シャングリ・ラとか
ソラカケとか
微妙に脇から主役声優を持ってくると、あんがいおもしろ、目新しい、らしい。
で
ソラカケDVDのCMにミクが出てるのだが
あのマシンボイスって、ブキミ、未完成、じゃあ??声優の直しゃべりのほうがよくねえ?
と、正論で冷めていられるのは、20代前半ですらないからなのかどうか。
つまんないツールやメディアでも喜ぶよな。いまや。
10年前の10代はまだ、オハナシで感動できないとブーブーいう人種がけっこう多く生き残っていたような。
すでにガンダムW万歳みたいなのが出てきていたけれど。
若手のものずくり能力が落ちているから、
生むよりも買うだから、姿勢が、
あれで満足するんだろう、もっと高いレベルのものは出てこないんだろう、と納得はしている。
以前一度、調査検証したしな。
戦後すぐの世代は、
王侯が鑑賞するオペラ歌劇みたいな、
重厚な、王政や貴族が擁護して洗練させたような、
ああいう重厚な文化に触れて育った。
そのデータを、一次投入するモノだから、
ものすごい作品が次々と生まれた。
ルーツをひもとくと、名だたる作品群だったのだ。
でもいまやミクで喜んじゃう世代は、アニメを見てアニメを作る世代の、そのまた下の消費者だ。
従順な消費者の、燃えかすみたいな。
divideされている。
王侯や政府、各国政府が奨励し洗練度を高めたような、
文学や演劇からは、もはや隔絶されている。アクセスがない。
プアDB。
現代のオタクだけで狭く作り込んだストレージにしか、アクセスしない、できない。
デジタルディバイドなるものは、未来世代優位だが、
カルチュアディバイドともなると逆に、現文明継承の資質を疑わせる、未来世代にとってつらいことになってしまうだろう。
デジタルだけで、やってけるか、やってけねえだろうなあ、
という危惧はある。どうにもならんし、時が来たら来たでやりくりするしかないんだが。
アキバ文化は華やかしいが、
そういう表裏一体、光と影の上にある、ことは覚えておいてもいいだろう。
(一例)
ハヤオと
ゴロウ
いやアニメじたいは、今でも輝いている。リリースが絶えない。
でも、アニメ自体はフォーマットとしては古いモノだ。
南極観測船しらせ(退役)より古い。
グラディウスⅢ発売でグランゾートな1989年に入学し今年卒業した安蘭けいよりも。
なにか、
ポスト放送
ポストアニメ
みたいな媒体を生もうとすると、どうにも、どれもこれも陳腐でな。
こと日本は狭い。マニアックになる。
ネットは所詮、オモチャ止まりなのかな、やっぱ。そういう特性なのか。
若い世代が、こんなすごい新しい一大媒体を作った、
なんていうのはもう、時代じゃないのか。
文明は飽和している。
コンビニ弁当も、値引きしましょうという時代だ。
新品よりはリユース、リサイクルだ。
インターネットをもって、
欧米フロンティア型の経済システムは打ち止めなのか。
いまあるインフラの中で、表現していく文明期が、はじまっているのだろうか。
家庭を築くまでの、20世紀までが終わり、
家庭が構築されてから何をやるかという21世紀以降なのか。
もうこうなると、アルファネットやUNIXを生んだ世代にタイムトラベルで来てもらい、
現代のインターネットをいじらせるとどうなるんだろう的な。
ジパングのノリですな。