先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

青梅市千ヶ瀬町 最大1.2μ、平均0.7μ


依頼があり、
青梅市でも千ヶ瀬町だけ重点調査。


…とはいえ、セシウム濃縮機序は、決まり切っている。
また、3月の原発爆発時の飛来セシウムの分布も、政府などが公表しているマップでほぼあっている。
答えは測らずしてもほぼわかってるのだが、


あくまで今回は、ホットスポットを手当たり次第に見つけては、お教えしておきますと言うこと。
これは今後、ニーズが高まる。通勤通学の道中や遊び場で、気にする親御さんがいくらでもいるからだ。


空間1m線量なんてちょっと測って、いくつでした〜なんてのは、素人の遊び。


セミプロ以上がやるべきは、ホットスポットの把握や、除染指導、
ホットスポットになりそうな(子供を近づけるべきでは無い)場所のレクチャーなど。
なんでもそうだが、素人が趣味や興味本位でやるのと、セミプロ以上が本格式でやるのは、
まるで異なるということだ。取り組みへの厳しい姿勢など含め。


冒頭に明記しておくが
「役人、政府筋の依頼を受けた右翼系ゴロツキどもが、おれの周辺にたむろったり待ち伏せたり殺気を放って脅し続けたり、通行人の多くを『操って』俺のことを悪く言わせたりと」
「政府筋による、『線量計測の徹底妨害』は、きのうきょうに限らずずっと続いてる、ことは明かしておく。」


同様に、ネット上でも、2ちゃんねるや、wikipediaなど、ネットヤクザが運営を任されている『中央管理型のメディア』では、
おれのように、危険なものは危険とハッキリ明記するユーザは、次々に妨害されたり、いわれのない誹謗中傷で悪人に仕立て上げられて、
追い出される。
むしろ右翼や政府の手下として、危険な者さえ安全だ安全だとウソをかき立てる奴らが優遇され、そいつらのやってる悪事をこちらが追求すると
「あいつは邪魔だ」というマークをされ、ネットヤクザどもにまとわりつかれて、その場を追い出されるわけだ、汚い手段を駆使されて。


例外はツイッターだ、あそこは主体が無いので、管理が無いので、邪魔されようが無い。


ネットも、実社会も、まったく同じである…
国民に安全だ安全だとウソを信じ込ませるキャンペーンが激しく、異を唱える国民への弾圧は激化している。


よく、政府側に不都合なスキャンダルがあると
身代わりに、芸能人などのスキャンダルを用意しマスコミに大騒ぎさせる。
同じ手法だ。
おれのような線量計測者への弾圧はつまり身代わりであり
原発事故などの最大の責任者である政府筋への追求や非難をごまかす意図である。
おれのことを世間のみんなでたたかせて夢中にさせつつ、そっちへ目を向けさせつつ、
世間の関心を政府責任から目をそらさせているし、政府が本当は高い線量を隠蔽してることにも気づかせない。
姑息な、悪党の手口だ。


子供は被曝に弱い。セシウムたっぷりの地面を触りたがる。
背が低いのでセシウムたっぷりの地面に近い。
体が薄く小さいので放射能が貫通しやすい。内部被曝も…微量でも小さい臓器への影響が大きい。


その子供を、右翼ゴロツキが操って「線量計測なんかするあの人は非国民だ、ろくでもないやつだ」などと罵倒させるのだ…
右翼そのものは物陰に潜み、自分では攻撃しない。えらそうで、卑怯である。
ぜんぶ、一般人を操って、働かせる。敵の反撃を受けるのも、犯罪を犯すのも、ぜんぶ一般人だ。
・子供を兵隊にする
・子供の味方として、役所が隠蔽している『本当の線量や、危険なホットスポット』を計測するボランティアを、政府弾圧として邪魔しまくる
・しかもその妨害工作を、子供にもやらせる…一般市民を手当たり次第に操るのだ…多数派を偽装工作するため
(社会全部が、一般人みんなが、お前の敵だ、みたいな風に誤認させる)


http://www.youtube.com/watch?v=uEjmrP014Sw


 ◇


では、線量に関する本題。
千ヶ瀬町といっても、青梅市内で、すでに測り終えている滝ノ上町などの近所だから、
数値自体は変わらなかった。
・そこそこキレイな地面や舗装割れ目への垂れ流し雨どい:0.7前後
・汚い苔むしたジメジメした狭小地帯:1μ以上


関数でグラフ化できるぐらい、いつも通りの数値が、キレイに出た。非常に数学的なのだ。


では具体的に調査結果を…これは週末では休みなので人の往来が多く調査がはかどらないので「プレ調査」である。二次調査を平日にまた行う。


南平緑地。http://hakatte.jp/spot/24836
ここは雑木林が公園になってる、よくあるケースで、
・苔むしてる地面が多い
・芝生もけっこうある
腐葉土を作ってる


つまり、点線源ではなく、面線源のスポット条件である。
点線源は、小さな一粒に高い線量があり、接近すればするほど高くなる。密着が最も高い。


面線源は、苔や芝などが体内にセシウムを取り込んでおり、いわば地表面にセシウムを確保している。
だから植物一体あたりの線量は低く、線量計を密着させると逆に数値が低くなる。
しかし地表5〜10cmあたりで、もっとも数値が高くなる。周囲から、弱い線量が集まってくるためだ。


いわば中央集権型=点線源である。分散並列処理型=面線源である。
苔や芝の地帯は、セシウムを地表面にとどめる、面線源地帯と疑ってよい。
面線源となった落ち葉をかき集め、腐らせて圧縮してしまうと…高線量となる。
こないだ多摩地区の学校で、地面にかぶせたシートを丸めて置いといたら高線量になったので報道沙汰になった。


セシウム一粒の線量などたかがしれている。
多く集めるほど、圧縮して密度を高めてしまうほど、ガガガ音は増えて、線量が上がる。まるで集金のように。
線量とは…原子核が崩壊すると電磁波を出し、線量計はいっこづつ検知してガガガ音として告知する。ガ一個が検知一回だ。
とうぜん、ガガガ音が多くなるほど、緊密になるほど、線量が高い。原子核崩壊による電磁波を、1回だけ浴びたか1万回浴びたかの差が、線量の差だ。


では南平での実測はというと、
・ふつうの地面:0.1x台
・芝生や苔地帯:0.3前後(ブロック塀が苔まみれになってる場合も同じ…地面の苔むしと違い水はけが悪いため)
明確に、2〜3倍になる。しかし黄信号の入り口である0.4まではいかない。
(広域ホットスポットである柏市で同じような場所で同じ計測をすると、8〜15マイクロsvはいく。3月に飛来したセシウムが多かった地帯だからだ)


だから実測して移動していると、
裸の地面では、ガ ガ ガ    ガ ぐらいの間隔なのが
苔地帯を通過するときに必ず ガガ ガ ガガガ  ガ ぐらいに増加する。
増加はするが、間隔が開くときもあるので、あんまり線量が高くならない。0.3xまでだ。
ほぼ間隔がなくなってくると「ああ、これは0.7マイクロだなあ、これは1マイクロだなあ」と判断できる。じっさいに数値がそうなる。
線量計も扱い慣れると、音だけで線量がわかるのだ。調査がスピーディーになる。


定位置に固定して計測するのと
歩きながら、線量計を移動させたり動かしながら計測するのとは
それぞれに意味があり、メリットがある。


人は歩く。歩くのにくっついていって、累積線量がわかる。人が肌身離さず線量計を携帯するのだ。
だから線量計
動かしながら測る=人の行動条件に即した、累積線量を憶測する測り方。
定位置での測り方=その地帯にずっといるとどのぐらい被曝するかという概念での測り方。


線量計を小刻みに動かすと線量が増える場合がある。
だが以上の理由から、面線源の分布詳細や、累積線量の傾向を、把握したい場合には忌避しなくてよいと思われる。
「多く出ちゃったらズルなんじゃ」と思ってしまいそうだが、目的によってはズルじゃ無いのだ。


また安い線量計のGM管は小型で感度が悪いので、少し数cmゆらす方がその付近の線量をよくキャッチできたりもする。
面線源的に、点線源の位置や分布を把握し特定していく手法だ。


以上、南平緑地には点線源スポットはあり得ないので(屋根と雨どいのセットが無く、雨水流路も無い)
面線源の分布と傾向を把握して調査終了。
点線源の出現条件は以下に…


千ヶ瀬第一保育園。
向かいに、珠算塾となっている古い寺社会館がある。
http://hakatte.jp/spot/24838
http://hakatte.jp/spot/24841
http://hakatte.jp/spot/24842
http://hakatte.jp/spot/24844
ここの苔まみれで水はけが悪い狭小スポットが、案の定、1μスポット。一目見てわかった。
今回調査の最大は1.22だが、詳細調査するともうちょっと高いであろう。
道路側の数値がこれで、対角側の雨どいもほぼ1μだった。
この会館の裏手には小さなお堂と墓地があるが、こちらの雨どい出口も、どこを測っても0.7μのスポット。
やや土壌の水はけがよいためジメジメしておらず、0.7μで済んでいる。
冒頭に書いたとおりだ。水はけがよい:0.7 悪い:1以上



保育園の保母の方々にいちおう教えておいたが、こちらを疑ってかかってるような不審をぬぐわない態度であった。
どうも閉鎖的地域社会の、田舎の方にいけばいくほど、こういう猜疑的につらく当たられる傾向がある。
(役所の言うことは常に絶対正しい、的な盲信住民も多いため)
だから23区や多摩市など、都市型ベッドタウン自治体も、住民も、むしろどんどん線量計測をしていく積極姿勢なのだ。
青梅市入間市は最悪である。役人も隠蔽姿勢、住民もそれが正しいと信じ込んでいる。


青梅第二中…職員に断ってから計測したかったが、あそこはどこが入口で、職員室がどこなのか、さっぱりわからん迷路なつくりで
迷ってる暇にあちこち数カ所の雨どい出口を測れてしまった。
幸いにと言うか、目立った高い線量は見られず。ここには濃縮機序がないと言うことだろう。濃縮機序の有無は完全にそのスポット毎の固有条件である。


むしろ、学校近隣の民家の雨どい出口を測ると…ほぼ、どのお宅も土壌垂れ流し式であれば0.7以上が確実に出た。
http://hakatte.jp/spot/24874
古い民家は地中浸透では無く、表面垂れ流し式であるため、地表面がセシウム・フィルターとなり線量が高くなる。
福島原発の汚染水処理プラントと同じ濃縮機序だ。広い屋根から狭い雨どいへセシウム雨水が集められ、地表面がフィルターとなってセシウムを集めてしまう。


ついで、タマブックスやスーパー・マルフジやパチンコ店などの入っている複合商業施設を調査。
マルフジの雨どいも…残念ながら垂れ流し式であり、出口付近も掃除されず苔むしたり泥が溜まっており…0.7地帯であった。
ちょうど通りがかった親子連れに「雨どい付近には子供を近づけさせないように」と注意喚起。小さい子供が雨どい近くではしゃいでいたので。
結局、ここも近代的な商業施設なので、大半の雨どいは地中浸透式か、下水道配管式である。高線量の垂れ流し雨どいはこの施設の中ではマルフジだけだった。
店舗建物そのものの雨どいだけではなく、
裏側にある駐車場に、小屋があってそこから雨どい配管が突き出て垂れ流しているが…
ここは舗装したばかりなのだが、雨水の地中浸透をもくろんで『粗い舗装面』であるため…セシウムが残ってしまい0.8〜0.9と高かった。
http://hakatte.jp/spot/24846
http://hakatte.jp/spot/24847
世田谷区などでも同じ事例があるが…「雨水の地中浸透を考慮した粗いアスファルト舗装」には要注意。間違いなく線量は高い。
しかも、地面は掘って撤去除染すれば済むが…(気象庁前がいい例http://hakatte.jp/spot/19231
舗装面は、はがして、舗装し直すのはかなり予算がかかる…


パチンコ屋…サンフラワーと、少し先のトワーズも、地中浸透式なので高い線量の地帯は無かった。


なお、マルフジでも東青梅駅の店舗も垂れ流し雨どいだったので測ってみたが、こちらは低い。
舗装面への垂れ流しなので、大半が下水道まで流出してしまうためだ。




補足:
苔や芝生:密閉線源であり、接近や立入が即危険度にはつながらない
雨どい出口:セシウム粒子粉塵が集まっている開放線源であり、風が吹くだけでも危険である…その危険度はその場所依存。また粉塵なので衣服や肌にも付着する…現地に跪いたり座るとアウト


地面が段差になってて、高い位置の地面が自分の顔面の高さに近い場合、
風が吹けばその地面の粉塵を吸い込みやすい=内部被曝の危険性が高い。
道路が低く、敷地が盛り土で高い場合など。


ゆえに…苔むした地面が雨どい出口でホットスポットとなり、それが人の立ち入らない敷地内の隅っこ、物陰、奥まった場所などである場合、あまり危険視はしない。危険視優先度を低くする。
これは我が家の近所にもある。線量そのものはいつ測っても1μ以上。


 ◇


以前も抜粋したが、文科省ガイドライン産経新聞掲載。

 ガイドラインでは、
高線量が予測されるポイントとして、

▽雨どいや側溝など「雨水が集まる所」
▽花壇、芝生、堆肥など「植物とその根元」
▽コンクリートの割れ目や縁石など「泥や土がたまりやすい所」
▽トタン屋根や茅葺(かやぶ)き屋根など「微粒子が付着しやすい構造物」

−に分類。逆に環境中の平均的な線量を把握するにはこうした場所を避けるべきだとしている。
 24日から年内をめどに文科省原子力災害対策支援本部に連絡窓口を開設する。(電)03・5253・4111(内線4630、4631)。


これまでの都心近郊各地の、雨どいホットスポットの線量一覧。
http://hakatte.jp/report/gaogai/
http://hakatte.jp/spot/13855