液晶パネルのおおまかな部品構成…
・バックライト・ユニット
・プリズムシート（乱反射板）
・液晶パネル本体
このうち、プリズムシートが変質して斑状のシミを持つようになると（ほこりやカビやキズ）、それがバックライトで照らされたときに斑点に見える。
これはもう使えないので、交換するしかない。
http://www.beam-matsumoto.co.jp/product/prismseat-ouyou.html
どうせNG品だから実験的に柑橘系洗剤で拭いてみたが、シミが消えても今度は洗剤がしみこんでスケスケになってしまった。揮発性のサラサラな油だから樹脂には浸透性がよすぎて厳しかったか。ほかのサイトを見るとむしろ水洗がいいのかな。
つまり何らかの汚れには間違いない。ジャンクで入手したこのオフィスノートはホコリが多めな使用環境だったようだったから（CPUヒートシンク付近はホコリで埋もれていた）、カビでもはえたか？
http://alchemicalrecord.blogspot.com/2008/04/blog-post.html
ネットの報告だと洗って直った物もあるらしいのでかびが原因の場合もあるかもしれない。
KBは全然使われておらず新品のようなので、いま付け替えてこうして入力している。
今まで７年使ったやつはキーボタンが度重なる爪プッシュで削れておかげで文字もいくつか消え去り、リターンあたりはバネもへたれて手応えがなくなっていた。こいつは予備に回す。
最初はJが反応しにくくてビビったが、パンタグラフからキーパネルを外して分解すると…卵殻が隙間に入り込んでいた。除去、徹底綿棒クリーニング。以後快調。ここらへんはDELLオンサイトとOAリサイクル・クリーニングの実務経験が活きている。
やっぱ新品の頃はキータッチが堅いね。こんなでもジャンクだもん…もっと修理して使えよと思う。ペンM以降は性能向上も進化もたいしたことはないから。
液晶パネルも１５インチだし状態がいい。なんとかリフレクターだけ取り替えようかと思う。
要するに液晶製造自体はもはやハイテクではないんだが、クリーンルームで製造しないとホコリがパネルとリフレクターの間に入ってしまう…
ここだけがメーカーにしかできないことなのだ。だから大型になればなるほど、この『防塵環境で、ひとつもチリホコリを入れないで生産する』作業工程の難易度が増す。
そうでなくても液晶パネルとリフレクター・シートはきわめてツヤツヤに作られており、自らホコリを招くようになっているから…
ゆえに、自分で液晶ユニットを分解するときの要諦はひとつ…チリホコリを除去できる、かつクリーンルームに近い環境を用意すること。
ほこりが出る衣類を着ない、
不織布を使う（安い使い捨てマスクとかがけっこういける）、
ホコリをぬぐうときは素手で、真ん中から端っこへ追い出していく。
いちど組み立てても端っこにいくつかホコリがどうせ見つかるので、見つかった部分だけめくってパッパと追い出してしまう。
真ん中にホコリが残ってると大変だ。また分解してホコリ追い出し作業の繰り返し。
手についたほこりは次々に掃除機を起動して吸い取ってしまう。クリーンルーム＝吸塵装置稼働環境である。
今後、こんな感じのことをやる。
http://homepage3.nifty.com/eugene/X20-lcd.htm
液晶画面ごとアッシーで外すまでは誰でも結構やるんだけど、液晶ユニットをさらに分解する人は少ないよね。バックライト管を自前で交換する人よりさらに少ない気がする。
LatitudeもD500〜D505の部品互換性はいくつか知ってるので、D510まで含めた互換性をさらに探っていこうと思う。微妙な差異が多いんだよね、コネクタ形状が違うとか、爪の位置が違うとか。
