先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

 ネェル・アーガマ セミスクラッチにて、ガレキ製作開始。


※この記事を初アップしてからだいぶ年月も経過したので、
2011以前の作例は以下でどうぞ
http://www.modelers-g.jp/modules/myalbum/viewcat.php?uid=2125
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20101119/1290155463
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20100827/1282847153
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20100804/1280858826


2015でもまだ完全には終わってません…まだだ、まだ終わらんよ!(大泣
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20110224/1298455767




…以下、結果として「サイズ比較モックアップ」となった試作品の製作レポ…
パテなんか、二度と使ってやるもんか!


 ◇


 ◇


『ムーンレィスの技術で、アーガマを改修しネェル・アーガマにした』
の設定にあやかろうと思い。

セミクラッチ・モデル…セミとはいえ、ほぼフルスクラッチだ。見ればわかるけど…
300円ガンプラアーガマを芯にする。へたに箱組みするより、優秀な芯。軽量化とか材料節減とか。
普及サイズのガンプラがベースなので、
あくまでガンプラ品質で仕上げる。変にディティールアップはしない。


…とはいえ、インジェクション成形プラモデルだと金型なので、
結構精密に再現してる部分が散見される故に
たとえばレール部分なんかはかなり神経を使う。
一発削りで仕上げられず、大きく掘ってからパテ埋め直して、仕上げで削り直す感じ。
陥没モールドなんかも楽々再現してるからね、プラモは。
金コテ作ってちまちま熱いの突っ込むかぁ…


まず、アマゾン(アナハイム)でアーガマ仕入れ。
段ボール箱(作業台)がもれなく付属、
ビニールがプラカスをくっつける優れもの。いっくら刺してもOKの使い捨て。


とりあえず、本体と前カタパルトから作り始める。
これは以前、86年ZZ放映当時に作ってたときと順番は同じ。
http://www.geocities.jp/unwatchedattack/0401.html#1


刃で削る。形状を合わせていく。
光を当てながら、影の具合を観察しながら、水平面を出すべく左右の削り具合の差を減らすべく少しづつ削る。
これは製造業の精密加工や検査のテク。


金ヤスリで面を整える。
こちらは逆に、ヤスリの平面をなるべく大きく長く使って、確実に平面と水平を出す。
これも製造加工現場のテク。
「フフフ、これで貴様はもう、おれのデクだ!!」それ違う…あみばっ


カタパルトをプラ板から切り出す。
レールは設備上どうしてもまっすぐ切れないので
(作業台やクランプで固定しないと、薄いプラ板の反りや逃げを防げない)
厚みの増した完成パーツになってから、パテで埋め直して精密加工する。


総時間50時間で仕上げる予定。


 ◇


ガンプラなので、鋳型コピーはできまい。
するつもりもないけど。設備投資がハイコストで、
別にコピー品を売買するわけでもないし。
(つうかそこがマズイっぽい)


なので、ベースのプラモは300円だけど、
複製はできないので一回一回手作りだ。仕上がり時の価格は跳ね上がる。材料費も、時間工賃も。
手順はマニュアル化できるが、全く同じものは二度と作れない。

デキはともかく、3000円位になるかな。
ほしがる人も居ないけどなw


DVDでUC一話を確認。
ネェルアーガマも今やCGかよ…やたら四角いww


思わぬダークホースだよな、今になって大活躍とは。


86年版がついに近年まで未完成で処分に至った無念
今度は完成させ、晴らして見せよう。





思ったよりカタパルトが大きくなった。適宜リサイズしていく。
新しく導入した特殊カッターと定規の相性がまだつかみきれない。
型紙より切り出した板のほうが大きくなったりと。


設定画像はネットでかき集めた。
ZZ版の下から見た画像だけ、どうしても見つからなかった…
ま、86年当時から近年までのスクラッチ課程で嫌と言うほど見てるので、
じつはほとんど覚えてたりw
あとは、すでにガレキで出品販売されてる皇帝さんも、貴重な参考資料です(猿まねはしませんよ、念のため)


図面はいい加減に引いてる。
ミニストップで肉まん食べた紙袋を再利用。後日アップ。
当然、工具もなるべく再利用、あるものを使う。


ピンセットなんか86年当時からの古参兵だもんねっよく模型屋で一番安く売ってる工具セットの。
とにかく、mottainaiロハスエコリサイクルな方向でw


スタイリングの方向性でも悩んでいる。
UC版でもアニメCG版と小説挿絵版があるし。


…つうか普通、改装工事ばかりやってたんなら、羽根取らないか?ww
意味ないよねアレw
むしろ地上降下したアーガマにつけろと。
いっそラビアンローズくらいいっぱい羽根とか花びらつければ、擬態になるけど…


 ◇
 ◇


で、翌日。


吉祥寺の老舗”波”謹製のおもちをのっけています。
ホカホカでおいしそうです。
ねえ、簡単でしょう?」w




なるべく流用。捨てない、お蔵入りしない。
メガ砲の円盤ももちろん流用する。
ミニチュアユニコーンをランナーから削りだそうか迷っている。
かつて、クロノスの大逆襲のバイカンフーのプラモデルで、ロムにいさんを削り出したり。


今や、豊富な種類の便利な工具が安く売ってていいね。
豊かすぎる社会に辟易してるが、まあたまには喜んでもいいだろうよ。


WAVEのエポパテはタミヤと違ってすぐ固まるし削ってもささくれないし最高。しかも軽くない?
どんどんムクってムックになってしまいそう…ギャチャピンに喰われるぅ〜〜〜


 ◇


3日目。
今までの、適当でイイ
肉盛りやラフ原画の段階から
完成をにらんでの正確な図面やモデリングへ。


設定画や他作品やアニメゲームのキャプ画像など
ありとあらゆる画像とにらめっこしつつ図面を微調整。


時間がかかる割に、あまり進まなかった。
まあ試作、初物なので、しょうがない、これはプロの生産現場でも同じ事。


だんだんとそれっぽくなってきた。


予定時間は、75時間でほぼ完成まで。
100時間以内に、塗装や細部修正を済ませる。
一日5時間、20日間と言うことになる。
段取りが手に付く2台目以降はもっとルーチンワークで速くなり、品質も安定するだろう。


価格としては3千円はかかってるが、
ガンプラ300円、材料費1000円位?あとは精度なりの時間工賃…)
(エポパテが高い。プラ板箱組だと手間賃がかかるし時間工賃も増)
そこまでの仕上がりには為るまいw


未塗装、精度それなり、未組上げ、の状態で
落札者が自分でディティールアップや塗装をするという前提で、
同人作品として、オクにでも出してみるか。
しょせんはガンプラ並みだから、いじるにもラクだ。気軽で。
『半完成 同人作品 ガンプラ改造 1/2200ネェルアーガマ』とかいってww
これを出品するのがダメなら、ガンプラの出品もアウトだろう。


皇帝ブランドのネェルも、他者の改造によりベツモノと化していたのでw
そういうのに期待したい。
UCもアニメDVD展開でこれから盛り上がるので、乗じたい。


複製品じゃないからねえ、2度と完全に同じものは作れないんだけど。。
まあそこは、同じ図面を使って、同じ人がこさえてますから、ということで。


それにしても、WAVE軽量パテはすごいな、フィギュア用だそうだが。
柔らかいけど、思い通りに削れる。
何より軽く、プラモデルの体積あたりの質量と全く違いがない。
よく切れて使いやすい工具と、これがあるとだいぶ上達する。
料理も包丁など道具と、材料次第だけど。


ところでラビアンローズってさぁ
あれだよね
ハロゲンヒーターww
アーガマ「うお、あったけ、腰痛治る!」
ローズ 「うんじゃあつぎは針刺しますよー」
アーガマ「神経痛も引いていくわい…」


 ◇


4,5日目。
4日目は3時間しかできなかった。基本単位は5時間。


この辺からは、ザクザクとは進まなくなる。
どんな精密加工業でもそうだが、
1 最初は目見当でざっくざっくと切り彫り、だんだんと慎重になっていく。(完成面を出すときは、息を止めるほど)
2 最後の最後まで完成面は出さない(万一、加工中に破壊するとオシャカだからだ。模型は盛り直せるが、金属加工の場合は…)


いまは、完成面のイメージをつかむため、寸止めのまた寸止め、位のフォルム出し(面出し)をしている。
ノギスであちこちの寸法を測り、左右差を縮めていく。
頼もしい面出し(直線平面出し)ツールは、このサイズの模型の場合、Lカッターだ。
もっと大きなスケールで、販売品ガレキくらいの精度や量産を考えると、ダメだけど、
今回は1ショットモデルで、300円ガンプラ精度つまり1/144MS精度なので、こうした手法が心地よい。


精密ヤスリもLカッターも、半端無く直線が出してあるツールなので、
削るたびに加工面とべったり会わせ、その光漏れの具合で直線が出ているかチェックする。(山や谷に見えたらダメと言うこと)


以上は、1/1000mm精度の精密金型加工あたりからの生半可な知識。
でも、生産ラインだろうが、ライン設備機械や車両や家電などのメンテだろうが、万事に通じてくる。


得意な人や、削り作業が苦でない人は、
こんなパテ盛りにしないで、プラ板箱組にするんだろうけど。


・接着剤を使うのが嫌
・WAVE軽量エポパテってなにこれすばらしい(タミヤエポパテしかなかった暗黒時代は過ぎ)


プラ板はコスト安いけど、すごく削りカスゴミが出るから。
エコじゃないよね。
切削もかなり自由度が狭いし。
「なによりも」
カックカクなんだよね、箱組依存のモデルって、どれも。アレが嫌でねえ…
プラ板に自分たちが支配されてるみたいで「おれたちはポリゴン帝国の圧政と戦うんだ!」


中大型モデルにはいいよね。中空を増やせるし、簡単に平面が出るし。
小型には軽量エポパテで十分。柔らかくて傷つきやすいけど、戦艦はディスプレイしておくだけだからねw
強度が欲しい部分は上からプラ板貼るもよし。
要はフィギュアですよ。そっち向けでしょこのパテは。戦艦もフィギュアも飾るだけだから。


エポパテの場合、メンターム必須(メンソレータムは高い)
ヘラや指に薄く油膜を作り、パンにバターを塗るように簡単にパテ盛りと整形を同時進行できる。(くっつかない)
反面、油がくっついた面は接着性が薄れるので、注意。(作業終了時には全部拭取るのが基本。硬化後が拭取りやすい)
ヘラを運んでパテを伸ばし面を出すときも、一回きり勝負、一方通行になる。
パテの上面と、ヘラは、すでに油が付いてて接着できないから。混ぜたり重ねたりはデキナイ。


(面出しと、カド出しと、埋めは、違うので注意。後の二つは何度もパテもりしながら減らしていく作業。)
(今やってるのは、面出し。)

(羽根を見てわかるとおり、300円ガンプラの精度は低い所は非常に低い…小学生のお小遣いで買える玩具)


作業は長くて2時間で休憩。
手洗いのついでに、目詰まりしたヤスリを石けんで歯ブラシ磨き。
とれない分は爪を磨いてやるととれる。
パテは詰まってくっつきやすいよねえ。プラは簡単だけど。


きのうきょうと、3時間づつしかやれてない。
これも、こうした実業務であってもよくあることで、工程によってあまりできなかったり時間が空いたりする。
段取り、計画、これに尽きる。
あまり長い時間やれない工程と、ほどほど時間がかけられる工程の組み合わせ。
きょうは、ほぼ試作のような、やったことないパーツの起こしになったので、
図面や設定画との格闘ばかりになり、パーツを切り出せたのは夜だった。
プラ板加工は接着があるのであまり夜はやりたくない。
夕方にエポパテを混ぜて盛って、夜のウチに硬化させる。まあこれは接着でも同じだけど。


今回のモデルでは一カ所だけ、ハッチオープン状態を再現するので、
そこに多いに苦労した。
アニメでは斜めにMSリゼルエスカレーターで降りてくるが、この戦艦の形状では、
それが可能なポイントは限られる。
アニメ描写だとすぐ近くに見えるが、そこだと矛盾し、アリエナイ。エスカレータの向こうは宇宙なのだから。
結局、大規模改修時に増設された後方の格納スペースが、カタパルト延長部分だと解釈し、
それを再現する加工に時間がかかった。


なんにせよ、1/144、300円プラモデルのサイズ、質で、なにもかも盛り込むのは、かなり疲れる。
なるほど、1/100サイズになる理由が、産む側になると嫌でもわかるねw
1/144νガンダムの腰が回るように改造した、あの時代…顔のカラスマスクの部分も形状修正したな。


エンジン部分のパーツも、もちろんキットのを流用します。
ムーンレイスは”モッタイナイ活動”の先駆者ですw
南中華ある意味、ここまで改修するともう、フルスクラッチしても同じ手間なのだがw
ただ、このサイズではプラ板切り出しの精度が出しにくいんだよね。曲がる。サイズ違いになる。


 ◇


6日目だが、時間的には5日目。
きょうは一部のカド出し。カタパルトは箱組前に完成しとかないと
後でいじれないので完成面を出してしまう。
レールを一度エポパテで埋めて、カド出しヤスリをつっこみ引き抜く。その直線で仕上げてしまう。
Myスキルでは、プラ板カッティングだけで一発直線出しは不可能w


本体左側、ほぼ完成面になってる部分がかっこうよい。


きょうは、アンダーエンジンの原型成形までいったので、はかどった方。
当初予定の15日間あれば余裕、のはず。


 ◇


7日目。折り返し地点。
雨模様なので溶剤系はパス。面と角を出す作業を進める。
ついでに、アッパーエンジンもすこし削りこんどく。プラスチロールは堅いので時間かかるし。
カタパルトの直線出しも進める。案の定、あっち出せばこっちが欠けて…


かように手間はいくらでもかかるので
(ほとんどプラ板組みじゃない、型取りでもない、彫刻成形比8割)
非組立未塗装状態でも、3000円いただかないと、割に合わない。
(デキは見合わなくても、だ)
組立完成品だと5,6000円はいただきたい。


苦労はかかる。


プラ板組を多用し、高価な機材も用意し、レジンキャストすれば
まあ1000円台でもいいだろうけど。そういうつもりはないので。


午後は外出。
やべえ…国道の立体交差がネェルアーガマに見える…
継ぎ目や立体構造がネェルアーガマに見えてくる…アンダーパスの中はカタパルトの中か…


ワーカホリックや…


はよ完成しよ


 ◇


8日目、日曜、4月初週
きょうは半ドンでいいや。3時間終了。


とにかくエンジンとカタパルトを形にしないとやる気も起きないので
エンジンを加速度的に成形する。
工事や整備の現場で使う荒いデカイやすりを投入…これでもKTCツールであるw
はえはえー、サンダーとかルータいらね。


アンダーエンジンはタンクじみた安直な形状なので、工夫して同時成形した。
作業マットにエポパテの固まりをくっつけてしまい(この時点で下側は直線が出てる)
2部品を板チョコみたいにくっつけて同時成形加工。
パテが固まらないうちにヘラでほぼ形状を出してしまい、真ん中で割れるよう板チョコ状に成形する。
マットにくっつけたまま加工するので、固定の必要がない。楽ちんだ。完了後にペリッとはがす。


加工面が白いのは、段々精密仕上げに入ってきたのでタミヤホワイトパテを投入。
ラッカーパテは細かいところでもはがれない。反面ベチョベチョなので成形には向かない。


秘密兵器もいくつか投入。


ワークマンで売ってる、ニトリル手袋(耐油。自動車の生産や整備の現場で着用される)。
ガソリンやシンナーに手を突っ込んでもしばらく使用して大丈夫というタフさで
100双が980円という破格。
こいつは重宝する…『エポパテがくっつきにくい』
メンタームなしでも、よほどベトベトしてなければ模型にどんどん押しつけて貼っていける。
(混ぜ方:チョココロネ巻き>うどん手打ち>繰り返し。よく混ざる、A・B材の比率間違いもわかりやすい)


キャシャーンマスク花粉専用(ユニチャーム)で粉じん知らず。これも多くて安い。
…もっとも俺の場合、常に加工状態を観察するので、削っては掃除機、削っては掃除機なんだけど。
寝布団の上で、パソコン座卓の上で、やってるしww
パジャマモデラーwwけど汚れない汚さない。

「これ、バンダイのプラモデル1/2200アーガマなんだぜ…」


 ◇


オフ日の設定やら工具買い物やら、なんやらで進まない…
精度精度でとっとと進められる自動機や精密工具や素材と違い


パテ盛りなんてのは現代製造業の見地からすると”愚の骨頂”
であるので…ムダに手間が増えるためにあるようなもの。


面を出しては別の面がだめになり、はがれたり崩れたりと。
非効率を承知でやるしかないね。


明日から本格再開…といくべし。


 ◇

9日目
90分経過時点。


ひたすら、彫りで成形する。もはや工芸品でしかない。
(WAVEの軽量エポパテでないと、できまへん。この素材はネコ大好き”彫りスキー”の世界を拡げるね)


昔はこう言うのはザラだった、ハズ。全クレイ削りでつくったボトムズのファッティとか観たな。
今はコストが下がったり大人買いもあり、便利ツールや量産に頼りすぎてるね。
ピースコン(コンスコンじゃないよ)や
レジン(デギンじゃないよ)なんて
高嶺の花だったような…モデラーズナイフもなかったし。Pカッター買った時もかなりの奮発。


お値段をつけたら、部品ユニット完成、後は組んで塗るだけで5000円だな。
EXモデルの1/1800サイズで皇帝さんが15000だし(量産品だけど…つうかあれ手作りでやったら5万円??)。
昔は1/144が300円、1/100が1000円だったから、割合も合致するw
他はともかく、自分のばあい「総手作り」だから…5千円でも割には合わないな、商売頭で考えたら。


ご先祖様が、仏師だった。その子孫の祖父母は彫刻家で上野の展覧会でも名をはせた。
無縁ではないだろう。
別系統のご先祖様は庄屋さんで、
なんでもちょんまげの時代に小作農にぜんぶ土地をあげて庄屋をやめたとか何とか…
血は受け継ぐものだと理解。いや、魂だろうか。


画像の限りではまだまだチャッチイけれど
こっからトコトン精度を出すのがプロ経験者です。
(模型は手を抜くけどな、元素材がガンプラ300円だしw)
(設備や加工機械や精密工具や素材、すべて条件が揃えばこそ)


CDプレーヤ用心臓部部品の金型を造ってたときは1/1000まで精度を出した。
これがまた、今流行のMC自動機じゃなく、手作業の平面研削盤。
ガレージキット制作には、かなり通じる共通技法。反りとか陰影とか荒削りとか仕上げとか。
直線とカドを出す。これしかできないから、トコトン精度を出す。


当時は、関東南部でもそれをやれるところが中々無くてね。
イイ師匠にも恵まれた。


左:生産ラインで組み付けてた、いすずギガのノブ(傷物を了承の上でいただきました)
中:ブラックマジシャン・ガール(とくにいみはない)
右:金型構成部品に1/1000精度が要求されるCDプレイヤーのピック・ベースユニット


尋常じゃなく直角と平面が出ている金型の入れ子部品。(上画像の部品の金型に使用)
これは10年以上衣装ケースで他の部品などともまれていたので、
キズ、カス、錆びが出てカドも所々とれている。
新品はうかつにさわると指を切る。


モデラー諸兄も、参考に見聞されるがよろしかろうと。引っ張り出してきた。
きちんと精度出しを終えた設備機械で
きちんと手順を守り、勘を働かせれば、できること。


 ◇


10日目、
とはいえフルタイム5時間やれた日は少ない。
目標の75時間にはまだ遠く、やっと半分超えた位(つけてる進捗帳簿によると)。


いよいよ形状を出していく工程になってくるので、
いっこだけ、試作秀作のつもりで形状を出していく。
次以降は試作した品を見習って進めるだけ。
これは初号lotなので遅いけど、2lot以降はもっと手順的で速くなる。


形状は300円ガンプラレベルを超え始めた。
当然まだ、完成面とツラ位置にはしてない。(するかよw)
ムーンレィスはmottainai精神だけじゃなく、凝り性なのですww


休み時間は別のを修正w(成人男性限定)
sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1270740157340.jpg


そもそも新幹線や大型貨物船を接近してよーく観るとわかるけど
ぼこぼこです。細かい線や面はけっこうおざなりで、
精度が必要な場所だけに絞ってある。精密加工は。
当然そこにはコストも絡むし、加工方法や依頼先業者がゼロか1くらいなので、妥協もある。
(熟練職人がハンマーで叩いたり、熱い鉄に水ぶっかけてできる反りで、
 曲線面形状を出していくとかね、新幹線のボデー最前面や、貨物船のボデーなんてのは)


何が言いたいかというと、
プラモデルサイズだからやたら平面とか対称とか均整を出しちゃうけど
実際の大型製品は、もっといびつで不揃いだと言うことです。
マクロスSDF-1なんかはそのへんをゴツゴツさせることでよく表してる。左右の腕が違うトコなんか、実際にやりそう、なし崩しで)


メガ粒子砲の円盤もアーガマから流用。


11日目。きょうも2時間で終了…
パテ盛り後の整形と形成に時間がいくらでもかけられる感じ。
精密加工の領域ではないね。カドも平面も中々出ない。一カド出したら、次のカド、みたいな…


自分の手法だと、ラッカーパテは不向きの場合が多いね…
盛っても垂れる
乾き始めると肉やせする
気泡入りが多い…
臭いので屋外乾燥の手間…雨だと難しい


なるべくエポパテ一発で決めたい。次回からは。WAVE軽量パテなら大丈夫っぽい。


(おまけ)
ペーパークラフト Zガンダム 完全変形


これも1986年当時に
初代ネェルアーガマとwww.geocities.jp/unwatchedattack/ah1.jpg
同時進行でつくってたやつ。
http://www.geocities.jp/kasumin777/ire/g.html


一日でできちゃうすぐれもの(? サクっと、サムっと。


 ◇


12日目 1時間ちょい。
目の前にあってすぐできそうな工程のみ処理。


とにかく、削って、切手、削って…
まさに彫刻。木彫りの熊。
ちっとも近代的ではないが、現代的工具の精度や便利さに助けられてるw


だいぶ、完成形がイメージできるくらいにはなってきた。
カタパルトが仕上がれば、格納庫部分の箱組に着手できる。
今週末までには、全部品が揃う予定。仮組みしながら、えっちらおっちら精度を上げていく。


 ◇

4/13
同人絵も気まぐれでやったりと、中々こっちだけに集中できない。
敵も多いので、生活環境が常に脅かされていたりもするんだよw
マルチタスカー、両刀使い、そういう人間はそういう苦労をしやすいのが日本。
ヨソ者が生意気だ的な、「シーブックのくせに巧く操縦しやがって」的な。


13日目 2時間ちょい。
ついに箱組に入る…ので箱組専用に図面を描き直す…手順書も併記。
”設計”と”手順”そのものなので、非常に苦労する。一番上流の工程だ。
こういうのは、家の建築と同じ。力学や実際を鑑みつつ、非言語思考で整理していく…


つうかいくら大幅改修たってよおアナハイムさん、やり過ぎなんだよゴテゴテとwww
ZZ版つくったときはもっと簡単だったぞ!
ゴジラマツイ55呼ぶぞこの野郎w Mrアナハイムエンジェルス


しかし相手は1/144モデル。まともにやったら見合わない。
だから、なるべく手は抜く。出すのは精度とカッコ良さだけでいい。
機材も全然揃えていない。刀と鑢と接着剤と楚材。
部品点数は抑え、工程は減らし、手間をかけない前提で。
つまりハイエンドスポーツカーではなく、やっすい原付スクーターの簡素なメカニズムが目標だ。


ないない尽くしの環境で
適当な品質と低価格のガンプラを、その品質のままイジリ込む。


画像でわかるとおり、箱組そのものでは直角と面は出してない。
(厳密には、ハッチオープン側だけ、出してある。中身をさらけ出すからw)
これは、手持ちの機材では上からパテ盛って面を出す方が、確実で、ラクだからだ。


XGA 1024*768 15インチ程度のモニターで
オリジナルサイズで画像を見れば、ほぼ原寸大に見える。
こういうサイズのガンプラ品質に対しての加工法は、
中型や大型のスクラッチビルドとはまた勝手が異なる。
で、それは製造業や運送業やITなど、どこの現場でも同じ事であったりする。

段々と揃ってきた部品たち。こうして素組みすると
「ああ、サイドカタパルトは5mmは切らないとダメだ」
などと気づく。


プロポーションは、アニメ版と小説版とごっちゃにしつつ作っている。
それぞれ長所があって。


 ◇


14日目。
今日は熱意をこめて4時間半やったぞ。すごいぞ。


90分作業後時点。
そろそろプロポーションを詰めていかないと、
工程が進んで色々組んでしまってから泣くハメになるので…
この手の調整作業は、見た目からして進んでなく見えがち。
見えない部分でも評価されない部分でも、
重要ならトコトン詰めることで、日本製品は勝ち上がってきた。


夕方に再開。
(夜は掃除機が使いづらいアパートとか眠いとかあるんでパス)


ある程度決めてた段取りや、即興を織り交ぜながらちゃっちゃとやる。
くどいようだけど、300円ガンプラが元なので
あんまり手間暇かけて精度出しても見合わないし
あんまり手を抜きすぎるとぼろっちくなるし


都心の下道ならポルシェよりも、原付スクーターのほうが到着が早い的な
でもスクーターですから簡素ですよ的な


なぜフォントカラーがピンクかというと
昨日はHなCGを描画しててHな部分に使った色だから。
「めんどくせえ、これでいいや」


 ◇


15日目。4/15
きょうは、堂々巡りで進捗が目立たない、形状微修正の作業で。
雨なので溶剤系の作業不可。


最初に仮組で形状確認。見えてない問題点がいくつか見えてくる。


製造、造形の基本
「最初に、どっかひとつ、基準点を出す」
面、直角など。
基準がないと、方々がばらばらの寸法や形状になる。


最初にアバウトに形状を出す、紙粘土式のフォルム造形は
どこかでこれをする必要がある。
基準点からひとつひとつ、新たな面や形状角度を出せば、
後はその模倣をすることで左右対称の部品でも形状が揃う。


自動車部品でも家電部品でも精密金型でも、やってることは一緒。
たぶんアートやホビーの領域でも。


今回の場合は、下部のタンク収納部の直線出しを持って基準とした。
これがまた、ベースにしてるガンプラアーガマじたい、サッパり平面もカドも出てないので…さすが300円ww


はっきりいってこの基準出し、どんな大型モデルにも小型精密モデルにも、通用する技術だ。
手作業で目視とはいえ0.05mm精度くらいは期待できる。
ガンプラのMGでさえ、そこまでしてまい…インジェクション射出成形はむしろアバウトでないとムリだし。
(平面の場合、大型化するほど、精度出しのmmは変わるんだが…1の距離で0.1なら、倍の距離では0.2)
(削った距離や、角度は、サイズに関係ないよね。)


いちどでも、5/1000つまり0.005mmの加工業務経験を持つと、
目視でも1/100の世界がかんたんにわかる。
たとえば、マジックをひと書きすると厚さが2/100程度だから、
塗って、削って、次第に消えてきたら2/100前後は削ったね、という具合。段差の確認で使われるテク。


…今後はどんどん各所の精度を出していくので、形状も全体整合をみながら変更を重ねるので、
本当の本当に完成すると、たぶんいまの画像とはベツモノに仕上がるだろう。


 ◇


16日目。きょうは5時間。
上部エンジンは形状が複雑で工程が増え、
まだ試作だから削り寸法を間違える、など。


上の突起は削りすぎっぽいな。盛り直すかも。
角もこれくらいだと取り過ぎとわかった。修正かも。
モデリング経験がほとんどないので、実地で覚え、他者を参考にするしかない。


元のアーガマのキットを見ても、設定画より鋭角をなくして太くしたり
砲塔をでかくしたりと、かなり大胆にアレンジしてある。
小さいプラモなので、小さくても見栄えするよう、バンダイ社員は工夫していたのだ。
どんなプラモでも、サイズなりに見栄えがするようなアレンジは必ずあると聞く。
300円プラモは小学生が視野なので、おもちゃっぽく見える意図もあるのか。


画像でわかる、せっかく削り込んだ突起部分の配置の悪さ、かっこ悪さというかアラはともかく
よく見るとガンプラ側も精度とか平面角度局面なんかが…w
艦橋下の傾斜が開始する地点が、左右で全然違うし。


あくまで「ガンプラ品質」がテーマである以上、
精密さとガンプラ程度、どっちに合わせていくかが難しい。
ただの手抜きや下手に見えてもかなわない。


なんとかあと15時間、三日間で仕上げたい。(というか全部品を形状出してそろえたい。)
鬼のようにディティールを向上させるのは、その後でよかろうと。


 ◇


4/17
17日目。きょうも5時間


2時間経過時点。
一晩過ぎてみれば、そんなに悪くないなと思い直した。
きのうは悪い奴らと戦っていたので、気分がめげていたのだろう。
箱組を進めつつ、形状修正しつつ。
画像だけでどこを削ったかわかる人はほぼ居まい。
羽根やらいろいろ組み始める。


あさって月曜にほぼ形状確定して完成。そうやって少しハッパかけて追い込まないとダラダラしてしまう。


午後はぶっ通し3時間。
この手のプロジェクトは終盤になるほど、一気にやらないと忘れる。あっちもこっちもだから。
箱組は全部の面を出した。あとは削るのみ。
それにしても、修正パッチ盛りが何度も何度もきりがないな…
下手なのか、ミニサイズなんでパテ盛り手法だからか。
・パテ気泡
・MS1/144サイズ(戦艦1/2200)の部品は小さいので、掃除機で粉塵吸ってる最中に吸い込まれる(泣 取り出すと欠けてることが(泣


羽根は差し替えでたためるようにしようと思う。いかにもやすいガンプラっぽくw
もちろんリゼルも彫刻で再現し、カタパルトに配置w


モデル・ビルディングは、(キッティングじゃないよ)
外科の執刀医に通じる。(最近増えたよね、手術のTV放映)


あれもモデラーズナイフみたいなメスで器用に切ったりえぐったりしながら
これは人命だから、何が起ころうとも臨機応変の対処を続けていく。
モデラーは趣味だけど、彼らは職務だ。
ぼくらは気分屋で3時間とかでやめられるけど、
手術は半日以上なんてザラだ。途中でコーヒータイムくらいは取ってるようだけど。


自分もこう見えて、半身不随が進んでたり、物騒な連中に付け狙われたりと
そりゃもうひどい状況だが、
だからこそ、小学生の時にやり残したこのプロジェクトをきちんと完遂すべくがんばっている。
死ぬ前にはね。いやまじで。


業者にレジン複製を頼もうかな。でもそうするとそれを「売る」って事で、
版権はキャラホビとやらでしか降りず
いやあ、どうしようかな。
どっかのサークルさんに「現地で飾るだけでいいので、お願いします」してみようか。
複製じゃなく、ワンオフで、同じものを、知り合いの人に作ってあげる、くらいならOKだよな。


なんというか、
気に入ってもらって、買ってもらうのも興味はあるけど
むしろ凄腕モデラーさんに超ディティールアップしてほしい、みたいな。


【次作(2lot目)のトライ】
フルスクラッチ
・ポリパテ試験導入
・迅速化、一発作業を増やす


イメージ通りなら、今度は48時間以内に完成するはずだ。
いつ手がけるかは白紙だがwwww


1/100トゥランファム・スリングパニアさんが控えている…
こいつもかなりギミックとプロポーションをカスタムするから…
しかも、おまけでトゥインクルヘッドさんが…


半身不随になってきててもそろそろバイトしないと餓死するし…
食えなきゃ終わりの孤独人生〜
白紙は人生も同じ。


なんにせよ完成したら、、フォトショでジオラマ画像つくろう。
リゼルユニコーンをどっかから引っ張ってこないとな…クシャとかもw
塗料買う金がないので、フォトショで彩色するwww


 ◇


18日目。総5時間。
午前2h半で、左側エンジンを試作、ほぼ完成させてしまう。(形状出し)
これをコピーする形で午後は右側もなるべく仕上げる。


燃料タンクは市販パーツ流用。モールドとかも無理に設定画どおりにはしない。
スリットの向きは、そろえ、不揃い、どっちも工業現場的にはアリなので迷ったが
不揃いをチョイス。


午後も2h半。とにかく完成面を模索していく。
試作だからあれこれトライし、まあおおよそ「これ」ってのがつかめてきた。
思ったより一発では進まないね。試作だしな(しつこい)
原型完成は、延びるの必至。


テレ朝でI am legend がはじまっちゃったので作業終了。
ってか、同じテーマだと
ゼーガペイン
最近だとエンジェルビーツだな。


 ◇


19日目。5時間


前半3時間経過時点。
思ったより、型合わせ方式がツライ…
やはり理想は、最初から図面引いてコンマ1ミリ精度で最初から組んでしまうことだ。(ロット生産)
今回は彫刻方式で初号試作を作ってから対面側の形状を合わせるので、これに時間がとられる。(こけし手彫り)


明日で一応、全部品そろえ、大まかな形は出して「一応の完成」とはするが、
本来の意味での完成はもう少し延びる。


左右カタパルト部アセンブリの、左右の形状一致に関しては
Zガンダム当時の300円ガンプラの精度は、まあこの程度なんだけど
(プラモ製品は面取りがうまいから、そうは見えないだけ)
これより詰めるかどうかは、作業中の気分次第。
要は、らしくみえて、カッコよけりゃあいいのだ。

冒頭に紹介したとおり、AMAZONの箱の中で作っている。
塵芥は都度、掃除機で吸い込む。
部屋や設備は汚れない。
作業終了後、掃除したら箱を閉じて、しまうだけ。
箱入り娘w
ニトリル耐油手袋を使えば、手も汚れない。
カッターで手を切ることもヤスリでつるつるになることもある程度避けられる。
花粉マスクをすれば塵肺なる病も防止できる。


高額、大型、特別、な機材設備など用意せずとも
この程度の作品は作れるし、
ふつうに自分の部屋でやれる。
ニコンポかipodかというだけの違い。


ラッカーパテと接着剤はなるべく使わず、
エポパテやポリパテ、瞬間接着剤ばかり使う。シンナーと無縁だから。


要するに言いたいのは
「300円ガンプラ程度のガレージキットなんて、簡単に、安く、やれるよ」
ってこと。


後半2時間は、手間と時間がかかるが進まない作業。
赤線にした部分、ヤスリが入らない…細い方で削るには広いし。
紙ヤスリを装着する棒を用意してない。金ヤスリにあてて使うけど。


ついでに、アーガマなので飾り台の重量テスト。いなばのものおき、百人乗っても大丈夫!
軽量エポパテとはいえ、やはりやや重いのだけど、OKだった。


ブライトさんはユニコーンに変身させちゃおうかと思う。
んでランナー削り出しのリゼル飛行形態をカタパルト発進位置に配置。


明日は、予定では造形最終日だけど
羽根とメガ粒子砲こさえないと…
まだまだ削る面もいっぱいあるーーー……


もう一回同じの作ると、序盤がかなり短縮できるな。


 ◇


20日目 そして仮組へ…
きょうは夜、6時間ぶっ通し!


だってなあ、昼間は悪の手先との戦いが激しくて忙しいし
プラモ作るのさえ妨害工作するんだぜ、悪い奴らは。
まったくもって仮面ライダーな人生さ…


は、さておき。
きょうはとにかく
・全面を出す
・全部品そろえる
ことに血眼になった。
こんなに集中してヤル気を出している俺に、たとえ朝青龍や007が近づいてきても
瞬殺されるよね、百裂拳で。


幸いに、試作した側が優秀だったので、
コピーする側は非常に順調に素早くできあがっていった。

決めた。こいつほキャラホビに出す。


むろん、もっときちんと精度を上げて、形状をきちんと出して。
ジンキャスト仕様に直して。
どうせ今年は間に合わないから
(締め切りすぎた)
(キャスト機材持ってない、やったことさえない、金もないw)
来年は必ず。今年は色々とそろってないんだよな…


本当は盛り上がり絶好調の今年が売れ筋なんだけど。
創通もサンライズバンダイも、もうちょっとユーザ視点になれよと思う。


(予価)1500〜2000円 3〜10 lot限定品。非複製
委託出展。


まだ、「ひとまず全体像は出したぞ」な仮組なので当然、
たとえばハイメガ粒子砲の円盤はもっと薄くなるし、真円もキレイに出すとか、
ひととおり全部品を、製品レベルまで仕上げる。


コンセプトはいつも言ってる
「300円ガンプラとして、販売できるレベル、外見」
ぶっちゃけ、ガンプラアーガマと並べて遜色がない程度。
だから2000円。いや1500円でもいいと思う。
だからけっこう、プロポーションはアラを残して
「ほれほれ腕に自信のあるモデラーさんがた、イジリこんでみなせい、ヒッヒッヒ」
みたいな…w


あ、大事なことを一つ。
「小説版と、OVAアニメ版、いいとこ取りになってます」


そこらへんは適当というか、好みで自由にやってますので。
左右カタパルト室の後部形状、
本体、羽根の後ろ側のびよーーーんって延びてる突起の折れ方
左右カタパルトハッチの寸法の縦横比
なんかが、OVA版イメージです。


OVAに出てくるポリゴン・ネェルの格好悪さにだけは、
しないよう気をつけましたw
いじょ




http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51410928.html
  新興国イノベーションなんかあるわけないじゃないか。
  先進国のものまねで安物をつくってるだけだろ――
  と思っている人は、かつて日本車を「おもちゃ」と笑った
  アメリカ人と同じ運命をたどるだろう。


ユニクロが世界を制する時代。


 ◇


翌日はお休み。暗殺者達の攻撃がひどく、仕事になりませんでした、と。
まあ一区切りしたんで、しばらく休んだ方が新たなひらめきもあるかな…

アーガマちっさ!
まるで僚艦!


 ◇


あえて問題意識を掲げてみる。
久々に模型ユーザ界隈に戻ってきての印象を。
・ユーザ側の目が、肥え過ぎている。
・しかし、自作なんかしやしない。販売キット依存


まあ模型に限らず、どんな製品でも一緒だけどね。今や。


ブーブー肥え太った養豚場の豚みたいな、やっかいな生き物に仕上げてしまったよな
現代までの経済社会は。消費者を。
イノシシみたいに自分でえさをとったりはしない。
えさをまかれるまでおとなしく待ってるけど、生半可なえさは食べやしない。
(ちなみに今、チョイ高で味のいいブランド豚肉があるが、あれは廃棄されたケーキ類生菓子を食っているため)

自分の場合は製造業や整備歴が長いから、製作中”仕掛品”の簡素な外見でも
(仕掛という言葉も知るまい、ほとんどの人は)
「おおこれは」
みたいな見立てができるんだけど、
与えられるだけ、目が肥えてるだけの、イマドキ消費者は
本当に突き詰めて完成させないかぎり、ピクリとも反応しない。
自分の車をいじったこともない人が格段に増えた時代。


こんなだから、モノヅクリ王国は崩壊したのだ…これからするんじゃないよ?


製造業だけでも5〜10ぐらいの事業所でバイトしてくればわかる。
十何年か、職人をやったり車両整備したり管理職したりしながらね。
IT業界入りしたり物流もやったり色々と。
各上層部に企画提案して、それが次々に具現化され、ヒットしたりしなかったりと。


とにかく「まじいな、よくねえな」
という印象が濃い。
用意され整備された公園にしか行かない現代人。
山にしても整備道や公園道しか歩かない。獣道を歩かない。


イマジネーションの幹枝根がプアのまま育たないで、体だけ大きくなってサラリーマンになる。
欅や杉は、雨降ると、上側は太く高ーーくまーーーっすぐ伸びてるけど
根が脆弱だから、すぐ倒れる。(さっきも奥多摩で山歩きしてて3本ほど発見)
クネクネしてる樹木の方が、根っこもクネクネと深く広くはりめぐらしてて、ねばる。地盤が弱くても。背も低いので風にも当たらず倒壊に至らない。


とかくゼロから自分でやってみる、ということをしない。
だから製作過程の品物(仕掛品)がどういう状態か、というリテラシーを持たない。
今やどんな至高の芸術品でも、大して高額でなく買えてしまうので。「ホムセンいきゃあ何でも安く置いてる」し。


ガンプラにしても、最近のは、悪趣味とすら感じる。
だからキモオタ呼ばわりされやすくもなった。
あんなガンダムに何万円も出すとは。
またそんなものを製造するとは…業者がさ。(バムダイとか)


バンダイや創通を見ろと。
創意工夫のユーザをすっかり無視して、高飛車の殿様商売。肥え太った豚を食ってる
ハートさま。(北斗の拳
もっとこう、ハートキャッチしたらどうだよ…


とにかく「まじいな、よくねえな」
という印象が濃い。
エンジン回転が頭打ち、そろそろブロー。そういうステータスに、現経済社会は到達した。
何十年もワンパターンで突き詰め続ける限り、いつかは必ずそうなる。


レブリミットのままモタモタ回し続けるとついにエンジンは壊れる。再起不能
だからシフト装置があり、(シフトにはアップもダウンもある)
車両運転の構築技術がある。
運転の具合をどう構築するかは人間次第だ。(ここまでくると正比例どころか、多次関数)
すぐクルマを壊す人も居れば、
すぐ事故って死ぬ愚者も居る。
かとおもえば、何十年でも生き残る猛者も居る。


すべては「イデア」をつかんでいるか否か。


ターンエーガンダムもそういうトミノ的な問題意識の塊で、破壊型だったのだが、
結局はその商業事情により挫折したようだ。


イマドキは専門学校やらで、造形も学べるから
FSS的に突き詰めた造形ができる人も多く存在するけど。(そういう技術も次第に伝播するからね)
こう、アニメやゲームが90年代末に行き詰まった、まさにその時期を見ているようでね。


一部のマニアカルト化した面々だけの狭い趣味。それが模型界隈。ガンプラMGHG界隈ともいえるか。
もっとライト指向の消費者は、完成品玩具を買って満足。


誰も、モノヅクリをしない…製品つまり既製品に依存してる。


しかも製品精度がこれでもかと向上し、生半可な人間ではさわれない…ハードルの高さ。
余計に、大企業利益ばかりに偏ってしまい、研究室や部課だけのレアなシゴトになっていく…創造が


そうなってしまった日本は、ソフトハード問わず、モノヅクリ品質に到達できず。
だからGDPも落っこちているし、経済成長しないし。
だって、逸品を送り出せないから。狭い利益独占と、狭いラボの製品開発だけで、何ができる?
ソニーPS3みたいな失敗を繰り返すだけ。
NTTドコモもやっと儲からなくなってきて拳骨くらってる状態だけど
バンダイの模型関連も、もうすぐそうなるだろう。まだそうじゃないだけ。ディレイ。


若中年がそうだと、いつまでも老世代を蹴落とせなくて、首脳部中枢が高齢化する。
高齢者は若い頃から蓄積した貯金と功績や成果があるけど、
現代にはとても使い物にはならない。


使いものにならない日本が、日本製品が、負けつづけている。
製品発想が時代に遅れており、リフォームできないのだ。だから海外で苦戦している。
政府の政策も同じ事。海外に通じない。通じないと霞ヶ関と裏社会は籠城戦をやる。
いつまでも苦しいゼロ成長や不況が長引く。


たんに伊達な嫉妬とかやっかみで言ってるのではないんだ。
政治経済産業、各方面に首を突っ込み、実績をあげて失敗も重ねてきた00年代の経験も踏まえ、
問題意識を持っただけのこと。
つねに学者意識で見ている。観察し、研究し、レポートを書く。提案を付記する。



やたら敷居を上げて上げて
狭くなった門戸に誰も入ってこれず

そうやって狭くなった富のパイを、大企業が寡占独占したって(トヨタバンダイも)

大企業さんや政府さんのお悩みは消えるどころか拡大しまっせ?
そこに振り回される庶民層の、ワーキングプアなんかはいつまでも悲惨拡大でっせ?
だって、ワンパターンなんだもん。


肉ばっか食って「食わないと死ぬ、でも成人病が悩みだ」ってなんじゃそりゃ。
人間が家畜のえさまで食いつぶして「どうしよう、家畜が育たないや」ってなんじゃあそりゃあ…


そういう病みに闇が寄生する。
政府や企業は右翼極道らを飼い慣らしているつもりで、逆に食い物にされている…
社会が闇だらけになる…黒カビまみれのパン…
ネット掲示板でサクラ家業をやって、
製品擁護や、中途半端者をイジメてつぶしてるのは
まさにあいつらだ。
http://www.j-cast.com/2006/08/10002482.html


蹴散らしている…


どんだけ一流人や資本家ばかり、残して、後は蹴散らし殺すのだ、あいつらは…
ネット社会も実社会も、生き残れるのが100万人以下になってしまうぞ…

任天堂DSやモバゲー
・モバイル端末やミニノートが、従来のPCを席巻する風潮
ユニクロ快進撃、300円弁当

世相は正直だ。
これら快進撃新手組は、やくざ(組織悪党)系ゲートウェイ装置を最初から搭載しない。アテにしない。非既得権である。


…以降、このエントリーではこういうことは書かない。乱文お目汚し失礼


トミノを父と想いながら育ち
だからかZ新訳製作発表のとき「ガンダムで学んだとか、私を親のように思うとか、馬鹿なことはやめなさい」
などと雑誌コメントされてる
そんなイタイ子ですからw ああいう方と同じような物言いしかできません。


 ◇

権利側のキャラホビなど当日版権もいいけど
ヤフオク、という手もあるんだよな…もう130万円ストフリは3年前だけど。
・数を売るつもりはない
・安い、利益が出ない
・あくまで改造セミクラッチ
・営利ではなく、ほしい同人ファンにはさしあげたい心理

版権とって価格の5%としても、価格1500円なら版権料75円
5個しか売るつもりが無かったら版権料総額は、400円以下…


このデフレシフトで新鋭台頭の時代には(ユニクロや、ネット通販ショップ)


あえてヤフオク組に下るのも一手かなあ…
キャラホビ、1デスク料金3万円だよ???10サークル合同でも、俺の場合は赤字だよ…
そういうのを、『ガレキイジメ、個人イジメ、営利目的サークルのみ生き残る』というんだよ…


だってなあ、もはや…
来年
だよ?このガレキがキャラホビに、もし出品できるとしても。審査落ちなくて。(落ちると永久にお蔵入りだよ)


「つかえねえ」イベントだよ。ガレキにとってのキャラホビは。
ジャフコンとかが滅びて、その唯一の避難先だよ。やむなしの。


GUCいま絶好調じゃん。今年にファンが入手できてこそだよ。


DVD入手を、視聴を、来年に強制できますか?
みんな、ちょうど今現在に盛り上がってて、
来年に自分だけ視ても、すでに世間は静まりかえって、過去ログしか残ってない…


バンダイと創通は、お役所になってしまっている。審査機関に。利権団体に。


即売現場経験者より
アドバイスをいただいた。



>今、イベントの一般客の主体は、「完成品が欲しい」「出来るだけ完成度の高い物が欲しい」と言う人達ですから、無理でしょうね。


やはりそんな感じなので、なおさら即売会は趣旨に合わない。
みんなでワイガヤやるのが楽しい。ミニバイクやカートの草レース。
ファクトリーとサテライトになる気はない。過激なプロレース界で。


ネトオクにしようっと。


(エントリーが長くなったので、次エントリーに持ち越します)
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20100423