課題であった。

6月末という時期外れに、病棟の送別会があった。女性看護師が、また2人離職するためだ。
両者とも止むに止まれぬ事情であった。ひとりは父親と夫とが病気で倒れ、その看病のため、もうひとりは、避難して独り暮らしを続ける子供のもとに移るためである。けっして「辞めないでくれ」とは言えないし、また、言うべきでもなかった。
仮設や借上げ住宅から何とか通勤し続けている職員たちも、明日どうなるか分からない。


2回程度診察した"かかりつけ患者"が、「風邪をひいたので、だるくてやる気がない」と訴えて、時間外に来院した。多発性硬化症だが、安定している30歳台の女性であった。
「熱はないし、咳や痰も出ないのだから風邪ではない。意欲がないのはあなたのメンタル的なもので、心配事が多いからではないのか。大変なのは分かるけど・・・」と診察結果を説明した。
「先生は、わざわざこの土地に来てくださり、私たちの立場を理解してくれようとしていますが、土地を奪われ、家を奪われた、現実の、このどうしようもない状況に対しては、何ができるわけでもない」と、回答された。
そのようなことを言われたものだから、「私だって、いくら偶然とはいえ、苦労して、身を投じる覚悟でここに来ているのだからお互い様だ」と瞬間的に、不遜にもそう思った。

赴任後しばらくの間、私は、「これから、この街をどうしていきたいのかを決めるのは地元の人たちで、障害者や被災者をどう扱っていくかは、市や県で考えることだ」などということを言っていた。
「実態の分からない、理解しきれないこの地で私たちにできることは、せいぜいそれを支持してあげることぐらいだ」と語っていた。
離職する看護師の夫は末期癌であった。そして、多発性硬化症の患者の母親は、震災後に自ら命を絶っていた。
私の想像を遙かに凌駕する凄まじい、あまりにも壮絶な現実があった。苦悩を表に出さない態度の一方で、自暴自棄や抑うつ状態を理解して余りある圧倒的惨劇が、この地には横たわっていた。


大飯原発の"再稼働反対"を掲げて募った4万5千人は、いったい何を願っていたのだろう。こう言っては申し訳ないが、被爆地帯の現状を、どれくらいの人が理解していたのだろう。
これらの人たちが南相馬市を訪れ、ごく一部の人でもいいから移住すれば、もっと情勢は変わるだろうに


7月に出くわした環境省委託の人もhttp://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120715
そうなんだろう。津島集落は猿かイノシシのふんだらけ。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120923/k10015217661000.html
住民帰還に備え野生動物調査へ
9月23日 12時23分

原発事故によって立ち入りが制限された福島県警戒区域では、イノシシなどの野生動物が住宅地周辺に出てきて生息し始めていると見られ、環境省は住民の帰還に備えて調査を行うことを決めました。

福島県警戒区域では、原発事故のあと立ち入りが制限され、イノシシやニホンザルなど野生動物が狩猟などで捕獲されることがなくなりました。
このため、これらの野生動物の数が増え、住宅地周辺にまで出てきて生息し始めていると見られ、一時帰宅した住民からは「イノシシのふんがある」とか「ニホンザルの群れを見た」といった情報が県などに相次いで寄せられています。この状態を放置すれば、農作物や住宅などへの被害も予想されるため、環境省は、住民の帰還に備えて来月から警戒区域内で野生動物の生息調査を始めることを決めました。


調査は、来年3月まで行われ、野生動物に関する目撃情報のあった場所にセンサー付きのカメラを設置するとともに、担当者が警戒区域に直接入り、動物の行動範囲などを確認するということです。
環境省は「警戒区域内の野生動物の動きを明らかにし、住民が帰還したあと安心して生活できるよう効果的な対策につなげたい」としています。


 ◇


東電公開のTV会議映像の記事起こし
はっきりいって無音声で提出された部分は、「よほど聞かせられないから『無いってことにした』」としか思えない。システムエンジニアとしてそういった記録機器をある程度知った上でそう思う。

http://astand.asahi.com/webshinsho/kahoku/kahokushimpo/product/2012082200003.html

爆発で大揺れ 免震棟騒然 福島原発の101時間

2012年08月28日
(4600文字)
河北新報


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 東京電力は事故直後の福島第1原発と東電本店のテレビ会議のやりとりを収めた映像を公開した。爆発に驚く作業員。官邸と東電のちぐはぐな関係。事故当事者の実像を映像と音声を基に再現する。

河北新報原子力問題取材班)

2012年8月7〜12日掲載


◇大揺れ3秒、免震棟騒然
◇3号機爆発、所長が叫ぶ
◇2号機燃料、むき出しか
◇水素爆発、矮小化に奔走
◇怒鳴る菅氏、東電あぜん
大揺れ3秒、免震棟騒然

2011年3月12日午後3時36分

イラ菅に愚痴
 東京電力の武黒一郎フェローは首相官邸から東電本店に戻るなり、不満をぶちまけた。
 「イラ菅という言葉があるけど、本当によく怒る。私も6、7回どつかれた」
 東電が福島第1原発事故直後に録音、録画し、報道関係者に公開したテレビ会議の様子は2011年3月12日午後11時に始まる。1号機爆発から6時間半近くたっていた。
 冒頭は菅直人首相(当時)と官邸への愚痴だ。
 「首相補佐官とか副長官みたいな人が、事前の仕切りをするんですよね。民主党政権若い人たちがそういう役になっていますから」
 武黒フェローは官邸に情報が集まらないことに不満を漏らす。「隔離されてほとんど情報が入らない」と連携不足を嘆く。
 武黒フェローが1号機の爆発を知ったのは発生から2時間後。菅首相の執務室のテレビだった。

対照的な光景
 3月12日午後3時36分、第1原発の免震重要棟会議室を映す画面が約3秒間大きく揺れた。音声は収録されていない。
 一斉に天井を見上げる発電所幹部ら。約50人が集まった円卓テーブルの中央に位置する幹部が立ち上がり、人を指さし、指示する。作業員の1人はヘルメットをかぶり、どこかへ向かおうとする。
 マイクが発言を拾うと、各会議室の分割画面は赤い枠で囲まれる。その状態が続き活発にやりとりしている様子がうかがえた。会議室1カ所が5センチ四方のモニターからは、一人一人の表情は見て取れない。
 爆発から数分後、免震重要棟にいた1人の女性従業員が両手を頭の上に広げ、手のひらを反転させて下に動かす。何かがひらひらと降ってきている様子を表現しているらしい。
 同じころの東電本店の非常災害対策室と、福島県大熊町のオフサイトセンター。原発構内と対照的に職員に動きはない。何も起こっていないかのようだ。
 12日午後4時50分、第1原発会議室のモニターがテレビのニュース画面に変わる。1号機の爆発を伝えた。
 東電とオフサイトセンターの動きが一気に慌ただしくなった・・・


 ◇


やや産経みたいな、右側と産業側の手下であるJCASTだから…
2030ゼロ目標は、日本だけではなくスイス・ドイツなどとほぼ共通だ。
だから「日本だけ」で無理だ無理だとヒステリーを唱えるのは産業側、原発従業側の無理筋ととらえていい。全部とは言わないが何割かは。


遺産相続でも離婚でも領土でも、利害がらみは双方の話を話半分で聞かねばならない。


だいたいが核(原子力)産業なんてのは、進化しても兵器と事故、衰退しても兵器と事故…先細りでちょうどいい。

http://www.j-cast.com/2012/09/23147344.html
日本の「脱原発」不評 国際社会で理解得られず


http://mainichi.jp/select/news/20120920k0000m040078000c.html
原子力学会会長:「原発ゼロ」後退を歓迎

毎日新聞 2012年09月19日 20時45分(最終更新 09月19日 21時16分)

「ちょんまげの武士もざんぎり頭の維新平民も、バランスよく活用するのが望ましい。」


原子力がないと職を失う学者、現場作業員は、そう言います。
しかしすべてのリストラ(再構築・再配置)を『しないほうがいい』となったら、代謝を失った国家・社会は死んでしまいます。


各パートの主張は、話半分で聞かねばならない。全体をきちんと把握し、何を選択すると将来に全体がどういうことになるか、洞察力・客観視の問題となる。