先従隗始・温故知新

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原付スクーターにありがち 度重なる振動と経年劣化でプラグキャップ破損


7.6万kmつかったプラグキャップ。さすがリード族の長老、HF05さま…
これが蛮族アドレスごときならば5千〜1万で壊れるのが常…


というか7万もいかなるバイクでも乗ったことがないので、しかも90年代ホンダ族なので
プラグキャップって壊れるんだーみたいな驚き。


このところ、様々な要因でよくストールしてた。


・経年によりオイルポンプラインのケーブルの延びによりオイルが薄くなる
・オイルポンプシール摩耗で白煙が多くなりクランクケースにも流入し始め、オイル吐出量が減る
というメジャーな症状でのスティック。


オイルポンプシール交換後のケーブル調整が全然ダメで、通常の半分のオイル消費量となり
高速度登坂後の下りでよくスティック。やけにガソリンのニオイしかしない排気ガスに疑問はあったが…


プラグの緩みで排気漏れによるストール。すこしばかり強く締めたつもりでもトルク不足。


これに加えて、ついにプラグキャップがご臨終…
半年前にプラグ交換したときはまだ抜き差しするとガリガリ君だったが
新4号の高速巡航区間の下りの先で悪路凹凸をガタンガタンと走破して直後にストール…ここは何がしか整備不良があると必ずストールするのである意味で貴重な実験場。
例によってクランキングは軽いし、いくら始動しようとしてもまるでプラグキャップが抜けてるようなもっさりした重さ、混合ガス臭さが次第に強まり…ん?
開けてみるとまるで産後の女房みたいにスッカスカの!プラグキャップ…えええええ
もはや、いくらラジペンでつぶしてせまくしてからはめなおしてもスッカスカ。始動しない。このままじゃ小山から青梅まで電車だぞ廃車はどこでやるんだよ…


だがしかぁし、朝倉世界一さんの心の一番弟子であるこのgeasszero、俺様の心のコンロッドはそうは簡単にへし折れなかった。


幸いに直結すればいいというのは聞いていた。もう破損したキャップは廃棄して、コードを直接プラグへ差し込む。
キャップほどきつくは閉まらないのであまり長い距離は走れないが、バイク店までそろそろとスローで駆け込むぐらいならOKだ。


直結するとあっというまに始動、ただしあまり通電せぬままクランキングを繰り返したのでかぶりまくってる…
低回転やアイドリングが死にかける。しばらくすると50号ゴールドレーンの先辺りで蘇生しはじめる。
ストール時に軽くスティックしたかもしれない…異常燃焼は時に致命傷になるが、まだピストンリードのスクーターだから甘く済んでる。


幸いにここらへんは土地勘エリアだった。小山ホンダさんへ駆け込めば必ずパーツが有るはずだ。
南海部品は純正部品はないだろうしデイトナのパワースパークはちょっと嫌なので…7万kmでくたびれたスクーターにつけちゃうとご臨終しそうでね。


本当にあった小山ホンダさんの純正部品。しかも原付兄ちゃんのパーツ装着に伴う交換後の不要品なので、タダ。
処女のようにギッチギチ。これで不要品とは…
こんどなにか、差し入れのパーツを持っていかないと…いろいろ中古パーツが埋もれてる店だ。


交換して始動してすぐわかった。
規則的な精密な点火タイミング…4千kmで乗り始めた時と同じ感触が戻った。
低速からもりもりトルク。よほど火花が強くなったのだろう。


無事に目的の自治医大までいって復路、利根川渡ったらまたストール…やべえと思ったがなんかおかしい。
エンジン由来なら後輪がロックしかけるがそれがない。ぶぶぶぶとゴネながら徐々に止まる…
オド距離の計算ミスってた。ガス欠。
幸いに少し歩けばベイシアの前にスタンドが有る。


きょうは、些細なトラブルが続いたが何とかなった。
でも素人だとこういう技術的なことがわからず、レッカー呼んだり、廃車にしちゃうんだろうね。
そうやってもったいない状態のリードやほかの2stがどんどん廃車になっていった。


なんとか簡単なパーツだけ交換しながら13万kmは乗りたいね。エンジンストックそのままで。
カブなんか40万kmだろ…
今後の新4号でのストールの有無次第かな。ここは80kmh連続距離が長く、熱がこもりやすく、全閉もあるので、ストール実験には最高の環境。
11年12月も、福島に行こうとここを通ったらやはりスティックした。ほぼ毎年ストールしては応急処置して帰れている。


念のため、夏場は7リッターあたり80mlだった混合オイルを
きょうの帰路から110mlへ増量。
分離給油オイルがリッター2200kmももつ異常事態なので、このぐらいで釣り合う。


結局、Fがローダウンサス=ハードレート、Rがカヤバなので
いわばレーシングマシンそのものでゴツゴツと走っている。これがプラグキャップには過酷だったかもしれない…といっても7万kmもったけど。


結局、帰宅して翌日に77777.7km達成し
米寿祝いみたいなもんだということで車体全体にビールかけ。
さすがに糖類やプリン体のせいでベタベタしたのだけど
その翌日に雨天のなかを秋葉原までいったら綺麗に流れ落ちた。


次は88888.8km…5年後ぐらい?最近乗らなくなったからな。メーター一周にあと10年かかるんじゃなかろうか。


2015/03/13
さすがに7年6万5500kmつかったKYB SG290Bは「やや」へたり気味…なんとまだガスはあまり抜けてない…スポーツ走行距離は少ないからな。
普段はあまり問題を感じないが、やはりジムカーナレベルや高速セクションでは腰砕けになる。発進加速でも沈み量がだいぶ増えた。
思い切って交換。まだぜんぜん値上がりしてないし。
やはり発進しても沈み込まないし、ブレーキング距離も短縮された。
1000kmおくれて取り付けたFサスはまだ元気だがどうしようか、こっちはデイトナのオイル式だ。結局はオイル式でもガスは入ってて抜けてくるんだけど、オイルは全く出てきてないしな。


象鼻とよばれるエアインテークの先の蛇腹が劣化で破けてたので、布ガムテープで塞いだ。エアが増えちゃうと発進・極低速のトルク感がなくなる。リード90はエア量のちょっとした増加によって焼き付きやすいなんて報告が結構ある。