・絶対に木の下に入るな
・周囲で一番高くなるな
・避雷針的な樹木や電柱からほどほど離れ、人同士も少し離れろ(誘電もらうから)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130708/t10015892961000.html
20130708
8日午後、東京・北区の荒川の中州で、釣りをしていて雨をよけようと木の下に入った男性3人に雷が落ち、このうち1人が死亡し、ほかの2人も大けがをしました。8日午後3時半ごろ、東京・北区志茂5丁目の荒川にある中州で、50代と60代の男性3人に雷が落ちました。
警視庁と東京消防庁によりますと、3人はいずれも病院に運ばれましたが、このうち50代の男性1人が死亡しました。
ほかの50代と60代の男性2人も、大けがをして手当てを受けています。
警視庁によりますと、3人は中州で釣りをしてましたが、急に大雨が降ってきたので、雨をよけようと木の下に入ったところ、この木に雷が落ちたということです。
北区役所によりますと、3人が釣りをしていた中州は、区が管理している公園で、ふだんから釣りをする人がいるということです。
警視庁と東京消防庁が、当時の状況を詳しく調べています。
8日午後5時15分頃、埼玉県所沢市神米金(かめがね)の畑で、農作業をしていた女性(53)が雷に打たれ、病院に搬送された。
所沢署によると、女性は意識不明の重体。
(2013年7月8日20時22分 読売新聞)
◇
放電は、実験映像などでわかる通り、針のようにそそり立つモノに誘電する。
さらに過電流は金属で無くても遮蔽物でない限り導電する(あまりに電流量が多いとどんな物質にもムリヤリ電気を通してしまう)…落雷付近はアブナイので落雷しそうなものを覚えておいて近づかないこと。
安全姿勢は、以下の資料を見る限り、女性が本能的にしゃがんで頭抱えて怖がるあの姿勢。
耳をふさぐのは轟音で鼓膜を破らないため。アルプスの中腹以上の高度で落雷音を聞いたら自然とわかる。
http://www.kaminari.gr.jp/rakurai/jintai.html
側撃雷…落雷を受けた物体や人の近くにいると、その人にもさらに放電が移る場合があります。これを側撃雷と呼び、大きな木の下で雨宿りをしているときなどに起こります。雷による死傷事故は側撃雷によるものがほとんどです。
・配電線・送電線の下は、それ自体電気をよく通す導体でできており、雷をひきつける避雷針と同じ役割を果たすので、安全です。
http://www.aobaya.jp/chishiki.html
木のそばへの避難は、自殺行為。
・低い姿勢を取る時は、寝そべらず、両足の間隔を狭くしてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。
・樹木(小枝や葉も含めて)の4m以内に近づかない。木のそばへの避難は、自殺行為。
・高さ30m以上の物体(高層建築物、アームを伸ばした大型クレーン[除ユニック車]、煙突、送電線の鉄塔)の保護範囲
物体から、4m以上離れる。(送電線の鉄塔は、2m以上で十分。)
張り出している葉や小枝などからも必ず4m以上離れる。=側撃雷を人体に誘電するのを防ぐため)
http://www.asahi.com/national/update/0506/TKY201205060148.html
落雷で小6重体、母ら3人負傷 木の下で雨宿り中 埼玉
6日午後2時18分ごろ、埼玉県桶川市坂田の犬を遊ばせる施設(ドッグラン)で、ケヤキの木に雷が落ちた。上尾署によると、木の下で雨宿りをしていた同県宮代町川端3丁目の小学6年関根彩加さん(11)が意識不明の重体。一緒にいた母親の関根順子さん(40)ら3人が軽いけがを負った。
同署によると、4人は犬を遊ばせる施設に来ていた。ケヤキの木は高さ約8メートル。
◇
6日午後2時ごろ、盛岡市厨川2丁目の三馬橋付近で落雷があり、電柱の電線が燃えた。けが人はいなかった。自宅の団地から落雷の様子を見ていた無職高橋栄さん(71)は「雷がどかんと落ちたあと白い煙があがって、赤い火のかたまりのようなものがポタポタ落ちていた」と話していた。
桶川の場合、木の下では絶対にダメで、せめて現場に大きなタープがかかってたのでそこのど真ん中に雨宿りした方がマシだったかも(室内でも落雷感電するので、なるべく入口や窓と、家電やコンセントから、離れるようにと資料にはある)。
樹木はそそり立ってる高いモノなのでNGで、そこに身を寄せているとプラズマ放電効果で人体に誘電してしまう。よく静電気が人体にむかって放電してますよ〜みたいな理科実験やる、あれ。4mちょい離れるといいようだね、上の資料を見る限り。
んであんまり離れ過ぎちゃうと、身代わりの避雷針的な物体の恩恵を受けられなくなり、人体の姿勢次第では人体のみが落雷を受けかねない(誘電よりさらに過電流感電…最悪)。4mちょい離れることだ。
んで住宅街の電線は低いので、近づいてしまうと誘電をもらうかもしれない。送電線は高所なので真下にいても大丈夫かもしれない。
2012/05/28追記
きょうも尾瀬で落雷直撃した老人が重態。
よく女の子が雷鳴が怖くてしゃがむあれが一番いいと言うことだね、上に示した解説サイトの文面をみるかぎりは。
あと定石だけど、ゲリラ雷雨や夕立の予報があるときは、山アウトドアには行かないのがベター。低山の雑木林や杉林の中ならまだいいけど…