先従隗始・温故知新

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水俣病と福島原発(と足尾鉱毒)

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120305ddm003040161000c.html
 「じいじ、ほうしゃのうこわいからかえろうよ」。放射線量が高い福島県伊達市原発事故から間もないころ、初孫の菅野優花ちゃん(3)を散歩に連れ出した祖父の均さん(61)はこう言われた。

 ままごとセットや人形の家など優花ちゃんの玩具は、茶の間の窓際に置かれている。家の中で一番線量が低いからだ。「いつも一人でおとなしく遊んでいます」。祖母の智子さん(53)が言う。母の美雪さん(27)は近くの薬局に勤務。


智子さんは今も悔やんでいる。「家に一人で残すわけにもいかなかった」。物資不足が心配で、原発事故からしばらく、買い出しに優花ちゃんを連れ歩いた。放射性ヨウ素が一帯に降り注いでいたことを後で知った。

 周囲の子を持つ世帯は次々と避難し、この春、優花ちゃんと一緒に近くの幼稚園に通い始める子は13人から2人に減った。「避難すれば仕事を失う」。美雪さんは何カ月も迷った末に残ることを決めた。


智子さんはやむを得ず外へ連れ出す時、背におぶう。地面に下ろすと土や草花に触ろうとする。そのたびに「だめよ」と小さな手をつかむ。


 事故後、炊飯器で2種類のコメを炊くようになった。以前は均さんが収穫するコメをみんなで食べていた。昨年秋の新米から放射性セシウムは検出されなかったが、美雪さんは原発からより離れた喜多方産のコメを娘に与えている。地場の果物や野菜も厳禁。優花ちゃんは近所に自生する山菜のタラの芽の天ぷらが大好物だ。「たべたいよお」。孫にせがまれるたびに、智子さんは切なくなる。


 「育児だけでも大変なのに、見えない放射線のため衣食住の一つ一つを全て考えなければならなくなった。疲れ切った母親が多い」と、日本助産師会福島県支部の石田登喜子副支部


 ◇


http://mainichi.jp/select/science/news/20120227dde012040007000c.html
 「水俣病は、日本を代表する化学企業・チッソが、石油化学への転換に乗り遅れ、水俣を使い捨てにすることで金もうけした公害でした。被害を水俣に押しつける一方、本社は潤った。福島もそう。東京に原発を造れば送電時のロスもないのに、原発は福島に造り、電力は東京が享受する。得する人と損する人がいる、不公平な構造は同じです」


 「原発事故が誰の責任だったのかも明確にしない。避難指示の基準とする『年間20ミリシーベルト』だって誰が決めたかすらはっきりさせない。『それは文部科学省』『いや、原子力安全委だ』と縦割り行政の仕組みを利用し、責任逃れを繰り返す。被ばく量には『しきい値(安全値)』がないとされているのに『年間100ミリシーベルトでも大丈夫』などと曖昧な情報を意図的に流し、被害者を混乱させる。どれも水俣病で嫌というほど見てきた、国や御用学者らのやり口です」

 福島県が行っている県民健康管理調査についても、「被ばく線量は大したことないという結論先にありきで、被害者に対する補償をできるだけ絞り込むための布石としか思えません」

「事故直後、家族を避難させるため、一時的に職場を休んだ福島県の学校の先生は、同僚から『ひきょう者』『逃げるのか』と非難され、机を蹴られたそうです。みんな不安なんです。だから『一緒に頑張ろう』と思うあまり、福島を離れる相手が許せなくなる」

 福島の人々の姿に、水俣で見た光景が重なる。和解か裁判闘争か。「水俣の被害者もいくつもに分断され、傷つけ合わざるをえない状況に追い込まれました。傷は50年たった今も癒えていません」

 だから福島の人たちに伝えたい。「逃げるのか逃げないのか。逃げられるのか逃げられないのか。街に、職場に、家族の中にすら、対立が生まれています。でも、考えて。そもそも被害者を分断したのは国と東電なのです。被害者の対立で得をするのは誰?」


 ■水俣と福島に共通する10の手口■

 1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する

 2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む

 3、被害者同士を対立させる

 4、データを取らない/証拠を残さない

 5、ひたすら時間稼ぎをする

 6、被害を過小評価するような調査をする

 7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる

 8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む

 9、海外に情報を発信しない

10、御用学者を呼び、国際会議を開く


だから実はプロ左翼も儲かっている。
右翼が儲かる場では左翼も儲かり、そのヤミ公共事業の発注は政府である。トライアングル構造。マッチポンプ。右左公どれに近づいてもろくなことは無い。
ネット掲示板上では常に、こういう感じで右翼役と左翼役がマッチポンプ投稿する。

無題 Name 名無し 12/03/03(土)00:09:41 No.426603 del

素人に政権を渡した結果がコレだ。
経済、外交、そして危機管理。
すべてが、ご覧の有様。
2009年夏の選挙で民主に入れた連中が
日本の命運を決めた。


無題 Name 名無し 12/03/03(土)11:41:32 No.426750 del

自民を盲目的に支持して結果が今回の原発事故だろ


無題 Name 名無し 12/03/03(土)16:10:43 No.426793 del

原発を推進してきた保守の責任を問われる
=保守を担ぎ上げた自分の責任を問われる
だから
ネトウヨは民主のせいにしたくて必死


足尾鉱毒については以下
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120123/1327264637
おれもよく、さいたまから佐野へ抜けるときに渡良瀬遊水池の県道46号を通った。古河のほうからも遊水池のほうへきたりしていた。田中正造先生の活躍された土地である。日光を経由するときに、足尾を通ることも幾度かあった。
悪人、性悪のたぐいは放置するとしても、善人、くもるところのない人間に対しては、救いをさしのべられる人間でありたい。博愛とはいかないにしても…現代社会は、潜在的悪人が多すぎるのだ。こいつらまで全員を博愛精神で助けてしまうと、悪い社会が改まらないまま続いてしまう。


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とことん晩発毒性…農薬もセシウムも。

https://twitter.com/#!/gdgdsanpei/status/159318329406918656
放射能か…。農薬や化学肥料と同じだよ。その時には全く影響が見えない。俺の知ってる範囲だけども、今の俺ら若い農家が何故有機農業や自然農業に傾くのか。自分の子供たちにアトピーダウン症や発育障害が出てるからだよ。化学肥料や農薬最盛期の年寄り連中は自分に害が無ぇから今も平気で薬を使う。


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http://www.houshanousoudan.com/extra/no1
放射能健康相談.com 診察室より No.1

2012年3月4日 発行

首都圏で放射能の被曝を心配され、来院した60名以上を診断しました。そして血液検査の結果が出ました。

早川先生や航空機モニタリングを参考に受診者の住む地域をA高線量地域(柏、三郷、東葛地域周辺)とB(それ以外)に分け、年齢によりa(0歳から幼稚園)、b(小学生)、c(それ以上)に分けました。

やはり気になるのは,異型リンパ球です。

柏4歳 柏2歳 三郷2歳 柏2歳 草加4歳(骨髄球も+) 江戸川1歳 台東7歳 野田2歳(異型リンパは無いがリンパ球数10000以上)

Aa+Abの半分、Aaの半分以上 です。 Bにはこのような所見はみられません。

放射線被曝との関連について検証が必要です。

福島から避難した子供たちを検診した大学病院小児科の担当先生とも話しましたが、このような現象はみられていないとのこと。 すでに避難して日が経っていると正常化してしまうのか、とも考えています。

国からも行政からも見捨てられている東京近郊の高汚染地域に住み続ける子供たちから、将来健康被害が高率に出る事を心配しています。

親に意見を求められた時には、避難を進めています。


http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/health/blood/302Ly%20Wld.B2.html
2.末梢血リンパ球の特性
                          杏林大学 保健学部 臨床血液学 中竹 俊彦