先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

妻や娘に近寄らせない。「お父さんな、1号機の爆発でひどく被曝しているかもしれないから…」


自衛隊もガレキ撤去作業で使用。
私も福島行きでは着用。3Mの同価格と比較しても型崩れせず吸気抵抗も少ない。
KOKEN N95マスク ハイラック350
http://www.koken-ltd.co.jp/newproducts_h350.htm
355はベンチレーションフィルターが風でめくれて漏れるので、350がいい。


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NHK総合 あの日 私は・・・証言記録http://www9.nhk.or.jp/311shogen/link/program2.html
9月 2日(日) ※午後5時50分〜5時55分 「福島・大熊町 石田宗宏さん」
震災翌日の福島県大熊町福島第一原発がある町)
現地の救急隊員だった人が、家族の待つ学校の体育館にやってくるが、妻や娘に近寄らせない。
「お父さんな、1号機の爆発でひどく被曝しているかもしれないから…」


これが現実だ。商売っ気オンリーの再稼働なんて嘘っぱちだ。


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年間1ミリ=1000マイクロ
一時間あたり1.1マイクロなので…
もはや南関東でさえ、まして全国の原発立地地域では、1ミリを下回る人は少ないのが実情。


実際におれが現地で計測すると、東海と敦賀原発付近には、現地に行くと必ず「おもらし」ベントした痕跡=地表1mでも0.5〜1.0マイクロであった。
敦賀原発12km地点、松原高校歩道:0.3〜0.5
東海原発正門前より南方一面、ひたち海浜公園まで:0.7〜1.0
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111120/1321746738
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111213/1323731776
まだ一般市民は、『全国すべての原発』周辺地域の被曝危険性を知らされていない…すでに所により0.5〜1.0マイクロである実情を。
この事実を滋賀県東海村に連絡したら、首長は一気に脱原発に舵を切った。
東海原発南方の1〜2kmにわたり、どこの地面を計っても1μというほど多大な放射性物質総量は、東海原発がベントしたとしか考えられない。
福島からにしては多すぎるのだ。柏などでは小さいホットスポットのみである。煙は円状に拡散するので距離が遠くなると必ず薄くなる。

http://mak55.exblog.jp/16732938/
IPPNW核戦争防止国際医師会議)は29日付けの勧告として以下を発表しています。
http://fukushimasymposium.files.wordpress.com/2012/08/20120829_ippnw_recommendations_fukushima_jp.pdf
http://fukushimasymposium.wordpress.com/2012/08/
その要旨は以下の通りです。

1.子どもや子どもを出産できる年齢の女性(妊婦ではない)が
年間1ミリシーベルトを超える事が予想される場合、彼らが移住を選択するのであればあらゆる補償をすべきである。
被曝を減らすためのあらゆる努力を、ベストエフォートで、早急に行わねばならない。


2.昨年の事故から1年間で1ミリシーベルトを超える被ばくを受けたであろう人々は
国に登録すべきである(今後の健康被害の統計や補償に活用)。


3.地震発生以後福島第一原発で働いている2万人を超える労働者たちの
厳正な被ばく管理をすべきである。


4.権威ある専門家や学校教材を通じて、
放射線の危険性を軽視するような誤った情報が流布されてきたことは遺憾である。
原子力ムラ」の腐敗した影響力が広がっている。
放射線の健康影響に関する正確で独立した情報をタイムリーに公開していくことがきわめて重要である。


ここでこのIPPNWの日本支部にはどのような人が含まれているかというと、

http://www.hiroshima.med.or.jp/ippnw/nihonshibu/
支部長として福島県から丹治伸夫(福島県支部長代行)が、
顧問として重松逸造(死亡したはずですね)が、
理事として神谷研二(福島医大副学長)などが名を連ねています。

丹治伸夫氏がどのような人物かというと、
ジャック・ロシャールが参加した、
あの伊達ダイアログセミナーで「福島再生におけるコミュニティ医療の役割」
と題して発言しています。
http://www.youtube.com/watch?v=GSh1v8lLLXw&feature=youtu.be
(6:30〜) 
母子避難により小児科や産婦人科の経営に影響が出ているという発言をしています。
子どもたちの健康よりも、やはり経済的な話しなんですよね。
医者の本音はそこなんでしょう。

と、IPPNWには
日本からも沢山の原子力ムラの人間が入り込んでいるにもかかわらず、
この勧告文です。

というか今まで1年以上も発言を目立たないように封じてきたと見るべきなのでしょうか。


http://takedanet.com/2012/08/post_e544.html武田邦彦 (中部大学)
福島事故から2年目に入り、子供の被爆をどのように考えるか、不安に思っている方が多くなりました。私は全体として次のように考えるべきと思います。

1) 被曝の限度は事故が起こる前に専門家が充分に考えて「この程度ならまずは安全」とした1年1ミリシーベルトを守ってやることです。子供の健康より長いものに巻かれろという人たちの一部が、まだ別のことを言っていますが、その人達は絶対に子供の将来に責任を持ってくれません。

3) 具体的な項目を頭の中で整理をしておきたいと思います。
(a)  空間線量からの外部被曝は落ち着いては来ましたが、まだ1時間1マイクロ(福島)から0.15マイクロぐらいのレベルにあります。1マイクロというと1年に9ミリ、0.15マイクロというと1.3ミリシーベルトですから、安全ではありません。それに加えて、すでにセシウムなどの放射性物質はすべて地表に落ちており、子供は地表に近いところにいます。政府などの測定はすべて「すこしでも小さく見せたい」ということで高い位置で測定していますので、子供の場合は、1.2倍、砂遊びなどでは1.5倍ぐらいに考えてください。

(b) 土からの再飛散による呼吸で入るもの
日本の自然放射線はほぼ1時間0.04マイクロですから、仮に外部線量が0.11マイクロであっても、その差の0.07マイクロは土にあるセシウムなどから来るものです。それが再飛散しています。再飛散した量をどのぐらい吸い込むかは個人の生活によってかなり違います。校庭で土ほこりにまみれる生徒さんなどはかなり吸い込む事になりますし、毎日、アスファルト、コンクリート、そしてビルで生活をしている人は少ないということになります。


また、被曝や医療の本当の専門家は「法律の基準」以外のことは言われないし、「基準を超えていますが健康に影響はありません」などと言うはずもありません。「基準を超える」というのは全員が全員、病気になるということではなく、全体として危険ということです。

「酔っ払い運転をしてもほろ酔い程度から大丈夫です」と言っているようなもので、ほろ酔いで運転して100人が100人、事故を起こすわけではないのですが、社会でそれは許さないという基準を設けて子供などが交通事故に巻き込まれないようにしているのです。


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NHKのD

http://toriiyoshiki.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html
きのう南相馬のMさんから突然電話をもらった。
明日(つまり、今日)、いぐねを伐るというのである。
「いぐね」とは家を囲む屋敷森(防風林)のことで、
阿武隈おろしの風が吹き荒れるこの地方特有の景観である。


いぐねは代々家を守ってきたものであり、
長い年月をかけて木を育ててきた
M家の人々の思いが込められている。
Mさんもできれば残したいと考えていた。
だが、福島原発事故で降り注いだ放射性物質は、
杉の葉や樹皮に付着して、
自宅周辺の線量が下がらない要因となっている。
Mさんの家でも線量計を上に向けた方が線量が高くなる。
屋根に放射性物質が付いている証拠で、
屋根を洗っても
杉の木から放射性物質が落ちてくるので、
結局は元の木阿弥になるとMさんは考えていた。
家の裏(いぐねのある側)で測ると、
いまでも放射線量は1μSv/hを超える。
小学生の子ども3人の父親であるMさんにとっては、
背に腹は代えられず、愛着のあるいぐねを伐ることにした。


Mさんの家では春に庭の柿の木を伐り倒している。
5月に放送したETV特集で、
その場面をラストシーンに使わせてもらった。
そのときから、
Mさんはいぐねも伐るつもりだと話していた。

木を伐り倒す光景はいつ見ても痛ましいものだ。
人間の人生より長い、
何十年、何百年かけて育ってきた木が
わずか数分のうちに伐り倒されてしまう。


Mさんは木を伐採する補償を
原因を作った東京電力に求めようとした。
何十回も電話をしたが埒が明かなかったという。
東電としては、
政府が除染の手段として木の伐採を認めていないので、
補償はできないという理屈らしい。
確かに環境省の除染マニュアルでは、
年間放射線量が20mSv以下の地域においては
森林の除染は枝打ちと下草・腐葉土の除去のみで、
木の伐採は不必要だとしている。
年間20mSv以下であれば
健康被害は極めて小さいというのが政府の立場で、
ぼくの見るところ、
20mSv以下の地域においては
除染費用を出し惜しむ傾向が顕著になってきている。
Mさんが住む深野地区は20mSv以下なので、
費用をかけて木を伐る意味はないというのだろう。


政府当局に見えていない、
あるいは見えないふりをしていることは、
いくら20mSvは安全だと強調してみたところで
住民は決して信用しないという現実だ。
考えてみれば当たり前の話で、
原発の「安全神話」を散々振りまいた挙句、
いざ(起きないはずの)事故が起きてみれば、
今度は「ただちに健康に影響はない」と繰り返すのみ。
事故の収束もおぼつかない時点で
「低線量被ばくは安全」とキャンペーンを始めたのでは、
そもそも信用などされるはずがないではないか。

ぜんぶ米国や東欧=チェルノブイリ原発事故被災国の、猿まね、受け売りだからね…日本社会にマッチするわけが無い。西欧マッチョ的すぎてすぐ拒絶反応が起きる。