先従隗始・温故知新

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ミャンマー軍(未知)との遭遇

きょうは、他愛もない日になるはずだった。


ただ朝上映回の映画を見に行っただけだったんだ。(花咲くいろは
しかしながら、とある一行とすれ違った。というかなりゆきで参列に加わってしまった。


要は青梅市から大宮のMOVIXさいたままで、オートバイで行く道中、赤信号待ちの車列の脇を縫って先頭へ出ようとして、無理に出過ぎそうなので先頭から2台を残して止まった。(以上、道交法は遵守ですよ念のため)


その2台は警察の覆面カーっぽいのが二台だが、様子がおかしい。
やたら洗車されきれいで、いずれも4人が座席を埋めており、礼服みたいなのが窓からうかがえた(後部座席の後ろに礼帽を並べている…交通警察ならメットだから)。そこ埼玉県なのに練馬ナンバー…いわば警備護衛セクション=警視庁警備部だったんだわ。


本線との合流停止線までそのままの車列で走行し、先頭の覆面が赤灯を出した…が取り締まりの様子では無い?と眺めていると本官さん(笑)が本線側の一般車両を逆に制止し始めた。「警護中です、止まってください、マイクロバス含め**台通行します」



後ろを見ると…バスがいて、他国の軍将校がいっぱい乗ってるーー
よく遠足や観光旅行ご一行などでバスのフロントガラスに掲げられる組織団体名は…『真っ赤の中に金星一つ』の図柄。
(…さっきググってミャンマー軍と確認。)


やべ、国賓(のお供)を遮って前に出てしまったーーーー!


うやうやしく手信号で「どうぞ、この私めを追い抜き、お通りください」を繰り返して
少しでも敬意を表明するオレ…たとえミャンマーの首都でもおれみたいな汚らしい原付二種スクーター野郎はなかなかいないだろう…(蔑視差別の意図はありませんよ念のため…閣僚や議員クラスが言えば失言になっちゃうけど)
乗ってた将校達はそんなおれを見る目つきも鋭く、さすが軍事独裁政権の将校、内戦で鍛え上げられた猛獣の、しかしながら気品も兼ね備えた目…


これまた今NHKニュースやクローズアップ現代をみて驚いたが、いまはスーチーさんが来日中だとのこと。
つまりおれの4ビットカセットビジョン与作脳も、どうやらそのお供であったとやっと今さっき理解できたわけだ。


そのせいなのか、きょうは道中のR16もR463も自衛隊の兵員輸送車両だらけ。これも「見せてる」わけなのだろう。自衛隊基地を視察しにきたのだろうから。


いやあ、なんというか、ここ最近のどんな生半可なイベントや出来事よりも、エキサイトな一件であったのは確かだ。


 ◇


それにしても、韓国大統領もミャンマーも、冷戦期の大物の子息が台頭しているシンクロニシティ


日本の場合は、似て非なる…戦乱が無かったせいもあるのか「世襲ボンボン」の色彩が根強いが…韓国とミャンマーはともに軍事政権時代が長く、いわば民主的では無く、その間は両女史とも迫害や島流しを受けていた。日本は東西対立から隔離されて経済商業に専従していたのでそれがなく、ボンボン養殖地帯になってしまった。
これは歴史上の通例であり、江戸幕府270年間により各藩ともボンボンだらけになっていったという(というか関ヶ原までに戦に出なかった元服前後の面々はすでに…)。