先従隗始・温故知新

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アロンアルファの東亞合成にクレームした


客を見ていない商売が嫌いだ。
おれはジョブズのやつとつるんでiシリーズをヒットさせたが、あれこそ客の方を向いている極致。聞けば1歳児ですらipadは直感的に操作するとか…さすがタンジブル。

https://www2.toagosei.co.jp/aronalpha/form/contact/


長年、ノーマルのアロンアルファを活用してきたが、
今年、耐衝撃用を買ってみた…『ヒドイものだ』

液体は全く問題ないが
精密工芸用として、のあの「容器」は、最低サイアク!

私も構造設計の知識がある、元技術職として言うのだけど
・二次チャンバーの設計が悪すぎる

要するに、精密工芸というのは、爪楊枝や米粒ばっかりを、次々に接着したり、面に塗布して穴や凹凸をふさいでいく。
だからアロンアルファの役目は
・容器を押した分だけ、そのぶんだけ確実に出てくる(増減がないこと)

これが、まったくできない。耐衝撃用などに採用されてる”新型容器”が、ダメダメ。
旧型の容器の方がずっと優秀。

・新型容器:
押してもサッパリ出てこない、二次チャンバーにいっぱいたまると、今度はドバーーーっとあふれてきて止まらない。

・旧型容器:
二次チャンバーがなくただのテーパー室なので、あふれる量を調節しやすい。

…あなたがたはさぁ。ちゃんとテストしてるの?
容器がちゃんと機能しているか、
・おおざっぱな建築などの用途と
・精密工芸などのマイクロ加工の用途と
すべてにおいて、多岐にわたる実使用感テストを。

新型容器ね、あんな2次チャンバー形状では、
吐出ノズルがボトルネックになってるから、
本体から二次チャンバーに液体が流れてきて、たまっていき、ボトルネック部分の負圧に勝つぐらいの液体量が蓄積するまで、けっして吐出口からは出て行かない。

んで液体が一定量たまると自動的にオーバーフローする。よくそういう『装置』があるでしょ。負圧よりも液量が多くなると、流れ出すとか、吸い込むとか。

それはアロンアルファは、決してやってはいけないの。アロンアルファがドバーーっと流れ出すって言うのは。

おそらく吐出ノズルが
・太すぎる
・短すぎる
ので、液体が蓄積するにつれ、負圧で空気を吸い込んじゃうんだな。カンタンに吸い込めちゃうの。
本体を押してコントロールする前に、空気がどんどん入ってきて勝手に流れ出しちゃう。

しかも、負圧ポンプと同じ作用で、いちどドバー!と流れ出すと後は自動的にふたをするまで吹出し続ける…

誰だこんな素人設計したの…おれにCAD貸せばもっとマシなの描いてやる。走り書きのメモでもいい。
(つづく)


おかげで、耐衝撃用ね、『7割しか使えない』よ。3割はあふれ出るから紙で吸い取るしかないもん。
3割分の金を返すか、値下げしろというの。
さもなきゃ、早急に容器を新開発しろと。

ノーマルのアロンアルファなら、9割活用できるんだよ。スポイトとして優秀だからね。

200円ちょっとで9割使えるノーマルと
400円近くて7割しか使えない、耐衝撃用およびおなじ容器のラインナップ製品群。

アロンアルファの容器に求めるのは、いわば『スポイト』ですよ。
スポイトはまず大きな室内に液体を吸い込んでためるでしょ
次に負圧を利用してちょっとづつ出すわけだ。これは『押した分だけしか出ないように設計』されている。

これが優秀なの。

吐出ノズルは長い。このバランスが絶妙で、空気が入ってこれない。
反面、アロンアルファはあまり長いノズルにためておけない性質であるので単純な応用はできない。


とかく「旧型容器に基づいて、容器を再設計しなさい」
でないと精密加工用途には向かないよ。

旧型は、容器も柔らかいので、押し続ける手が疲れないしな。
新型は、堅い容器をいくら押しても出ないのに、あるときいきなりドバーーっとマイクロサイズの精密部品に降りかかって洪水にしちゃう。とっとと拭き取らないと単価1万円の仕掛品がオシャカだよ…どうしてくれる?

コントロールできない、しにくいんでは、福島原発と同じだ。
そんなものは、技術とか、製品とは、呼べない。