先従隗始・温故知新

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創意工夫で線量計の使い勝手(汎用性)は拡がる



基本、
・袋
・棒
・紐


袋に入れないと本体が汚れて、セシウムなどが付着し、使い物にならない。
当然、袋もどんどん塵芥が付着するので、定期的に交換する。
(ソエクスなど安い線量計は基盤にGM管が溶接されており、これを掃除するとなると難度の高い分解作業になる…)


また、袋に入れることで少しは延伸できる。
あとは
堅い棒でさらに延伸するか
柔らかい紐で延伸するか、の違いだけだ。
突っ張り棒と紐を組み合わせれば、まさに釣り竿。
これらは原付バイクでも工夫により収納して持ち歩ける。


見てくれが悪いといやなら、独自に工夫してかっこいい装丁にすればいい。
ただ…あまり放射線計測とわかる格好をすると、市民に怖がられる材料となりかねないので、
あまり何をやってるかわかりづらい方がいい。公的な資格持ちでは無いのだから。


この拡張キットを増やすことで
・犬の散歩のように普通に立ったまま、歩きながら、測定できる
・側溝の蓋のさらに下、崖の下、立入禁止区域、高い線量で接近するのがいやな場所、など測れなかった所も測れる


猿が棒を持ったことで道具が生まれた。
基本に立ち返れと言うことだ。


しょせん、
アロカなど高価で大型の器具は、狭い施設内で、限られた数時間だけ作業するためのもの。


だがたとえば福島原発事故由来のセシウムホットスポット探索は
長時間、見知らぬ土地で、あてどもなくさまよい続けて探し出すようなものだ。


原発や病院などの施設内(案内図あり)で、線源も線種も線量も管理され設計されわかりきっている…ようなラクな条件では無い。
そういう所での使用に特化した高級線量計は、屋外の福島セシウム探索には使い勝手が悪すぎる。
・高価なので壊したくない
・紐で釣り下げたり、棒にガムテ接着して崖下に下ろすなんて…キャー
・重い、デカイ、両手がふさがる


結局、ソエクスがハチロクになる時がやってきたといえる。
・カウント音が出る
・線量の画面表示が3色信号で一目でわかる
スマホガラケーなみに小型で、どんな狭小の場所にも滑り込める


ガゴアッ


【注意点】
・玉かけと同じですから、振り子になりますので「ぶつけないように」
・足下に肉薄しますから「踏まないように」
・玉かけ資格の基本…「絶対に落ちないよう装着する」事前に手元でテストもすること