先従隗始・温故知新

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東京消防庁の受信システム障害、パッケージは富士通で構築部隊が日立か?

(11月分の続報あり、後に追記する)


日立が開発したパッケージならば、いくら検索しても出てこないのはおかしい。
富士通と日立が、まったくおなじパッケージを開発し売り込むほどの市場規模とも思えない。


実際の省庁向け案件で多いのはやはりNEC富士通、日立で(PC88からの腐れ縁)
日立が構築のみに回ることはよくある。


プログラムミスというか
富士通のパッケージを、日立の子会社が構築を請け負って、消防の各拠点へ出向いて設置と設定をやったのでは。
いわばダイヤログにおける設定ミス。

http://fenics.fujitsu.com/products/fire/
FUJITSU Public Sector Solution
総合消防システム


http://www.asahi.com/articles/ASH4P4WBLH4PUTIL01V.html
119番トラブル次々 東京消防庁、日立に賠償請求検討

2015年4月22日05時29分


 東京23区で14日、119番通報が4時間近くつながりにくくなるトラブルがあり、東京消防庁は21日、通報を受ける装置の設定ミスが原因だったと発表した。3月にも通報が9分間受けられなくなるシステム障害があり、同庁はシステムを構築した日立製作所に対する損害賠償請求を検討する。

 東京消防庁によると、14日のトラブルはかかってきた119番通報が着信直後に切れるというもの。午後5時ごろから9時前までにあった着信702件のうち60件が受けられなかった。担当者がすぐに折り返し、出動遅れはなかった。

 先月24日に固定電話用の回線を一部廃止したにもかかわらず、システムの設定を変えず、廃止した回線に接続確認のためのデータを送り続けたため、容量オーバーで通報がつながりにくくなったという。

 3月のシステム障害はプログラムミスが原因だった。東京消防庁の臼井正人・情報通信課長は記者会見して「損害賠償請求も含めて検討したい」と話した。日立製作所広報・IR部は取材に対して「ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。


とりあえず、日立国際電気と、ビーム計画設計のラインは浮上した。
富士通との関与は出てこなかった。

http://blog.livedoor.jp/yuji_matsusaka/archives/51147460.html
防災無線事業
落札した日立国際電気中部支社と設計業者のビーム計画設計(大垣市)にも同席いただき


http://www.beam-keikaku.co.jp/system_profiles/fire_dispatcher_system.html
消防緊急通信指令システム


また、日立と日本無線のつながりも浮上。元々は日立であった企業。

http://www.jrc.co.jp/jp/product/solution/system/product/shoubou/
消防緊急指令通信システム


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201411/2014111800297
消防無線工事で談合か=NECなど5社立ち入り
 他に立ち入りを受けたのは、沖電気工業(同)、日立製作所子会社の日立国際電気(同)、日本無線(同)、富士通ゼネラル川崎市)。


ということは、消防指令システムでも複数企業が競争するぐらいの市場規模があるのか。


 ◇


2015/11/11
どうも続発したらしい。完全にはバグフィックスしきれておらず、バグケースが残っていたと。
更新のための操作ぐらいでハングアップするようでは…どっかで構文ループでも起きてるのか?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/111003678/
東京23区の119番通報が6分間不通、4月に続き日立製システムで障害
2015/11/10


 東京消防庁は2015年11月10日、システム障害のため午前11時30分から6分間にわたって東京23区からの119番通報が不通になっていたと発表した。内部の着信履歴を分析したところ、この間に7件の通報があった。折り返し確認をするなどした結果、重症者からの通報はなく、救急・消防活動に大きな影響はなかったとしている。

 同庁の説明によれば、システム障害発生直前に、119番通報を受け付ける「新指令管制システム」の中核装置に当たる「受付指令制御装置」で、ソフトウエアの更新作業を実施していた。更新準備のための操作をしたところ、通報が受けられない状態に陥った。

 現行システムは日立製作所が納入し、2月25日から稼働している。ソフトウエア更新は月に1回程度実施しているが、これまでに不具合が発生したことはなかったという。

 東京消防庁では、3月4日と4月14日にも119番通報が一時受け付けられなくなるシステム障害が発生している(関連記事:東京の119番受信障害、原因は制御装置のバッファーオーバーフロー)。相次ぐ障害を踏まえた再発防止策を実施していたが、「ソフトウエア更新作業時の障害対策について、検討が不十分だった可能性がある」(同庁広報課)という。